RME ADI-2 ADコンバータ
Audio Design DCA-12V DCアダプタ


  ADコンバータ、RME ADI-2を、アナログディスクのPCM化用として、D-07a(現在は引退)と併用し、曲によって使い分けることにしました。でも、その置き場所に困っていましたが、ふと90度、頭を回してみたら、よい置き場所を発見しました。Nagra PMA(下段の右ch用)の横です。

 ね、いい納まりでしょ。ここなら、フォノイコライザからの配線も短くてすみます。


2017年3月追記 2筐体のプリアンプ、C1100の導入で、D-07aの場所にC1100の電源部を置かざるを得なくなり、やむなく、D-07aは引退しました。本当は、このおおらかな音は残したかったのですが。でも、ADI-2+C1100で聴くアナログディスクの音は、これがハイレゾですよ、と言っても、きっと誰もが納得しそうな、いわゆる良い音で、これだけでもまあいいかな、と思い始めています。 あ、ちなみに、針の構造も、クリーニング技術も昔と変わったので、今どきのアナログディスクの再生音では、傷でもついていない限り、パチパチノイズはほとんど聞こえません。(むろん、ちゃんとクリーニングできていればですが。) だから、いわなきゃ、絶対LPだとはわからないです。アナログディスクがごみでパチパチいうのは、昔の話です。



新しいDC電源
 ところで、ADI-2には、いまいち
気に入らない点が一つ。付属の、というよりは、ほとんど「おまけ」という感じの外付電源(スイッチング電源)が、あまりにみすぼらしい。音がよい、悪い、の問題じゃなくて(その問題もあるかもしれないけど)、私のシステムの最上流にあるADコンバータの電源が、こんな安っぽいスイッチング電源でいいのかって話です。

 ADI-2本体の電源入力は、ACでもDCでもOKで、DC 8 V〜38 V、 AC 8 V〜20 V対応、と大変フレキシブル。バッテリー駆動が可能なのもウリです。
 ということは、本体内部にも整流器とスイッチング電源が入っていそうな気がします。そこに、また、高周波ノイズがのったスイッチング電源で入力したら、両方の高周波ノイズが干渉して、下手すれば、可聴域まで変調ノイズが落ちてくることだって、ないとは言い切れないじゃありませんか。 とはいえ、付属電源だってテストして付属しているだろうし、まあ、杞憂とは思いますが、見た目も含めて、少なくともスイッチング電源でないDCアダプタを使いたい。

左:オーディオデザインのDCA-12V。オーディオ機器風。
右:RME ADI-2付属の電源アダプタ
さすがにこれは・・・・。
 そう思って探しているうち、気が付いたのが、オーディオデザインの高級DC電源、DCA-12V。比較的お手頃価格ながら、デザインも、そして大きさも、とても気に入ったので、購入しました。(実はオーディオデザインの本社までお邪魔して、直接買ってきたのでした。)

 早速、本が入っていた棚の一部をあけて、設置しました。ちょうどいいアクリル板があったので、それと超低反発インシュレータの上に載ってます。
これも単に見栄えの問題で、置き方で音が変わったりはしないと思いますけど。



試聴方法と結果
 この種の電源系の感想で陥りがちな「気のせい」を排除するため、付属電源のときにDA-3000でアーカイブしたアナログディスクの曲と、この新電源を入れてからアーカイブした同じ曲を、
連続繰返し再生にし、しばらく席をはずして、どちらが鳴っているかわからない状態で部屋にもどり、違いを区別できるか、というブラインドテストを実施しました。

 ADコンバータを変えたときに比べれば、大きくない差ですが、音は違うと思います。
 音量は、デジタルピークメータで同じになるように設定していますが、聴くと、DCA-12Vのほうが音量が大きく感じます。同じ音量に聞こえるレベルにすると、DCA-12Vのほうが高域がすこし滑らかで聞きやすくなっている。
 この意味するところは、付属電源のほうでは、デジタルピークメータには私に聞こえないノイズが入っている、だからボリュームを少し絞り、音量が小さくなる、ということかもしれません。ある意味、ノイズの差が実測できたということでもありますかね。
 二つ続けて聞くと、どちらがどちらかは、わかる。ある意味、想像通りの変化なのが面白い。ここに「気のせい」が加わると、変化のイメージが増幅されるかもしれない。
 電源に乗ったノイズは、そのままアナログ出力に乗る可能性があり、その意味でDC電源もアナログ機器の一つですから、電源には多少のコストはかけておいた方がよろしいかと思いました。
 別にスイッチング電源がすべてだめだと思っているわけではありません。なんと言っても、私のパワーアンプ、Nagra PMAは超強力スイッチング電源ですから。

2016年3月

 

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