「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報
No.5 【ダイオキシン・環境ホルモン・狂牛病 関連情報】Back No.2


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2001/11/03
   ----日経ヘルス ニュース ’2001/10/19 
『最近、マラリアの治療に使われるキナクリン (quinacrine)という物質が、クロイツフェルト・ヤコブ病に有効らしいことがわかってきた。マウスの細胞を使った実験で、キナクリンが試験管内の狂牛病の病原体と感染性のプリオンを消滅させ たことが確認されており、この成果を受けて、初の人間でのテストが、カリフォルニア大学サンフランシスコ校のスタンレー・プルジナー博士によって行われた。』と、報じている。
   ----Asahi.com > 生活 > 食べる  ’01/10/28 
『狂牛病の全頭検査が全国で始まって10日がたった。狂牛病に感染した牛の肉が市場に出回らない態勢が整ったわけだが、深刻な牛肉離れは続いている。消費者はいま、この問題をどう考え、食品をどう選んでいるのだろう。牛の生育情報を確かめて買う人、牛肉を手控えたままの人、迷っている人……。この問題をきっかけに食卓は様々に変化したようだ。 』と、いう記事。

   ----Asahi.com > 生活 > 食べる  ’01/11/01 
『日本より早く狂牛病の不安に直面した欧州。ファッションの街イタリア・ミラノでは、肉をまったく使わないベジタブルファストフード店が登場して人気を呼んでいる。チェーン展開も計画され、日本からの出店打診もあるなど、広がりをみせそうだ。 』と、いう記事。

 欧州連合の資料によると、狂牛病の影響で今年3月には、イタリアの牛肉消費量は例年の約4割減に落ち込んでいるという。肉に不安を感じるのは、この種の問題で先行するヨーロッパの人にとっても同様のようで、品物がすべて野菜料理であるお店が繁盛しつつあるというニュース。大豆で作ったハンバーガー、季節の野菜を詰めたパスタなどが人気とか、チェーン店の計画もあるとかで、日本にも登場する日は遠くなさそうだ。


2001/10/27
     ------MedWaveトピックス 2001/10/25 
 『このコラム「医師も戸惑う健康情報」が「狂牛病の今」について苦言を呈しています。今後狂牛病の牛の肉を口にする可能性はきわめて低く、「禁煙席のないレストランで、BSE(狂牛病)を恐れて野菜サラダを食べる方が、全席禁煙のレストランでビフテキを食べるよりも、生命の危険は、数百倍、数千倍も高い」という例え。翻って、狂牛病問題に切り込み、「冷静に対応せよという掛け声とは裏腹に、マスメディアの方こそ冷静さを失っている」と断じている。』、という記事

 「狂牛病の正しい知識」をインターネット上で公開している国立犀潟病院臨床研究部の池田正行氏はリスク判断の重要性を説いている。

  • 人口5700万人の英国で狂牛病の牛は18万頭、非定型的クロイツフェルド・ヤコブ病(nvCJD、狂牛病の牛を食べたことによって、プリオンが感染し発症するとされる神経病)による死者は2001年9月現在で107人。
  • 人口1億2000万人の日本で狂牛病の牛は今のところ1頭、最悪でも日本での狂牛病発症は100頭未満と予想。
  • 今後は全て食用牛は狂牛病のスクリーニング検査を受けるから、今後狂牛病の牛の肉を口にする可能性はきわめて低い。
     ------MedWaveトピックス 2001/10/23 
狂牛病・炭疽菌事件に関連する最新トピックスが纏められています。
     ------MedWaveトピックス 2001/10/16 
 疑わしい郵便物が届いて「もし、封筒を明けてしまった場合、あるいは粉末を見た場合どうしたらいいのか」?。対処法として、ロー ドアイランド大学媒介性疾病研究センター、アルボウイルス研究主任の竹田努さんが、挙げた6項目とは?

    1.窓を閉めて、大き目の布地(上着など)を粉が吹き上がらないように注意深くかぶせて、その部屋から退避。
      (注)窓を閉めるのは、粉末が飛び散るのを防ぐ為。
    2.退避後通報。現場にいた如何なる人も、一箇所に集まり、移動しないで、その場で救助を待つ。
     代表が服装を取りに行くなどの行動も駄目。また救助などで装備なく現場にいた人間や、現場に接触したすべての人も以下の4、6に従う事。
    3.直接触ってしまった人、近くにいた人は、手を洗い、着衣を脱ぎ、シャワーを即時に浴びる。
     (シャワーが不可能ならば、退避した場所から絶対に動かず、救助を待つ)。
    4.着衣は新しいものに替える。着ていた服装はできる限り一箇所におき、専門家の指示に従って処分する。
     (着衣を替えることがその場でできない合は、その場を絶対に動かず、救助を待つ)。
    5.いかなる事情があっても、封筒などを開けた部屋にあるものを、再び持ち出すことは避ける。
     いかなる事情があっても、汚染地域に再び入ること事態は禁止。
    6.如何なる事情があっても、必ずその部屋にいた人間は病院で診察を受ける。
『米国厚生省疾病管理・予防センター(CDC)は、炭疽菌等の汚染のおそれのある封筒等の取扱い方法等について、米国在住者に対しホームページにて呼びかけを行っています。厚生労働省では取り急ぎその仮訳を以下の通り作成しましたので、ご参考にしていただければ幸いです。』と、報じている。

日本医師会治療法・Q&A


2001/10/20
   ----Nikkei BP BIzTech 医療・介護・バイオ  ’2001/10/19 
『牛海綿状脳症(BSE、いわゆる狂牛病)と、新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(新変異型CJD)との因果関係を肯定する根拠は希薄−−。英国の研究者がBritish Medical Journal(BMJ)誌10月13日号に投稿した論文が、静かな議論を巻き起こしている……。健康不安や牛肉の消費量減など大きな社会問題を引き起こしているが、その前提としてあるのが「BSEが新変異型CJDを引き起こす」との仮設。今回発表された論文を契機に、両者の関連性について今後どのような議論がなされ、いかなる結論に集約されるのかが注目される。』と、報じている。

MedWave記事の概要

 新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(新変異型CJD)患者が初めて報告されたのは1996年英国。以来、2000年末までに英国88人、フランス3人、アイルランドで1人。
 この新変異型CJDの発症が多い地域でBSEの発生も多かったことが、新変異型CJDと狂牛病とを結びつけるきっかけとなり、牛海綿状脳症(BSE、いわゆる狂牛病)と新変異型CJDの病因となる異常プリオン蛋白の糖鎖パターンの解析や、ウシのプリオン蛋白遺伝子を導入したマウスを用いた動物実験などから、BSEと新変異型CJDの病原体とが同一だとする傍証が得られている。
 今回、英国スコットランドLanarkshire保健局のGeorge A.Venters氏は、BSEと新変異型CJDとの関連性における二つの問題点を指摘。

    @「BSEの病因となるウシの異常プリオンが、本当にヒトの新変異型CJDを引き起こすのか」
    A「新変異型CJDは本当に新型のCJDなのか」、     という2点について、
 生物学的な妥当性や関連性の強さ、証拠の質など8項目の判定基準を設け、この問題を検証した。 氏が特に強調するのが、新変異型CJDがウシから感染した疾患だとする点に、生物学的な妥当性が希薄だという点。
    @「牛海綿状脳症のプリオン蛋白は他の種が摂取すると脳症を引き起こす。だから人でもそういった感染は起こるだろうと考えられているが、このプリオンが人に感染するという直接の証拠はない」とする。
    Aウシのプリオン蛋白遺伝子を導入した(脳をウシ型にした)マウスには、BSEだけでなく新変異型CJDも感染する(Proc Natl Acad SciUSA;96,15,1999)。これは、ヒトの新変異型CJDがウシにうつることを示す結果だ。
    B「脳をヒト型にした動物に、ウシのBSEがうつることを示した研究結果はこれまでに発表されていない」。
     MedWaveトピックス 2001/10/16
 「かかりつけ医通信」の第5号のテーマは、「狂牛病の知識」を特集しています。以下にご紹介します。

