「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報
No.4 【健康総合情報のサイト】Back No.4


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2003/12/30
ストレス…女性は男性より太りやすい やけ食いの傾向 
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312270299.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/28
 厚生労働省の国民栄養調査において、ストレスを感じると、女性は男性より太りやすいという傾向が浮かび上がった。ストレスは女性を「やけ食い」に走らせがちで、それが体重変化に表れるという。 ふだんの生活でストレスを感じているのは、男性76.9%、女性が84.2%。男女共とも40代が最も高い。 ストレスを感じているときの食事に対する行動で男女で特徴が表れた。ストレスがたまると食事量が「少なくなる」と回答したのは、男性15.8%、女性15.4%とほぼ同率だが、「多くなる」と答えたのは、男性6.8%に対し、女性は17.9%に上った。この食事量の変化を反映して太ると回答したのは、女性の15.8%に対し、男性は6.2%だった。
がんセンター30病院 実力に格差
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031224so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/11/24
 地方のがん診療の中核病院でも、手術の実績や治療成績に大きな格差のあることが、厚生労働省研究班の調査で23日明らかになった。質の高い治療のため、地方の拠点病院の整備が急務になりそうだ。対象は、国公立がんセンターや成人病センターなど30施設で作る「全国がん(成人病)センター協議会」の加盟病院。
 手術件数が多い病院ほど5年生存率が高く、手術に伴う死亡率は低いという別の報告もあり、今回の調査では、がんの部位によって手術件数の極めて少ない病院もあり、これが技術や治療成績の格差につながっているとみられる。

全国がん(成人病)センター協議会のHP
  http://www.zengankyo.ncc.go.jp/

第16回厚生科学審議会科学技術部会 がんの罹患率と死亡率の激減を目指して(第3次対がん10か年総合戦略)

国立札幌病院ホームページ > がん診療支援システム(がん情報ネットワーク)


2003/12/22
【解説】食品の効用表示、日本と米国はこんなに違う! 世界に先駆けたはずの日本だけれど……
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/282577
     MedWaveトピックス 2003/12/19 
 日本には、食品の健康機能を表示できる「トクホ制度」があるが、病名を明示できない。栄養機能食品という表示制度もあるが、表示可能な成分は一部のビタミンとミネラルに限られ、病名を明示できず、判り難く栄養機能表示しか許されていない。
 米国には、効用表示を可能にする三つの仕組みがある。栄養表示教育法(NLEA)に基づきヘルスクレームが可能。NLEAに基づくヘルスクレームを認めるほどのエビデンスの蓄積はないが、それに準じるエビデンスがある食品に、但し書きを入れてヘルスクレームを認めていく「クオリファイド・ヘルスクレーム(限定的健康強調表)」制度。サプリメントに栄養効果を表示できる栄養補助食品健康教育法(DSHEA)だ。
 国連のコーデックス(FAO/WHO合同食品規格委員会)で、食品の疾病リスク低減表示を認めるヘルスクレーム制度のガイドラインが2006年にもまとまる見通しで、これが世界標準となりうる。これにより食品への効用表示は、世界的な流れになろうとしており、日本の効用表示は、改善すべきだと結んでいる。
【解説】どうして、タマネギには効用表現が許されるの?
疲労回復や安眠にとってもよく効く−−タマネギの車内広告を発見!
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/282521
     MedWaveトピックス 2003/12/19 
 薬事法の規制などにより、企業が製造・販売する食品には効果・効能を一切表現できないため、「効く」という表現は出来ず、病名と関係する具体的な効能を意味する表現も使えない。しかし、タマネギのような農作物は、効果・効能の規制対象にはならないと考えられている。
 ホクレンの北海道産タマネギの広告には、「毎日食べて健康宣言。疲労回復や安眠にも新鮮な玉ねぎはとってもよく効くんですよ」と書いてある。
 このタマネギで表現されている「安眠」という効能表示も、食品には認められていない。最近も、睡眠時に分泌されるホルモンであるメラトニンを多く含むように工夫した乳飲料「nemu(ネムー)」を大塚製薬が2ヶ月強、発売を遅らせることになった理由の一つに、薬事法による規制が関係すると推測されている。
 含硫化合物を多く含むタマネギは、健康に良い成分が豊富な健康野菜だ。これらタマネギ加工品の健康効果は、加工していないタマネギ以上であることは、研究で明らかになっているはずなのだが。加熱したり加工して食品やサプリメントにすると、効果効能を表現できなくなるのである。

▼北海道産青果物拡販宣伝協議会とホクレンが共同で運営しているウェブサイト「きたやさい.com
 「顔の見える北野菜」のコーナー → “スーパー健康野菜

心臓発作の遺伝子が見つかった 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/282264
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/18 
 米国クリーブランド・クリニックのエリック・トポル博士らの研究チームが科学誌「サイエンス」に発表したところによれば、心臓発作に直接結びついている遺伝子を発見したという。
頭が痛い患者を診ると、医師も頭が痛くなる!? 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/282040
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/17 
 雑誌「神経科学」(Neurology )12月号に掲載されたヒューストンにあるベイラー医科大学のランドルフ・エバンス博士が行った研究報告に依れば、頭痛、とくに片頭痛の患者を診察する医師は、自分も片頭痛になる割合が断然多いという。

