筑波決戦2002 直前情報

恒例の直前情報。いつもは前日の夜にアップするのだが、今年は前日の夜だとスチャラカアクセスの人達が見れないので、ちと早めにアップしちゃおう。いつものごとく、それぞれが水面下で準備している為、それぞれすべて把握するのは不可能だ。私が持てる限りの情報網を駆使して得た情報を元にわかる範囲で書いてみよう。

# 走行中の写真はF氏が去年撮影したモノです。

去年までの情報は以下を参照して復習されたし。

99年 筑波決戦
00年 筑波決戦直前情報
00年 筑波決戦
01年 間瀬決戦
01年 筑波決戦直前情報
01年 筑波決戦笑細

筑波決戦。それは仲間内で誰が速いのか勝負しようって企画である。元はと言えばタナボタ氏により企画されたのが始まり。顔見知りの友人達を集めてロドスタだけで筑波を借り切って走行会をやっちまおうって企画だったのだ。その後ABIT氏が幹事となったりもしながら、あくまでも仲間内の手作りで開催され仲間内を集めて楽しんでいる走行会だ。今年はおやぢレーシングの面々により企画され運営されている。過去も含めて幹事さん達に感謝です。

例年なら 長岡勢vs関東連合 の図式なのだが、今年はソレやめようよ(笑)。今年のテーマは「おやぢレーシングをブチのめせっ」にしましょ(笑)。だって、みんなが1年に1回しか筑波を走れないのに、1週間に2回も筑波を走って練習しまくってるんだもん、そりゃ速くて当然。私はおやぢレーシングを叩きのめす事だけを考えてますぞ(笑)。

さて、今年の主要メンバの動向はどうなっているのか?


虫の息タナボタ号

去年から仕様はほとんど変更無し。今年は足回りを一新してきた。去年まではノーマル形状のオーリンズを使用して浮き足立ったような走りで苦戦したタナボタ号、今年は私のと同じKONIのASA HALF SPECIALを新調。バネレートは13K-11Kだ。エンジン仕様に変更は無いのでB6改1720cc+264度のままだろう。が、油温計取り付け後のトラブルでオイル漏れ&メタル打音発生。エンジンが終わったと思われたものの、その後数回のオイル交換で異音は消失。本人曰く「直った」との事(笑)。んが、メタルにダメージが入ったのはほぼ確実。虫の息タナボタ号、今年もバックストレートでエンジンブローか?(笑) ...と、ここまで書いたのだが、家族の燃調が悪くて残念ながら筑波まで遊びに行ってる場合じゃないらしい。欠場決定。



大市民号@おやぢレーシング

今年最大のライバルはこのヒトだろう。1週間に2回のペースで筑波に通う猛練習で9秒台を連発。エンジン本体は去年とほぼ同じ仕様でNB2ピストン+面研のハイコンプ仕様+264度だ。これを今年はE-マネージで燃調と点火時期を煮詰めて大幅にトルクアップ。今年はファイナルギヤを3.909から4.100に変更し、バックストレートエンドで4速7500回転で吹け切るようにセッティング。チタンマフラ、カーボンパーツ、ドライバッテリなど高価なパーツ満載で軽量化。真剣にトップを狙っているらしい。特攻隊長系の根性走り+GTウィングで最終コーナ最速か? が、直前になって腰がブローした模様。座薬をブチ込みつつ腰をいたわる走りでどこまでいける? しかし負けても腰を言い訳にするのは認めませんぜっっ(笑)






ABIT号

今年は大した事はやってないようでほぼ去年のまま。1928ccの入魂のエンジンは戸田ピストンに264度。足はAPEXの特注でフルラップ式。1928ccには役不足だったφ50のマフラを今年はφ60に変更、高回転の伸びは改善されたとの事。1年が経過してFreedomのセッティングも煮詰まったか?






