筑波決戦2002

と、いきなりビデオの販促ポスタ↑で始めてみる(笑)。

今年の筑波決戦は土曜日だ。金曜の夕方、仕事が終わると速攻で出発して筑波のいつものホテルを目指す。友人T号はFreedomのセッティングが決まらず、休憩で停まるたびにFreedomとPCを繋いでごちゃごちゃやってる。大丈夫なのか?(笑) 休憩回数を少なめにしてさっさとホテルを目指す我々。そして日付が変わった頃にホテル到着。先に到着していた連中と盛り上がりつつ、昨年までの顛末で本格的に学習しビールを2本しか買ってこなかった私はさっさと寝る事にする。

翌朝は5時起き。朝からフロに沈んで寝ぼけた脳を覚醒させる。過去3年に比べれば劇的に素晴らしい体調で朝を迎えた。今日は気合が入ってるぜっ。そしてついにサーキット入り。

写真提供: GonGon氏 M氏


朝モヤの筑波サーキット。張り詰めた空気がプライド高き男達の気持ちを引き締める(笑)


パドックに集まった25台のロドスタ達。腰がブローしたという大市民氏の腰を襲ってみたりする。激しく逃げる大市民氏。マジで腰ブローなの?(^^;


ドライバーズミーティング。最速タイムを狙うオヤジレーシング、「オヤジレーシングを叩きのめせ」と叫ぶ私。ドラミの時点ですでに激しい舌戦が繰り広げられる(笑)。


走行準備中の長岡勢。


リップスポイラを地味に加工している私。


私のピット。Snap-onで決めてみました。かっこいいだろー(笑)


学習能力の無い友人Tは今年も二日酔いで朝からダウン(笑)。


オヤジレーシング特攻隊長の大市民号。


今回、撮影部隊としてこんな巨大な本格的TVカメラを持ち込んだヒトがいらっしゃる。


ステキなお姿ですなぁ。どうみてもTV取材ですぜ(^^; もちろんこのVTRで撮った映像もはたはた入魂編集のビデオに採用されます。


その超大型カメラを地面に擦り付けながらFire号を撮影している(^^;


SONY製超大型カメラ vs SONY小型カメラの熱き闘い。あんたらナニやってんの?(^^;


更にCanon EF300mmF2.8という超弩級レンズ vs SONY製DVの熱き闘い。だからあんたはナニをやってるんだっつーの(笑)。

ご覧のように撮影部隊はかなり怪しかった。どうみてもTV取材にしか見えない超大型カメラを担いだヤツ、DVを2台体制で撮影するヤツ、Nikon F4、Canon EOS-1v、300mmF2.8、プロ用機材がうじゃうじゃ。他の走行会のヤツらからはナニ者かと思われてただろうな(笑)。

そして1本目の走行開始。朝一発目の8:00だ。まだ路面温度も低い。ゆっくりと隊列を組みながらスタートし、タイヤを温めるスラロームを繰り返す。怪しさ満点、どうみてもレースのローリングスタートだ。他の走行会の連中はどう思って見てただろうか?(^^;


出走直前。隊列を組む決戦メンバ。

タイムを出すなら朝イチが狙い目なのだが、私は大きく変わったギヤ比に慣れる為の探りの走り。1コーナな2速では辛い、やはり3速だろう。最終コーナは4速がピッタリだ。バックストレートエンドでは4速7000rpm+αまで吹ける。実に丁度良い。よーし、前方に見えているオヤジを追うぞぉぉぉぉぉ〜っ。しかし1コーナを3速で走るのがなかなか難しく、2速も試したりいろいろやってみる。オヤジは徐々に離れていく。くっそー。前を走るてっしー号のストレートが速くてなかなか抜けない。面研してセッティングも出してきたてっしー号は去年よりストレートが速い。だがなんとかブチ抜いた。んが、バックストレートでシフトミス、その瞬間にクラッチが滑った。1コーナで2速への高回転シフトダウンで回転が巧く合わずクラッチに負担を掛けすぎてフェードしたようだ。たちまちてっしーに抜き返される。少しクールダウンしてクラッチが冷えたあたりから再び全開走行開始。今度は1コーナを3速にしてクラッチの負担を減らす。


後ろから友人T号が来た。あっという間に追い付かれ、すっげぇ勢いでバックストレートでブチ抜かれた。あうあう...