2003/12/13
テレビを見る子は野菜を食べない−−米調査  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/280999
     MedWaveトピックス 2003/12/11 
 米国小児科学会の学術誌であるPediatrics誌12月号に掲載された調査結果によれば、米国の小学6年生約550人を対象にした調査で、テレビを見る時間が長い子どもほど野菜や果物の摂取率が低いという。さらに、1年半後の再調査では、テレビを見る時間が増えた子供ほど野菜や果物の摂取率が減っていたという。
 食生活の偏りも、平たく言えば“子育ての手抜き”として、テレビを漫然と見せておく姿勢が反映されているということをも考慮した結果において、何故テレビを長時間見る子供ほど野菜や果物を食べないのかは不明だが、CMの影響が大きいと考えられるという。つまりジャンクフードのコマーシャルが子どもから、食品を購入する親に影響し、摂食行動を左右していると考えられるからだ。
背が低いと難聴になりやすい  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/280752
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/10 
 スウェーデンの研究チームが11月20日、「英医学会誌」(British Medical Journal )に報告した研究結果に依れば、いつも騒音のなかで仕事をしている人において、背が低い人は平均的な人と比べて、難聴になりやすい割合が2倍、背が高い人と比べるとそれが3倍だった。更に、背の高さ、年齢、血圧の相互関係を見ると、背が低く、高齢、高血圧の人では、断然難聴が多くなるという。
よくかめば、脳の働きも活発に  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312080092.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/08
 かむ行為は、全身の健康とも係わっているようだ。かむ回数が少ない早食いだと、満腹感が得難いので、食べ過ぎで肥満につながり易い。準備ができないまま食べ物が胃に入るため、下痢や便秘を起こし易い。 噛めなくしたマウスは場所を覚える能力が下がることが実験で確かめられており、ものを食べられる状態を保つことが一部の痴呆(ちほう)予防に役立つ可能性がある。
 片側ばかりで噛むと肩こりや頭痛などの変調をきたす恐れがあり、片側で噛み続けると同じ側の聴力が低く、前歯ばかりでかむと高い音が、奥歯ばかりだと低い音が聞こえ難くなる傾向があるという。
手術や出産後に「歩き」の勧め 血栓予防で学会など指針  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200312070059.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/12/07
 日本麻酔科学会が844の医療機関を対象に調査した結果、02年度の1年間に深部静脈血栓が手術後に発生し、66/369人が死亡したことがわかった。多くは手術後、寝込んでいる間に血の固まりが出来易くなったために、手術や出産後は、積極的に歩いて突然死を防ごう。

2003/12/07
関節リウマチ患者の「心の健康」に男女差、重症度に加え「社会とのつながり」とも関連
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/279826
     MedWaveトピックス 2003/12/04 
 東京大学大学院医学系研究科健康社会学教室の山崎喜比古氏らと、ワイス(旧社名:日本ワイスレダリー、関連トピックス参照)との産学共同研究グループが行った、20〜50歳代の関節リウマチ患者500人を対象としたインターネット調査によると、疾患の重症度などで補正後も、「心の健康状態」を反映するHADSスコアなどに大きな男女差があることがわかった。
 こうした性差のほか、HADSスコアは「お年寄りの病気でしょう」「なまけている」など周囲から誤解や非難を受けた経験が多い人で高く、逆に闘病を支えてくれる人が周囲に多い人では低かったという。

▼関節リウマチ情報サイト「リウマチ e-ネット
  http://riumachi.jp/

▼日本ワイスレダリー、ワイスに社名変更
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/275006

松下電工、エスエス製薬など、快眠テーマのポータルサイトを開設
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/279412
     MedWaveトピックス 2003/12/02 
 松下電工は、眠りに関連する分野における市場創出を目指し、エスエス製薬など異業種8社の参画を得て、12月1日に「快眠コンソーシアム」を設立した。活動第1弾として、「快眠ポータルサイト」の運営を開始した。参画企業は、イワタ、エスエス製薬、花王、グンゼ、太陽化学、ハウスホールド、パラマウントベッド、ロフテーの各社。

快眠コンソーシアム
  http://wwwt.mew.co.jp/wellness/club/dynamic/index.html

▼松下電工のプレスリリース
  http://www.mew.co.jp/press/0311/0311-11.htm

肥満者は怠け者−−医師にも目立つ偏見 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/279576
   ----日経ヘルス ニュース 2003/12/02 
 エール大学の心理学者が雑誌「肥満研究」(Obesity Research)最近号によれば、肥満者は怠け者−−こういう偏見が肥満者を治療する立場にある臨床医にもあることがわかった。

2003/11/29
コップ2杯の水が立ちくらみを予防−−米研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/278467
     MedWaveトピックス 2003/11/27 
 Circulation誌11月25日号に発表されたところによると、立ちくらみ(脳貧血)を、5分前に水をコップ2杯飲むだけで、予防できる可能性があることがわかった。
第3のバイアグラ「サイアリス」を承認−−FDA 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/278135
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/25 
 FDA(米食品医薬品局)は、バイアグラ、レビトラに次ぐ第3の勃起不能治療薬として「サイアリス」の販売を認可した。サイアリスの特徴は、セックス可能な時間が長く持続するということで、既に使用されている欧州では、36時間のセックス可能時間を提供することより別名「ウィークエンド」と呼ばれているという。

2003/11/16
新型肺炎、不安がらず早めの対策
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031113so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2003/11/13
 この冬、再流行が懸念される新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)。あまり神経質になる必要はないようだが、初期症状の似たインフルエンザと混同されやすいこと。手洗い、うがいなどの励行はもちろん、インフルエンザワクチンの接種など早めの対策を心がけたい。

 ウイルスの排出が最も盛んで感染が広がりやすいのは、発症後10日前後、肺炎を発症してから。発熱やせきが出る程度では感染力は弱く、無症状や 潜伏期はほとんど感染しないので、身近に肺炎患者がいなければ、過度に不安がる必要もなさそうだ。
 新型肺炎患者の7割近くが下痢を起こしたというデータがあり、ふん便から手を通じて感染が広がる可能性はあり、手洗いは大事。外出先、特に病院に行った後などは、手洗い、うがいを!。
心配なのは、新型肺炎とインフルエンザの初期症状が似ているため、流行時期が重なると、診断や治療の際に混乱が起きる。診断が遅れれば、気付かないうちに感染を広げる危険もある。高齢者は予防接種を受けておいたほうが良い。

