イノベーションの生じる環境

時の海軍大臣山本権兵衛が日本には大型の戦艦が必要と考え、国家財政をやりくりさせて当時世界最大の巨艦「三笠」を英国のヴィッカーズ社に発注したことが結果的に日本海海戦での完全勝利を導き、列強が大艦巨砲主義に走ったことは有名である、この点で山本権兵衛はイノベーターであった。

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戦艦三笠

東郷平八郎提督の有名な丁字戦法とか一斉打ち方など秋山参謀のイノベーションとされているが実はイギリス海軍では標準的 なT FormationとかCut the enemy "T"といわれるものである。イギリス海軍観戦武官の指導がなければ伝わらない。こういう観戦武官が指導することは国際法上違法行為となるため秘密は守ら れたという。おなじ先生と生徒の関係は亀山社中というビジネスモデルや国家組織法の船中八策を竜馬にさずけたジャーディン・マセソンのト−マス・グラバー がある。

ところがである。事前に立てられたこの丁字戦術は霧のため実行できなく、東郷は急きょ黄海海戦の反航戦を避けて単縦陣艦 隊が回頭しながら並航戦をする持続戦法に急遽変更した。下の航跡図に明解に描かれている。東郷は戦艦の数も劣り、長いリーチの大口径砲の数では劣るがリー チの短い小口径砲の数では勝り、速射もで きる日本のメリットを完璧に利用するためにこの並航戦をあえて採用した。詳しくは吉村昭の「海の史劇」 に譲る。こ れこそがイノベーションなのである。しかるに国内に流布するのは丁字、丁字の連呼で司馬の書いた「坂の上の雲」ものもこれにしたがっている。でなければあ れだけのベストセラーにはならなかっただろう。ことほど左様に日本では本当のイノベーションは認識されにくい。学習ができないから、成長もない。

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日本海海戦の航跡図

だから英国戦艦を沈没させた航空機の時代は日本が発想したにも関わらず空母の時代が来ていることにも気が付かず、ハワイ攻撃したとき不在の空母の索敵も行 わず戦艦だけ沈めて勝った勝ったと言って帰った日本海軍の愚かさにつながるのである。そして生き残った米空母機動部隊により、ミッドウェーで日本海軍は消 え去った。

ではどうして英国では空母時代を認識しえたのか?大艦巨砲主義の思想のもとに建造された英国の巨艦プリンスオブウェールズやレパルスがサイゴンなどの地上基地から発進した日本海軍第22航空戦隊の一式陸上攻撃機と九六式陸上攻撃機の混成部隊により1941年12月10日あっけなく撃沈されるや、時の英国の首相チャーチルは即刻、率直にその事実を国民に告げてこの情報を国民と共有した。航空機が巨艦に勝ったことは全国民の 常識となり、欧米は全国民一致して空母機動部隊に積極的に投資したわけである。事実で教えたはずの日本は硬直した教育システムで洗脳され、事実から学ぶ思 考回路を持たない時のリーダーは気が付かず、貴重な空母機動部隊をミッドウェーで失っても国民には教えず、制空権を失った日本は転げるように敗戦へのつき すすむのである。「将軍は過去の戦争を戦う」といわれるが、まさにそのとおり。

同じことは戦車でもくり返された。ノモハンで突如出現したソ連の新鋭BT型戦車に日本軍は全く手の出しようがなかった。 このBT戦車は米国で世界初のFFドライブ車を設計したエンジニアであるクリスティーが設計した戦車で高速性能を特徴としている。キャタビラーを付けて 64km/hの速度がだせた。日本の89式戦車は26km/hしか出せなかった。米国を含む世界中の陸軍指導者は匍匐前進の戦術からの発想で高速戦車には 興味を持たなかったがミハイル・コーシキンがクリスティー戦車を米国から輸入しデッド・コピーした。ノ モハンで日本軍の火炎瓶に手をやいたミハイル・コーシキンはノモンハン後、ガソリンエンジンをディーゼル・エンジンに換装した。そしてやがてこの戦車は第 二次大戦での最優秀戦車といわれるT34型になる。ノモンハンで負けた日本軍は何も学ばず、戦車を改良することはなかった。クリスティーとミハイル・コー シキンはイノベーターであった。

