2005 筑波決戦

99年から始まった筑波決戦は今年で7回目となった。過去の決戦情報は以下を参照されたし。

99年 筑波決戦
00年 筑波決戦直前情報
00年 筑波決戦
01年 間瀬決戦
01年 筑波決戦直前情報
01年 筑波決戦笑細
02年 筑波決戦直前情報
02年 筑波決戦笑細
04年 筑波決戦直前情報
04年筑波決戦笑細
05年筑波決戦直前情報

# 写真撮影: F氏 & Fire丸山

今年の長岡勢は、Sタイヤクラス(以下Sクラス)参戦のFire号、茶太郎、60Hz号、そしてラジアルタイヤクラス(以下Rクラス)参戦の友人T号、の4台である。長岡勢は全員が前日入りでモナーク泊である。友人Tと60Hzは私より先に出発した。私と茶太郎は仕事が終わってからそれぞれ単独での筑波行きとなる。天候が心配される中、長岡勢はルームミラーにテルテル坊主をブラ下げての筑波入りだ。

私がモナークに着くと、友人Tと60Hzはすでに飲みまくっていた(笑)。私も参戦して飲む。そこにIさじ氏が大量のビールとおでんを持って登場。大量の燃料が投入される(^^; そして毎年道に迷って筑波周辺を周回してから登場する茶太郎がおそーい時間になって登場。私はテキトーに切り上げて寝たが、どうやら朝まで飲んでたヒトもいらっしゃるようで...(^^;;


テルテル坊主効果か? 奇跡的に晴れたっっ! 青空が見えてるじゃないかっ!(^^) 筑波決戦は奇跡的に7年間雨が降った事が無い。去年は前日の雨のせいで1本目だけウェットだったが、天候は朝から晴れていた。

それぞれの参加者の手の内を探ったり、壮絶な舌戦が繰り広げられる(笑)。だが、ライン取りやブレーキングポイントとか、変更になった路面や、タイヤ空気圧セッティング情報など、ライバル達がお互いに情報交換しながらお互いがベストタイムを狙う。私にとっては未知のA048の空気圧セッティングに関して大市民氏と飲茶氏から詳細な情報を頂き感謝。


そして、朝まで飲んでたのはやっぱりこのヒト、言わずと知れた友人Tである。学習能力ゼロ(笑)。


今年の注目はやはりこのクルマか? Iさじ号だ。RX-8用のKONIの装着を試みるが、まったくサイズが合わずに断念、松田速度のバネをノーマルダンパに組んできた。試作ブレーキパッドにタイヤをネオバに変更。4点式シートベルトの装着とエアクリーナ改造くらいか? いろいろとチェックしてみたが、NAやNBに比べるとNCはナニをするにもやり難そうだ。整備性が悪いって意味だけでなく、いろいろな意味で弄る事を拒んでいるような作りになってるなー。弄って楽しむクルマじゃないような気がするなー。

みんなが走行準備をやる中、少し早めにドライバーズミーティングをやる。もはや結晶化したとも言える決戦独自の運営方法を簡単に説明。参加者も結晶化しているのでとても簡単な説明だけで終わる。

決戦独自の運営方法とは、コースインした1周目をゆっくりと走って、尚且つ追い越し禁止。隊列を作ってローリングスタートする。これにより、1周回ってきたら最後にコースインしたクルマが目の前にいてクリアラップが一切取れないって事を避けるのである。そして、2本目以降は1本目のタイム順に、1本目と同じく1周目を追い越し禁止にしてローリングスタートする。同じレベルのヒトとバトルを楽しむも良し、ちょっと距離を開けてタイムアタックするも良し、自分より速いヒトのラインを盗むも良し。この特別ルールにより、筑波決戦は遅い車に引っ掛かる事無く、思いっきりタイムアタックが出来るのである。

そしてFire号の1本目、まずはブレーキングの感触を取り戻す事から始める。間瀬とは比べ物にならないほどハイグリップな路面、フルブレーキングの感覚を取り戻すまでに1本を費やす。去年はリヤロックで踏み切れなかったブレーキ、今年はブレーキバランス変更が完璧に命中。どかーんと踏んでがつーんと減速できたのだが、A048特性を掴むのに時間がかかった。 タイヤは良い。素晴らしく良い。滑っても踏んで行ける。クリップ手前からアクセルを踏んで、滑っても戻さずにほぼゼロカウンターでアウト側の縁石まで行っちゃうような感覚。去年のタイヤとは大違いだ。これは行ける、このタイヤの乗り方を掴もう。もうちょっと突っ込めるのか? 1コーナのブレーキングをちょっと遅らせた途端、1コーナで恕オーバーのフルカウンターでハーフスピン(^^;; 違うな、立ち上がり重視で早めにアクセルを踏んでそのままねじ伏せた方が速そうだ。まるでタナボタ氏の乗り方のようだ(笑)。そーかー、これが048の乗り方なのかー。

で、1本目のタイムは 7秒3 だ。すでに去年のベストタイムを0.5秒近く更新。これなら行けるっ! 6秒台は必ず出る!