▼目次

   ----Mainichi Interactive  ’2001/10/12 
 消費者の不安も高まるなか、関係官庁や消費者団体、牛肉を扱う企業などが、ホームページで詳細な狂牛病情報を流し始めた。

リンクページ:

   ----日本生協連安全政策推進室  2001/10/09
 『日本生協連では、国内ではじめて狂牛病(牛海綿状脳症、BSE)に罹った牛が発見されたことを受けて、先に日本生協連の見解を出すとともに、調査を進め、また生協のみで対応が難しい面について行政に要請を行なってきました。全国の組合員の皆さんからもお問い合わせを数多くいただいておりますので、Q&Aの形で、組合員の皆さんの疑問にお答えします。』と、案内されております。

▼目次:


2001/10/14
   ----Yomiuri On Line > 社会  ’2001/10/14 
『危険部位を使っていたのは、愛媛県内のメーカーで、調味料に使用していた。また、愛知県内でも、レトルト食品に危険部位を使用していたケースが2件報告された。3件とも、安全処理が施されていたり、非汚染国からの輸入原料を使っており、問題はなかった。 』と、報じている。

 その他、狂牛病関連の話題について、この読売オンラインのサイトが充実しております。

    ▼ 特集:狂牛病
     肉骨粉を使用していた農家の個数を、各府県別に表示した図があります。千葉県がダントツに多いですね。
   ----Asahi.com > 社会 > 速報  ’2001/10/13 
『東京都中央卸売市場食肉市場(港区)で10日に処理された牛に狂牛病に感染した疑いがみつかった問題で、坂口力厚生労働相は12日深夜、記者会見し、精密検査の結果、狂牛病ではなかったことが分かったと発表した。 』と、報じた。
   ----Nikkei BP BIzTech ’01/10/12 
『都庁によると、厚生労働省は10月10日、東京都中央卸売市場食肉市場でと畜解体した303頭のうち26頭を検査した結果、狂牛病と疑われる牛が1頭発見されたという。 』と、報じた。

 でも、深夜にはシロの結果を報じています。 この事は、検査精度に問題があるということを示したもので、その辺を指摘していたのは9/12の読売新聞の解説記事でした。

 ▼[解説] 狂牛病 検査体制に問題は (2001/9/12)

   ----Mainichi Interactive  ’2001/10/11 
『健康関連機器、商品のヘルシーネットは、インターネット上で健康食品や健康機器などを販売するオンラインショップサイト「ケンコーコム」に、狂牛病に関する情報ページ「牛関連成分が含まれる健康食品の取り扱い」を特設した。この狂牛病特設サイトでは、取扱い商品の中で、牛関連成分 (全7成分)が含まれている健康食品(全405商品)を対象にした、安全性に関する調査結果及び製造元による見解を掲載している。』と、報じている。

[牛関連成分が含まれる健康食品の取扱いについてのページ] / ヘルシーネット

   ----Yomiuri On Line > からだ/けあ  ’2001/10/10 
『狂牛病の乳牛が千葉県で発見されて、きょう10日で1か月。厚生労働省が5日、狂牛病感染の恐れのある原料を使った加工食品の製造自粛などを求めたことで、消費者の不安が広範な食品に広がった。このため、食品メーカーも“安全宣言”を出すなど対応に追われているが、混乱は長引きそうだ。』と、報じている。


2001/10/07
     ------MedWave 医師も戸惑う健康情報 / 小内 亨 (2001.10.3)
 『狂牛病発症の際の日本政府の対応はお粗末なものであった。 「日本での狂牛病発症はあり得ない」と判断し、問題が起こったときへの準備を怠っていた日本政府は非難されてしかるべきであろう。結果的には判断を誤っていたわけだが、この判断の甘さを事前に指摘することはできなかったのであろうか?。』という、書出しで始まるページ。

    ・1986年に狂牛病が初めて英国で確認された。
    ・1996年に狂牛病の人間への感染が確認された。
     ⇒日本では英国からの肉骨粉の輸入が禁止された。
    ・狂牛病が発見〜輸入が禁止されるまでの間に、日本で英国産の肉骨粉が使用されていた可能性が指摘されている。
     ⇒ この肉骨粉の中には狂牛病を引き起こすプリオンも含まれていたかもしれない。
     ⇒日本での狂牛病発症の危険性を完全に否定することはできなかった筈。

・今年6月日本側は狂牛病を調査している欧州委員会への調査協力を断った。(朝日新聞)
 ⇒同委員会が日本での狂牛病発症の危険性が高いと判定する可能性が出てきたため。
 ⇒このことが日本国民に知れわたれば大騒ぎになると考えた日本政府。
・しかし、今回の事件で欧州委員会の判断の方が正しかったことが証明されてしまった。

・マスメディアは、欧州委員会が日本での狂牛病発症リスクを取り上げた事に、触れなかった。
 ⇒ニューヨークタイムズ紙やインターナショナルヘラルドトリビューン紙には、日本側から欧州委員会に調査報告書を公表しないよう要請があったという記事が掲載されていた。

・政府の判断の甘さを指摘する機会は、何度も有った筈なのに、問題が表面化しない限り、無批判な記事にしてしまう、どこかおかしいマスメディア。

・私達には、「メディアが形作る『現実』を批判的に読みとる能力」、メディア・リテラシーが必要である。

・マスメディアには「行政の発信する情報を批判的に分析する能力」、を求めたい。と、結んでいる。

     ------小山会計事務書  
 『ついに日本でも狂牛病の発症か?都合の悪いことは「発生しないものとする」のが、日本の官僚組織の基本的スタンスである。狂牛病についてもその発症の危険性が指摘されていたにもかかわらず、日本は安全と思いこませてきたのはだれだろうか?』という、書出しで始まるページ。

 ▼狂牛病に関する私の意見

 『欧州では最悪の状況は脱したともいわれるが発病していない世界の感染者の数は測り知れない安全とみられていたアメリカでも疑念が浮上してきた。』

  • 八方ふさがりの状態に
  • 「人食い」の儀式が原因?
  • 甘すぎた英政府の対応
  • 他の家畜用くず肉が混在
  • アメリカの規制にも穴
  • 突然やって来る恐怖の病
  • 脳の手術で思わぬ感染
  • 災いのもとはヒト成長ホルモン

2001/10/01
■牛肉は食べないほうがいい?
■どの部位がいちばん危険?
■旅行先で牛肉は食べないほうがいい?
■牛以外の肉は大丈夫?
■サプリメントは?
■ワクチンは安全?
■病院で感染する可能性は?
■ヤコブ病は血液からも感染する?