▼NPO法人「バイオメディカルサイエンス研究会」の電話相談
  03-3200-6784 月―金曜日、9時半―17時

国立感染症研究所のホームページでも今冬の対策を紹介している。
  http://idsc.nih.go.jp/index-j.html


2003/11/08
過敏性腸症候群の痛みを抑えるには催眠術が一番 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/274764
   ----日経ヘルス ニュース 2003/11/04 
 過敏性腸症候群(IBS、irritable bowel syndrome)は、腸、とくに大腸の運動が高進して、激しい腹痛、下痢、便秘、膨満などの症状が起きる病気だが、この耐え難いほどのIBSの痛みを抑えるのに、催眠術が有効だとして米国の病院では催眠術を試みるケ−スが増えているという。
年間の総医療費 上位に生活習慣病
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20031026so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/10/26
 増え続ける医療費が国庫と家計を圧迫する中、東京大学大学院薬学系研究科の津谷喜一郎客員教授(医薬経済学)らの研究チームは、119種類の病気について1日当たりの医療費と年間の医療機関の利用日数を推計、病気ごとの年間医療費を算出し、順位付けを行った。高血圧性疾患と脳梗塞が夫々1兆円を突破するなど、生活習慣病が上位を占めた。

2003/10/26
【公衆衛生学会速報】コンビニエンスストアのサンドイッチ、4割に黄色ブドウ球菌や大腸菌検出
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/273013
     MedWaveトピックス 2003/10/23 
 公衆衛生学会の22日のポスターセッション「食品衛生・薬事衛生」にて、関越中央病院の樋口幸子氏が報告したところによれば、コンビニエンスストアで販売されているサンドイッチや弁当を、首都圏のコンビニ店で連続買い取り調査をした結果、サンドイッチ21検体中9検体から大腸菌が検出された。
 ただちに危険、不潔という汚染状況ではないが、非加熱食品であるだけに購入後、常温で長時間置くことは避けた方がよさそうだ。

2003/10/19
人気の「トクホ」見直し? 「お墨付き」を業界要望
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200310150192.html
     Asahi.com健康健康・生活 2003/10/15
 「健康に効果あり」と国が認めた「特定保健用食品(トクホ)」は、制度ができて12年がたち、人気商品が次々と生まれているが、このトクホの制度が変わるかもしれないというニュースです。トクホを含む健康食品全体に新しい“お墨付き”の制度をつくるかどうかの議論が、今春から厚生労働省の検討会で進められているからだ。年末までには提言をまとめる予定だが、食品と「健康への効用」をめぐって、業界、医師、消費者の意見は割れている。
 従来からの健康食品業界は中小企業が多く、トクホ取得には金がかかりすぎるということが背景にある。効用の実験データをメーカー自身が集めなければならないため、数千万円から1億円程度の費用がかかるという。トクホ食品の多くは、単一成分の効果を証明したもので、複数成分が相まって効果がある健康食品の場合は、データを集めるのはより難しくなる。医者側からすると「それを飲食してさえいれば血圧などが改善すると過剰な期待をさせる表示も多く、治療が遅れることもあり得る」と、いろいろな意見がある。
日本人女性の半数はビタミンD不足、厚生労働科学研究が示唆
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/271181
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/14 
 健康な中高年女性500人を対象とした調査で、半数以上が「ビタミンD不足」状態にあることが明らかになった。血中ビタミンD(25OHD)濃度が極端に低い人では、骨折も多かったという結果が、日本骨粗鬆症学会の10月9日の一般口演で、神戸薬科大学衛生化学研究室の岡野登志夫氏、成人病診療研究所の白木正孝 氏らの研究グループによる厚生労働科学研究の成果としての発表された。

≪筆者コメント≫
 牛乳を飲んでも骨粗しょう症には効果が無いという背景には、このビタミンDの問題があることは、良く云われていることですので、下記の関連の記事も参考にして下さい。

ビタミンDが高齢者の転倒を4割減少、Ca製剤の併用で転倒による骨折も予防
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/mdps/271133
     MedWaveトピックス 2003/10/14 
 ビタミンDの効果として骨折予防が云われおり、世界各国で数多くの疫学研究や介入研究が行われてきたが評価が定まっていなかった。1992年にNew England Journal of Medicine誌に掲載された論文によると、高齢者を対象にした試験で、活性型ビタミンD3製剤とカルシウム(Ca)製剤を併用した人では「骨密度の増加はわずかなのに骨折が減った」ことが示された(NEJM;327,1637,1992)。この論文の登場で骨折予防におけるビタミンDの再評価が始まった。さらに、1997年にNEJM誌に掲載された別の研究(NEJM;337,670,1997)においてビタミンD−Ca併用療法が、腕や足など「転倒により骨折しやすい部位」で、特に減少効果が著しかったという。2003年9月の米国骨代謝学会(ASBMR;American Society for Bone and Mineral Research)の報告においては、ビタミンD単独、またはビタミンDとCa製剤との併用で、高齢者の転倒リスクが相対的に41%に減少するという。

 ビタミンD製剤は、転倒を予防できるが、転倒による骨折を予防するには、Ca製剤の併用などにより血中Ca濃度が十分高い必要があるとみられている。ビタミンD製剤を服用すると転倒が減る理由として、「筋力増強作用」があると考えられるという。

