お祭り
チェックインしたすぐ後に「もう少しで山車が来ますよ」と、仲居さんが教えてくれた。…ここもお祭りらしい。
私とパンダはカメラを持っていそいそと外へ。ノブは「そんなことより釣り優先!」と、フェンを拉致して逃亡。行方知れずになってしまった。
…玄関前の駐車場に設けられたパラソルの下に陣取って、待つこと30分。
かすかに何か、音楽が聞こえてくる。パンダは「お。さすが山形だな。大泉逸郎の『孫』だ。」…あぁ、あぁ、今年大ヒットしましたね、そういえば。でも、あまりにも遠すぎて、ちゃんと曲を聴き取ることができない。
その5分後、選挙カーみたいなスピーカーをつけたトラックの到着。
「みぃなさまっ!お待たせいたしましたぁっ!山車の到着でございますぅぅぅ〜!!」…でも、肝心の山車の姿はまだ見えない。再び静寂……。
お、はっきり聞こえてきたぞ。
「♪おっどろいた
おどろいた
おっどろいたぁぁ〜♪ ○×△□※☆……」甲高いおばちゃんの声が大音量で迫って来る来る!おぃ、驚いたのはいいけど、その続きの歌詞が全然分からないよ!
とにかく、何時間もフルヴォリュームで唄っているらしく、根性の入り方が半端じゃない。むっちゃくちゃこぶしの入った声。艶、なんてものありゃしない。絶叫に近い。…とにかく大泉逸郎の「孫」ではないことは確かだったわけだ。
あぁぁ〜。わくわくするぅ〜。
でっかい山車が30人くらいに引っ張られて、ゆっくりこっちに向かってくる。
…近くで見ると、意外にでっかいな。
あ、踊っているのは、小さい子です。大人の女性の方は、なかなか刺激が強かったっス…。
とても面白かった。また見に行ってもいいかも(笑)。