2001/09/23
   ----Yomiuri On Line 政治 ’01/09/23 
『厚生労働省は22日、国内で初めて狂牛病の感染が確認されたのを受け、牛の脳やせき髄、小腸など食べると人に感染する可能性があるとされる「特定危険部位」について、感染の有無にかかわらず、食肉処理時の廃棄義務付けの検討など、取り扱い方法の見直しに入った。 』と、いう記事。

   ----Asahi.com生活 >食べる ’01/09/22 
『千葉県で狂牛病の疑いがある乳牛(5歳)が見つかった問題で、農水省が依頼した英国獣医研究所の検査の結果、狂牛病と断定された。欧州では86年以後、発症例が相次いだが、東アジアで確認されたのは初めて。「クロ」と断定されたことで、感染源の特定や感染拡大の防止、消費者の安全対策などがいっそう急務となった。(09/22)』と、いう記事。

   ----Asahi.com > 社会 > 狂牛病 ’01/09/22 
その他、Asahi.comの関連記事
  ●狂牛病の基礎知識
  ●狂牛病に揺れる欧州の食生活 (5回シリーズ)
  ●安全性 調査でどこまで?
  ●欧州の管理体制は
  ●なぞ多い病原体「プリオン」


2001/09/15
   ----Asahi.com生活 >食べる ’01/09/12 
『狂牛病感染の疑いのある乳牛が見つかり、消費者の不安が広がっている。欧州でまん延したこの病気はこれまで、「対岸の火事」と見られがち。その実態はあまり知られていない。消費者はこの問題をどう受け止めればいいのか。専門家に狂牛病の基礎知識を聞いた。』と、いう記事。

▼食べて大丈夫なの? 不安なら部位選んで

     内臓などのモツではない普段食べている牛肉や乳製品を、買い控えることはないという。狂牛病の原因とされるたんぱく質「異常型プリオン」は、牛では神経系統に蓄積しやすい。欧州では神経系の多い肉の部位を中心に、販売禁止措置を取っており、欧州連合(EU)では、生後12カ月以上の牛肉の場合、脳と眼球を含む牛の頭がい、扁桃(へんとう)、せき髄、回腸の除去を義務づけている。また発生数が非常に多い英国とポルトガルでは、生後6カ月以上の牛の頭部、胸せん、ひ臓、腸全体、せき髄なども除去対象に加えていることを知っておいたほうが良い。
▼なぜ牛に動物飼料? 効率とコスト減優先
     元々、牛は草食動物なのだが、欧州で狂牛病が広がった原因の一つは、死んだ家畜を処理したものを飼料として食べさせたことだ。草食動物に動物性飼料を与えるのは、高品質の肉や牛乳を短期間で、安く得るためだ。
     その為に、どの国でも一種の栄養補助剤を飼料に加えており、身近で豊富にあるものを利用することになる。日本なら魚かすや植物性のものを利用するが、英国などでは死んだ家畜など動物性を利用していたが、コスト削減のために処理工程で加熱回数を減らすといった手抜きがあった為だと云われている。
▼感染の危険度は? 日常生活は低リスク
     狂牛病が初めて英国で報告されたのは、86年。96年に英国の保健相が「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」という人間の病気と関係がある可能性を認めた事で大問題になった。さらに今年3月、英国当局は「食肉が汚染され、人間に感染した可能性がある」との報告書を発表した。
     狂牛病が人へもうつる可能性は極めて高いが、病気の牛の脳やせき髄などを食べなければ問題は無いと専門家は話している。

 いずれにしても、あまりグルメ志向の料理は避けて、普通の肉を食べれていれば感染する危険度は低いと思いますが、この際、牛肉を避けて脂肪分が比較的少ない鶏肉を食べる方が健康面でも良いように思われます。
   ----Yomiuri On Lineからだ・けあ ニュース ’01/09/12 
『国内で初めて狂牛病の疑いの濃厚な牛が見つかった。だが農水省も信頼していた狂牛病検査法は、感染を見逃していた。』と、いう記事。

▼“見逃し”の検証を 危機意識醸成も課題

 狂牛病の検査は、今年度から強化されていた。牛の脳をすりつぶして試薬を加えて検出する 「プリオニクス」という検査だ。茨城県つくば市にある 「動物衛生研究所」が担当する。
  狂牛病は症状が出ない限り、生きている間に診断する方法はない。病原体の異常プリオンは遺伝子を持た無い為に、ウイルスや細菌のように特定の遺伝子を目印に検出する手法が使えない。
 このため、抗原抗体反応を利用しながら、検出精度が99.7%と高く、8時間程度で結果が出るプリオニクス検査は大量の検査に向き、欧州でも広く導入されていたが、今回、このプリオニクス検査では陰性であったが、千葉県が脳を解剖したところ、狂牛病特有のスポンジ状の病変が見つかったので、病変部を染色して検出する別の検査を行って陽性となり見つかった。これは数日かかるが、プリオニクス検査より高精度だ。

  こうした経過の中から、二つの大きな問題が浮かび上がる。

 @プリオニクス検査では、検査キットによって結果に誤差がでる。
 A狂牛病に目を光らせる第一線の自治体職員の危機意識の希薄さ。

 千葉県の関係者曰く、「日本の牛は安全だと証明するために検査に回した。」筈だったという。これまでも、起立できない牛は、農水省の通達で検査されることになっていたが、起立不能といっても、関節炎、出産の後遺症などが原因の場合もあり、起立できない牛すべてが、狂牛病の検査を受けるわけではなかったという。

 通常、こうした検査の「見逃し」は、試薬の感度が想定より低かったり、検査の手順を誤ったりした場合に起こるが、今回は農水省の検討委員会は「どちらも考えにくい」と首をひねるばかりだというが、「見逃し」の原因を可能な限り追究することが出発点になり、危機意識の徹底もそこから始まる、と結んでいる。

 これから検査を徹底して、疑わしきものを処分すれば、狂牛病は撲滅できるということならば、徹底的にやって欲しいものである。 そのうちに牛肉がスーパーの棚から消えるようなことの無いように祈るばかりである。



2001/08/21
     ------日経ヘルス・News 2001/08/21 
 農業で使用する病虫害防除のための薬品に接している人は、精子が減少し、男性不妊になる危険性があるとの報告が、雑誌「人間生殖」(Human Reproduction)最新号に発表された。

2001/08/19
   ----Asahi.com生活 > 食べる >ニュース ’01/08/19 
『抗生物質が効かないバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)が、今年1〜2月に輸入されたタイ産鶏肉の3%から検出されたことが厚生労働省の調査でわかった。率は下がったが、鶏肉による菌の国内流入は続いている。 タイの鶏肉のVRE汚染は、98年度の調査で21%、99年度で12%と高い割合で見つかり、問題になり、タイ政府は養鶏の改善のため、昨年、養鶏業者の認定制度をつくるなどの対策をとり、検出率が下がったのは、これらの対策が効果を上げていると考えられるが、VREはすぐには消えないので引き続き調査が必要だと専門家も指摘している。 (08/19)』と、報じている。

 防衛策は、良く火を通して料理することであり、腸内細菌の善玉菌を増やし、免疫力をアップさせて感染する確立を減らす努力も必要であろう。


2001/08/05
     国土交通省報道発表資料 (河川局河川環境課) ’01/07/24 
 国土交通省では、「内分泌撹乱物質」として疑いのある物質について、平成10年度及び11年度に全国の一級河川及び下水道における実態調査、河川への流入実態調査等を実施しており、これまでの調査で、内分泌撹乱作用が疑われる物質のなかに河川水中に広く存在するものがあること、一部の雄コイの血液中から雌性化の目安となる物質(ビテロゲニン)が検出されたものがあること、調査対象とした物質の河川内での減少が示唆されたこと等を確認している。  そして平成12年度にいても全国の一級河川109水系131地点における内分泌かく乱物質の実態調査結果を公表した。

