神経症(ノイローゼ)を治す実践技術の解説ページ

 *2前書き  
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*解説を読むことによって、この方法がよく理解できると思います。途中に(詳細目次)があります。

7.何かに没頭している時、心の状態は最良であり、心の病は治っている。

 神経症の症状は、仕事や勉強などを夢中でやっているときは、姿を現すことはできません。
 症状が出やすく苦しむことが多い人も、常に症状が出るわけでなく、心の状態が良くて出ない時もあります。少なくとも何かに没頭している時、何かを夢中でやっている時は、心が活性化して症状が出てくることはありません。つまり、人間の心が最も安定し良い状態の時とは何かに没頭している時なのです。
 それならば、症状が出た時に何かを夢中でやる。つまり何かに精神集中して、心を活性化させれば、症状は消滅するのではないか、まさにそのとおりで、実際にやってみると、症状は確実に消滅します。
 私はこの法則の基に、神経症等を確実に治す具体的な実践方法を考え、そして実践し、強迫性障害を治すことができました。心の病等で苦しむ人には是非、参考にして頂き、また実践していただければと思います。

*認知生物学的行動療法との違い
 カリフォルニア大学准教授、ジェリー・M・シュウォーツ著の「不安でたまらない人たちへ」を読んだ人達から、似ているところがあると時々言われますが、主たるところは、かなり違います。
 認知生物学的行動療法は、患者が強迫観念が出たとき、強迫観念にあやつられた行動以外の別の行動をする(関心の焦点を移す)ことによって、かわすということが主であるような治し方に思われます。
 そして、かわしたあと15分ルールなどを守り、強迫行為をせず、耐える時間を置き、軽減するのを待つということも述べてあります。
 もともと認知療法は認知の歪みを正し、行動療法は行動の制御によって正す、どちらにも心の活性化という思想はありません。
 これに対して切り替え精神集中法は、強迫観念が出たとき、心を切り替えると同時に精神集中行為をおこない、心を活性化させることによって一挙に消滅させてしまおうという方法です。
 実際、強迫観念は、かわしても、なかなか消滅しないことが多いと思えます。そのため強迫観念をかわした後も、なかなか消えず、強迫行為への誘惑にさらされることになります。
 私の切り替え精神集中法では、普段の生活も活動的にして、心を活性化させよと述べていますが、強迫観念が出たときも、かわすと同時に精神集中行為をおこなって、心を活性化させ、一挙に消滅させてしまうわけです。
 認知生物学的行動療法をやってうまくいかなくて、切り替え精神集中法でうまくいったという人が、結構いるのですが、それは強迫観念を消滅させる力は、かわすだけでは弱いのですが、同時に精神集中行為をおこなうと、非常に強くなるということです。
 切り替え精神集中法の要点は、強迫観念が出たら、すぐに心を切り替えて、「その時できる最も強い精神集中行為をおこなう。」ということですが、それは、精神集中行為が強ければ強いほど、速く確実に、強迫観念を消滅させることができるからです。
 そういうことから、切り替え精神集中法は、認知生物学的行動療法よりも、かなり強力で効果の大きい治療法だと考えます。

6.神経症者の心は細いゴムの管

 神経症者の心は、細いゴムの管のようなものである。神経症を起こす刺激が、そこを通過しようとしてもひっかかってしまう。その時はからったり、もがいたりするとますますひっかかってしまう。しかし、はからわず、さからわず、あるがまま、通過するのを耐えていれば、何とか通過する。
 しかしこの細いゴムの管には、だれでも知っているもう一つの性質がある。それは忙しい時、また心 が活発に動いている時は、ふくらむという性質である。だから忙しい時やなにかに没頭している時は、 刺激がきてもひっかからず、すんなり通過してしまうことが多い。忙しくする、心をたえず活動的にす るというのは、多くのノイローゼ(神経症)治療法にもみられる。この方法も例外ではない。
 しかしこの方法はそれだけではない。自分の心の動きに関心を持ち続け、刺激がくるたびに細いゴム の管をふくらませる。すなわち刺激がくるたびにゴムの管をひろげ通過させるのである。何回も実践すると、精神集中行為がひとりでに始まってゴムの管がひとりでにふくらむようになる。

