高さ15〜20mほどの木の、地上14-15mくらいのところで、幹から枝が伸びる股のところや、長く伸びた枝の中ほどに、ニホンリスは、直径30-40cmくらいの球形の巣をつくります。外側には葉つきの枝を組み合わせて球形の壁をつくり、その内側には、枯れ草、樹皮、木の葉、羽毛、ときにはふとん綿やビニールの荷作りテープをこまかく裂いたものを、フトンのようにフワフワの状態にして敷きつめます。
ニホンリスは、「念入りに作った繁殖用の大きい巣の他に、泊まり場、避難所、一時的住居として使う簡単な巣も含め」、複数の巣を作る(渡辺、1990)といわれています。大きな樹木に樹洞があれば、利用することもあります。
東谷山、森林公園、八剣神社、金城学院、小幡緑地公園、守山翠松園近くの樹木で、ニホンリスが巣を作っているところは、
見つかっています。
巣は修理されて、何年間も使われることもあります。しかし台風や大雨でくずれたリ落下したり、カラスに襲われて1〜2年で壊れてしまうこともあります。
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