 男性ホルモンが直接骨代謝に寄与、マウス実験で解明
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/271341
     MedWaveトピックス 2003/10/14 
 男性ホルモンの骨代謝に対する作用には、女性ホルモンへの変換を経るルートのほか、直接骨代謝に関わるルートがあると、長らく謎だった「骨代謝における男性ホルモンの役割」が、マウスを使った実験で解明された。この研究は東京大学医学部整形外科の河野博隆氏らが、2003年8月にProceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)誌上で発表(PNAS;100,9416,2003)したもので。日本骨粗鬆症学会10月10日のシンポジウム3「男性ホルモンと骨」で、研究の概要を解説した。
ビタミンAの取り過ぎは骨折のリスク? 日本人女性でも相関
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a027/270881
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2003/10/10 
 今年1月に発表された、米国人男性2300人を30年間追跡したコホート研究でも、血中ビタミンA濃度が極端に高い人で大腿骨頚部骨折が多いとの報告が出されていた(NEJM;348,287,2003)が、神戸薬科大学衛生化学研究室の岡野登志夫氏、成人病診療研究所の白木正孝氏らの研究グループらの、2000年度の厚生労働科学研究「日本人高齢健常女性の血中脂溶性ビタミン濃度と骨代謝マーカーに関する調査検討事業」の一環として行われた研究において、健康な中高年女性500人を対象に行われた調査で、血中のビタミンA(レチノール)濃度が極めて高い人に、骨折が多いことが判ったと、10月9日の日本骨粗鬆症学会での一般口演で発表された。
 同研究グループは、ビタミンAの適正摂取は骨の健康維持に重要だが、日本人女性でもビタミンAの過剰摂取は骨折の原因となる可能性があるとみている。

2003/10/12
結婚生活がうまくいかないと健康にも悪影響  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/270442
   ----日経ヘルス ニュース 2003/10/08 
 ピッツバーグ大学のリンダ・ガロ博士らは、40歳代の女性490人について13年間の追跡調査より、結婚と健康との関係明らかにした。
 この調査結果よれば、結婚に満足している女性は、心臓を患うことも少なく、健全なライフスタイルを維持し、運動をよくし、体重オーバーになることもなく、コレステロール値は正常で、精神的、感情的にも落ち着いていて、怒ったり、落ち込んだり、心配症になったりことも少ないが、結婚に満足していない女性は、そのマイナスの面が健康状態にも現れるという。

2003/10/05
【欧州呼吸器学会速報】この冬、SARSが出現する三つの可能性は?
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/269642
     MedWaveトピックス 2003/10/02 
 欧州呼吸器学会で9月30日、「The Severe Acute Respiratory Syndrome(重症急性呼吸器症候群、SARS)」をテーマに4人が講演した。その演者の一人、オランダのUniversity Medical Center Rotterdam教授のA.D.M.E.Osterhaus氏に、今冬のSARS流行について聞いた。次の三つの要因で、SARSが発生するしてもおかしくない。

 1.これまでSARSの媒介になっている可能性があると、取引が中止されていた動物が市場に出回るようになった。
 2.他の感染症のように、保菌者が存在し、冬場に発症する可能性。
 3.他のコロナウイルス同様、季節的な要因。夏には収まっているが冬場になると流行するかもしれない。
子どもの多動症は、妊娠中の母親の喫煙と関連あり 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/269078
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/30 
 落ち着きがなく、注意散漫で成績も良くない、こういう子どもにADHD(注意力欠如・過剰行動症)という病名がつけられており、単に多動症とも呼ばれていが、この病気は、妊娠中の母親の喫煙と関連が深い、という研究結果がデンマークとスウェーデンの研究者から出された。
高血圧になると、物忘れが起こりやすい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/268877
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/29 
 ピッツバーグ大学のリチャード・ジェニングス博士が、米心臓学会高血圧部会で発表したところによると、高血圧の人は、自宅の電話番号を度忘れするなど、ちょっとした記憶力障害に陥ることが多いという。心臓発作や脳卒中を引き起こす要因といわれている高血圧が、記憶力や注意力にも問題が起きることを明らかにしたのは、初めてのこと。脳への血液の流れが悪くなっていることが、高血圧の人の記憶力低下の原因と分析している。
「乳がん専門医」広告OK 学会が法人格取得へ
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200309280139.html
     Asahi.com健康医療・病気 2003/09/28
 病院や医師を選ぶ際の重要な目安となるがん専門医の表示が無く、患者からの「どこで診てもらえば良いの?」という声に対して、日本乳癌学会は、学会が認定する「専門医」の資格を病院の看板や電話帳などで広告できるよう、近く法人格取得の申請手続きを取るという。学会に法人格がないと乳がん専門医の表示を公にすることができなかったため、病院や医師を選ぶ際の重要な目安ができることになり、早ければ来年春にも実現する。

2003/09/28
便から大腸がん判定 新手法の精度80%、−−国立がんセンター
  http://www.mainichi.co.jp/news/article/200309/25m/101.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2003/09/25
大腸がんの検査法として集団検診で普及している現在の「便潜血法」に比べても高い精度の検査法を、国立がんセンターがん治療開発部の松下尚之医師と松村保広部長が開発した。精度は80%以上が期待できるという。26日、名古屋市で開かれている日本癌学会で発表する。
抗がん剤の効きめ簡単判定 検査キット、来年にも商品化
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200309250110.html
     Asahi.com健康医療・病気 2003/09/25
 白血病の治療薬が効くかどうかを患者ごとに予測する「遺伝子検査キット」が、来春にも商品化され、一般病院で採用される見通しとなった。開発したのは東京大医科学研究所の中村祐輔教授や片桐豊雅助手らのチームと大手検査会社エスアールエル(本社・東京)。検査キットの対象は、慢性骨髄性白血病の治療薬グリベック。特定のDNAの断片が入ったキットに患者の血液を注入し、大学病院や検査会社にある遺伝子増幅器で調べ、効果の程度を判別する。

