24日パート2です。済みません。お待たせして。
さて、グラウス・マウンテンからキャピラノ橋へ移ろうとバス停に行くと、時刻表が「後20分以上は来ませんよ。」と無情な結果を教えてくれました。この炎天下の中を待てというのかと、ぶつぶつ言いながら他の観光客と同様に日陰で腰を下ろしてバスを待ちました。スカイライドの下にある土産物屋は小さく10分と持ちません。バスの時刻はスカイライドに乗る前に調べておいた方が効率良く回れます。バスは、またNo.236以外はキャピラノ橋に寄らないので、ご注意を。
やっとキャピラノ橋に着いて、入場口で切符を買っていると、受付のお姉さんがバスの切符を見せるように言ってきました。何事とびっくりしながら差し出すと、「バンクーバーからバスに乗ってきたんでしょう。このバスチケットを見せると入場券が割り引かれるのよ。はい、切符。」と、入場券とバスのチケットが戻ってきました。ほう、何かラッキーだったと思いながら入ると、隣の入場口から入った友人は、「えっ、そんなこと言われなかったよ。」と通常の値段で切符を買っていました。「・・・???」訳分からないけれど、得しました。
キャピラノ橋は、大きなトーテムポールの出迎えを受けた後にあります。深い渓谷にかけられた吊り橋で長さは150メートルぐらい。結構長く、そして揺れていました。吊り橋を渡る人は皆、片手を必ずどこかに置いて歩いていました。もちろん、もう一方の手はカメラを離しません。そんな恐々と進む左右の人の間を綱を持たずに、わざと揺らすように歩いた私は迷惑だったかもしれません。どういうわけか、全然恐くはありませんでした。
それというのも、私は一度、四国にあるかづら橋を渡ったことがあるからです。あの橋に比べたらこの橋の安全なこと。足の下にある川が見えるかづら橋は、足を踏み外したら落ちるかもしれない恐怖と戦いながら渡りました。この橋は、左右に揺れることに気をつければ渡れます。真ん中を通れば安全です。もちろん、止まらず歩いて下さい。止まると橋の揺れに耐えきれず、右におっとと左におっとと、となります。
橋を渡ると向こう側に小さな公園になっていて散歩道があります。道に沿って歩いていくと下に降りていくような道に会い、気づくと橋を下の脇から見られるところに行き着きました。たぶん、この道は1周出来るようになっていて、道に迷うことはないと思います。見上げなければ、木のてっぺんが見えない大きな木々に囲まれて、散歩出来ます。気持ちが良いです。
一周して、キャピラノ橋に戻ってきました。今度は橋の上から渓谷の景色を撮ろうと、カメラを片手に橋の端を歩くと結構揺れて、綱をつかんで歩かないと歩けませんでした。私も、恐々と歩く観光客の一人になってしまいました。そんなわけで、両手を使ってカメラで写真を撮るのは大変です。さっきは自分で揺らして歩いていながら、「おお、揺らさないでくれー。写真をとるんだー。」と必死に揺れがないタイミングを計ってカメラのシャッターを切らなければなりません。
橋のたもと近くで、金髪のおばあさんがカメラ片手に必死に綱にかじりついていました。大丈夫ですか?と声をかけると「ええ、大丈夫。私はこの景色をカメラに収めるのよ。恐いけど、撮るわ。両手を使えるタイミングを待っているのよ。こんなにきれいな景色なんだから。」「そうですね。」と言ったとたんに揺れがまた来る。「おおっ」とお互いに綱につかまる。気をつけて下さいね。良い写真が撮れるといいですね。と言いながら別れる。大変だな、ありゃいつまで待っても撮れないよと心に思う。
キャピラノ橋の土産物屋は大きく、結構楽しめます。そろそろ行くかと外に出ると、バス停の時刻表が「ああ、またですか。運が悪いですね。」と長い待ち時間を知らせてくれました。ここでも、入場する前に時刻表とお友達になることをオススメします。
帰りは、キーマーケットの中を回りました。いろんなお店が入っていて、楽しめます。1時間ぐらいあればウィンドウショッピングはできるのではないでしょうか。ここで,サーモンを3切れ買って、サーモンステーキを作る予定に。やはり、本場ですね。厚さのある豪快なサーモンちゃん。
シーバスは、ラッシュ時間の運賃に変わっていました。カナダのバスは時間によって運賃が変わります。行きは1.50が2.50の切符からしか買えないようになっていました。
カナダで、陽に焼けて戻ることになったことに気づくのは、鏡の前。もちろん、グラウス・マウンテンにいたときから顔はヒリヒリしていましたが。天気のいい山では日焼け止めと帽子を忘れないようにしましょう。今日は疲れたので、夕日を見ないでホテルでくつろぐ。明日は、ビクトリアへの移動日。鞄の中身を整理する。
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