オレの心の叫び:
「あいつFreedomのセッティング出たんだなぁ、さすが4連スロットルはサーキットでは速いねぇ、すげぇパワーだよっ」

友人T 心の叫び:
「おっ、Fire号がゆっくり走ってるぞ、そうかっ、ビデオ積んでるからオレに抜けって事だなっ、よし、抜いちゃえ、勝負だぁぁぁぁっ、それ〜っ」

そしてたちまち離れて行く友人T号。

オレの心の叫び:
「いやぁ、あんだけパワー差が有ればついていけねぇよ。」

友人T心の叫び:
「あれぇ〜っ? なんでついてこねぇの?」

...(^^; 微妙に食い違うオレと友人Tの心の叫び。あうあう。他の皆さんもストレートが強烈に速い。去年はオレのクルマはストレート最速クラスだったのに、今年はストレートでバンバン抜かれる。みんなエンジン煮詰めてきたんだなぁ、レベル上がったんだぁぁぁぁ。すげぇ。

1本目が終了。オレのタイムは11秒台。え゛ー? マジ? コーナなんか去年よりかなり気合入れて走ったぞ? ナニが悪いの? あ゛あ゛あ゛あ゛〜? オヤジ達は9秒台、友人Tは8秒台でトップタイムだ。

オレ:「友人T号、すげぇパワー出てるなぁ」

友人T:「へ? ストレートはオレのよりABITの方が速かったぞ?」

オレ:「え? じゃ、オレのが遅いの?(^^; 」

マジっすか? みんなが速いんじゃなくてオレのが遅いの? エンジン終わったか? まさか? 去年の筑波から500Kmくらいしか走ってねぇぞ(笑)。 なんだろ? あうあう...。ストレートでFire号をブチ抜いていったNB8のチューン内容を確認したら、なんとノーマルだった。バックストレートでえらい勢いでオレを抜いていったあのNBはノーマルエンジンだったと? どうやらオレのエンジンが遅いのは間違い無いようだ。困ったぞ。


核ミサイルホーリー号のあとに続いて走るFire号。今回の決戦では2本目以降はタイム順に並んでスタートだ。つまりスタート時点でオレより前にいるのはオレより速いヤツらなのだ。オレは14番目。今度は心を入れ替えて根性のコーナリングに燃える。足はすごく良い。吸い付くように走る。最終コーナは今までに無いくらい攻めた。ダンロップはアクセルをOFFにせずに一瞬のパーシャルだけで曲がれる。コーナは速い。前のクルマを突っつける。が、ストレートが遅い(ioi) それでも数台のクルマを抜いた。2ヘアの立ち上がりを巧く決め、バックストレートでひらの@おやぢRに並びかる。なんとか抜けるっ、と、横を見たらひらの氏はメットの中でニヤニヤしながら必死になってクルマを漕いでいた(^_^; いくら漕いでも2ヘア立ち上がりの失敗は消せませんぜ(笑)。で、タイムは10秒台が出たが、トップから9番目だ。

3本目。気温は28度とかなんとか。Tシャツ一枚で汗ばむくらいの暑さ。路面温度も上がり、トップクラスも含めてほとんどのヒトがタイムを大きく落とした。それでもオレは気合の最終コーナで2本目とほとんど同じタイムを記録。しかし路面温度の上昇にはかなわず2本目がベストタイムとなり、記録は10秒台に終わった。3本目はあきやま号と絡んだのだが、去年はあきらかに負けていた最終コーナ、今年は引けを取らない根性のコーナリングであきやま号とバトル。が、やっぱしストレートの遅さでタイムは出ず...。そうそう、直前情報でお伝えしたあきやま号、吸排気系を見直したとの事だったのだが、なんとターボが付いてた。そりゃま確かに吸排気系には違いは無いが...(^^;

注目のリザルト。当初は上位だけ載せようと思ったのですが、みんなが走った結果として遅くても速くても全部載せてほしいと参加者からの意見がありましたので全部載せておきます。

1 オリーブボール NA6CE 8秒018
2 友人T@長岡 NA8C 8秒259
3 ウェーバRS@おやぢR NA8C 8秒460
4 大市民@おやぢR NB8C 9秒118
5 石坂@おやぢR NB8C 9秒580
6 あきやま@平成元年式銀色ターボ NA6CEターボ 9秒993
7 飲茶@おやぢR NB8C 10秒138
8 シルバーアロー@おやぢR NB8C 10秒482
9 核ミサイルホーリー@長岡 NA8C 10秒505
10 カトちゃんぺ@長岡 NA6CE 10秒897
11 Fire丸山@長岡 NA6CE 10秒955
12 増田@おやぢR青年部ラジアル NB8C 11秒083
13 てっしー NB8C 11秒166
14 ひらの@おやじR NB8C 11秒250
15 ABIT NB8C 11秒444
16 茶太郎@長岡 NA6CE 12秒311
17 こばやし@元GonGon号 NA6CE 12秒685
18 ズコ NA6CE 12秒875
19 っしー号 NA6CE 13秒484
20 マチルダ@おやぢR NB8C II 13秒798
21 稲田@素人エンジン号 NA6CE 14秒432
22 K庭@おやぢR M2 1001 15秒864
23 なかむら@タナボタ代理出走 NA8C 16秒561
24 渡邉@まし〜ん号 NA6CE 17秒230
25 F@ローン号 NB8C III 18秒992