ここでイノベーションまたは独創性はなぜ生じるのかという哲学的な疑問には「ダーウィン流の推論が役に立つ。さまざまな 可能性からなる超天文学的に広大なデザイン空間に現実の軌道を作り出す過程で自然淘汰が行う研究開発のことである。すなわち人間の創造活動のプロセスと生 物の進化という創造活動のプロセスは互いに同じような方法を用いているということに思いをいたさねばならない」とダニエル・C・デネットがその著「ダーウィンの危険な思想」 で述べている。

おなじことは日本の戦後の産業界でも繰り返された。高度成長時代に日本製品が怒涛のように海外に売れた。そのときの海外の反応は品質が良くて壊れにくく、 かつ安いであった。以後の日本の産業界は高品質と価格にこだわったが、韓国や中国が高品質でより安い製品をだしはじめても、バカの一つ覚に固執して凋落し た。だれもが高品質を達成できるようになったときは品質という希少価値は霧散するわけで、新しいチャームポイントを創造しなければいけないわけ。それは マーケットリサーチという消費者に聞く手法では絶対に見つからない。なぜなら消費者が知らないものは網にかからないからだ。自らが消費者になって、自らが ほしくなるものを閃かなければなにもうまれない。これは個人でなくてはできない。組織では不可能なことだ。

日本の政府も民間も柔軟性に欠け、改革だ改革だといいながら、いまだ不景気のままである理由は明白である。イノベーショ ンは超天文学的に広大なデザイン空間を探索しない限りみつからない。法規制、役人による認可制、社会的制約があれば広大なデザイン空間が狭くなり、イノ ベーションはでてこないわけである。黒猫ヤマトが新商品を認可制にするという郵政事業の民営化に参入しないと決めたことはこの辺が良く分かっている証拠で ある。分からないのが政府役人と小泉などの政治家である。小泉政権がしていることは規制緩和ではなく、なぜかメディア規制法案など規制法案作りばかりである。 Cui bono? 看板とは異なり、官僚の手玉に取られている小泉政権自身が行政的事前規制型社会から司法的事後規制社会への移行の抵抗勢力になってしまっている。

そもそも中央集権的社会は指導層が情報から学ぶ能力を持たず、判断ミスをすれば一国家が崩壊することは歴史が証明してい る。情報を公開し、国民と共有する欧米型の自律分散の社会にすれば自ずから社会の活力は高まり、迅速な判断、イノベーションが行われるようになる。日本は 長年の中華思想の影響もあり、明治期に大陸型の中央集権的社会を取り入れ、かつ責任を回避したので、アングロサクソン的な自律分散社会に移行できていない。特に官僚は自律分散社会への最大の抵抗勢力である。

「国民不信の思想を持つ官僚組織が一番上にいる権威型縦社会は 規格大量生産には向いているが情報や知恵と 新しい価値に重きをおく知価社会には弊害となる。日本ではなにかうまく行かなくなると人事、仕方、仕掛け、仕組み、思想の順に手をつける。人事から初めて いまようやく仕組みにまで手をつけたが、官僚の抵抗にあってまだ「思想」には手をつけていない。まず官主導の縦社会を壊すこと。規制を撤廃すること、そし て国民や市場の選択に任せることが正しいことだとマスコミも含め、国民が信じることが大切。」と堺屋太一も言っている。

野口悠紀雄は14 世紀までは高い文明を持った中国を中心とする東洋がなぜ太平洋を渡ってアメリカ大陸を発見せず、西洋は大西洋を渡ってアメリカ大陸を発見したのかと自問 し、西洋では国家事業ではなく、民間収益事業を国家が許容したこと、分権的な意思決定が行なえる体制があったこと、組織間の人材流動性が高い社会構造で あったこと、リスクに挑戦するための社会的な 仕組みと技術、例えば株式会社という有限責任の仕組み、ロイズの保険というリスク分散の仕組みを西洋が発展させたことをあげている。一方の東洋はしなかっ た。

