阿弖流為2世の衝撃的瞬間!!(SS仕立て)


岩原都知事は真剣に日本の将来について憂いていた。
「このままではこの国はダメになる。外圧に対してNOと言える国にならなくては・・・
それには、まず一度自衛隊を動かしてみる必要があるな・・・。
都合のいいことに、エイリアンがこの東京に不法滞在しているそうではないか・・・」

こうして、岩原都知事は決起することにした。




「進め〜っ!!、進め〜っ!!」と勇ましく自衛隊を引き連れ、自らは装甲車に乗って陣頭指揮をしつつ
高星医大病院へと向かった岩原都知事

彼は、出撃する前にこのような緊急記者会見を行っていた。


岩原都知事「えーっ、もはや無能な政府などあてにならんのでね、自衛隊を出動させます」
記者A「(おいおい)ちょっと待ってください……しかしいくら治安維持のためとはいえ、軍隊は必要ですか」
岩原都知事「(お前、毎朝新聞の関係者か、こしゃくな・・・)・・・えー実はですな、私が独自に編成した
チームの情報網により、ついにこの世の巨悪の根源をつきとめることに成功しました!!」
記者A「えっ(お前じゃないのか? つーか、そのチームって秘塗都橋研究所じゃないのか?)」
記者B「じゃ、それは本当ですか!?」
岩原都知事「まぁ・・・私は銀行に標準課税をかけましたが・・・これでは不備があってね、足りんのだな。
(ここからが本題だからしっかり聞けよ)どこかで誰かがお金を操作している。
国民の金を気づかれないように搾取するコソドロのような奴が・・・。
政治家をも巻き込んで非人道的なことをやっている裏には、親玉がいるはずだ・・・」

岩原都知事
「その親玉は何か……これがもう人じゃないんだな!」

記者達「(人じゃないってなんだよ。まさか○○!?)そ…それは、一体何ですか!?」
岩原都知事「それはー、いいですかー、これはにわかに信じられんかもしれんが、驚かないで下さいよ」
「一二〇〇年という長期間不法滞在する
異星人だあ!!


記者会見終了。これは、ギレン=ザビの演説並みの演説と言っても良い内容であろう。

岩原都知事「と、いうわけで、不法滞在する異星人には滞在年分の税金を払わせるため、
これから異星人の親玉がいる高星病院に向かう!!自衛隊の諸君、さぁ出撃するぞ!」
自衛隊員「イエッサー!!」
こうして、岩原都知事率いる自衛隊一個大隊は高星病院へ向かった。

ああ、やはり軍隊を自分の思うように動かせるのは良い気分だなぁ。
ここは、いっちょ気合を入れて叫ぶか・・・。

「進めー、何千年も滞納している税金を払わせるぞ。エイリアンどもめーっ!!
米国の次はエイリアンに





謎の凶弾によって、非業の死をとげた岩原都知事。
卑怯な手段によって始末されるとは、本人は納得していないであろう。
「こんなシナリオはNOだ!」と叫ぶはずだ!
そして、その直後にこれだ!


白い家に「始末しました」と電話をかけるイット総理大臣。

ちなみに、現在の税法ができる前の分の税金を取りたてることは出来ない気がするんですけど。
エイリアンだったら、まず母星に強制送還しなければならないし・・・って、
田村麻呂が本懐を遂げられてめでたしめでたしじゃないですか!


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