2003/09/21
胃がん少ない沖縄、ピロリ菌が本土と別型か
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200309200269.html
     Asahi.com健康医療・病気 2003/09/21
 東健・福井医科大助教授(内科)と畠山昌則・北海道大教授(分子腫瘍学)がまとめた研究によれば、沖縄の人に胃がんや胃炎が少ないのは、感染しているヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)のタイプが本土と異なる可能性を示す。この研究結果は、25日から名古屋市で始まる日本癌(がん)学会で発表する。
 ピロリ菌の特殊なたんぱく質が正常細胞と結びつくと細胞の増殖が異常になって胃がんにつながるとされる。たんぱく質の特徴からタイプが分けられ、日本人に多い日本型は、欧米型よりその結びつきが強く、がん発症率が高いとされる。
40歳以上の60〜80人に1人がB型、C型肝炎ウイルス感染者
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/267092
     MedWaveトピックス 2003/09/18 
 厚生労働省が9月12日発表した、2002年4月から実施している老人保健法に基づく40歳以上の肝炎ウイルス検診の実績を発表したところによれば、192万3480人が受診した。C型肝炎ウイルス検診において、感染者率は1.6%にものぼり、約60人に一人が感染している計算になる。また、B型肝炎ウイルス検診では1.3%、およそ80人に一人がHBs抗原検査陽性と判定された。年齢別に見ると、C型肝炎ウイルス検診では、高年齢になるほど感染者率が高かった。都道府県別では大きな差が見られ、C型肝炎ウイルス検診では、節目検診の総平均が1.1%だったのに対し、佐賀県だけが3.9%と飛び抜けて高かった。

厚生労働省の「報道発表資料」>「平成14年度肝炎ウイルス検診等の実績及び平成15年度肝炎ウイルス検診の実施状況について」2003/09/12

高血圧と言われたら…家庭で定期的測定を
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li391701.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 健康ライフ 2003/09/17
 高血圧は心臓病や脳卒中の大きな要因で、悪化を防ぐには、血圧を定期的に測ることが欠かせない。医療機関で測る血圧は「白衣高血圧」といい、普段の数値と異なる場合が多い。それは医師や看護師の前で血圧を測った時に、緊張で血圧が大幅に上がるからで、家庭で毎日決まった時間に測る方が格段に正確な情報を得られるので自宅で手軽に測れる家庭用血圧計を上手に利用したほうが、変化が分かり易く、その記録を医師に見せ、アドバイスを受けるのが望ましく、薬の変更や増減など、きめ細かい治療を受けられるようになるという。

 医療機関で測る場合の「正常値」は、最大血圧が130未満かつ最小血圧が85未満。一方、毎日測る家庭での血圧は2000年に、最大血圧125未満かつ最小血圧75未満が正常の目安とされた。
 正確に測るにはどうするかだが、血圧計の種類は、空気で血管を圧迫する腕帯を巻く部位によって「上腕式」と「手首式」があるが、医療用の水銀式血圧計との誤差が少ないのが上腕式。正確に測るには、心臓と同じ高さにすることが必要だ。テーブルや机でひじの高さを調整するか、寝た姿勢であれば、おおむね正確な値になる。


2003/09/14
「血液がドロドロ」「血液サラサラ」と医学的な意味
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/265977
     MedWaveコラム 医師も戸惑う健康情報 2003/09/12 
 依然と健康情報番組は花盛りである。自分で知覚できない疾病リスクを身近な食品で解消できるという、一見科学的な情報を提供しているのが昨今の健康情報番組である。その情報を得た視聴者は、身近な食品を摂取することで科学的にも健康に良いことをしているという満足感を得て、リスクに対する不安感を解消する。それに応え次から次へと新たなリスクと科学的解消法を提供するという連鎖が今の健康情報番組の隆盛の図式だ。

 健康情報番組の功績(?)の一つとして、目に見えないはずの疾病リスクを見えるかのように表現したことだ。その良い例が「血液サラサラ」という用語があるが、その意味するところは人によって異なっている。或る人は血栓予防、或る人はコレステロールとの関連でこの言葉を使用している。
「血液サラサラ」という言葉が一般に使われるようになったのは、食品総合研究所の菊池祐二氏らにより開発されたMC-FAN(MicroChannel array Flow ANalyzer)という検査機器で得られた画像が紹介されるようになってからだが、MC-FANで測定された血液がどの程度サラサラになれば、どのような疾病リスクがどの程度低減するのか、実際には未だ判っていない。

食欲抑制に絶大な効果のあるたんぱく質発見 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/265628
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/08 
 米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」が報じたところによれば、ロンドンのハマースミス病院の研究者らによって、人間の体内に存在するたんぱく質「PYY」と呼ばれるホルモンの一種を、食事の2時間前に注射すると、食欲が抑えられ、摂取カロリーが30%減るという物質が見つかったという。「PYY」は人間の消化管の内膜の細胞から分泌され、血流に乗って脳に達し、満腹感を感じさせる働きがあるという。

2003/09/07
十代が喫煙、飲酒、薬物に走るのは退屈、ストレス、金のせい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/263371
   ----日経ヘルス ニュース 2003/09/01 
 米国コロンビア大学の「全米薬物常習乱用センタ−」(National Center on Addiction and Substanace Abuse )が行った米国十代と親を対象とした調査結果によると、十代の子どもが、喫煙、飲酒、薬物使用に走るのは、退屈、ストレス、小遣いの与え過ぎが3大原因であることがわかった。

2003/08/31
若者に急増 性感染から子宮がん
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li382701.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 健康ライフ 2003/08/27
 性行動の低年齢化が進む中、若い世代に様々な性感染症が広がっている。初期には自覚症状の少ない病気が多いが、治療が遅れると感染を広げる恐れがある。特に目につくのが、子宮がんの急増だ。群馬県の産婦人科医の報告によれば、「思春期外来」の29歳以下の受診者の28%が、がんになる恐れのあるタイプのウイルスに感染していたという。

2003/08/22
E型肝炎 有力感染源は動物肉 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030819so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/08/14
 兵庫県でシカの生肉によるE型肝炎ウイルスの集団感染が明らかになった。先進国で、初めてE型肝炎の感染源がわかった。北海道では急性肝炎の最大原因と疑われており、感染経路の解明が注目されている。
 E型肝炎は、豚にも感染し、肝臓(レバー)で増殖する。E型肝炎を防ぐには、生肉を避け、加熱して食べることだ。

