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11.結婚恐怖 12.天才伝説横山やすし 13.コラムは誘う 14.人生は五十一から 15.おかしな男 渥美清 16.読書中毒 17.最良の日、最悪の日 18.昭和の東京、平成の東京 19.テレビの黄金時代 20.コラムの逆襲 |
【作家歴】、唐獅子株式会社、唐獅子源氏物語、イエスタデイ・ワンス・モア、ミート・ザ・ビートルズ、ドリームハウス、イーストサイド・ワルツ、ムーン・リヴァーの向こう側、コラムの冒険、和菓子屋の息子、現代(死語)ノート |
名人、にっちもさっちも、ぼくが選んだ洋画・邦画ベスト200、花と爆弾、侵入者、本音を申せば、昭和のまぼろし、うらなり、映画が目にしみる、昭和が遠くなって |
日本橋バビロン、映画x東京とっておき雑学ノート、B型の品格、黒澤明という時代、森繁さんの長い影、気になる日本語、流さる、非常事態の中の愉しみ、四重奏(カルテット)、映画の話が多くなって |
小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム、「あまちゃん」はなぜ面白かったか?、つなわたり、女優で観るか監督を追うか、古い洋画と新しい邦画と、わがクラシック・スターたち、生還、また本音を申せば、とりあえず本音を申せば、決定版日本の喜劇人、日本橋に生まれて |
●「結婚恐怖」● ★☆ |
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2001年01月
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ブラック・ユーモア的なオカシサがありますが、一連のラブ・ストーリィものとあえて言いたい。上記2作から続けて読むと、また違った面白さを感じます。 |
●「天才伝説横山やすし」● ★★★ |
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2001年01月 1998/04/28 |
著者が付き合った、そして他から聞いた限りでの横山やすし像ですが、凄まじさが押し寄せてくるかのような印象を受けます。本書に書かれていることがそのまま真実かどうかは判りませんが、著者が受け 止めた横山やすし像はこの通りだったのでしょう。 本書の内容から言うと、漫才の相方であった西川きよしの立つ瀬はまるで無いなぁ、というもの。この部分は、ワイドショー的な見方をするとかなり面白く読めます。著者としてもかなり思いきった執筆でしょう。しかし、喜劇人の特性を浮かび上がらせるような評論が著者の持ち味であるし、またそれこそ著者の本を読みたい理由であるから、それは期待どおりというのが筋だろうと思います。 |
●「コラムは誘う−エンターテインメント時評 1998〜98−」● ★★ |
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2003年01月
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映画、TVドラマ、ラジオ、落語、演劇等の数々。見る娯楽のファンには、堪えられない楽しみが
味わえる一冊です。 それにしても、時間がないと言う割によくぞここまで多岐にわたり見、そして聴いているなあ、と感嘆してしまいます。 |
●「人生は五十一から」● ★★ |
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2002年04月
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小林さんが週刊文春に連載
しているコラム、1998年分をまとめた一冊ということです。 |
●「おかしな男 渥美清」● ★★ |
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2000年04月 2003年08月
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“フーテンの寅さん”である渥美清というより、渥美清という俳優を稼業にしていた田所康雄、という人物との邂逅を辿った一冊。 この中に登場する“渥美清”には、寅さん=渥美清とは全く違った姿があります。寅さん以前からの姿が語られているのですから、それは当然とも言えますが。 寅さん以前の渥美清には、かなりの屈折があります。それだけに、田所康雄がかかえている執拗さ、アクの強さ、自意識の強さには、相当なものがあります。年数を経るごとにそれは強まりこそ薄れることなどなく、小林さんの交流が遠のいたのも当然なことと感じられます。 その一方で、寅さん映画が当たったことから、寅さん=渥美清が日本全国に定着してしまう。最後、癌に病み衰えながらも寅さんを演じ続けさせられた、という事実には、異常なものを感じます。田所康雄の執念というより、あくまで松竹という映画会社の業績追求の結果だったようですが。 本書は、渥美清一人のことにとどまりません。渥美清の半生を語っていく中で、他の喜劇人たち、森繁久弥、三木のり平、伴淳三郎、フランキー堺らについても語られていきます。渥美清の強烈な対抗心、あるいは渥美清との間の葛藤、軋轢等々。まるで、戦後日本における、ひとつの裏・喜劇人史を聞くようです。 俳優・渥美清ではなく、人間・田所康雄を語った著述として、最後まで興味深く読めた作品でした。 |
●「読書中毒 ブックレシピ61」● ★★ |
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2000/07/20 |
第1部「読書中毒」は、本の雑誌社刊の「小説探検」を改題。第2部「読書日和」は、週刊文春連載ものの収録。 文学上の評価とか、マスコミの宣伝評価とは、一切おかまいなし。小林さんの舌鋒鋭い評価、指摘がなんとも楽しいですし、また読書意欲をそそられるのも当然のこと。 |
●「最良の日、最悪の日」● ★ |
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2003年05月 2000/07/23 |
「人生は五十一から」(1998年)に続く、「週刊文春」連載の1999年分エッセイ集。 ストーカーと女子アナ/<サマータイム導入>という愚かしさ×3回/アリーに首ったけ×2回/<ネクタイを選べない>男たち/「君が代」論議なんて時じゃあるまい/読書と体力 |
●「昭和の東京、平成の東京」● ☆ |
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2005年08月 2002/05/20 |
「私説東京繁盛記」「私説東京放浪記」と並ぶ、東京三部作のひとつ。 |
●「テレビの黄金時代」● ★★ |
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2005年10月
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TVが普及時期に始まったヴァラエティ番組が、興隆し、一時代を築く、その現代史を語った一冊。 我が家にTVが入ったのは私が小学校に上がった頃のこと。子供ですから明確にとらえてはいなかったものの、リアルタイムで見、ヴァラエティ番組が盛んだった時代を自分のものとして記憶に留めています。それだけに、その時代の裏面を含めて再び軌跡を辿っていける本書は、読んでいてとても楽しい。 イグアノドンの卵/テレビジョンことはじめ/時代の入り口の人々/パイオニアの大きな実験/黄金時代ひらく/青島幸男の波紋/植木等と「明日があるさ」/東京オリンピックとダニー・ケイ/「九ちゃん!」の内側/<坂本九>の作り方/「ジェンカ」の年/難航する「植木等ショー」/ドリフターズとコント55号/萩本欽一の輝ける日々/「ゲバゲバ90分!」への道/なぜ、<黄金時代>か?/五十年後の荒野 |
●「コラムの逆襲−エンターテインメント時評1999〜2002−」● ★★ |
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中日新聞連載中のコラムをまとめた一冊。「コラムにご用心」「コラムの冒険」「コラムは誘う」に続く第4集です。 小林さんが冒頭で語っていますが、本書は映画、テレビ、ラジオ、舞台など、我々のすぐ近くにあるエンタテイメント文化の時評。 「ごく軽い話題として消費されがちなのですが、ぼくは一つ一つのトピックをかなり調べて書いております」というのが小林さんの姿勢。私としては相当に信頼している時評であり、それだけに毎回楽しみにしているシリーズです。 本書でまず嬉しいのは、「アリー・Myラブ」およびその主演女優であるキャリスタ・フロックハートに対する小林さんの絶賛。この米国ドラマ、私も大ファンでした。現在の「アリー・Myラブ5」はさすがにフロックハートに窶れが見えていて、もう見てはいませんけど、彼女がヘレナ役を演じた「真夏の夜の夢」に対する評価は私と同じです。 |
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