男の自宅介護

「腎盂腎炎」に「留置バルーン」の選択 

--要約---
・7月の入院以来2回の発熱、10月に再入院。
・泌尿器科の先生の強い勧めで留置バルーンの選択をしました。10/31
・ケアマネさんにお願いしてカンファレンスの結果、通院にて交換を選択 11/1
・畜尿バックの車いす処理について工夫しました。
・腎盂腎炎の再発 2018/11/28
・訪問看護による留置バルーン交換を12月からスタート 2018/12/1
・訪問看護による留置バルーン交換  2018/12/10
尿路結石にルイボスティー 2018/12/27
・飲量増加で腎盂腎炎(発熱)の再発予防を記録更新中  2019/2/1
・腎盂腎炎(発熱)の再発予防を4か月更新中  2019/4/5
クランベリージュース  2020/1/17(2019/11/9~)




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「留置バルーン」と「インシュリン注射」 ― 2018年10月31日

「腎盂腎炎」と「糖尿病」の治療方針が決まりそうです。
今週には退院かな?
 
「腎盂腎炎」には「留置バルーン」。
「糖尿病」には「インシュリン注射」が在宅でやることになりました。
 
■留置バルーン
 
今回の入院時には点滴の水分補給もあるので
合意の上、留置バルーンをつけました。
 
留置バルーンは車いす移乗に邪魔でつけたくないし、
せっかく間欠導尿に慣れて自由に散歩できるので、
退院後は間欠導尿に戻りたいと思っていましたが・・・
 
留置バルーンは抜いて、頻回に間欠導尿にしたいと
泌尿器科の先生に食い下がりましたが
「腎臓には取ることができない複雑な結石・菌塊がある。」
「逆流防止、とにかく溜めずに流し続けることが再発防止になる」
ということで、間欠導尿に戻ることは受け入れられませんでした。
 
とても残念でしたが
再発(発熱)を繰り返しているし、尿は濁ったままだし、

3.5時間毎の間欠導尿で300以下をキープしても再発しているので・・。
ごねても前に進まないので、受け入れることにしました。
 
ケアマネさん、訪看さん、ソーシャルワーカーさん、看護師さんで
明日カンファレンスします。
疑問点がいっぱいなので、解決して退院します

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入院病棟、内科(糖尿病、高脂血症・・・)と連携しているので、
泌尿器科だけ病院を変えるのは得策ではないと思っています。
変えたところで、留置バルーンの代案がありません。

欠かさず3.5時間ごと、平均160cc、最大299ccの導尿をつづけても
尿の濁りはのこり、7月の退院以来発熱を2度再発をさせてしまいました。
間欠導尿には自負がありましたから、間欠導尿の負けです。

「車いす移乗しづらい」「私がコントロールしたい」よりも
「再発しないこと」を優先したいと思います。

留置バルーンで再発しないか確かめたいと思います。


-----webより---開放式よ閉鎖式----
以前は尿道カテーテル、導尿チューブ、採尿バッグが別々にあり、カテーテルを挿入してからそのほかのチューブやバッグ類を接続していた(開放式)のですが、
最近では最初からこれらが一体となって接続部は外れないようにシールドされた尿道留置カテーテルセット(閉鎖式)が使われるようになってきました。
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■カンファレンス 11/1
 
ケアマネさん、訪看さん、ソーシャルワーカーさん、病棟看護師さんで
退院後の留置バルーンについて、カンファレンスしていただきました。
 
ネットでは具体的にわかりませんでしたが
選択肢と、価格、手間や段取りがわかったので
やってよかったです。

選択肢の提案など一番よくわかっていたのは訪看さんでした。
もちろん具体的な数字はソーシャルワーカーさんを通じて
後で事務方に調べてもらいましたが、
訪看さん以外は私と同じレベルで勉強になりました。
 