厚生労働省の「報道発表資料」>「食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について(E型肝炎Q&A)」2003/08/19 


2003/08/16
がん予防 「1/3以上の削減可能」
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030814so14.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/08/14
 富永祐民・愛知県がんセンター前総長の推計によれば、日本のガンは1/3以上が予防可能という。喫煙率の半減、肝炎ウイルスなどの感染症対策、塩分・動物性脂肪の摂取量を減らすなど一次予防(予防措置)で25%、主ながんの検診受診率を30%に上げるなどのニ次予防(早期発見)で10%程度は減る計算。 個人の自覚・努力も大事だが、予防薬など新しい予防方法が加われば、効果は更に大きくなるという。
臨床試験 医師ネット発足へ
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030808so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/08/08
 患者に必要な薬が国の承認を受けられず、治療が制限されていた窮状がネットの始動で打破され、臨床試験が従来の半分の期間に短縮できる可能性も出てきた。不採算を理由に製薬会社が取り組まない薬の臨床試験(治験)を医師が中心になって実施する大規模な治験ネットワークが始動する。厚生労働省と日本医師会が、計画の作成や、データの集積・分析を行う中央組織の設立について話し合いを重ね、日医に事務局などを置くことで合意した。
糖尿病の疑い 成人の6人に1人…厚労省調べ
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030807so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/08/07
 厚生労働省が6日発表した、2002年糖尿病実態調査結果(速報)によれば、成人の6人に1人は、糖尿病が強く疑われる「有病者」か、糖尿病の可能性を否定できない「予備軍」であることが明らかになった。有病者の半数は治療を受けていない。糖尿病は自覚症状がないので、甘く見ずに健康診断を受けて発症前に治療や予防が必要と呼びかけている。

厚生労働省の「報道発表資料」>「平成14年 糖尿病実態調査(速報)」2003/08/06


2003/08/10
ストレスが続くと病気になりやすくなる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/256475
   ----日経ヘルス ニュース 2003/07/10 
 米オハイオ州立大学のジャニス・キーコルトグレーサー教授(心理学、精神医学)らの研究チームの研究報告によると、常時ストレスが強い生活を強いられていると、血中に「インタ−ロイキン6」(Interleukin-6 )が急速に増え、これが体を病気になり易くしているという。
ネクタイが緑内障を引き起こす? 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030808hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/07/29
筆者コメントマーク
 たかがネクタイという話ではない様ですから、きつく感じるならば無理に締めないように致しましょう。
 英国医学誌「British Journal of Ophthalmology」8月号に掲載されたニューヨーク眼科耳科病院のRobert Ritch博士の報告によれば、ネクタイをきつく締めすぎると眼圧が上昇し、緑内障が発生する危険性が高まるとのこと。

2003/07/26
心臓病予測の新血液検査法を承認−−FDA 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/258556
   ----日経ヘルス ニュース 2003/07/24 
 コレステロール値が正常なのに心臓病にかかる人を見逃さない新しい検査法(PLACテスト)が開発され、7月18日、FDA(米食品医薬品局)が承認した。この「PLACテスト」法は、血液中に存在し、炎症が起きる過程で活性化する酵素「Lp-PLA2」を測定するもの。悪玉コレステロール(LDL)の値が130以下と正常なのに、心臓病にかかりやすい人は、Lp-PLA2の値が高いためだ。

2003/06/29
ピロリ菌の増殖抑える物質、胃の粘液から発見
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200306270342.html
     Asahi.com健康 2003/06/27
 胃潰瘍の原因となり、胃がんとの関連も指摘されているヘリコバクター・ピロリ菌の増殖を抑える作用が、胃の粘液の物質にあることを、信州大学医学部の病理組織学の川久保雅友研究員や臨床検査医学の勝山努教授らの研究グループが初めて突き止め、日本ヘリコバクター学会で27日発表した。体内物質から副作用のない抗菌薬の開発につながる可能性がある。

2003/06/15
OA作業時の手指の痛み・しびれはキーボードよりマウスの影響大 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/251885
     MedWaveトピックス 2003/06/12 
 視力低下、電磁波問題などと共に、OA作業によって起こる健康問題の一つとされる、刺すような指の痛みやしびれを引き起こす「カーパル・トンネル症候群(CTS)」の原因は、手首の手根管を通る正中神経が圧迫を受けることで起きると考えられている。
 デンマークにおける1年間の研究の結果、この症候群は、週に20時間以上のマウス操作との関連性が高く、作業時間が週に25時間を超える場合に、症状が発生する頻度が約4倍になることが判った。この研究結果は、米国医師会誌Journal of American Medical Association(JAMA)誌2003年6月11日号に掲載された。
飲むだけで糖尿病に効く!?
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030612so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2003/06/12
血糖値を下げ、脂肪を燃焼させる特殊なたんぱく質を、東大病院の門脇孝・助教授と山内敏正医師の研究グループが発見し、12日付の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。この成果は、飲むだけで糖尿病を改善するような画期的な新薬開発に結びつく可能性もあるという。
運動せずに脂肪燃やす 開発のカギ、細胞の仕組みを発見
  http://www.asahi.com/science/update/0612/002.html
     Asahi.comサイエンス 2003/06/12
 発見されたのは、ホルモンの「アディポネクチン」が結びつく細胞の受容体。両者が結合すると、脂肪の分解を促進する酵素が活発になり、重度肥満による糖尿病の治療に期待される。

