インフルエンザについて知っておくといいことを書こうと思います。
こういう内容は
今すでに感染してから見られることも多いと思いますので
書く順番は急を要する物から書きます。
1:解熱剤を使いたい
インフルエンザに感染しますと、カナリの高熱が出てビックリして『もしかしてインフルエンザ?』
となるわけですが、
解熱剤の前に直ぐに受診が基本です!
落ち着いてください!
もし、この熱がインフルエンザによるものであれば使える薬が限られます。
まずは、水分補給! スポーツドリンク(ポカリやアクエリアスなど)
それから、病院に早く連れて行きましょう(インフルエンザの薬は感染後48時間以内の服用でカナリの効果がありますので)
1’:それでも病院に行けなくて、解熱剤を持っているので飲ませたいと思う方
病院から貰ったのであれば
アセトアミノフェン製剤(カロナールなど)ならとりあえずはいいでしょう
それ以外の、
ポンタール(メフェナム酸)(昔ながらの匂いの白いシロップ)
ボルタレン(ジクロフェナトリウム)などは手元にあっても
今は飲ませないほうがいいです・・・。
理由は下(知っていて欲しいこと)を見てくださいね。
市販で買った子供用の薬なら恐らくアセトアミノフェン製剤だと思いますが必ず確認したほうが良いでしょう!
知っていて欲しいこと
解熱剤の中には、15歳未満のインフルエンザには使用しないものもあります。
理由:メフェナム酸やジクロフェナックナトリウムには
血管の中の障害を修復する酵素があるんですが、この酵素の働きがこれらの薬剤で抑えられてしまいます。 そのため、
脳症を発症した場合には重症化するので禁止されています。 ただ、体格とか個人差がありますので
Drの判断において使われることももちろんあります。
2:インフルエンザって言われたけど、いつまで休まばいいの?
早く、保育園・会社?に行きたい気持ちは判りますが一般的に発症3〜5日(小児では7日)後は感染力が有るとされています。 ちなみにインフルエンザの潜伏期間は1〜3日です。
ということは、先生の指示がある場合をのぞいて熱が下がってもしばらくはゆっくりしてくださいね!
学校保険法では、『解熱した後2日を経過するまで』をインフルエンザによる出席停止期間とされています。
3:定期の予防注射とインフルエンザの予防注射は一緒にいいの?
基本的には一緒にはしないと思うのですが、インフルエンザに関しては流行もありますのでDrと相談されてしたほうがいいと思います。
ちなみにインフルエンザワクチンは不活化ワクチンですので、接種後は1週以上間隔をおけば
他のワクチン(生ワクチン、不活化ワクチンとも)接種が可能となります。
生ワクチン(ポリオ、麻疹、風疹、BCG)、不活化ワクチンやトキソイドワクチン(DPT、DT、日本脳炎)
4:インフルエンザ関係の豆知識
@ くしゃみ・咳(飛沫)の中にインフルエンザウイルスがいる可能性あります。
ちなみに飛沫は1〜2m以上飛びます!
くしゃみや咳は手で押さえるかマスクをしましょう。 もちろん、その手は洗いましょうね!
Aインフルエンザウイルスは外の世界では弱いです。くしゃみや咳の飛沫がついても普通の掃除程度で十分でしょう。飛沫がひどく付いたようなら通常の消毒薬で拭きましょう。
B乾燥すると、のどの粘膜防御機能が下がります。
加湿器での過失をお勧めします 湿度は50〜60%が目安です。
もっと個人的にお尋ねある場合はこちらへ