プラスチック射出成形

はじめに
成形技術の開発及び金型製作、金型のメンテナンスを含め、15年間プラスチック射出成形
に携った経験から、特に初心者の方が陥りやすい疑問についての私的な意見を述べます。
少しでも成形初心者の方の参考になればと考えています。

あくまで個人的な視点であり、備忘録を兼ねていることを了承願います。
ベテランの成形技能者の方には、異論もあると思います。
そのような場合は、気軽に掲示板の方へ書き込みいただけたら助かります。

このページは、射出成形に関する基礎知識があることを前提とします。もし必要と思われる方は
専門書籍等を一読することをお奨めします。

目次
1、可塑化、計量
Q1 計量完了後、射出前なのにスクリューが少しずつ前進しているようだ!
Q2 計量時間を短くするためスクリュー回転を上げたが逆に伸びてしまった!
Q3 ダイレクトゲートでゲート近辺に焼けやスワルマークが発生し、ショット間でばらつく!

2、射出

Q1 1次圧射出速度制御と 2次圧圧力制御の切り替え位置(V→P切り替え)の設定がわからない!
Q2 オーバーパックして金型が開かない!
Q3 ゲートに近いのに、ボスやリブがショートショットする!
Q4 樹脂は流れながら発熱するの(せん断発熱)!
Q5 保持圧(2次圧)を上げてもヒケが直らない!

3、冷却、取り出し

Q1 取り出し後に大きく変形する(箱型成形品)!

4、金型

Q1 ショートショットするのでランナーを太くしたが効果が無く 逆にランナーの冷却時間
が伸びてしまった。


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