2003/06/08
厚労省、リーフレット「SARSの基礎知識」を掲載
  http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/03/tp0318-1m.html
     厚生労働省重症急性呼吸器症候群(SARS)関連情報 現在発生中の重症急性呼吸器症候群による健康危害を防ぐために 2003/06/04
 厚生労働省は6月4日までに、ホームページに、「SARSの基礎知識」をまとめたリーフレットを掲載した。
SARSウィルス 尿中で10日、血中15日生存
  http://www.asahi.com/science/update/0603/003.html
     Asahi.comサイエンス 2003/06/03
 中国政府SARS対策本部の研究チームは、24度の室内でSARSウイルスがどれほ ど生存するかを調べ、紙、木、土壌、金属、プラスチックやガラスなどの表面では3日間、糞便やたんの中で約5日、尿中で10日間、血液中だと15日間も生存することを明らかにした。
高齢女性のホルモン療法はアルツハイマー病を呼ぶ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/250160
   ----日経ヘルス ニュース 2003/06/03 
 65歳以上の女性が、エストロゲンとプロゲスティンの合剤で女性ホルモンを補充する療法を行うと、アルツハイマー病やその他の痴呆症にかかりやすくなると言う報告が、5月28日発行の「米国医師会雑誌(JAMA)」で発表された。

2003/05/25
SARS「今冬に大流行の恐れ」米専門家が指摘
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200305230162.html
     Asahi.com健康 2003/05/23
 新型肺炎SARSが、今年の冬に猛威をふるうとの見通しを、米国の感染症研究の第一人者であるミネソタ大感染症研究政策センターのマイケル・オスターホルム所長が米議会で証言し、衛生当局の責任者たちも同意しているという。風邪ウイルスの変種のSARSウイルスは、低温で空気が乾く時期になると急速に広がる恐れが強いという。

血圧値120/80は高血圧予備軍−−米で診断基準変更 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/248143
   ----日経ヘルス ニュース 2003/05/22 
 米政府機関の国立心臓・肺・血液研究所(National Heart,Lung, Blood Insititute)が、5月14日に新しい血圧値のガイドラインを発表した。高血圧はこれまで上の血圧が140で、下が90以上とされてきた。ところが、これからは、上が120〜140、下が80〜90という範囲の人も、「前高血圧」と呼んで、高血圧予備軍の仲間に入れて注意を促すことになった。
カイロプラクティックが脳卒中を誘発−米調査
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/247936
     MedWaveトピックス 2003/05/21 
 首を左右にひねるなどの手技で知られるカイロプラクティック(整体の一種)に、脳卒中を誘発する恐れがあることが、脳卒中患者を対象とした米国の症例対照研究から判明した。カイロプラクティックにより、首の動脈が裂ける(椎骨動脈解離)タイプの脳卒中が6倍以上増えるとの見積もりになるというもので、調査結果はNeurology誌5月13日号に掲載された。
糖尿病に漫才が効く!? “笑い”で血糖値が大幅に低下
  http://www.asahi.com/health/jhcolumn/030520/index.html
     Asahi.com健康暮らしと健康コラム 2003/05/20
 国際科学振興財団の「心と遺伝子研究会」(代表=村上和雄筑波大学名誉教授)は、糖尿病患者に漫才を見せ、笑ったあとに血糖値を計測するユニークな実験を2003年2月11日〜12日、吉本興業と協力し行った。被験者は、つくば市周辺に住む中高年の2型糖尿病患者21人で、2日とも昼食をとって2時間後に血糖値を測定した。その結果、笑いによって血糖値が大幅に低下することが実証された。

 ▼“笑い”のある・なしで血糖値に大きな差
 ▼笑いや感動が眠っている良い遺伝子をオンにする
 ▼2型糖尿病の発症メカニズム解明につながる可能性も

アルコール依存症の特効薬見つかる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/247702
   ----日経ヘルス ニュース 2003/05/20 
テキサス大学サンアントニオ校の精神科医、バンコール・ジョンソン博士らは、てんかんの発作を抑える薬として販売されている「トピラメイト」(topiramate)という薬をヘビードリンカーに与えたところ、飲酒を完全にストップするか、飲んでも量を大きく減らす効果があったという報告を行った。
ビタミンD化合物が癌細胞死滅に効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20030506hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2003/04/23
 乳癌に対する放射線療法は、術前では腫瘍サイズを縮小する目的で、術後では腫瘍の再発を減らす目的でそれぞれ頻繁に行なわれるが、ビタミンD類似化合物を放射線療法に併用することにより、放射線単独で治療するよりも癌細胞がより多く死滅することが実験で明らかになった。

2003/05/12
偽SARS対策商品のネット商法にご注意 米当局が警告
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200305100226.html
     Asahi.com健康 2003/05/10
 米陸軍感染症研究所や米疾病対策センターなどは、SARSに薬効のある化学物質を探して、4万種もの物質を分析してきたが効果のあるものは未だ見つかっていない事より、連邦取引委員会(FTC)は「SARSに特効薬はない」、食品医薬品局(FDA)も「現状では(手洗いのような)常識的な予防法しかない」と消費者に呼びかけている。
【SARS速報】高齢者で高いSARS死亡率、潜伏期間は10日を超える場合も 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/245889
     MedWaveトピックス 2003/05/09 
 Lancet誌ホームページ上で香港のSARS流行に関する疫学的な解析論文が早期公開された。推定死亡率に関しては、WHOの推計と大差ないものの、潜伏期間に関しては、WHOの「最大10日」とは異なり、感染者の5%で潜伏期間が14日を超えるとの結果になている。
60歳以上の場合は、43.3%〜55.0%、60歳以下の6.8%〜13.2%を大きく上回っている。

▼Lancet誌の論文タイトル:「Epidemiological determinants of spread of causal agent of severe acute respiratory syndrome in Hong Kong」
  http://www.thelancet.com/journal/vol361/iss9368/full/llan.361.9368.early_online_publication.25595.1

SARSに効く漢方とは
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/245547
     MedWaveコラム / 医師も戸惑う健康情報 2003/05/08 
 中国で爆発的に売れているという漢方薬、板藍根(Banlangen)は、従来中国ではインフルエンザなどの治療や予防に利用されていたもの。本当に効果があるのかWHOのデータより検証している。