 これによるとビスフェノールAが約3割、4-t-オクチルフェノール及びノニルフェノールが約1割、人畜由来ホルモンである17β-エストラジオール(ELISA法)が約5割の水系で検出されたが、ノニルフェノール、フタル酸ジ-n-ブチル及びビスフェノールAの検出割合は、12年度と同じ調査地点で傾向をみると、平成10年、11年、12年と概ね経年的に減少しているという。

 この調査結果をどの様に捉えるかですが、環境ホルモンの汚染があったということであり、進行はしていないと云う点が救いなのですが、汚染されているのですから、近海ものの魚介類を食する場合は注意すべきと云うことでしょうね。特に貝類はお勧めできませんし、魚等の内臓物は食べないようにしたいものです。その方法しか身を守る手は無いように思いますが、皆さんは如何お感じでしょうか。

≪関連ページ≫
東京都都立衛生研究所の内分泌かく乱物質のページ

▼ 環境省・保健/化学物質対策・「化学物質対策の動向」のページへ

▼ 国立環境研究所の「環境健康研究領域 」の「環境ホルモンと健康」ページ

     Asahi.com社会 > 速報 ’01/08/03 
『工業用の洗剤の原料などに広く使われているノニルフェノールが、魚類のメス化に強い影響を与えていることを世界で初めて環境省が確認した。同省は「魚類については環境ホルモンの作用があると断定してほぼ間違いない」としている。特定の人工的な物質が科学的根拠に基づき、魚のメス化に影響を与えていることが証明された例はないとされ、世界的に注目されそうだ。・・・・・ノニルフェノールは魚類を中心に、藻類や甲殻類の成長を阻害するなど生態系全般に影響を与えている可能性があると同省はみている。人への影響は「環境ホルモンの作用はないか、あったとしても弱い」という。・・・・・・井口泰泉・岡崎国立共同研究機構統合バイオサイエンスセンター教授は「魚類の実験は海外では始まったばかりで、日本が科学的根拠に基づき環境ホルモンの作用があると断定したことは世界的にも注目される。業界は全面禁止に向けて代替品に切り替えていくことが必要だ」と語る。』と、報じている。

 上記「国土交通省の「平成12年度水環境における内分泌撹乱物質に関する実態調査結果公表」に関するコメントを書き終えたところで、この記事を見つけたのですが、予想的中でした。

 いずれにしても、一刻も早く代替品への切り替えを実施していただくしか無いようですね。記事中には人への影響は弱いとは云っていますが、はたしてそうなのでしょうか?

環境省の報道発表資料のページ
    (’01/08/04 時点ではこの情報は掲載されておりませんでした。)


2001/07/22
     Asahi.com > 社会 > 速報(2001/07/18)
 「速報」版の記事が早く消えてしまう様です。その時は、ごめんなさい!

 『数時間から数日で手足が腐って7割が死亡するという「人食い菌」ビブリオ・ブルニフィカスの被害は、国内で年間200人以上と推定されることが、国立感染症研究所の調査で明らかになった。この菌は夏の海で増殖し、魚介類を汚染。これを肝臓が悪い人が食べると発症する危険が高い。・・・・これまでは、学会などで約20年間に約100人が報告されていただけだったため、患者は年間数人だけと考えられていたが、昨年1年間で最低でも200人は患者がいたと分かった。』と、報じている。

 我が国では刺身や寿司等の材料となる魚介類の摂取が原因。肝臓障害を持つ人は、生の魚介類を控えること。特に貝類は危険ですね。一方、欧米での原因の多くは、生牡蠣が原因の様です。 結論的には、肝機能を高めておくことです。

 もっと詳しい予防法については、下記の「感染症情報センター」のページを参照下さい。

 ■人食い菌で今夏も被害者 死亡率高いが予防可能、国は実態調査を
    (2000/08/04 朝日新聞 の記事)

 ■「人食い菌」ビブリオ・ブルニフィカスに関する詳細情報 → 国立感染症研究所・感染症情報センターの「ビブリオ・バルニフィカスとは?


2001/07/09
   ------Asahi.com > 社会 > 速報(2001/07/06)
 『海にすむ魚の「メス化」現象が日本の沿岸に分布する複数の魚種にまたがって発生していることが、専門家の調査で明らかになった。生活、工業排水が流れ込む大都市近くで目立ち、内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)の影響が疑われている。』という、(残念ながら、もう記事が消えてしまっています。)

 又、『ポリスチレン製のカップめん容器などから溶け出す合成化学物質「スチレンダイマー」と「スチレントリマー」の一部が、環境ホルモン(内分泌かく乱化学物質)として働くことが人の乳がん細胞を使った実験でわかったと東京都が2日、発表した。』という、記事。

 この情報は非常に重要です。

 業界団体はこれまでに、ラットの女性ホルモン受容体などを使った実験を行い、「スチレンダイマーなどに、環境ホルモンとしての作用は認められない」と発表しており、環境庁(当時)は昨年、スチレンダイマーなどを「内分泌かく乱作用を有すると疑われる化学物質」のリストから外したにも関わらず、都は乳がん細胞を使った実験を元に人体に影響を及ぼす可能性があるとして国に報告するのだから。

 環境ホルモンから身を守るには、基本的にプラスチック容器を加熱して食べる食品は避けるべきであるが、この種の防衛策や環境ホルモンがプラスチック容器から溶け出すこと事態について、私の職場の20代の若い女性について尋ねてみたが、案の定知らなかった。 このようなことからも、最近の若者はこの種の知識を持ち合わせていないし、教育もされていない様に思うのである。
 彼らが結婚して子供を作ろうとして、子供が出来ない理由に環境ホルモンが影響していることを知ったときに、どうしてそのような大事なことを学校で教えてくれなかったのかと思う頃は後の祭である。それよりも、今子育てをしている方たちは、自分の子供に環境ホルモンに配慮した食品を選び調理をしているのだろうか、そっちのほうがもっと心配だ!。
 受験勉強等の知識教育も大事では有るが、人間として生きていく為の基本的な生活の知恵を授ける方がもっと重要なことだと思っているのですが、現在の学校教育は何処か変だと、こんな「カップ麺」の新聞記事から的外れなコメントを書いている私こそいま流行りの「変人」なのかもしれません。

     Nikkei BP BIzTech News (2001/06/30)
『物質・材料研究機構は、いわて産業振興センターと共同で、磁性微粒子を磁気分離することにより、内分泌かく乱物質(環境ホルモン)を容易に吸着・脱離できる技術を開発した。』と、報じている。

 今回開発された方法は、磁性粒子の表面に「水となじまないような処理」(疎水処理)を施し、水中の環境ホルモンを吸着する性質を与え、環境ホルモンを磁性粒子とともに超電導磁石で吸着し、水から分離する。分離後、環境ホルモンは磁性微粒子から、 アルコールなどで洗浄することによって脱離する。
 この方法の利点は、吸着した環境ホルモンはアルコールなどの有機溶媒により、磁性微粒子から容易に脱離できるから、磁性微粒子を再利用できる。従って、二次廃棄物の発生は極めて少量であり、環境ホルモンは微量であっても、高濃度に濃縮し、捕捉できるという。

DM Online詳細記事へ(ユーザー登録必要)


