アラカルト->音楽用語集(裏)  
  ここでは長年、私が音楽に触れていくなかで出会った不思議な言葉たちを紹介します。  
 

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ、を、ん

 
カメオインタラクティブ
音楽関連のソフト、機材(小物)の販売会社。
難波楽器(たしかそんな名前)から出発して、カメオになり、組織が変わってメガフュージョンとなった。Cubase,MAX/MSPというソフトを扱っている。スタインバーグとの関係が深く、日本スタインバーグは、メガフュージョンと同じビルに入っていて、職員もイケイケになっていたようである。一旦、メガフュージョンから分離してカメオに戻り、今は、e frontierという会社に部門として吸収されている様子。スタインバーグの製品は、ヤマハの扱いに移行している。
 
カラオケの採点機能
上手な人が歌っても、低い得点になったり、下手な人が歌っても高得点がでたりする不思議な機能。
その歌手、本人が歌っても100点にはならないらしい。しかし、毎回、高得点を出す人が、世の中にはいる。。。
かんこぴ
CDになっている曲などを、自分たちで演奏することをコピーすると言うが、このコピーを完全な形で行っていることを言う。
音楽の演奏では、コードとリズムがだいたいあっていれば、だいたい同じ感じに聞こえるが、それでは満足できず、元の曲と1音たがわず完全な形で再現すること。完ぺき主義者になると、運指のノイズまで再現したりするらしい。
しかし、ほどんどの場合は、厳密に聞くとカンコピになっていないケースが多いのではないかと思う。
カンタービレ
「歌うように」という意味らしい(おそらくイタリア語?)が、たいていの場合、この言葉を使うのは、「のだめカンタービレ」の話をするときである。意味をしらない人が多いはず。。。なんとなく、お笑い芸人の髭男爵が、コントの間に発しそうな言葉である。
完全プロ志向
「プロ志向」を参照。
完パケ
完全パッケージの略らしい。
普段の生活では、耳にしないので、プロっぽい響きがする言葉である。音楽プロダクションが曲の制作の依頼をうえけて、発注先に納品できる状態にまで仕上げることを言うのではないかと思う。知っていて当然のような感じで会話にでてくると、なかなか意味を聞きにくいものである。。。
「かんぱけ」という言葉の裏には、「もう以降のリテイク、要望に応えるなどの作業はしませんよ、完全に終わったのですから」という 受注側から発注側への伏線の意味が含まれている気がする。 逆に、発注側から受注側へ言う時には、「すぐに使えるレベルのものを出してください、やり直しの必要がないようにお願いします」という意味が込められているのであろう。
ギターアンプ
通常、アンプと言えば、音を増幅させるための装置で、スピーカーとは別モノだが、ギターアンプは、この増幅装置とスピーカーを組み合わせたものになっている。さらに、オーバードライブやリバーブと呼ばれるエフェクトが付いていることが多い。マーシャルというメーカーが有名。すこし価格が高いため、マーシャルを置いているスタジオはちょっと良いスタジオと思ってよい。
きめ
合奏などで、曲の盛り上がり部分で、リズム、アクセントなどをピタっとあわせて、強調される部分。
くう
シンコペーションすることをロックやジャズの世界では「くう」ということがある。用法としては、「この音は、前の小節にくっている」などという感じで使う。なお、クラシックは上品なので、たぶんこの言葉は使わないと思う。
口ぱく
アイドル歌手などが、CDの曲にあわせて、口を動かし、さも、その場で歌っているようなふりをすること。
CDの歌は、時間をかけて音痴な声に、色々な修正が加えられているが、ライブではその修正ができないため、極端に「へた」になってしまうぐらいなら、多少、不自然でもそのほうがマシという判断かもしれない。実際、かなり注意して見ても分からないことが多い。
驚くことに、最近では、技術の進歩で、歌のリアルタイムの音程修正もできるようになってきているらしい。 (聞く人が聞けば、このような修正がかかっているかどうか、すぐに分かるらしい。)
ちなみに、楽器演奏で同様のことを行なう場合は「あてぶり」というらしい。「あてぶり」とエアギター、エアドラムの違いは、単に楽器をもっているか、もっていないかの違いかもしれない。 ボーカルは、もともと楽器を持たないから、エアーボーカルと口パクは同意語かも?
口三味線
三味線を弾くを参照。
クリスマス・ソング
クリスマスをテーマにした曲。
日本のクリスマスは、11月ごろから既に始まっている。USENのオリコン・チャネルでも、12月に入ったころからクリスマス・ソングが流れはじめる。その年に作曲された曲が多いが、山下達郎氏のクリスマスイブは、毎年かかるようだ。今年(2008)はどうだろうか?
グレゴリアン・チャント
もともとは教会で牧師さんや信者さんが歌っていた聖歌のことであるが、今では1つの音楽スタイルとなっている。最近は、ロック、ポップスをグレゴリアン・チャント風にアレンジしたCDも発売されている。無伴奏のボーカルのみのアカペラ曲で、はてしなく響くリバーブがかかっているのが特徴である。ロックの世界では、エニグマのサッドネスという曲の出だしが有名。
原版権
CDやレコードに関する権利で、これをもっていると儲かるらしい。
サザンのアミューズや、THE 虎舞竜の高橋ジョージさんのように、何らかの理由でアーティストサイドが原版権をもつことがあり、その場合は、巨額の富を得るとか。EXILEや米米クラブのバックダンサーは、儲かりすぎたための税金対策という噂もある。。。
ご当地ソング
特定の県や市町村などをテーマに作られた曲のことであるが、演歌以外はご当地ソングとは呼ばないことが多い。
その地域の出身者が作詞、作曲したり、歌ったりすることもあるが、そうでない場合も多い。
たとえば、水森かおりは東京都出身であるが、いろいろなご当地ソングを歌い「ご当地ソングの女王」と呼ばれている。
歌手やレコード会社がご当地ソングを出すメリットは、出せば曲の良し悪しにかかわらず、地元の商店や出身者がある程度の数を購入してくれるかもしれないということである。
こぶし
こぶしとは演歌独特の歌唱方法で、深いビブラートが特徴であるが、それ以外の要素もあると思う。
こぶしを握り締めて歌うことが多いので、それが名前の由来かと思っていたのだが、どうやら、「小節」という言葉が語源らしい。。。
ゴーストライター
シンガーソングライターの代わりに影で曲を作曲している人。一応、曲の売り上げに応じて、利益を配分してもらえるらしい。しかし名前が表に出ないのはちょっと寂しいかも。