ジェラード・ダイヤモンドは明の野心的指導者、永楽帝の命 により鄭和(ていわ)が1405 -1433年にかけて永楽帝の命で西アジアとアフリカに8,000トン級のジャンク船62隻に3万人の船員と将兵を乗せた大船団を7次に渡り出したのに、 永楽帝が死亡し、その子の弱い皇帝の代になったとき、取り巻きの官僚が海禁という180度の方針変更を献策し鎖国してしまった。こうして中国は折角世界制 覇の可能性を自ら摘み取ることになった。一方弱小国乱立のヨーロッパではコ ロンブスやマゼランが大航海時代を切り開いた。マゼランの船団は100トン級5隻、総勢265名であった。今様にいえばベンチャーであったと説明してい る。

鄭和はイスラム教徒の宦官であったが、中国名は馬和といった。元王朝の祖フビライが色目人(西域人)を重用し、南宋征服後、サイイド・アッジャルというイスラム教徒に南海貿易をさせた。鄭和はサイイド・アッジャルの子孫というから永楽帝はフビライの世界制覇の野 望を受け継いだということになる。フビライ時代にマルコポーロが大都を訪問して東方見聞録を書き、これを読んだコロンブスが西方に乗り出してゆくことになるというわけである。

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鄭和が使ったのと同じジャンク船 (宋時代の首都開封の清明祭の模様から)

1937年中国生まれの英国海軍軍人があるとき古い世界地図を見ていて鄭和がもしかしたらコロンブスより70年前の 1421年に世界一周をしていたのではないかと疑問を持ち、潜水艦長を引退後、10年かけて世界各地にのこる古世界地図を参照しながら鄭和艦隊の足跡を調 査し、彼の船団が1421-1423年にかけ、喜望峰を回った後、幾つかの船団に別れて大西洋、太平洋を周航し、南北アメリカ、オーストラリア、南極を含 む世界地図を完成していたという仮説を数々の証拠をあげて論証した。この解釈を2002年、王立地理学協会で発表した。そして「1421 中国が新大陸を発見した年」 という本に書いた。残念ながら、鄭和が作成した世界全図は明の国防省の官僚である劉大夏が破棄を命じたために中国には残らなかった。しかしベネチア人、ニ コロコンティによってポルトガルのド・ペドロ皇太子とエンリケ航海王子に伝えられ、ヨーロッパの大探検家に伝えられる ことになったというのである。いずれにせよ明の海禁の結果、行き所をうしなった民間活力が倭寇となって出現するのだが、これも日本を含む弾圧で次第に衰 え、日本自身も中国にならって鎖国することになり、ヨーロッパに大きく遅れをとることになるのだ。折角苦労して得た情報を全て西欧に無償であげ、自らは殻 に閉じこもって安逸に逃げた永楽帝以後の中国指導層の失策で今の世界の姿はあるということのようだ。このように中央集権にひそむリスクは大きいとつくずく おもう。

エンリケ航海王子

つらつら考えるに永楽帝が当時の世界最大の船を造らせ、世界の各国に朝貢させようと地の果てまで航海させたのもすべて中華思想という考えかたがあったからだと思い至る。中華思想の第一の根幹をなす天命思想のエッセンスは「有徳君民」である。すなわち「徳のある者が民衆の君主となる」である。中華思想の第二の根幹である「徳化思想」とは「天子が民衆を教化する」すなわち中華が夷狄(いてき)を教化し朝貢を受ける関係を正当化するものである。天子の徳に感化し、中華の礼(文化)と義(道義心)を獲得すれば、夷狄も中華の民とみなした。華夷思想ともいう。これは民族の違いによる差別ではなく、文化的な区別であって、多民族を抱え込むグローバルな思想 であった。しかしこの同じ思想が海禁という政策をも生み出すのだ。「国家の興隆と衰退の要因は同じ」という言葉を思い出す。