2001/05/27
オーガニック(有機)作物への関心、米国で加速 
  〜背景に遺伝子組み換え食品への反発  
 環境破壊や農薬、遺伝子組み換え作物が問題視されている背景が、米国でオーガニックブームを引き起こしているという話題。

 スポーツウエアー「ナイキ」もオーガニックコットンを用いたスポーツウエアを、今年販売する予定だという。
 日本では本年4月より、改正日本農林規格(JAS)法が施行され、オーガニック(有機)農産物には「有機機JASマーク」 が付くことになった。遺伝子組み換え食品に対しても原材料に使っている場合も表示が必要とされるなか、米国でも遺伝子組み換え(GM)作物を使用した食品はオーガニック食品として表示することを認めないとする、米国内統一基準を発表した。

 この明確な基準を打ち出した背景には、健康志向や食品の安全性への関心高さからオーガニック食品の需要が高まっている事と、規制の厳しいヨーロッパ市場を開拓する狙いがあるという。 USDAが10年あまりの歳月をかけ、改定に改定を重ね策定したこの統一基準は、2002年半ばに実施される見通し。

 この「統一基準」の概要は、下記のものについて「オーガニックとしての表示することを禁止する」というものである。

    ・遺伝子組み換え作物使用の食品
    ・ガンマ線照射でバクテリアの増殖を防いだ食品、
    ・防腐剤の亜硫酸塩化合物などを添加した食品、
    ・ホルモンや抗生物質を投与した動物の畜産品―など
 表示方法については、食品内の有機成分の含有量に応じて、下記のような4種類に区分される。
    ・「100%有機食品」、
    ・有機成分が95%を超える「有機食品」、
    ・70%〜95%の「有機成分食品」、
    ・70%以下の「食品」
▼米国最大規模の自然健康商品展示会でオーガニック(有機)商材が席巻
▼アメリカは消費者優先の国、高いオーガニック志向に企業も照準
▼米国で、オーガニック食品の「統一基準」発表
▼統一基準、USDAへの約41,000のコメントを参考に改定
▼「オーガニック業界に改革もたらした」と高い評価
▼オーガニック市場、90年代半ば頃から毎年20-25%の伸び
▼遺伝子組み換え食品の登場がオーガニックニーズに拍車

 この記事の中で、USDAのダン・グリックマン局長いわく、「オーガニック表示は、あくまでもマーケティング上の要素が強く、食品の安全性や栄養価を示すものではない」という点が、非常に重要なポイントであると思われる。

 果たして、日本ではどの様になっていくのであろうか。 先ずは米国での成り行きに今後も注視が必要のようだ。なんと云っても日本は食料の自給率が非常に少ない国だから。


2001/05/14
 国土交通省は5月14日,日本住宅性能表示基準・評価方法基準等の改正案を公表し,それに対する意見の公募を始めた。

日本住宅性能表示基準・評価方法基準等の改正案に係る意見募集について
   ------国土交通省・住宅局住宅生産課

厚生省、シックハウス指針値公表(2000/11/08)

▼私のBizTechニュースのスクラップ記事 → ここ!


2001/05/13
 国土交通省は、下水道における環境ホルモン (内分泌攪乱化学物質)の実態を「世界でも類例のない規模」で行った結果、下水処理場の処理過程を通じて環境ホルモンをかなりの程度除去できることが確認された、と発表した。

▼私のBizTechニュースのスクラップ記事 → ここ!

     KEN-Platzニュース 
 調査の結果,下水処理場に流入した環境ホルモンは処理過程で低減し,さまざまな環境ホルモンのうち多くは90%以上減少。「高度処理」した場合,多くの環境ホルモンがほとんど検出されないレベルにまで低減した。下水汚泥を焼却したものからも,環境ホルモンはほとんど検出されなかったという。
     国土交通省報道発表資料 
 本調査で得られた主な知見は次の通りであるとしている。
  • 流入下水中の環境ホルモンは下水処理の過程で大きく低減し,物質の種類により相違はあるものの,多くの物質で放流水中では90%以上減少している。さらに,高度処理を行えば,多くの物質でほとんど検出されないレベルにまで低減している。 特に平成12年度の調査では次の知見が得られた。
  • 汚泥処理の過程での環境ホルモンの濃度の低下の状況について 焼却した汚泥では環境ホルモンはほとんど検出されない。
  • 水処理の方式と低減効果との関係について
      → 窒素除去型の高度処理施設のように,反応タンクで長い滞留時間を確保することができる水処理施設では,環境ホルモンがより大きく減少する傾向がある。
  • 下水処理過程における環境ホルモン物質の形態ごとの存在について
      →(1)洗剤などに利用されるノニルフェノール関連物質は,ノニルフェノールエトキシレート,ノニルフェノキシ酢酸類,ノニルフェノールから成るが,放流水では,合計としては大きく減少している。またノニルフェノールの形態として存在するものよりもノニルフェノールエトキシレートやノニルフェノキシ酢酸類の形態として存在するものの方が多い。
      →(2)人畜由来ホルモンであるエストロゲンは,17β-エストラジオール,エストロンから成るが,放流水では大きく減少しているとともに,ほとんどがエストロンの形態となっている。
▼調査報告の概要版(PDF形式) → ここ!。(59KB)

2001/05/13
     MSNジャーナルニュー・サイエンティスト ’01/02/21 
『イギリスに端を発した狂牛病騒動が、欧州大陸に飛び火。フランスやドイツでパニックを引き起こしている。脳の組織が侵され、やがて死に至るとされるクロイツフェルト・ヤコブ病と関係があると言われており、専門家の多くは、狂牛病(牛海綿状脳症)の感染源は牛の飼料に使われた羊だと見ている。原因究明に尽力をあげる科学者マイク・スコットへのインタビュー記事』


2001/04/26
     Mainichi Shimbun ’01/04/26 
『スイスのチューリヒ大学は、欧州で深刻な問題となっている狂牛病の情報サイトを開設した。サイトでは、発症した牛の具体的な症例を、静止画、動画、音声、ストリーミング技術などを使って掲載し、現場で発症の有無を簡易に検査できるようにした。』と、報じている。

▼ [チューリヒ大学狂牛病サイト] → http://www.bse.unizh.ch


2001/04/17
 聖マリアンナ医科大学泌尿器科教授の岩本晃明氏らの研究グループは、1997年から取り組んできた「日本人正常男性における生殖機能調査」を完了。日本泌尿器科学会のポスターセッション(4月16日)で結果を発表した。この調査は、子供がいる若中年男性と一般の若い男性とで、精液濃度や精巣の大きさなどを比較。若年者の方が精液濃度が低い結果を得た。

 精液1mlあたりの精子の数は、妊婦のパートナー(平均年齢31.8歳)では平均1億2090万個、男子大学生(平均年齢20.4歳)では平均7170万個と、大きな違いがあり、世界保健機関(WHO)が定めている総精子数の正常下限(4000万個)未満の人の比率も、妊婦のパートナーでは5.6%、若年の男子大学生では9.8%と、男子大学生の方が多かった。

 結果の解釈には、禁欲期間などに違いがあり、注意が必要になりそうだということであるが、妻帯者と独身者との食生活との関わりについても無視できないものがあり、プラスチック容器に入った加工食品をレンジでチンする機会の多い独身者は「環境ホルモン」を多く摂取しているという事を加味する必要があると思うのは私だけだろうか?


