宮前真樹出演番組「24時間テレビ20」@北日本放送

目次

内容・感想

時間は、基本的に真樹ちゃんが控え室から出てきてから戻るまでの時間です。

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一日目

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12:35〜12:40 マイクテスト

 ライブ用のマイクテスト。ステージ裏のビルで買物をしていたところ、突然外から聞こえてきた音楽が「月に日に」。急いで出てみると真樹ちゃんがリハーサルをしていました。リハーサルということもあってか、もう真樹ちゃん歌詞間違えまくり(笑)。

14:40〜14:45 テレビスポット収録

 24時間テレビの告知を収録。

14:55〜15:00 テレビスポット生出演

 先程のと似たようなスポットに生出演。

15:00〜15:35 ラジオ生出演(ミニライブ)
出演
  1. 宮前真樹(以下「ま」)
  2. 桂 竹丸(以下「桂」)
  3. 女性アナ(以下「ア」)
概要(かなり簡潔に書いています)

 一人でのトークはいつものように簡潔にまとまっている上にやる気や意気込みのすごく伝わってくる内容で、とても素敵なメッセージでした。曲のほうもすごく素敵。リハーサルであんなに間違っていた歌詞も本番では一ヶ所も間違えることなく歌っていました(笑)。さすが。選曲に関しては、今回の24時間テレビのテーマが「勇気を出してチャレンジ」ということにかけて、歌詞に「さあ勇気出して」というフレーズのある「その胸の扉」を選んだんでしょうか。

17:20〜17:25 リハーサル
17:30〜17:35 ニュース番組生出演

 午後のニュース番組のローカル枠に生出演。真樹ちゃんへのインタビューもあり、真樹ちゃんは「手話を習いたい」「24時間あるが、体力的には大丈夫だと思う」「学生時代にボランティアをやっていた」といった話をしていました。

18:45〜19:00 リハーサル&テレビスポット生出演
19:00〜19:15 オープニング生放送

 全国放送のリレー中継に出演。「みなさん、頑張りましょう!」
#このあと約30分間、真樹ちゃん会場のテントで一人でテレビの全国放送を見つめていました。

20:00〜20:25 ミニライブ
曲目
  1. なぜ?
  2. シャボンのため息
  3. その胸の扉
MC内容

 先程のラジオ出演と同じ様なライブ。「なぜ?」がかかった瞬間、ファン大興奮(笑)。

20:30〜20:45 クイズ大会

 真樹ちゃんと女性アナウンサーがそれぞれパートナーを客席から一人ずつ選び、客席のカップル一組を加えて三組のペアで「豪華商品」を争奪するクイズ大会。真樹ちゃんはなんと私をパートナーに選んでくれました。ステージに上がると「大丈夫?頑張ってね」と真樹ちゃんに言われて「まかせなさい」と答えたものの、問題が富山ローカルな時事問題で「そんなの知るか−」というものばかり。それにしても、フリップ(ただの画用紙)をもらった途端何やら書き始めてる真樹ちゃん。なにかと思ったら、猫ちゃんの絵を落書きしてました(笑)。後でもらって帰るんだった。結局僕が2問正解して、同じく二問正解だったカップルチームと決戦問題に挑戦。真樹ちゃんに「手あげてね」と言われてうなずいた直後、出された問題が「富山県の県鳥は?」。真樹ちゃんが「あ、はい!」と叫んで手を上げたものの、カップルチームの彼のほうが早かったらしくてそちらが指名され、「雷鳥」で正解。真樹ちゃんも答え分かってたのに残念。でも「豪華商品」はカップうどん一箱と局オリジナルの腕時計。そんな物もらっても持って帰れん、優勝しなくてよかったと安堵したのも束の間、ステージ脇にいたスタッフから「準優勝にも商品」という声が。二着商品はなんとカップうどん一箱。いらねぇー(笑)。真樹ちゃん、「彼(私のこと)と一緒に食費浮かせます」とか言ってましたが、私はほんとに持って帰れないので真樹ちゃんに全部ゆずってきました。でも逆に要らないものを真樹ちゃんに押し付けてきてしまったような気がする(笑)。