5.誰でも心の最良の状態・良好な状態を創り出すことができる。

 私が心の最良の状態と言って、思いつくのは禅僧が無我の境地で座禅に没入している時、芸術家が創作活動に没頭している時、研究者が研究に没頭している時などを思い浮かべます。
 囲碁や将棋の名人戦などの時の対局者の心の状態も必然的に最良の状態だと思います。いずれの場合も非常に精神を集中していて、心が最高に活性化している状態の時です。
 座禅や芸術の創作活動、研究活動、また囲碁や将棋も、特別の人だけでなく誰でもできるわけですから、一般の人でもそのような行為を同じようにすれば、心は活性化し、心の最良の状態・良好な状態をつくりだすことができるはずです。
 心は活動状態が停滞するとにごり、不平不満がたまったりして、悪い状態になります。強い心のエネルギーを持っている人は暴力や犯罪にはしったりすることもあります。
 学校の運動クラブで一生懸命活動していた明るい若者が、クラブをやめたらグレて不良になってしまったなどのことをよく聞きますが、それに心の停滞・空白が関係あることも充分考えられます。
 そして、心の病の素質を持っている人は心の動きが停滞した時に、不安や恐怖が強くなり、症状が現れてくるのは充分考えられることです。
 心を普段から適度に活性化させることが大切ということは、こういうことからも言えるわけです。
 私の方法は心の病の症状が出た時に、心を切り替えて精神集中行為をするわけですが、その時の精神集中という部分は、座禅をしたり、創作活動や研究活動の精神集中している状態と心のはたらきは同じわけです。
 心の病の症状が出たその瞬間に心を切り替え、夢中で精神集中行為をすることによって、心を活性化させ、良好な状態をつくり出す。
 そういう意味から、この方法は非常に自然の理にあった方法と言えるのではないでしょうか。  

4.神経症の症状が出た時の実践と心が平常な時の実践

 テレビで、あるタレントが、ストレスがたまると模型を組み立てるというようなことを言っていた。
その模型の部品を見せていたが、極めて細かい部品で、ピンセットを使って組み立てるものだった。
 当然、面倒で、非常に精神集中が必要な作業のようである。人によっては、趣味になりいないだろうが、そのタレントには、趣味としてストレス解消になりうるのである。
 これは、その趣味的行為が楽しいかどうかは、その人の持っている気質、心のエネルギーがおおきく関係している例のように思える。
 心の病の症状が出たときの精神集中行為は、犯罪や道徳的に問題なく、また、後ろめたさが残らないような行為ならば何でも良い。その人にとって苦手なことでも、得意なことでも、また嫌いなことでも、好きなことでも、問題は精神集中度が強いか弱いかである。
 しかし、普段の生活の中で、心が平常な時に、心を活性化させるために行う精神集中行為は、より楽しい行為が良い。(ここで楽しいと云う意味は、インタレスト的な意味で)
 楽しいことで精神集中行為をすると、喜びの感情が湧いてくる。それは生きる喜びにつながってくる。
 人は、つらいことが積み重なるとうつ状態になり、生きる意欲がなくなるというが、逆に楽しいことを積み重ねるわけである。それは「生きたいという未来への意欲」を強くもたせることになり、困難に打ち勝って治して生き抜こうとする意欲をもたせる重要な要素がある。
 そういうことから、平常時に楽しいことで心を活性化させることは、非常に大切である。

*詳細目次です。この方法を早急に理解するには5,6,7,8,9,10と読んで下さい。

3私の少年期の神経症  [幼少時の危険な体験。 中学生の時の神経症体験。 高校生の時の神経症体験と苦悩。]

4社会人の時の神経症  [社会へ出て。 アメリカで神経症再発。(この時、心のクセの本に出会う)。 アメリカから帰って。]

5「心のクセ」の方法の実践  [神経症の転移。 心のクセの方法の最初の実践。 取り越し苦労の症状を対象に実践。  切り替え精神集中法の発明。 昼休みの工夫。 祈りの効用。 不断の開放する努力。]