2001.03.19
  ------asahi.com・「くらし」<2001年3月19日朝日新聞より>
 英国で家畜伝染病、口蹄疫流行の勢いが増している。感染はフランスにも飛び火し、欧州連合(EU)からの家畜や食肉を締め出す動きが国際社会に広がる。英政府は殺処分する家畜数を大幅に増やすことを決め、多くの国々が伝染を水際でくい止めようと懸命だ。

2001.02.19
▼仏の狂牛病は、いろいろな対策を嵩じているにもかかわらず増えているという事実。原因は、骨肉粉飼料に拠っていたというが、91年以降、完全に禁止したその後も、普通の飼料だけで飼育された子牛からも病気が発生して事例からも、食料と母体から胎児への伝染だけでは説明がつかないという。専門家は第三の伝染形態として、牛の糞を通じて牧場の土壌そのものが汚染されてしまっていると仮定し始めているという。こうなっては、何を食べて良いのかが判らなくなりパニックになるのも頷けます。

▼この狂牛病が、ヤコブ病として人間をも発病させていたことが判明したという。フランスの権威、ドミニック・ドルモン博士によると、アルツハイマーと呼ばれていた病気のいくつかは、狂牛病の異種であることが分かるようになったという。

▼英国・ローウェット研究所のプシュタイ博士率いる研究班が、マツユキソウから取りだしたレクチンという蛋白質を作る遺伝子を抽出し、ジャガイモに組み、ラットに食べさせたところ、脳、肺、腸などの重量が減少し、免疫システムにも障害を起こしたという。いま盛んに話題になっているところの遺伝子組換え技術が、人間を含めた規模での地球上の生態系に重大な変化をもたらす危険性について解説している。
本来自然条件下では結合されるはずのない遺伝子同士が、これら組換え技術により組み換えられた場合、どのようなアレルギー症候群が人間に多発するかもわからないという。またそれらを食べ続けたとき、自然に人間が有していた自己治癒能力や抗体などに与える影響が非常に懸念されるとなると、巻変え方を変えれば、これはすごく重大というよりも、人類存続の危機に瀕しているのかもしれません。

   ------BizTech News 

   ------厚生労働省 







2000.12.18
   ------Motto!食品衛生 
 毎日食する加工食品ですが、その中に含まれる必ず含まれている食品添加物。この食品添加物は安全性について十分確認されているにも関らず、非常に評判が悪く,「発がん性がある」,「アレルギーになる」などとまるで毒物のようなイメージを持たれています。
 この食品添加物は、薬に比べて摂取する量が僅かなのに、本当に危険なものばかりなのでしょうかと、食品添加物の安全性について正しく理解して欲しいと訴えているページです。

 確かに安全性は、一応十分確認されているとは思いますが、毎日食するものに微量とはいいながら、長期間摂り続けての(動物ではなく人での)検証が欠けているのも事実ではないでしょうか。そんな気持ちでこのサイトの情報を見てみては如何でしょうか・・・、そして安心するかどうかは、あなた自身で判断して下さいね。

▼現在許可されている食品添加物
▼加工食品と食品添加物
▼食品添加物の1日摂取量
▼食品添加物の安全性評価法
▼安全性に問題がある?とされる食品添加物
▼検証!発色剤/検証!調味料/検証!殺菌料/検証!着色料
≪その他の気になる話題≫
▼検証!「買っては・・・・」
(★崎クリームパン・シュガーレスチョコレート「★ロ」・★清ラ王) ▼食品添加物の一日摂取量
▼食品添加物別1日摂取量
▼化学合成食品添加物の摂取量を減らすためには・・・
▼不安のある?食品添加物の摂取量を減らすためには・・・
加工食品を選ぶ基準
    ・同じ種類の食品でも使用されている食品添加物の種類が少ないものを選ぶ。
    ・既存添加物(天然添加物)については,安全性が十分に確認されていないものもありますので,安全性がはっきりしているものを選択する。
    ・変異原性を示す添加物が入っている場合は,毎日食べるのを控えるとか,何種類かの食品に入っている場合はそのうちの1〜2種類は変異原性を示す食品添加物の使っていないものを選ぶなど工夫をする。

2000.12.04
 ルポライター吉村克己氏の医療関連の記事が纏められています。

▼環境ホルモンは本当に危険なのか
『新たな環境汚染としてにわかに「環境ホルモン」がクローズアップされてきた。人間の生殖機能への障害や癌の誘発などがとりざたされているが、まだ実態は不明だ。マスコミ報道が過熱するなか、インターネットでは環境ホルモンをどう扱っているか探ってみた。』とあり、その中で環境問題に詳しいライターの別処珠樹さんの言を引用している点が目に止まりました。

 『怖い、怖い』式の報道がある一方で、『何もかも不明の点が多すぎる』式の意見が多いのも事実であり、どちらも何か偏っている。「不明だから、とりあえず調べるというのはもういいのではないか。どう対処するのか、いっこうに明らかでない」と指摘している。

 確かに、公のページには具体的な対処方法が示されていないような気が致しますし、個人々々が長く興味を持ちつづけて、この問題に対応する必要が重要と思います。

  • カップ麺の容器も危険!?
  • 「怖い、怖い」報道の弊害

2000.10.30

   ------−--FYTTE  
≪FYTTEのコメント≫
 『”男性の精子の数の減少””乳がん、子宮がんの増加”など、ドキッとするような生態系の異変の原因が「環境ホルモン」にあると言われています。環境ホルモンの何が問題で、何ができるのかを考えてみましょう。』

 その概要とは・・・

 人間のホルモンは、各内分泌器官で作られる物質で血液中に分泌され、微量で、一定の臓器や組織の機能を調節します。「情報伝達を本来の目的とする物質で、或る細胞から生産されると、作用するカラダの組織に放出し、その活動を開始させる」と定義づけされている。
 環境ホルモンが体内に入ると、これらのホルモンの働きと似た働きをして、本当のホルモンの働きを妨害し、かく乱させてしまう。各臓器は、偽ホルモンからの情報伝達を、本物のホルモンからの伝達だと思ってしまうのです。内分泌かく乱物質とも云われている。その結果、生殖器の異常などの問題が出てきます。
 女性器の生殖器ガンと環境ホルモンとの関係だけを証明したデータは未だありません。しかし、不妊症の原因とも言われる子宮内膜症と、環境ホルモンのひとつであるダイオキシンとの因果関係は、動物実験などで証明されています。

 ダイオキシンは、意図的に作られるものではなく、別のものを作る過程でたまたま生成される副産物。たとえば、ゴミを焼却するときに発生するということで、人間の生活と関係している点が問題を深刻化させているとも云えます。
 そのため、地球に存在するあらゆる食品が、ダイオキシンで汚染される可能性があるのですから、もっと真剣に考えなければならないと思います。・・・・

 

2000.10.23

 国民生活センターくらしの豆知識に、気になる話題が詰まっていましたので、下記にご紹介致します!
改正されたJAS法            
食品添加物の基礎知識           
環境ホルモンと食品容器          
 

2000.10.05

すでにシックハウス症候群?  
   ------−--リンク王・Weekend Focusのバックナンバー 2000年6/20
≪Weekend Focusのコメント≫
 『せっかく大金をつぎ込んで新築の住まいを購入したのに、引っ越した途端、身体に異変が。「新築なのに住めない!」なんていう、理不尽なことが近頃起きていると耳にいたします。 壁紙など住宅建材の中に多く使われている「ホルムアルデヒド」という発ガン性物質がその原因のよう。 換気をすることで濃度は下げられるが、最初からそんな有害物質が含まれていない、健康な家を作れないものでしょうか?。』