20:50〜21:15 じゃんけん大会&中抽選会

 引き続き、真樹ちゃんをゲストにじゃんけん大会。これは100円の参加券を買った人が参加できるゲーム。二人一組になってじゃんけんをし、負けた人が勝った人に自分の持っている券をすべて渡す。最終的に優勝者一人がすべての券を手に入れることになり、彼は持っている券一枚につき100円をゲットできる、というルール。「じゃんけん大会で勝った試しがない」と言っていた真樹ちゃんが次々に相手を撃破。幼い女の子にも勝ってしまい、勝つ度に困惑する真樹ちゃんでした(笑)。結局中年の男性が優勝したものの、彼は場の雰囲気から優勝賞金をすべてチャリティーに寄付せざるをえなくなり(最初からそういう企画だったんだろうけど)、代わりにアルバムを賞品としてもらっていました。その後、先ほどの参加券を買うともれなくもらえていた抽選券で中抽選会を開催(大抽選会も行われたものの、こちらには真樹ちゃん参加せず)。テレカやアルバム、カップうどんを箱で、局の腕時計などが当たっていました。

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二日目

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11:42〜11:45 テレビスポット生出演
11:55〜12:00 歌リハーサル

 曲目は「その胸の扉」。

12:40〜13:00 テレビ生出演(ミニライブ)

 曲は「その胸の扉」のみ。今回の24時間テレビのテーマ「勇気を出してチャレンジ」に関して「真樹ちゃんにとって勇気とは?」と聞かれた真樹ちゃん、「自分の思った通りにやることが勇気。自分で選ぶということは勇気がいること。他人に迷惑をかけない程度に、なんでも自分の思った通りにやりたい」と言っていました。自分にも他人にも非常に正直な真樹ちゃんらしいコメントでした。

14:25〜14:30 ラジオ生出演
出演
  1. 宮前真樹
  2. 男性アナ
  3. 女性アナ
概要

 真樹ちゃんは人生相談コーナーに出演。相談はするよりもされるほうが多いと言う真樹ちゃん、男友達の中には真樹ちゃんのことを「姉さん」と呼んでる人もいるそうです(笑)。最初の相談は「同じクラスの子の悪口を言っていたら、誰かがちくったらしい。どうしよう」という内容。真樹ちゃんは「あまり嫌いな人いないけど、『もう、すごいむかつくぅ』とか言っちゃうタイプ」だそうで。で、そういうのを聞かれたときはすぐに謝るそうです。この相談に関しては、「ちくる奴がいけない」。真樹ちゃんは友達と気まずくなると「こう思ったからこう言った」と全部話して、話し合って解決するそうです。曰く、「悪口を言った理由を説明して、『ごめんね』と言う。でも悪口は堂々と言う。陰口は言わない」。次の相談は「勤務先のオーナーの弟に交際を迫られている。でも彼は私より14歳年上。結婚を考えると不安だがどうすればいいでしょうか」。真樹ちゃんはもし14歳年上の、38の人に結婚を言われたら「一緒に仕事したり食事したりは楽しいけど、結婚となるとよっぽどフィーリングが合わないと難しい気がする。『笑い』ってすごい大切だと思うので、私は付き合うときはそこを結構ポイントにしている」「ちょっと付き合ってみたら、最初嫌いでも違う面とか見つけられるかも」「一回付き合ってみて、嫌なら正直に言う」と言っていました。最後のコメントに関しては、「真樹ちゃんは基本的に正直がポリシーね」と言われていました。

 なんかすごく久しぶりに聞く真樹ちゃんの人生相談。こういう臨機応変に自分の考えやコメントを求められる仕事は真樹ちゃんの得意分野です。今回も、バカ話に終始するアナウンサー陣を尻目に真樹ちゃん一人ですごく建設的で面白い意見を言っていました。私は真樹ちゃんのこういうところが大好きです。正直で絶対嘘をつかないところも、真樹ちゃんの大きな特徴の一つ。この放送の後、男性アナが真樹ちゃんのことを「初めてお話したが、すごくさっぱりとした、素直できれいな方」だと言っていました。女性アナもそれを受けて「女性を敵にまわなさいような、さっぱりした方」だと言っていました。ほんの五分間の出演だったのに、真樹ちゃんの正しいイメージを伝えることのできるラジオはやっぱりいいものです。「天然ボケ」だけじゃないということが分かってもらえて本当に良かった。