6人によりなぜ性格は違う  [ある兵士の話。 前頭葉に性格の中心がある。 感情を心のエネルギーと考えて。  積極的なエネルギー、四つのタイプ。 神経質のエネルギー。 その他のエネルギー。]

7神経症になぜなる  [心のエネルギーの量によって。 感情の働き方によって。 どういう性格の人が。 症状はいつ現れる。 心のエネルギーの流れを川にたとえる。 症状の回路の形成。 はからうことは。 なぜ病気の時に。]

8正常な状態とは   [安心を得た二つの例。 なぜ安心は得られたか。 祈りについて。 禅について。 森田療法について。] 

9「心のクセ」から応用  [私の考える神経症治療法。 噴出から開放にするには。 「心のクセ」の方法から。 心の反応。 心の切り替えと精神集中をドッキングさせる。 症状に対しての具体的な実践。] 

10実践の為の知識  [切り替え精神集中による心の変化。 症状が出始めたら即実践。 すべての感情が動き症状が消滅。 どんな精神集中行為がよいか。 強い精神集中行動がよい。 症状に対してきちっと対応。]

11具体的な対応  [対人恐怖に対する方法。 雑念恐怖に対する方法。 加害恐怖に対する方法。 書痙に対する方法。 すべては切り替え精神集中法の応用。 重症者には深い思索を。 すべての神経症に共通の治療法。]

12段階的に治す  [どの症状から実践する。 野球の守備にたとえてみると。 心の切り替え精神集中法の原理。 神経症者の心は細いゴム。 徹底した実践と継続。 技術である為体系づけられ、段階的に成長できる。]

13創造的な生活  [毎日の生活が性格をつくる。 知的な行為が効果的。 意識と行動を一体に。 精神集中度の五段階。 素質をいかそう。 どういう生活がよいか。 創造的生活と座禅することは同じ。]

14神経質人の生き方  [二つの方法の実践の結果は。 神経症は遺伝するか。 大悟とは。 神経症の予防。]

15他の療法との比較  [一般的な他の治療法との比較検討。 心の切り替え精神集中法の特徴と利点。]

16本がほしい方へ     *このホームページはリンクフリーですが、トップページからリンクするようにしてください。


18.目次とリンク集
      *私の実践克服体験は、5の「心のクセ」の方法の実践にあります。


0.ゲストブック
*ゲストブックやリンク集も御覧下さい。「以前のゲストブックの記録」には、質問と答になっている部分や来訪者の感想があるので、初めから読むと参考になると思えます。


3.真理は単純である

真理は単純であるといいますが、このノイローゼ(神経症)の治し方は極めて単純な方法なのです。
 症状が出たときに、心を切り替えて精神集中行動を行い、心を良好な状態に変える。それを継続実践するわけです。
症状が出たときに、森田療法のようにあるがまま、自然放任して正常になるのを待つよりも、精神集中行動をして、良好な状態にした方が能率的で確実です。認知行動療法にも気分転換のような方法がありますが、ただ気分転換するよりも精神集中行動をしたほうが、心はより速く、より確実に、より良く変化します。
 一つの例として今回は広場恐怖、閉所恐怖、乗り物恐怖等に対しての対処法を考えて見ましょう。
 神経症的性格者で、こういう場所で恐怖や不安に襲われる人は多数いますがではどうすればよいのでしょう。
 それは症状が出たときに「その時できる最も強力な精神集中行動をする」ということです。
 たとえば一心不乱に祈る、数をかぞえる、文字が書いてあるところがあれば何度もそれを読む、電車に乗って居るときであれば、前もって難しい本を持参しておき、それを読むというようなことをするわけです。(こういうときは体を動かすことができません。しかしこの方法は、体を動かさずに心を動かす方法なので、いつでもどこでもできるものなのです。)
 そして、精神集中が強ければ症状は消滅します。精神集中が弱ければ症状は完全に消えず、少しは残ると言うことになります。(精神集中をする時間がないときは、いまやらなくてはならないことに精神を集中すれば、症状は流れて自然消滅します。) 
 そして、この神経症の治療法の大切なことは、いろいろな精神集中行動を習得し「いつでも心の良好な状態を創り出すことができる」ようになるということです。  そして、この心の切り替え精神集中行動を症状が出るたびに実践すれば最終的には治ります。
 広瀬米夫著の「心のクセ」は現在、休刊中らしいです。復刊させるには多くの人の出版社への要望が必要に思います。                                           ではご自愛を祈ります
      