# ↓リヤに貼ったシールの数字は、次の出走順位を表しています。つまりタイム順。


1本目のトップは今年もこのヒト! 飲茶号の6秒台!


1本目2位はあきやま号の6秒台。


そして1本目の3位がFire号! 7秒3


1本目の4位は大市民号の 7秒5

やったっ! 1本目で大市民号を撃沈! いつも1本目でベストタイムを出す大市民氏、いつも3本目にベストタイムを出す長岡勢、つまり3本目には私が絶対に勝つのだっ! ...の予定(^^;;;;

しかし、1本目でこれだけ上位に食い込んだのは久しブリ。今年こそ6秒台を出したい。タイヤとブレーキングにも慣れて来た2本目は期待出きる。

そして2本目。6秒台の2台が私の目の前。後は大市民号。この面子で引っ張り合えばかなりのタイムが期待出来そうだ。飲茶氏のラインやブレーキングポイントを盗もう...と、思ったら、飲茶氏は中途半端なペースダウン(本人の電池切れらしい)。飲茶氏を抜いてあきやま号を追う。後の大市民号にも負けてない。これは6秒台の感触有りっ! と、思ったところで突然の減速感。1ヘヤの立ち上がりでガクっとエンジンが停まったようになる。ガス欠? 燃料をケチり過ぎた? 次の周もやはり1ヘヤだけでその症状が出る。 なんだ、コレは? とりあえずピットイン。タイムは7秒5。ダメじゃん。 どーしよっかなー。燃料入れてるヒマ無いしなー。

ガス欠でも良いから練習だと思って再び走り出す。すると、やはり1ヘヤでガクっとストール。良く見るとタコメータが瞬間的にゼロまで戻ってる。電装系だ。スイッチが切れたみたいになるんだ。これはガス欠じゃないな...なんだろ? コマったなー。トラブルの原因を掴む為に走り続ける。症状が出るのはやはり1ヘヤのみ、ガクっとストールした瞬間にタコメータもゼロに戻るが、復帰した途端に6000回転に戻る。やっぱ電装系だ...。

そして2本目は終了。謎のエンジンストールの原因を調べる。クラセンか?メインスイッチか? ハーネスの点検を行うが原因が掴めない。1ヘアの立ち上がりと言うと、このサーキットで唯一強力な右横Gが掛かる場所だ。右横Gでエンジンが右に傾き、アクセルオンで更に右に傾く。エンジンが右に傾くとどこかのハーネスが引っ張られて接触不良を起こしているのか? いろいろハーネスをいじってみるがどうしても解らない。 とりあえず怪しいハーネスの位置をいろいろ変えてみてそのまま3本目に挑む。1本目はナニも無かったんだし、ちょっとしたハーネスの不具合ならハーネスの位置をいじっただけでも変わるかもしれない。

ちなみに2本目のトップはあきやま号、2位は飲茶号、3位がFire号、4位が大市民号。同じ顔ぶれで上位4台を占める。大本命のあきやま号がやはりトップに踊り出た。

エンジンストールの原因を特定できないまま3本目。3本目にはテルテル坊主が効きすぎたのか、晴れまくって暑いは路面温度は上がるは...。この路面温度ではタイムアタックは最初の2〜3周目が勝負。大市民氏と共に作戦を立てる。私と大市民氏は共にローリングラップであえて前走車と距離をとり、スタート直後の2〜3周目にすべてを掛ける作戦だ。心配された謎のエンジントラブルは発生せず、なんとか思いっきり走れた。が、結局、路面温度が上がり過ぎてほとんどのヒトのタイムが落ちてしまった。 目標としていた6秒台は出たのか? 大市民氏とのガチンコ勝負の結果がどうなったのか? トップ2台のあきやま号と飲茶号に追い付いたのか? 総合結果で3位を死守出来たか? それとも4位以下に転落か? 大市民氏は車載Pラップが壊れて3本目はタイムを把握出来てないらしい。 総合結果の発表を待つしかない。

後編に続く...(^^;

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