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Mad Brothers #1 (1975)
[MEMBERS]
Guitar : Char
Bass : 西沢常治ことジョージ・マステッチ
Drums : ジム・ウォーターハウス(そして帰国のため脱退)
Keyboards : 佐藤準
Mad Brothers #2 (1975)
[MEMBERS]
Guitar : Char
Bass : 西沢常治ことジョージ・マステッチ
Drums : 古田たかし(後にスクールバンド、原田真二バンド、佐野元春バンドへ)
Keyboards : 佐藤準
プレーヤー誌 75年1月号
スモーキー・メディスン解散後、スタジオ・ワークを中心にやってきたチャー。いよいよニュー・グループを結成して行動を起こします。"スモーキー・マッド・ブラザーズ"がそれで。ますますタフでファンキーな演奏が聴けるのも、そう遠くはないのでス。
という説明文にマイクの前でギャバンSGを弾く2枚の写真と共に下記のインタビュー記事が1頁に掲載された。
(Q)現在の使用ギターと、使用アンプは?
(Char)65年型フェンダー・ストラトキャスター、それにギャバンのSGモデル(ピックアップはギブソンのジャズ・ギター用)。借り物のギブソン・ファイアー・バード。弦はダルコ・ファンキー。アンプは、ハイワットの100ワットに50ワットをつないで。
(Q)使用理由は?
(Char)ストラトはネ、とにかくトーンといい、ルックスといい、重量といい、ボリューム・コントロールといい、全てピッタシ。ピック・アップの性能はというと、今、日本で売っているのと、とにかく出力が違う。今のストラトは割とテレキャスのような音が出るけどネ、高音の伸びといい、1/4トーンもきくし、やっぱり昔のは全然、ストラトはストラトって音でネ…。それから僕のはボディーの塗装を剥がしてるのネ。だから、良いか悪いか知らないけど、全然違うトーンが出る。
それからギャバンのSGモデルは、ギブソンのジャズ・ギターのピック・アップを使っているのネ。デ、それでボトル・ネックやると、とってもいい音が出る訳。だから、昔はリード用に使ってたけど、今はボトル・ネック専用。ギャバンのピック・アップはネ、なんかここ1つ僕向きじゃなかったのネ。小さい音になるとホントにコシがなくなっちゃうンですネ。向こうのはネ、ボリュームちっちゃくしてもコシはスゴイある。もっとも、大きい音ですりゃ、どれもネ、変わんないと思うんだネ、日本製も向こう製も…。
(Q)ボトル・ネックの時、どんな良さを発揮するんですか?
(Char)やっぱりギブソン独特の音だネ。レス・ポールのネ。ホラ、デュアン・オールマンのネ、スライドの音だネ。太く、甘く、丸く、伸びる独特の音…。
(Q)マイクの切り換えは、どんな時にやりますか?
(Char)サイドきる時は例によって下のマイク。それで、スタジオなんかでやる時はネ。微妙にセレクトする時間があるから、高音から1/4甘い方に行った方を使う。するとネ、ものすごくじゃなくてネ、モウ、なんか丸っこくてネ、ワカワカって感じ(笑)。
(Q)ピック・アップの出力とアンプのバランスはどうでしょうか?
(Char)今、使っているハイワットというのは、ものすごくクリアーでネ、高音強調のアンプでしょ?、で、ストラトというのも、元来リード弾くにはネ、多分、ギタリストの人だったら、なんか、いわゆるエフェクト使わなきゃ、あれは使いづらいんじゃないかと思うンだけれども、あんまり気にしないで使っちゃうと、スゴイいい音、つまりギターらしい音がでるのネ。
(Q)ピック・アップがオーダー出来るとすればどのような性能を望みますか?
(Char)結局、今までの話を収縮すると、やっぱりフェンダーのシャキシャキとギブソンの甘い音がミックスされた音(笑)でも、実際今はネ、ストラトの音にものスゴク満足。
(Q)ピック・アップに関するエピソード等ありましたら?
(Char)ストラトのコイルなんかもネ、よく太く巻こうとかネ、自分でやったり…。それから、どうやったか自分でも忘れたけどネ、ストラトのピック・アップの中をネ、どっかいじくってネ。同じトーンでも変わるンですヨ。で、そのまんまで現在弾いている訳です。
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