流通業のイノベーション
農家と消費者を結ぶ生協はそこそこ発達しているが、これをより広範囲に自動化する方法として以前から農家と消費者をローコストで直接結ぶシステムは構築可能なはずと考えていた。農家はキーボード入力なしに、できた野菜をカメラにかざし、箱詰めする
だけ、消費者はほしいものを選んでボタン押すだけ、あとは巨大コンピュータが最適ルートをきめて適宜黒猫など配送業者に指示をだすということはいずれグーグルのような巨大システムが実用化するだろうと考えていた。。
ところが2013/12/3の朝日新聞にアマゾンが無人機で直接消費者にとどけるシステムを開発中とのニュースに愕然とした。わたしがヒューストンで購入
した玩具の中国製無線操縦ヘリはシコルスキー型のため、風に弱く、使い物にならないがアマゾンが開発中の自動操縦ヘリは4
ローターのため安定している。動力源は多分リチウム電池。こういう発想のできる場はさすが米国。この無人機も中国製になるのだろう。無線操縦ヘリで首を
切って死ぬ事故も生じているため、ローターガードなどの安全対策や付保は大切になろうし、テロに使われないようにする算段などいろいろと障害が考えられ
る。
2013/12/3 アマゾンのベゾスCEOはTV番組で、ドローンで30分以内に荷物を届ける「Prime Air」の構想を明かした。
日本の文系行政当局はこれにどう対処するのか興味ある。日本の空は官僚に占拠されているから民間は自動操縦無人機で物流をしようなどとだれも考えないし、
かりに米国で先に実用化されても、規制、規制で邪魔するだろうから日本の空だけが蚊帳の外とかになる可能性はある。
ちなみにフランスのパロット社製「AR.Drone2.0」は
iPhone、iPad、iPod
touch Android (Kindle
Fireもサポート)端末で直感的に操縦できる。
Last one
mileに関して、サラダ菜一束をドローンで飛ばすようになれば、サラダ菜を自動栽培機でつくって、ドローンで配達ということも実現するかもしれない。
2019/1/27
にBBCを見ているとアマゾンの試験的巨大スーパーで買いたいものを棚からとってカートに投げ込み、気が変わって棚に戻し、そのまま何もせず店をでてもあとからスマホに
買った物リストと領収書が表示されるという。これが全て天井に設置した数個の固定カメラとAIが行うのだと言う。AIが困ったときだけ店員が呼び出され
る。商品にはタグはついていないので店員が膨大なタグ付け作業もする必要はない。掃除は無人掃除ロボットが行う。一度掃除したところは覚えていて二度はし
ない。富士通の開発したものは旧式のタグが必用でバックヤードの人件費はバカにならない。
スポーツの実況中継のカメラマンも不要になる。これも壁につけた固定カメラで撮影し、AIがカメラマンが撮影する画面のように視点と目線をどこにしたらよ
いか自動判断して映像を作りかえる。スコア表も自動作製。ボールが入ったか否かも自動判定してくれる。したがってカメラマンどころか審判員も失業する。
December 3, 2013
Rev. January 27,2019