15:25〜15:35 チャリティ募金お願い

 ようやく真樹ちゃんも募金のお願いに立つ機会がきました。真樹ちゃんはこれをもっとやりたいと思っていたはずだと私は思うんですが、たった10分で終わってしまいました。

16:55〜17:20 ローカル枠エンディング生出演

 最後の20分ローカル枠。ここでも「サライ」の合唱。

17:55〜18:00 テレビスポットリハーサル&生出演
19:40〜20:00 エンディング生放送

 オープニング同様、全国放送のリレー中継に出演。
#全国放送延べ出演時間:23秒(オープニング15"、エンディング8")。

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イベント日記

一日目

 今日は5時起きで一番早くて速い上越新幹線に乗り、まずは越後湯沢へ。そこでほくほく線に乗り換え、聖地(真樹ちゃん生誕の地)十日町を通って富山へ。10時ちょい過ぎに富山到着。先に着いていた知り合いたちと合流して駅のすぐ裏の会場に行ってみると、いまだに会場設営中。それにしても暑い。直射日光を遮る物が何もなくて、とにかく暑い。心配されていた雨はどうも大丈夫そうで一安心。とりあえずウチのホームページで告知していた、デジカメを使った真樹ちゃん写真の半生中継を実行に移せるかどうか心配なので、PHSの入り具合をチェック。結果はまぁまぁ。でも会場内にグレ電(灰色のISDN公衆電話)があるので全然おっけ−。どうやら半生中継もうまく実行できそう。これならもうちょっと宣伝しとくんだった(笑)。あとは真樹ちゃんの登場を待つのみ。
 真樹ちゃんの出演が一通り終わったのは午後9時半前。そしてすべてのイベントが終了したのが10時ちょい過ぎ。ほとぼりが冷めて人の波が去ったのが10時半過ぎ。会場は募金会場のボランティア学生数人と警備員数名を残すのみ。ようやく我々だけのイベントターイム(笑)。近くのコンビニへ酒と軽食を買い出しに行き、誰もいなくなったステージ前で大宴会。私は近くのホテルに知り合いと数人でシングルの部屋を一つ取っていてそこで雑魚寝する予定にしていたものの、知り合いの女の子たちが野宿すると言うので放って置く訳にもいかず、一緒に野宿することに予定変更。とりあえず知り合いと交代で風呂だけは入って、その他はずっとステージ前で雑談。昼の間はあんなに暑かった会場も、夜になると今度はめちゃ寒い。もう眠れないくらい寒い。しかもステージ上のテレビの音声がうるさいうるさい。PHSに知り合いから電話がかかってきて、「インターネットで写真流してるんだって?」と言われた。ホームページは見えないはずの彼に言われるということは、結構見てくれてる人もいるらしい。結構励みになりました。そうこうしてる間に、ボランティアで来ていた女子校生5人組が声かけてきて、彼女達を加えて朝までバカ話。気がつくと空が白んできていました。どうでもいいけどとにかく寒いぞ−。

