目次

仮想空間セカンドライフ日本語版とは
仮想空間セカンドライフを始めたい人へのアドバイス
仮想空間セカンドライフを快適に過ごすには
仮想空間セカンドライフ 動作環境
仮想空間セカンドライフ グラフィックボード選び
仮想空間セカンドライフ 推奨パソコン
仮想空間セカンドライフでお金は儲かるの
仮想空間セカンドライフ 名所案内
仮想空間セカンドライフ 関連書籍
仮想空間セカンドライフ リンク集

仮想空間セカンドライフを快適に過ごすには

始めに注意すること

セカンドライフのシステムは、デバッグをユーザが行う仕組みになっている。
公開されているセカンドライフのソフトは通常では「これからデバッグを始める」レベルのソフトだ。
通常のソフトのように「よっぽどの事がないかぎり滅多にフリーズしない」システムではない。
ダウンロードして動かしてみたらいきなりパソコンが再起動することはしょっちゅうある。
セカンドライフのホームページをさがしても、親切なサポートのページはない。
英語でかかれたKnowledge Baseを根気よく探してみるしかない。
探してもちょうど欲しかった情報が見つかるわけではない。
インターネットに多数あるセカンドライフの紹介ページは大部分が「業者」の作った物で、トラブル対策などの記述はさがしてもない。
トラブルがあったら、すぐ諦めるが最良の解決方法なのだ。

必要なパソコン

サポートしているグラフィックボードを確認する必要がある。
セコンドライフの紹介記事などでは気軽に「グラフィックボードを交換する」と書いてあるが、グラフィックボードの交換は素人がとても気軽にできる作業ではない。
グラフィックボードの交換が必要なら諦めるか、新たにパソコンを買い換えた方が賢明だ
セコンドライフが公開しているハードウェア関連の資料は、推奨動作環境と最低動作環境のみで、すぐに目に付く所に資料はない。
Knowledge Baseを探してみても一番速いパソコンと高性能のグラフィックボードを使えという程度の答え。
それもすべてRecommend(奨励)として書いてあるだけ。
このセコンドライフのシステムどこを読んでも「動作を確認済み」という言葉は出てこない。
これでは答えにはなっていない。
低スペックのグラフィックボードは動作可能と書いてある機種でも実際には動かないことが多い。
もちろん旧式のパソコンでは動作可能とはいっても実際にはまったく動かない。
メモリーはともかく積めるだけ、たくさん積むしか方法はない。最低でも2ギガは必要。
実際に動かしてみる以外に、動くかどうか確認する方法はない。
動作確認済みのパソコンとグラフィックボードの一覧表は最初から作成しないのがこの会社の方針らしい

メールによる登録の認証

殆どの人が最初でつまづくポイントは、登録後のメールによる認証だ。
セカンドライフの登録画面で登録を済ませてからログインしようとしてもそのままではエラーが表示されてログインできない。
セカンドライフからメールが送られてくるので、メール内の認証ページにアクセスする必要がある。
このメール大抵の場合、セキュリティソフトでスパムメールと判断されて届かない場合が多い。
またメールが届いた場合でも英語が読めなくて意味がわからずに、認証ページをアクセスしないでメールを消してしまう人も多い。
この認証メール、日本語で届いてくれたらありがたいのだが、当分日本語化される予定はなさそう。

F1ヘルプ

セカンドライフのViewerを起動するとF1キーでヘルプを表示できる。
このヘルプ機能は、ホームページに成っているのでセカンドライフのViewerを起動しなくても直接日本語ヘルプのURLで見ることが出来る。
必ずしも親切な解説とは言えないが、セカンドライフの公式ガイドブックを買うよりは手間がかからない。

グラフィック設定

グラフィックボードの性能が十分でないと、グラフィックの表示が極端に遅くなる。
そんなときはグラフィックの表示設定でグラフィック表示の質を落とせばかなり改善される。
だがこのセカンドライフは、綺麗なグラフィックが売り物なので、表示の質を落とせばグラフィックの楽しみはそれ相応に貧弱になる。
グラフィック表示はどうでもいいからチャットだけしたい場合は表示設定を最低にしてしまえばいい。
人物は色も形もなく殆ど幽霊みたいな絵しかでない。
低性能のグラフィックボードを使ってどうしてもセカンドライフを動かしたい時は、グラフィックの解像度を落として800×600程度にしてしまえばいい。
表示される絵の画質は相当落ちるが、そこそこの早さで表示は出来る。
一時代前の3Dゲームでも見ているような気分だが、どうにか動くことは動く。
このセカンドライフのシステムはまだ開発途中で作りがおおざっぱなため、グラフィック表示の質を落としてもパソコンの性能の悪さを完全にはカバーできない。
あれこれ試してみて満足できないようなら、パソコンを買い換えるしかない。

セキュリティーソフト

セキュリティソフトが邪魔をしてセカンドライフが上手く動かないことがよくある。
セキュリティソフトのウィルスチェックのため、ダウンロードするデータのハードディスクへの書き込みが遅くなる。
セキュリティソフトの設定についての解説はKnowledge Baseに簡単な解説があるだけだ。

通信回線

もともとホストの回線があまり早くないので、光ファイバーなどの高速回線を使う必要はない。

ソフトのバージョンアップ

このセカンドライフではソフトのバージョンアップが頻繁に行われている。
通常はユーザーが使うソフトと同時にホストのソフトも更新される。
そのためにバージョンアップの度にホストは長時間停止される。
バージョンアップの度にバグが修正されるが、それ以上にバグが増えるので結果としてバグが減ることはない。
バージョンアップが行われた時はすぐにダウンロードせず、しばらくは様子を見るほうが賢明だ。
バージョンアップの度に、旧式のパソコンやグラフィックボードではソフトが動かなくなる事が多い。 この場合は諦めてパソコンを買い換えるしかない。
ホストは多数のサーバーを使った分散処理になっており、サーバー間の通信に障害が出ることがたまにある。
その場合には他の場所へのテレポートが不可能になる。
その他にもホストのメンテナンスのためにRolling Restartが行われることがある。
このRolling Restartは全ホストを順番に再起動させるという大がかりな物で、自分のいるSIMが停止したり、テレポートができなくなる事がある。
上手く動かないと思ったら公式のblogを見て、障害が報告されていないかチェックする必要がある。
ただしblogは英語で書かれていて文章もかなり難しい単語がならんでいる。
辞書には載ってないスラングまで公式blogで使うのは、アメリカ人にとっては親しみやすいのだろうが英語が母国語でない外国人にとってはチンプンカンプンだ。