アラカルト->音楽用語集(裏)  
  ここでは長年、私が音楽に触れていくなかで出会った不思議な言葉たちを紹介します。  
 

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ、を、ん

 
タイバン
学生バンドやアマチュアバンドがライブハウスに出る際、たいていは、他の見知らぬバンドと一緒に出ることになる。このように、複数のバンドがライブハウスで出演することをタイバンという。
ミキサーのコンソールのこと。
音楽関連の機材で、上面に操作パネルがついているものは珍しいので、この言葉は分かりやすいかも。それとも、本当にテーブル代わりに使うことがあるからか?
宅録
自宅で、自分の機材をして、曲を録音すること。
今は、個人でも、それなりの機材をそろえて、自宅で全てのパートが入った曲を録音することが可能である。ただし、ドラムなどのパートは、リズムマシーンやパソコンの力を借りて作ることになる。
なんとなく「お宅」という言葉と印象がダブルので、あまり好きな言葉ではないが。。。
縦ノリ
横ノリを参照。
ダビング
レコードやCDに録音されている音楽を、カセットテープやMDに、複写すること。思うに、「ダビング」という言葉の裏には、音質が劣化するということが潜んでいる。CDからCDへの複写のように、音質が劣化しない場合、まったく同じものが複写できる場合には、「コピー」という言葉を使用する。
チケット・ノルマ
学生バンドやアマチュアバンドがライブハウスに出る際、売り上げ確保のため、出演者は、ライブハウスから決められた額のチケットを購入しなければならないことが多い。出演者は、そのチケットを知り合いに売ったり、無料であげたりして客を呼ぶわけである。チケットが売れようと売れまいと、ライブハウスには最低限のお金が入るようになっている。集客力の低いバンドでもライブハウスに出演できるように するという、ライブハウスを運営していくための仕組み。
テクノカット
おかっぱ頭のこと。YMOがしていたことから「テクノ」の名がついたといわれるが、その前のディーボ(テクノの元祖のような人たち)もテクノカットではなかったかと思う。(よく覚えていない。。頭にへんなのかぶってたし。)
電子透かし
MIDIなどの音楽ファイルに、こっそりと入れられている、盗用を避けるためのデータ。たとえば、ヤマハなど、大手がつくるデータには、だいぶ前から透かしが入れられているらしい。MIDIに入っている著作権情報などのデータを消しても、この透かしは残るため、盗用がバレてしまう。
色々な仕組みがあるが、詳しく書くと、盗用の補助になってしまうので、やめておきます。
テンション
ジャスやフュージョンで和音の響きに深みをだすために、意図的に使用される不協和音のこと。
単に弾き間違いをした場合でも、「今のは、テンション」と言ってごまかすためにも使用される。
ドンカマ
演奏のテンポをあわせるために使用されるメトロノーム的な音のこと。 昔、そういう愛称のリズムマシーンがあったらしい。たいした意味はないのに、なんか、インパクトのある言葉です。
ど演歌
演歌は日本の音楽ジャンルの1つであるが、この演歌の特徴を前面におしだしている曲に対して使用される言葉である。
「ど」という言葉から推察されるように、すこし軽蔑の意味がこめられていることが多い。
演歌にかぎらず、通常の音楽は、他ジャンルの影響を少なからず受けているものである。
演歌でも、時代の流れにあわせて、ロックをはじめ、ジャズ、クラシックなどさまざまな音楽の要素を取り入れて作られる(というより、自然にそうなる)曲が多いが、あえて、演歌の王道をいく、メロディ、歌詞、リズム、アレンジなどにこだわる(というか、こちらも自然にそうなるのか?)曲もある。
マンネリになる反面、変化を嫌う固定層に受け入れてもらいやすいというメリットもある。(水戸黄門が最後の10分で印籠をだすというパターンが長年支持されているのと同じ理屈か?)
また、音楽をさす以外に、特定の人物の生き方など、形容詞的に使われることもある。演歌の歌詞は、日陰、我慢、仁義など、ネガティブなもの、表裏の裏に属するものなどが題材に使われることが多いが、演歌の歌詞になるような、行動、生き方をとっていると「ど演歌」と描写されてしまうこともある。