 
■退院 11/2
 
すべてすっきりしたので、午後から退院で計画しました。
わがまま言って、午後から機械浴をしてから退院しました。
入院中はこれで3回目です。温泉旅行と思うことにしました。
血糖値測定のキットとインシュリンもいただきました。

■畜尿バックの処理について工夫しました。

2018年11月4日 蓄尿バックのシャワーキャリー用防水ケースの作成
シャワーキャリー用防水ケース


2018年11月3日 蓄尿バッグの車いす用フックの作成
畜尿バックの車いす取付フック


2018年11月1日 蓄尿バッグの車いす用バッグの作成
2018年11月4日 蓄尿バッグの車いす用バックの改造
畜尿バックの車いす取付バック



■腎盂腎炎の再発 2018/11/28

退院から2週間後11月14日に詰まって交換してもらい、
3週間ごとの交換を2週間ごとに変えてもらいました。
 
さらに2週間後28日、交換の日の朝、また詰まって尿漏れ。救急外来へ行って交換してもらいました。
前日は37.8℃で抗生剤。 夕方には38.4℃ 腎盂腎炎を再発させてしまいました。
 
泌尿器の先生曰く。
「詰まることはよくある」
「訪問看護してもらうべき」「訪問看護で膀胱洗浄もできる」
「2週間ごとを1週間ごとに保険ではできない」
 
留置バルーンの選択の失敗です。医療の限界です。
詰まるリスクがあるということは逆流があり、再発のリスクが間欠導尿より高いということです。
実際、間欠導尿(2ヶ月で再発)より早い4週間で再発してしまいました。
 
後戻りもできないので、留置バルーンで交換を早める方法は訪問看護しかありません。
まずは、10日ごとで交換する段取りで、訪問看護をスタートしようと思います。
 
 
■訪問看護による留置バルーン交換を12月からスタート
 
本日、12月3日、泌尿器の先生と訪問看護師さん、ソーシャルワーカーさん、ケアマネさんと打ち合わせ
・指示書は現在の脳外の指示書に追加する
・指示書内の交換回数については泌尿器が記入する
・10日に1回でスタートして、頻度を調整していく。
  膀胱洗浄の話も出ましたが、回避。
・物品は病院の窓口で自費購入 本日、1ヶ月分3個を購入しました。

完全閉鎖式で交換に要する物品が1セット入っています。


訪問看護による留置バルーン交換を12月からスタートすることになりました。
いままで、無料だったものが、物品費と交換費がかかります。
 

■訪問看護による留置バルーン交換  2018/12/10
 
看護師さんが来て、本日、留置バルーンの交換をしました。
 
3人体制で24時間体制を組んでいただいているので、初顔合わせの人も来ました。
陰部洗浄と交換の立ち合い、便秘のお腹マッサージを教えてもらいました。
 
交換した留置バルーンは、後で解剖してみました。
バルーンやカテーテルの構造の理解と
浮遊物がついていればどこに詰まっているか、
密閉型の接合部は外せるのか
確認できました。
 
結果、カテーテル内部は付着物もなくきれいでした。
 
留置バルーンカテーテルの外径が太いので内径も太いかと思いましたが違いました。

間欠導尿カテーテル12Fr(外径4mm内径2mm)
留置バルーンカテーテル16Fr(外径5.3mm内径不明)
内径は 2.5mmで若干太いがほぼ同じ。


■尿路結石にルイボスティー 2018/12/27
尿路結石にルイボスティー


・シュウ酸が少ない
・カフェインフリー

・抗炎症作用
ルイボスティーが含む「ポリフェノール」をはじめ、「アスパラチン」および、「ノトファギン」と呼ばれる抗酸化物質によって、体内のフリーラジカルや不安定な細胞を押さえつける効果があります。あなたのカラダの保護とアンチエイジングをサポートしてくれます。
また、ルイボスティーが含むポリフェノールには、心臓関連の病気を防ぐのに役立つ抗炎症作用、そして抗ウィルス作用もあります。一般的な風邪やインフルエンザから守る、あなたのカラダの免疫力を高めてくれる効果があります。