二日目

 朝7時前、撤収していたスタッフ達が三々五々集結し始める。私は結局延べ一時間程度しか寝てない。7時過ぎ、昨日の夜出発して徒歩で三十数キロ離れた会場に向かっていた小学生のサッカーチーム一行が到着。24時間テレビらしい企画は結局これだけでした。24時間テレビって所詮こんなものですか。
 昼前になって真樹ちゃん登場。リハーサルが終わったところで、昨晩一緒に徹夜した女の子たちが真樹ちゃんのところへサインをねだりに。おいおいキミタチ、今行くかぁ。もうちょっと後で行けよぉ。これを皮切りに、真樹ちゃんが登場するたびに真樹ちゃんのサインをねだりに行く人が増えてちょっとした混乱状態。真樹ちゃんはいつものように気さくに応えていたものの、このままでは危険なので我々からもスタッフの人に「どうにかしてくれ」と直訴。彼らは「分かってる」と言ったものの、その対応は後手後手。もうちょっとしっかり対応しろよ。一番最後のエンディングが終わった時には、真樹ちゃん控え室へ走って帰ってくれました。我々はどうなることかと冷や冷やしていたので、走ってくれて本当に良かった。それにしても、とにかく暑いぞ−。私は結局何回かに分けて募金もしに行きました。ウェブページでのデジカメ写真半生中継は、最終的に写真5枚を掲載することができました。
 イベント終了後、内輪で打ち上げ。みんな今回の企画やスタッフへの不満が爆発。なんかいやーな、ブルーなムード。真樹ちゃんもきっと満足してないと思う。夜行の時間が近付いてきたので、みんなで駅へ。寝台特急で帰る人や車で帰る人もいる中、私は上野直行の急行列車に乗車。椅子席でも、昨晩寝てないのでさすがに結構眠れました。家に着くとすぐに一風呂。もう腕中日焼けで痛い痛い。真樹ちゃんは今頃次のお仕事に行ってるのかなぁ。お疲れ様でした。

総評

 今回は真樹ちゃんのデビュー当時からの念願だった24時間テレビへの出演ということで、ファンはもちろんのこと真樹ちゃん本人もとても喜んで、張り切っていました。真樹ちゃんは昔から「歌を歌いに行くだけじゃなくて、もっとちゃんとした形で参加したい」と言っていたし、出演決定をファンに報告したファンクラブメッセージでもとても嬉しそうに抱負を語っていたし。しかし、実際蓋を開けてみると企画のほとんどが福祉に関係ないような企画ばかり、ただのお祭り騒ぎで、「これのどこが福祉やねん、どこが勇気やねん、どこがチャレンジやねん」という感じ。そもそも富山会場はなんとかフェスティバルというお祭りと抱き合わせで行われていたこと自体、なんだかなぁという印象。しかも、真樹ちゃんはもともとふれあいを大事にする人だし、ずっと現場にいてボランティアの人や障害者の人達と一緒に汗水たらして役に立ちたいと思っていたはずなのに(実際前述のメッセージや当日のインタビューでもそう言ってたし)、主催者側は妙に真樹ちゃんを大事に扱って、出番が終わるとすぐに控え室に帰らせたり、募金箱の前で募金のお願いをするのもたったの10分で終わらせたり。ボランティアの学生さん達にも、真樹ちゃんと同じテントの中にいるのにもかかわらず「真樹ちゃんとはお話しないように」というお達しが出ていたそうです(ボランティア学生談)。結果、真樹ちゃんにとっては心残りの多い、はっきり言うと幻滅したイベントとなってしまったようです。イベントの後に更新されたFCメッセージでも、真樹ちゃん自身「結局ただのイベントだったんだな、ということが分かってちょっと悲しかった」と言っています。そもそも、真樹ちゃん最初のメッセージでは「応援しに来てください」とは一言も言ってませんでした。「募金でもしに来てください」「もし参加する気があるなら来てください」と言っていました。つまり、「ただ応援するだけじゃダメ。来るなら問題意識をもって来い」と言ってたんだと思います。事後のメッセージでも、「応援してくれてありがとう」とは言わず、「募金してくれてありがとう」と言ってます。こういう言葉遣い一つ取ってみてもレベルの違いが分かります。せっかくの真樹ちゃんのやる気を踏みにじり、真樹ちゃんをして「悲しい」と言わしめてしまったスタッフの罪は重いです。唯一24時間テレビらしい企画だった小学生の徒歩マラソンも、彼らのやったことは非常に素晴らしいことだったと思いますが、果たして彼らは本当に自分達のやった行為の意味を理解しているのか、これをきっかけに福祉に興味を持ってくれたのか、ということを考えるとまさに「悲しい」の一言に尽きると思います。北日本放送のスタッフには、もう一度24時間テレビの意味を考え直して欲しいものです。そもそも募金を集めるだけでその使い道も説明しないとは、「結局金が集まればいいんかい」という印象を受けてしまいます。真樹ちゃんには、これからも24時間テレビにこだわらずに真樹ちゃんなりに福祉活動をやっていって欲しいものです。

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