  1. シックハウス症候群とは
      この奇妙な症候群をコンパクトに解説しているサイト
  2. シックハウスの原因はホルムアルデヒド
      シックハウスの原因とされる「ホルムアルデヒド」なる発ガン性の化学物質について言及されている。
  3. 被害者が語るシックハウスの現状
      苦労してやっとの思いで念願の最新型注文住宅を購入したのに、多量の新建材のせいでとんでもない被害に遭ってしまったという人のサイト。
  4. 厚生省の動き
      厚生、建設、農水、通産、労働の5省は「シックハウス」症候群の対策に今年から本格的に着手するという。
  5. 医療の現場から
      シックハウス症候群は化学物質過敏症ともいわれる。「Dr.化学物質過敏症」こと北里大学の宮田幹夫教授がさまざまな質問に答えてくれている。
  6. 備長炭が効く?
      備長炭が複合汚染された住まいの危険因子を吸着・分解するなどして、生活環境を改善する大きな助けになると紹介している。
  7. シックハウスを考える会
      無料電話相談(メール相談も)を実施していたり、シックハウス問題に関する調査・研究を行っている、「シックハウスを考える会」のサイト。
 

2000.07.10
茨城県、環境ホルモン調査結果公表
     ------茨城県

  茨城県はこのほど、平成11年度環境ホルモン実態調査結果を公表した。

 この報告では、全体的にみると、今回検出された値は、全国の測定値と比較して同程度あるいはそれ以下であった。
 水質については,10項目中6項目(農薬以外の全5項目と農薬1項目)が、検出されたことなどが報告されている。


2000.08.07

環境ホルモン: カップめん容器 最大24倍のひらき2000.03.03 
境ホルモン:塩化ビニール製食品用ラップ3品目で検出2000.07.19
環境ホルモン:70河川から検出 建設省全国調査2000.07.21
環境ホルモン:優先的に解明すべき7物質を決める 環境庁2000.07.21
     -----毎日新聞の「環境ホルモン」検索結果
 「環境ホルモン」について、この30年間で男性の精子が減っているとか、不妊症の人が増えているとかのニュースが伝えられて、かなり深刻な問題との認識があるのですが、建設省、厚生省、環境庁等々いろいろと調査が行われていて、公表されています。
 でもどうして一元的な取り組みが成されないのか、全く不思議ですが、こんな事で被害が食い止められるのでしょうか?お役所のセクショナリズムも結構ですが、早く結論を出して、規制する方向に動かないと「エイズの血液製剤の問題」より深刻な事になるような気がしてなりません。
 というような事で、「環境ホルモン」の話題を、記事検索が出来る「毎日新聞」のサイトから、関連記事から拾ってみましたので、毎日出ては消えてゆくニュースから「問題」を、ご自分で読み取って見て下さい。
東京湾柱状底質中の環境ホルモン測定
       ------−-------資源環境技術総合研究所・報道

「缶飲料に「環境ホルモン」! 研究者発表へ、被覆剤から溶出」
「河川や海、環境庁が130地点を調査! 環境ホルモン、9割で」
       ------−とし坊の「読んどきゃ良かった記事情報」


2000.08.01

健康大辞典
     -----BIGSAMのHealth Web
 「美容健康情報満載!! あなたの知りたいことがわかる」と、自己紹介するこのサイト。確かに分類もきっちりとされて、目当ての項目が見つけ易く、その内容も充実のお薦めサイトである。

≪私が選んだ、気になる項目≫

紫外線は恐い!

フロンガスによって オゾン層が破壊され、強烈な紫外線が地上に降り注ぐ様になってきている。この紫外線は 皮膚癌や白内障を誘発するほか、免疫機能を低下させ、DNAをも傷つけ殺人光線と化している陽射しから身を守る方法は?

SPF値って何?/紫外線の基礎知識/紫外線のピーク /紫外線の人体の影響/紫外線による老化 /光老化/日焼けについて /シミについて /紫外線対策

シミ情報
女性にとっての悩みの「シワ」。シミがある肌も対策にはどなたもお悩みの事と思います。 しかし、その前にシミにもいろいろな種類があり、その違いをきちんと把握したうえで、防止方を考えましょう。

シミの種類/シミのできた皮膚を見ておきたい/シミのできる原因は紫外線だけではない/予防 対策


2000.07.10

環境ホルモンで、あなたの寿命は45歳!? (Page 1)
環境ホルモンで、あなたの寿命は45歳!? (Page 2)
環境ホルモンで、あなたの寿命は45歳!? (Page 3)
環境ホルモンで、あなたの寿命は45歳!? (Page 4)
環境ホルモンで、あなたの寿命は45歳!? (Page 5)
環境ホルモンで、あなたの寿命は45歳!? (Page 6)
     -----菅原研究所haru
▼キレる行動と環境ホルモンの思わぬ接点
 世界中で見られる不可解な異常現象から、環境ホルモンが、生命の存続に関連し、生殖機能や免疫機能に大きな影響を与えているということは、しばしば耳にしておりましたが、それだけでは無く、ガンの誘発から、精神や神経障害、行動異常、老化の促進に至るまで、さまざまな影響があると言われています。
 つまり、“キレル”に象徴される子供たちの行動異常と、環境ホルモンとの結びつきも十分考えられ、最近になって環境ホルモンと子供たちの行動異常との関係を裏づけするような論文も多数発表され始めているとの記述有り。
▼環境ホルモンの恐るべき正体
・あなたのすぐ近くに潜んでいる環境ホルモンの数々
 「微量なら大丈夫」「薄めてし まえばいい」といった昔の理論はまったく通用しま せん。そして、私たちは今、誰もが環境ホルモンとなりうる化学物質を確実に体内に取り込み、蓄積させている危険な状態にあります。
▼もう逃げられない。ダイオキシン汚染の恐怖
・次々と明らかになるダイオキシン汚染の実態
・ダイオキシンで男の子がいなくなる!?
・女性の体をむしばむダイオキシン
 ダイオキシンは、プラスチック容器やビニールテープなど、有機塩素系の成分を含む製品を焼却したりすることによって発生する化学物質です。ダイオキシンを分解するには、1300度超という高温が必要で、一般のごみ焼却施設で 焼却した場合は、発生する一方であり、90%が廃棄物の焼却設備から排出されている。そして、飛散灰や燃え殻に含まれるダイオキシンは、雨や台風と共に川に流れ込み、水や生物を汚染して最終地点となる体内ヘ食物連鎖によって入ってきます。
▼男性はますます中性的に、女性は凶暴になる!?
・アトピーの原因も環境ホルモン!?