2.お礼の件

 このホームページを見た方からお手紙をいただきました。有り難うございます。感謝しております。
 もし、人数が増えて、皆さんが希望すれば研究会なども開きたいと思います。
 皆さんの状況は、心が大きく変化した人もいたようですが、このホームページを開いてからまだ日も浅いので、わずかしか読まないで、よくわからない人もいるようです。
 しかし熟読してくれた人は、この方法が他の強迫性障害(強迫神経症)の治療法などや各種神経症治療法・克服法と比較して、明快・明確・具体的できっちり完治する方法であることを理解してくれたようです。
 本当に治そうと思うならプリントして何度も熟読してほしい。そうすればすべてが氷解すると思います。そうして実践してほしい、そうすれば必ず治すことができます。克服することができます。
 研究会の意義について述べてみますと、この治し方の根本原理は、神経症症状が出た時に精神集中行動によって消滅させるということですが、各人の千差万別な神経症症状一つ一つに対して、適正で具体的な精神集中行動をみつけなくてはいけません。
 もし研究会が開かれ、多くの人が参加するならば、一人一人の神経症の問題を皆で共有して考え、議論することによって、たくさんの良い答えを出すことができます。そして問題提起者は、実行できそうな最も気に入った答を選んで、具体的な精神集中行動をすればよいわけです。
 また研究会に参加することによって、いろいろ具体的な精神集中行動等を学習し、自分の問題の解決にあてはまるヒントが得られ、自分の症状に対しての方法にも応用がきくようになります。
 研究会に参加すると、このような良い点があるということですが、遠くの人は参加するのも大変ですし、参加しなくても、このホームページに載っているように実践すれば必ず治ります。なお手に入れることができれば広瀬米夫著の「心のクセ」と「心を開く法」という本を読むことをお薦めします。日本生産性本部が発行所になっています。ただ現在発行されているかどうかわかりません。
 今回はここまでです。また連絡事項等があったら表示します。ではご自愛を祈ります                

1.あいさつ

 こんにちは、私は鈴木と言う、素人の性格改善研究家です。私はこのたびホームページを開設しましたが、それは、神経症に苦しんでいる人達に、是非知ってもらいたいノイローゼ(神経症)の治し方があるからです。
 気が小さくて困っている人、対人恐怖、不潔恐怖、過度の緊張、刃物恐怖など、恐怖症、強迫性障害(強追神経症)、また、不安神経症などで、苦しんでいる人、また、自分の子供を虐待してしまうがなんとかやめたいなど、その他諸々の性格の問題で悩んでいる人達、克服しようとして、いろんな治療法・克服法を試みるも、いまだ克服できない方も是非見てください。
 この方法を実践すれば、どのような強迫性障害(強迫神経症)もきっちり治すことができます。
  どこの大学病院の精神料でもきっちり治すことのできないのを、本当に治すことができるのかと疑うでしょう。疑う人は、神経症を克服した私の実践体験と心の法則について書いた私の自費出版本が、このホームベージに無料開放してありますので、是非見て下さい。そうすれば、納得できると思います。
 この神経症の治し方は奇想天外な方法ではありません。似た方法があるかと言えば、認知生物学的行動療法で、その療法を能率的にして精神集中行為をプラスしたものと云う人がいますが、精神集中行為が心に大きな変化を起こします。
 また、運命は性格のなかにあると言いますが、性格を変えることによって、運命も変えることができます。
   

健康な心を創り出したと言う感じである。

 私は中学の時から二十代の前半まで、長い間神経症で苦しみ、克服しようと森田療法をはじめ各種の治療法・克服法を試みるも、治すことはできませんでした。
私は市販されていたノイローゼの治療法の本などを購入し、私なりに実践しましたが自信をもって治ったと思える状態にはならなかったのです。
 しかし、「心のクセ」という心の法則を著した本と出会い、そして実践工夫し、全く健康な心をつく りだすことに成功しました。
 取り戻すとせずつくりだすとしたのは、私の場合、心の法則からいうとノイローゼになるのが自然で、 健康になる方が難しいと思ったからです。
   