さてNTTの電話回線網は交換機を使う回線占有システムで人間の組織にたとえれば中央集権的システムである。携帯電話で すら基本は交換機経由となっている。一方パケット通信とルーターを使うインターネットは交換システムを使わないので分散システムといえる。誰も制御せず水 が流れるように情報が流れる。同一物理回線上に多数の情報が流れるので伝達コストが安い。人間の言葉もデジタル化し、分割してパケットにし、インターネッ ト網に載せればここに分散的電話回線網が構築できる。これをVoIP(Voice over Internet Protocol)という。携 帯電話でVoIPを採用すればもうNTT交換機網とは完全に独立の携帯電話網が構築できる。米国のベンチャーはいち早くこの技術を開発した。NTTと DoCoMoに死刑予告をしたに等しい。さすがのNTTのトップも文官中心の官指導の弊害に気が着いて、もう政府がIT化におせっかいしないでくれと発言 したと新聞に報道されている。

KDDIの携帯電話auが採用している符合分割多重アクセス技術、CDMAを 開発したクアルコム社はQchatという携帯電 話機型VoIP製品を紹介している。いずれにせよCDMAをベースにしたVoIP技術である。日本より韓国が先に採用するのではとの危惧がある。 DoCoMoのフォーマのWCDMAなど交換機を使う従来技術の延長上にある。いわゆる恐竜型技術でNHKのハイビジョンと同じく革新技術ではない。携帯 電話機型VoIP技術は今はニッチ製品であるが、小型のねずみのような哺乳類が今人類という種を生みだしたようにいずれ電話網の主役になるのではないかと の予感がする。この分野では韓国に先を越されるかもしれない。

福島の原発事故であからさまになったのも、愚かな政治家、学者、マスコミ、企業が一体になったトップダウンの構造が原因 である。これからはボトムアップの仕組みにして脱原発しなければ同じことが繰り返され国は亡ぶ。

クレイトン・クリステンセン著の「イノベ−ションのジレンマ」を紹介したソニーCEOの出井 伸之も「変革の時代、過去の成功体験こそが企業変革の足枷となる」と言っている通り、過去の成功体験を見事にプロセス化した組織そのものが抵抗勢力となる というのがクレイトン・クリステンセンのいうジレンマである。全てダーウィン流の考え方で説明がつく。恐竜が絶滅してはじめて哺乳類がニッチからでて地上 の覇者になるのである。クレイトン・クリステンセンは特に日本語版刊行によせて巻頭言をよせているが、「経験豊富な技術者が大企業を辞めることがほとんど なく、また新企業に出資するような金融の仕組みが出来ていない日本が現在のシステムを維持し続けるかぎり日本経済が勢いを取り戻すことは二度とないかもし れぬ」といっている。

日本で金融の中心である銀行による間接金融は元本保証の観点から成功するとは限らないイノベーションには本質的にむいていない。新株式発行による直接金融がシステムとして社会に普及しなければイノベーションはでてこないだろう。今の日本にはプチブルしかおらず、かりに目利 きの才能があったとしても個人としてイノベーションに投資できる余裕を持った人はほとんど見つからない状態である。政府のやることを見ていると役人が税金 を使ってイノベーションに投資できると思い上がっているふしもあるが、目利き能力は持ち合わせておらず、全てたかり屋に吸い取られるのがおちであろう。

富を生み出すのは企業である。そしてこれを動かせるのはCEOである。このCEOの役目は自ら監督する企業の不採算部門 は解体または処分して富を生み出す部門の利益を不採部門の延命にムダ使いしないこと。そしてそのCEOがイノベーションに目利き能力をもっていることであ る。富を生み出す既存部門はイノベーションには必ず抵抗勢力になることを認識し、イノベーションに取り組む組織の人材と技術は市場より広く集めて新たに組 織し、富を生み出す既存部門の利益をこれにつぎ込む。万一イノベーション組織が失敗したら、傷が大きくならないうちにこれを解体・処分するということが自 由にできる社会システムを構築できた国のみが、市場の覇者になれるというクレイトン・クリステンセンの説は説得力ある。