 人工乳と母乳のなかのダイオキシン濃度を調べてみると、母乳は人工乳の10倍もの濃度を含んでいました。そのような背景もあり、アト ビー性皮膚炎の発症率が母乳の飼育の場合の方が高いのです。
▼日本のダイオキシン対策は甘すぎる
・最悪の日本のダイオキシン対策
 規制の厳しいドイツなら焼却施設が間鎖されるようなダイオキシンの濃度であっても、日本の基準値なら「まだまだ大丈夫」の範囲。
▼食物繊維がダイオキシン排出に効果あり
 食物としてダイオキシン吸収能力の高い食物繊維を摂っていると、腸内で再吸収されることなく、体外までダイオキシンを運びだしてくれるのです。つまり、食物連鎖で体内に入った毒を逆に排出することもある程度可能。

2000.07.06

ダイオキシンから食卓を守る知恵
環境ホルモン汚染が疑われる食品は?
保存料とは
環境ホルモンとダイオキシン
ジャガイモの放射線照射と危険性
食品の残留農薬
焼き肉はタレ漬けやみそ漬けの方が安全か?
ハムやソーセージ類は湯に通してから調理した方がいい?
リンゴの渋味が、がんを防ぐ?
     -----NTT DataのHealthクリック食品の知識
 ダイオキシン類の約98%は、食物を通して体に入ってきます。だから防衛する為のチョットした知識を知っているのと知らないのでは、大きな「健康」の差になって現れます。
 食物からのダイオキシン摂取を少しでも減らすコツを、このサイトから吸収しましょう。
 食物からの摂取のうち約60%が魚から。次いで牛乳・乳製品(10.3%)、肉・卵(10%)です。特に大都市の沿岸に住む魚のダイオキシン類濃度が高いのは容易に想像できることです。農薬や製紙工場の排水からもダイオキシンは見つかっており、それらが川を経由して海に流れ込んでいるのですから。

 残留農薬や添加物などの中にも、環境ホルモン作用が疑われる化学物質が含まれている為、環境ホルモン汚染が疑われている食品は意外と多い様ですね。

 「環境ホルモン汚染が疑われる食品は?」のページから、肉、魚、野菜果物、缶ジュース・缶詰、カップ麺、コンビニ弁当から身を守る方法を知って下さい。
 明日からでも実行しないと「子供が作れない体」や「妊娠出来ない体」になってしまう事を、もっとマスコミでもPRして欲しいものですし、消費者ももっと自覚して生活すべきであると思います。

 皆さんは、大丈夫ですか? 


2000.06.12

世界の最新情報・前編
世界の最新情報・後編
     ------US HEALTH NEWS

 『乗り物の高速化により世界は年毎に段々狭くなるというのは使い古された言い回しですが、コンピューターによるインターネットの利用や瞬時のコミュニケーションにより、世界の文化同士の結びつきも簡単にしてしまいました。その結果、文化や科学の相互影響は類を見ないスケールとなっています。』という、書き出しで始まるこの記事は、食べ物の健康への影響、病気の治し方における伝統医療と西洋医療との融合、遺伝子組換え食品の健康や環境への影響、環境ホルモンにまつわる話題、肥満や人口の高齢化の問題についての世界の最新情報の動きを読み取る事が出来ます。

 この様なさまざまな問題を見ていく時に、豊かな生活とは何かを考えると、物質に頼ることなく精神面にまで逆のぼる、広い範囲での捉え方が必要で有ると、思われます。
 現在の人間の経済活動が、環境を破壊し、人間自らの健康まで蝕んでいるとも考えられる今、100年程度時代をさかのぼった自給自足の生活をすることが、地球の環境を守りながら人間という動物が、地球上で生き長らえていく最善の策のような気がしないでもありません・・・・。

▼栄養への配慮/一つの世界/人のための医学/欧州とアメリカのホメオパシー/伝統を理解する/作用の仕方:生命力/アユールベーダ:インド医学の秘密/バランスを取り戻す法則

▼遺伝子操作微生物論議/環境を脅かすもの?/健康問題/デンマークの慎重な態度/有機栽培の必要性/両生類の奇形/殺虫剤試験/偏在する化学物質/肥満の流行/エネルギーのためのTCM/世界の高齢者人口/世界では



2000.06.05

●『ダイオキシン 食物繊維、葉緑素とるなど自衛も大切
       ------Yomiuri On-Lineいきいき健考人・からだけあ(2000.1.9)
 個人レベルの自衛も大切。発生源は焼却場や金属精錬、車の排ガスなどだが、大半は食物から体内に入る。動物実験では食物繊維と葉緑素がダイオキシンの吸収を妨げ、体外への排出効果が高いことが報告されている。 大根、ゴボウ、大豆などの食物繊維や、葉緑素も豊富な緑黄色野菜、海藻、緑茶をもっと取った方がいい。これらは体によいものばかり。  ただし野菜類はよく水洗いすること。
 あまり神経質になると、生活自体ができなくなるが、まったくの無警戒では健康が守れない時代でもある。

2000.02.19

ヒトは子孫を残せるか
恐怖のダイオキシン
恐怖のダイオキシン(2)
水質汚染
核汚染
      ------TabisLandの「これからどうなる
2000.01.25

添加物及び添加物製剤の表示基準要領
        ------食の品質を考える
2000.01.13

食品添加物の現状
        ------無添加食品販売協同組合
 『今、非常に多くの人たちが、食品添加物に対して不安を抱いていいると思いますが、食品添加物を全く口にしないですむ生活はありえません。不安ではあるけれども、口にせざるを得ない、そんな、添加物について考えてみましょう。...。』 という、コメントから始まります。

 食品添加物は、人間が直接食べる為に作られている化学物質という特異な性質上、生産された全ての量が、大量に我々の体内に入ってくると考えても間違い物質で、化学合成添加物で350種類、天然添加物で1051種類の食品添加物があるということです。
 では、一体どのくらいの量を食べているのでしょうか? 添加物の生産量から計算してみると、1日に10g、種類にして約60種類を食べている様で、1年では、約4kg分の添加物を食べることになるそうです。(@_@)(>_<)
 これだけの量が体の中に入ってくるのですから、当然その安全性が心配されます。現在使われている、添加物の中にも、発癌性や、催奇形性、アレルギー性などがあることが判っているものが沢山あるわけですが、その安全性のチェックや、その必要性、歴史、不安材料、について解説されています。

食品添加物とは
市販商品に使われている添加物
添加物の歴史
添加物の不安
  ◎アレルギー
  ◎子どもの異常行動
  ◎毒性が心配な添加物一覧表
食品添加物の今後
 添加物、農薬、合成洗剤などの化学物質により免疫系が狂い様々なアレルギーを誘発しているのも事実でしょうが、現在に生きるには、添加物が入っていない食品は無いに等しい位ですので、このコーナーで再三再四取り上げている人間が本来持っている「免疫力」を強化する必要性は、こういった面からも重要な様ですね。
 その為にも、「腸内細菌」の有用菌を増やした食生活を心掛けたいものです。
 上記のサイトでは、添加物を必要以上に怖がっている面も無きにしも有らずですが、あまり心配しなくて良いと説くサイトも有ります。
 堀尾 武一博士の『健康維持と増進の談話室』には、悪性腫瘍の原因に関する学説と一般消費者の意識の違いを図で見る事が出来ます。がんに対しては、添加物・農薬よりも食事の影響の方が影響が大きい専門家は見ています。
 又、このコーナでも'99/10月に取り上げました「食生活の影響を指摘する国際がん予防15カ条について」でも、読み取れました様に、世界がん研究財団と米国がん研究財団が発表した国際がん予防15カ条「Food,Nutrition and the Prevention of Cancer:aglobal perspective」においても、食品添加物と残留物については、「適切な規制下では特に心配はいらない」と述べております。

 いずれにいたしましても、添加物の入った食品には、気をつける必要はありますが、過剰に反応しなくても良いのではないかと言うのが、インターネットで読み取った情報です。

≪関連するページ≫
1年に約4キロの化学物質を食べる都会人
自然治癒力の大切さを忘れた現代医学
     --------MSNジャーナル

悪性腫瘍(癌および肉腫)の原因に関する学説と一般消費者の意識の違い
     --------堀尾 武一博士の「健康維持と増進の談話室

●世界がん研究財団が纏めた「がん予防のための食生活14カ条
   ------北海道医師会の「健康教育MEMO


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