どういう方法かと言いますと

この方法は神経症の症状が出てきたり、悩み癖などがはじまったら、心の切り替え、または切り替え 精神集中をして、心の流れを変え、また流れを良くして、それらの心の悪い状態「とらわれやはからい など悪癖がおきている状態」を心のクセとして流し、通過させる、またはより以上に精神集中行為をして消滅させるのです。(詳しくは「9.私の方法」を読んで下さい。)
   

なぜ治るかと言いますと

 感情は行動についてきます。行動を変えることによって感情も変わります。心の切り替えや切り替え精神集中は、行動を変えるわけである。そして、感情を変化させるのです。小さな行動の変化であって も、絶えず繰返すと心が大きく変化します。(詳しくは「10.実践の為の知識」を読んで下さい。)
 この方法を心のクセとして出るたびに、たえず実践することによって、心の良好な状態を増やしてい き、悪い状態を減らしてゆく「心の悪い状態から良い状態への置き替えを繰り返すわけである。」その 結果、常に健康で、良好な心の状態を実現できるというものです。そして、私がそうなり神経症を克服できたわけです。(詳しくは「10.実践の為の知識」「12.段階的に治してゆくと」を読んで下さい。)
   

完全に治しましょう。

 人間には心を形成する感情「心のエネルギ一」が十二種類くらいあります。
 人によって量といいますか、強さといいますか、そういうものがそれぞれ違います。神経質の感情を 、非常に強くもっている人は、先天的に神経症になりやすいと言えるでしょう。そういう人が神経症に なった場合、きっちり治し、再発や転移がおきないようにしなくてはいけません、そうしないと、再び 苦しむことになる可能性があります。この方法は治すのが難しいと云われる強迫性障害(強迫神経症)もきちんと治すこともできます。 (詳しくは「12.段階的に治してゆくと」と「15.他の治療法との比較」を読んで下さい。)
   

感情の開放と噴出

 感情「心の工ネルギー」の開放と噴出ということについて、考えてみましょう。
 心の悪癖やノイローゼの各症状は、心が不活発の時に出やすい、それは感情が溜まって、噴出しやす くなるからである。そして、他の溜まっている感情とからみあって、症状が出てくる場合が多い。(詳しくは「6.人によってなぜ性格が違う」と「7.神経症にどうしてなるのか」を読んで下さい。)
 忙しいと心が活動的になり、各症状が出にくい、感情の流れは良くなり、全体的に開放されるからで ある。感情を開放するということが心の健康に大切な事なのです。そして、感情が開放されている状態 というのが、私達にとって、心の最良の状態・良好な状態なのです。
そして、私達は誰でも、心の最良の状態・良好な状態を、つくりだすことができるのです。(詳しくは「8.正常な状態、9.私の方法」を読んで下さい。)
        

心の切り替え精神集中法の実践の意義について

 実践の意味を、手順に述べてみると、神経症者は、はからいやすい感情をもっています。そして、は からいが起きている時、心の切り替えを行うのは、はからいをきっぱりたちきるわけです。
 さらに、神経症者やよく悩む人などは、症状が出るような心の流れの悪い回路ができてしまっているので、心の切り替え精神集中をすることによって心の流れを変え、正常な回路に戻して、さらに勢いよく流れるようにするのである。心の流れがよいということが、感情が開放されているということなのです。(詳しくは「10.実践の為の知識」を読んで下さい。)
   

創造なノイローゼ(神経症)の治療法

 そして、この方法は極めて創造的なノイローゼ(神経症)の治療法なのです、というのは、実践するたびに創造の喜びを体験するということなのです。(例として「5.「心のクセ」からの方法の実践体験など」の「「心のクセ」の本の方法の最初の実践」を読んで下さい。)
 その体験が、私に進んでいる道が正しいことを、教えてくれたような気がします。