しかしはたしてイノベーションに目利き能力をもっているCEOが武田國男を除き日本に何人いるであろうか?日本の昇進シス テムではCEOになれるのは富を生み出す部門を成功に導いた人であり、その利益代表に過ぎない。CEO自身が抵抗勢力の親玉である。資本を出す人がCEO を任命する仕組みであればイノベーションに目利き能力をもった人に自らの資金をゆだねるという論理的な判断ができるのであろう。日本はこのようになってい ない。

経済産業省は自由放任では日本の産業は中国に追い越されると危機感を持ち、企業トップ10人の意見を聴取して「選択と集 中」を目指す産業再編という政策を打ちだすという。手始めに次世代半導体の製造技術を標準化するプロジェクトに大手5社が参加するという。しかし若手官僚 は「大企業の育成という点では昔と同じ。ベンチャーから日本を背負う企業を出す発想がない」と批判しているという。グリーンウッド氏もかって通産省のプロ ジェクトに参加したことがあるが、一流の人材はつぎ込まない。一流は独自の道を進むものだ。したがって2流を投入する。結果がうまく行くはずはない。結果 として税金を使って2流以下の不要社員の失業対策をしているだけとなる。企業トップ10人は税金を使って失業対策をしていることになる。このような経営者 と官僚トップが談合しているかぎり日本は良くならない。若手よ革命を起せと激を飛ばしたい。

2002年にこの文を書いた時は「衰退は盛者にのみ許された特権である」 などといって慰めていた。しかし2004年に入り国内に目を向ければ官と学はまだという感はあるが、産は新しい道を見つけたところもあり、2004年は希 望のもてる年の始ま りであるのかもしれないと思えてきた。海外に目を向ければ一党独裁の問題は未解決にしろ中国の躍進が次第に明らかになり、ブッシュが米国の力には限界があ ることを証明してくれた2003年の暮れに英国から発信された鄭和の消された真実、すなわちエンリケ航海王子が拓いた大航海時代が鄭和の大きな肩に乗った 事業であったという仮説がもし真実であれば、1421年から600年目にして世界は歴史の潮目に入ったのかもしれないという予感がある。

プリンスオブウェールズ撃沈のいきさつについては故前島哲夫氏に正しい歴史的事実を教えていただきました。ここに感謝いたします。

2002.5.1

Rev. November 15, 2012


追補

ジェットエンジンに取り憑かれた男」で戦後米国の調査団は「海軍は53の基本形式と112種の変種を考え出し、陸軍は37種の基本形式と52の変種を、すなわち合計して90種の基本形式と164種の変種を作りだ した」と報告している。そのほとんどは失敗作で、成功したものは海軍では九五式、九六式、ゼロ式位と意外にすくない。設計資源の浪費をしていたことにな る。国産初のジェットエンジンを開発した種子島は「その原因は進むべき方向を決め得る権力を任された人達が科学的知識に暗く、頭脳が緻密な学者的・技術者 的人物は実行決断力に乏しかったため」といっている。このような意思決定機構が米国に負けた原因であったろう。

海軍大臣米内光政はこれを認め「敗戦は”技術の敗戦"であった」と語る。

2004/12/20追補



一般消費者向け流通業のイノベーション

2013/12/3の朝日新聞にアマゾンが無人機で直接消費者にとどけるシステムを開発中と のニュースに愕然とした。日本の空は官僚に占拠されているから流通業者は自動操縦無人機で物流をしようなどとだれも考えないし、仮に米国で先に実用化され ても、規制、規制で邪魔するだろうから日本の空だけが蚊帳の外とかになる可能性はある。日本の文系行政当局はこれにどう対処するのか興味ある。

December 3, 2013


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