てっしー号

割れたブレーキロータを新調(笑)。ノーマルながらなぜか速い当たりエンジン。これを今年は1mm面研にE-マネージで燃調と点火時期を煮詰めてパワーアップ。元国際A級ライダならではの走りがポイント。クルマが速くなった今年はどこまで食い込むか?




F号

ついに4台目のロドスタを購入したF氏、新車のNB3を筑波に持ち込む。だが納車されたのが1週間前、ナラシを終わらせるだけで精一杯だったと思われる。タイヤすら用意できずに素ノーマルのまま筑波に持ち込むと思われるが、ロドスタ2号車で9秒台を出しているF氏がノーマルのNB3でどこまで食い込めるか? 転びそうなサス、グリップしないタイヤ、燃え尽きそうなブレーキ、このクルマに負けるわけには行かないチューンドロドスタ達。可変バルタイエンジンの実力は如何に?




あきやま号

低速コーナは苦手ながら高速コーナが得意なドライバ。NA6ノーマルエンジンでかなりのタイムを出す根性の走り。今年は吸排気系を改善して少しはパワーアップ。今年はどこまで行くか?





以下、私が良く知らないおやぢレーシング系のメンバに関するタレ込みをそのまま引用。

K庭>

M2 1001にチタンマフラー、最新ネオバを導入、おやぢレーシングのいぶし銀
的存在。当日は、ウインドオッシャー攻撃をかける模様。


ウエーバーRS>

おやぢレーシング随一、NAのキャブ使用!。ここの所、ほとんど毎週のサーキット通い。
筑波の、公式タイムアタックで優勝しているツワモノ。ただ、現在タコアシの選定で頭を
抱えている模様。


ひらの>

オモステ、強化クラッチ、デフを導入。ダンロップD01ーJをこりづに入れる。BSに
すれば良いのに。「エンジンだけはノーマルで許してやる!」とか言っている。


飲茶>

エンジンはノーマルだが、ラムエアー、マキシム、大山オート左だし爆音マフラ
とどめは、大市民氏とおなじファイナル変更(ギア比は不明)。先日の公式練習
では、街乗りタイヤで現れ、軽く12秒をたたき出し、飯も食わずにそのまま消えた。
さすが企業戦士!。


マチルダ>

N−0を目指すNB−2乗り、6点ロールゲージ&石井自動車製の最新コニ足をゲット!。
デフの慣らしも終わり、後はバケットシートをフィッティングするのみ。F氏とのNB−2
バトルが楽しみ。・・・・・・でもF氏速えーからなあ・・・。


青年部1号>

オモステ仕様のNB、なんと、タコアシはノーマル、エアクリもノーマル(改)、大市民
氏の中古Sタイヤでいきなり9秒台を出す。このまま、4時間耐久RCOJチームに
参加してもおかしくない青年。ただ、背後に怪しいチューナーの陰・・・?


青年部2号>

ロムチューンのNA−8に乗る。リーガマスターのバフがけホイルを履きおとなしそうに
見えるが実は1号より速かったりする。特にダンロップの抜け方はピカイチ!。おそらく
ラジアルでは最速だろう。




とまぁ、こんな感じ。

で、長岡勢。


友人T号

NBエンジン0.5mmオーバサイズのファインチューン仕様。今年は4連スロットル+Freedom仕様ながら、まったくセッティングが出てない状態。ヘタすりゃノーマルシステムの方が速いのでは?(^^; 足は私のと同じ KONI ASA HALF SPECIAL を新調。バネは12K-10Kだ。ファイナルギヤは4.300に変更。カーボンボンネット、超大型ウイングを装着。去年はトップタイムだが今年はどこまでいける?




核ミサイルホーリー号

毎度の事ながら要るモンまで外した超軽量仕様。ノーマルエンジンに足はコーンズのフルラップ+10K-8K。ファイナルギヤを4.8に変更。今年は超巨大GTウィングを装着。去年の間瀬で86を弾き飛ばしながらクラッシュしたフェンダをそのままに、先日のエビスでも人様を弾き飛ばしながらクラッシュ。クラッシュを恐れない限界を超えた走りでタイムを削り取る。走行会とレースの区別が出来ないミサイル系の走り。近付いてはいけない危険車両(笑)。



さて、今年のFire号は?