筑波サーキット初走行、ラジアルタイヤ、ノーマル新車、マフラーが詰まった、ケムリが出た、オーバヒートした、いろんなヒトがいたわけで、それぞれのタイムは遅くても速くてもそれぞれが楽しんだタイムなわけです。しかし、シロートが集まった手作りの仲間内走行会だと考えれば全体的にはかなりハイレベルだと言えるのではないでしょうか? 99年の私のタイムが11秒2で2位だったわけで、そのタイムは今年なら真ん中以降のタイムに過ぎない。今年の走行会のみんなのレベルアップがすさまじく、4年目の私のレベルアップがまったく無いと言う事が理解して頂けるかと...(^^;

トップタイムは三重のオリーブなんとかってショップのワークスマシンらしく、筑波最速決定戦に出る為のセッティングだとかなんとか。ヒータも無いしアンダーコートも無いような俗に言うフルチューンってヤツ。次元が違うレーシングカーが参加したようなモンでこんなのは番外だよね。2番が友人T号、ファインチューン程度のNA8でレーシングカーと同等のタイムはご立派、あんたは二日酔いの方がタイム出るのか?(笑)。 3番はオヤジレーシングのウェーバRS氏、3位までにトロフィーが渡された。4番が僅差でトロフィーを逃した大市民氏。前評判通りのオヤジレーシングメンバが上位に。私はやっとで11番(ioi) Fire号が完調だったらオヤジレーシングと長岡勢が見事に絡み合い、そこに割り込むあきやま号という予想通りの結果になったハズなのだが...。

表彰式ではみんなが持ち寄った景品をクジ引きで配る。余ってるパーツやらPentiumIIIから超弾くスプレー(笑)までさまざまな景品が乱れ飛び、皆さんがとっても楽しんだのではなかろうか。細かく配慮された気持ち良い運営をやってくれたオヤジレーシングにみんなのステキな笑顔と感謝の拍手が贈られた。

Fire号エンジン不調とはいえ、足回りのテストとしては十分に走れてKONI足のセッティングを確認できたし、それなりに楽しめた。まぁ良しとしましょう。しかし、理由はどうあれオヤジレーシングに負けたのは重大な事実(笑)、大市民氏からオヤジレーシングステッカを渡され、1年間は貼っておくように義務付けられた(笑)。マジであれ貼るの?(^^;;;;;

で、Fire号不調の原因は何だったのか? 去年からエンジンはナニも変わってない。去年はストレート最速クラスだったのに、今年はノーマル車にストレートで抜かれた。ROMのセッティングも去年から変えてない。ナニが悪かった? あ、そうだ、マフラーを換えたんだっけ。ストレート構造のN1マフラとは言え48mmってのが気に食わなくて、50mmの松田速度に換えた。松田速度は静かだけど排気抵抗は少ないような気がして換えたのだが、やっぱし排気効率は悪かったのだろうか? タイコを下からガンガンと蹴り上げてみたら、中でガララランガララランって音が返ってきた。あうっ、コレって中身が崩壊してるんじゃ? 間瀬決戦の時のABIT号のように中で毛が生えてるんじゃ? 特にバラ付くわけでも頭打ちになるわけでもなく全体的に重くなるこの症状、マフラーの詰まりだとすると納得。やっぱし爆音N1マフラのまま行くべきだったかぁ...。間瀬決戦時のABITの気持ちが良ぉぉぉぉく解ったよ。

来年は完調に仕上げてオヤジレーシングを叩きのめさねば(笑)


ちなみに今回の決戦、皆さんの期待に反してギャグらしいギャクは発生しなかった。みんな手堅く走ってタイムを出した。タイム順に出走し1周目を追い越し禁止にしてゆっくり流すというやり方だった為、遅いクルマに引っかかる事無くクリアラップでガンガン走れた。まるで予選順に並んでローリングスタートしたレースのようなモンで真剣そのものな走り。今までに参加したどの走行会よりもハイレベルな走行会だった。過去3回の教訓を生かしたステキな運営だったと言えよう。幹事をやってくれたオヤジレーシングの面々に感謝です。

最後に、表彰式で4番だった大市民氏の叫びを...









だからトロフィーは5本用意しよう
って言ったじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁ〜っ
by 大市民

あのぉ...そういう問題なんでしょか?(^^;;;;;;;

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