・II型糖尿病の予防
ルイボスティーは、カラダの血圧を下げる作用のある「アスパラチン」を含んでいます。
アスパラチンは稀少な抗酸化物質で、血糖値のバランスをサポートし、体内のインスリン抵抗性を改善してくれる効果があります。また、筋肉へのブドウ糖吸収を促進する効果もあります。ルイボスティーによる血糖コントロールはとても有効です

★メリット
使っているうちにメリットがありました。
茶碗ややかんにも茶渋がほとんど付きません。食器洗いが楽です


■飲量増加で腎盂腎炎(発熱)の再発予防を記録更新中  2019/2/1

昨年7月の尿路感染から、何度も腎盂腎炎の再発を繰り返しましたが
前回11/29の発熱から2ヶ月。無事に過ぎています。

おかげで、1月の外出回数も12回で例年並みとなりました。
今年の1月は雪が少なかったけど雨が多かった。

7月から11月末までは、
・間欠導尿+尿量1800ccで4週間で再発(2018/10/21)発熱
・留置バルーン+尿量1800ccで4週間で再発(2018/11/29)発熱(カテーテルつまり)
留置バルーンだけでは再発の防止は出来ませんでした。

今回のポイントは
①完全閉鎖式の留置バルーンでチューブ内の固形物付着は無くなった(10/21~)
②留置バルーンを10日ごとに交換して、つまり(尿漏れ)を防止できた(11/29~)
③1日尿量をそれまで平均1800ccを2000cc以上、平均2500cc程度に水分を取った(11/29~)
④ウーロン茶と抹茶をルイボスティーにした。(12/30~


②の10日ごとの交換については、
交換ごとにカテーテルを解剖して、管の中にこびりついているものはないことを
確認してきましたので、2月からは2週間ごとに戻したいと思います。

この中でも効果があったのではないかと思うのは③尿量を増やしたことです。
今でも浮遊物はありますが、どんどん細菌を流していくことが効果的だと思います。
同時にカテーテルつまりも防止できていると思われます。

尿量増量の実現は、妻も頑張って毎食ごとにルイボスティーを500ccほど飲んでいます。
これも留置バルーンにしたからこそ実現できたことで、
間欠導尿では頻回に導尿しなくてはならなくなり平均2500ccは実現できないと思います。



------参考情報------
webで尿路結石症診療ガイドラインでは
「1日尿量2000ml以上となる水分摂取は尿路結石の再発予防に有効である。」
と予防効果のデータがありました。
https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0022/G0000634/0060/0046


■腎盂腎炎(発熱)の再発予防を4か月更新中  2019/4/5

3月は気管支炎で難儀しましたが、38℃の高熱になることなく、
12月から飲料増加 1月からルイボスティ によって、つまり(尿漏れ)発熱(再発)を防止できました。
交換ごとにカテーテルを解剖して、管の中にこびりついているものはないことを
確認してきましたので、4月からは3週間ごとに戻すことにしました。

・11月29日カテーテルつまり、38.4℃発熱
・12月~ 10日ごと交換(2ヶ月) ピンク尿3回
・2月~ 2週間ごと交換(2ヶ月) 血尿2回
・4月~ 3週間ごと交換

--膀胱洗浄について---
11/29カテーテルつまりで発熱を起こした際、医師から膀胱洗浄を勧められましたが
ウエブ情報では、血塊などで閉鎖の場合持続的潅流を行う以外、
膀胱洗浄は推奨されていません。
・近年、カテーテル留置患者に膀胱洗浄をしないのが一般的です
・閉鎖システムを開放することによって感染の機会を高めてしまう
・操作によって病原菌を体内に押し込む可能性が高い

カテーテルつまりの対策として、飲料を増やしてどんどん流す。
食事や散歩など座位の機会をできるだけつくり寝たきりを避ける
(ねたきりは膀胱の底に浮遊物が溜まります)
がいいと思います。

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