とりあえず去年と同じ羽根が付いてる。


んで、デフなんぞ降ろしてみる(笑)。 ナニをやったかというとファイナルギヤの変更。4.100から4.777にローギヤ化。

ファイナルを変更して実際に各ギヤの守備範囲はどうなるのか? ちと計算してみた。タイヤ径は185/60/14相当の560mmで計算、7200rpmまで引っぱった時の各ギヤの速度を示す。NBの6速は省いた。

. . 1速 2速 3速 4速 5速
. NA6 4.300 56.3 93.6 132.8 176.7 217.0
. NA8 4.100 59.1 98.1 139.3 185.3 227.6
. NB8 3.909 51.7 85.6 118.1 152.4 194.3
Fire号 去年 HKS 4.100 63.0 93.9 131.1 185.3 227.6
ホーリー号 NA8 4.875 49.7 82.5 117.2 155.8 191.4
Fire号 今年 HKS 4.777 54.1 80.6 112.5 159.0 195.4
大市民号 NB8 4.100 49.3 81.7 112.6 145.3 185.3

2、3、4速しか使わない筑波サーキット、去年のFire号のギヤ比はクロスとは言え全然美味しくないギヤ比だった事が解るかと...(^^; 偶然ながら今年のFire号と大市民号は2速と3速がほぼ同じギヤ比となっている事が解る。去年のFire号は3速でも4速でも最終コーナにギヤが合わなかった。今年は4速でGo! 変わりに1コーナが2速ではムリで3速になると思われる(^^; このギヤ設定が筑波に合うかどうかがポイント。走ってみなけりゃ解らんが、計算上はバックストレートエンドで4速6500rpmまで吹けるハズ。去年は4速5500rpmくらい。ま、筑波云々に関係無くファイナルは落としたかったんだよね。HKSのクロスミッションに4.1ファイナルは合わないんだもん。4.777でプチ5速クロスみたいになったんで乗っててオモロイ。


パワーフローを初期型から新型に変更。左が新型でカールファンネル形状になっている。右は旧型。大して変わらんと思うけど拾ったから交換してみた。新型はプラスチック製で軽そうだし。


足は去年と基本的に同じ足でKONI ASA HALF SPECIAL だ。バネは12K-10Kで去年と同じ。減衰力は去年から大幅に変更。前後の伸びと縮みをすべて変更、ロッド長も変更した。


調整式スタビライザとピロボールリンクも導入。この写真ではφ12mmスタビだが、その後φ11mmで調整幅を更に拡大したモノに変更。リヤスタビを柔らかく設定してリヤサスの接地性を確保。

マフラは去年の自作φ48mmから松田速度快音φ50.8mmに変更。

あとは要らんモンを外しまくる。サイドシル補強の鉄板、ラジオアンテナ基台、リヤカーペット下の断熱材、その他余計なステーや鉄板などを外して合計で約7.5Kgの軽量化。去年は付けていた空燃比計も今年は付けないので8Kgくらいの軽量化になってるカモ。

どーでも良いカモしれんが、気分の問題で空力も煮詰めてみた。リヤタイヤ直前のフロアに整流効果を狙ったスパッツを製作。リップスポイラ下部にエクステンションリップスポイラを装着。150Km/hくらいに達するストレートやノーブレーキで進入する最終コーナなどは空力が効いてくるのではないかと期待。

とまぁ、今年の筑波対策はこんなモンでして、大きな変更はファイナルギヤを16%ほどローギヤードにしただけだね。あとは些細な事しかやってないなぁ。ギヤ比が筑波に合うかどうかがポイントだな。

さて、どうなる事やら筑波決戦。

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