2003/04/28
SARS予防、基本が大事 手洗い・うがいしっかりと
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200304260101.html
     Asahi.com健康 2003/04/26
 新型肺炎の重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)が、アジアを中心に依然猛威をふるっているが、病原体は新型ウイルスと断定されても、感染ルートは依然謎であり、いつ日本に侵入してもおかしくない状況だ。国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長が対処法について解説している。

▼どんな症状?  症状はインフルエンザなど、ほかの感染症とよく似ていて、判別がつき難い。

▼死亡する場合も 糖尿病、心臓病など別の病気がある人がかかると重症化しやすく致死率が高まるようだ。

▼感染ルートは? ルートは解明できていない。 今のところ、咳やくしゃみなどを浴びる「飛沫感染」が中心とみられ、感染源の約1m以内に近づかなければ感染しないが、1m以上の距離で空気感染したりする可能性も消えていない。

▼予防法は?  侵入をいかに早く把握し、重症化や2次感染を防ぐのかがポイント。 感染症の予防策は、手洗い、うがいの徹底に尽きます。帰宅すれば流水で十分に手を洗う。外出して、物を触った手で、自分の鼻や口に触れることは避ける。十分な睡眠、バランスよい食事を心がけ、体力を良好な状態に保つことが基本。

▼マスクは有効? 感染者がつばなどを飛び散らせるのを防ぐ効果はあるが、完全な感染予防にはならない。患者や感染者に接触する医療関係者は、外科用マスクなどの着用が必要。

▼アルコール消毒は? 有効。家庭や職場、集合住宅などの共用部分はアルコールや漂白剤でよく消毒する。ふきん、お手ふきなどは使い捨てに!。

▼どのように診断? たんや血液、便などからウイルスの遺伝子の一部を見つける検査や血液中の抗体検査などが開発されつつあるが、症状から総合的に診断しているのが現状。

▼治療法は? 香港などでは、抗ウイルス剤リバビリンと免疫抑制剤ステロイドを併用すると一定の効果があると報告されているが、医学的に効果が確認されたわけではなく、副作用もある。

▼SARS対策の7原則

  1. 最新の発生状況を把握し、出来うる限り、流行地域には行かない事。
  2. 流行地域から帰国して、症状が出たら家族との接触を避け、早く医療機関へ。
  3. 十分な流水による手洗い、うがいを徹底する。
  4. 電車、娯楽施設などの不特定多数の人が集まる場所は、出きる限り避ける事。
  5. 不特定多数の人が触れる物を触った手で口鼻目などを触らない事。
  6. 飛沫を防ぐよう、マスクをする。ウィルスを完全に遮断するには、医療用のマスクが必要。
  7. バランスの良い食事、十分な睡眠で、免疫力を維持する。
【緊急情報】国立感染研、家庭でできるSARSウイルスの消毒指針を公表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/236711
     MedWaveトピックス 2003/04/28 
 東南アジアを中心に集団感染が続いている新型肺炎、重症急性呼吸器症候群(SARS)について、関連トピックスを集約していきます。

▼国立感染研、家庭でできるSARSウイルスの消毒指針を公表
  → 国立感染研緊急情報
  → 家庭・職場における消毒(例)

筆者コメントマーク
新型ウィルスは、今回のSARSだけでなく、今までにもエボラ熱、エイズ、大腸菌O-157、C型肝炎ウイルス等いろいろと出現してきております。その原因として、すでに野生動物が保有していたり未開地に局限して存在していたものが、開発が進んだために都市部にもたらされるようになったと云われています。また、人災によって生じる細菌として抗生物質の使いすぎによる耐性菌がどんどん出現していることで『細菌の逆襲時代』とまで言われおり、このような時代に如何に身を守るのか? あなたは対策方を持っていますか?
 究極の防衛策は、接触しても罹り難いような免疫力を増すことです。自分が持っている免疫力の強化しかないということになります。そのためにはどうするのか、キーワードは日頃からバランスの良い食事を心掛け、「おなか健康!」を維持して、善玉菌優位の腸内環境を維持すること、これに尽きる筈です。是非、一刻も早くあなたも実施されます様に!

 結果的に、病気知らずの健康で長生きすることに繋がると思います。

■お勧めサイト

  http://www.kenko.gr.jp/sars/index.htm
     健康Webマガジン・健康情報館

2003/04/20
すい臓の物質「GLP1」投与し糖尿病マウス治療 ▼
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200304190255.html
     Asahi.com健康 2003/04/20
 ヒトの膵臓でつくられる物質「GLP1」を加えると、マウスの腸の細胞でもインスリンを出すようになるという実験に横浜市立大の谷口英樹教授(臓器再生医学)と研究員の鈴木淳史さんらが成功した。この腸の細胞を糖尿病のマウスに移植したところ、血糖値が正常に戻った。インスリン注射をしなくてもすむ糖尿病の治療法が実現するかもしれない。
過食症は遺伝子のせい−−意志が弱いのではなかった ▼
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/242263
   ----日経ヘルス ニュース 2003/04/16 
過食症の人は、これではいけないと思いつつも、どうしても食べてしまう。この行動パターンを「意思が弱いからだ」と考えられていたが、「メラノコルチン4レセプター」(melancortin 4 receptor)の遺伝子がそうさせるのであって、意思が弱いためではない、という研究結果が出た。
1日2時間以上テレビを見る女性、糖尿病になるリスクが14%も高く ▼
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/241916
     MedWaveトピックス 2003/04/14 
 5万人を超える女性を6年間追跡した米国の研究から、1日に2時間以上もテレビを見る習慣がある女性は、肥満になる相対リスクが23%、糖尿病になるリスクが14%も高いという事実が明らかになった。テレビをよく見る人は太り易いという経験則が裏付けられた。

2003/04/13
香港でSARS感染拡大続く、ゴキブリ媒介の可能性も 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/medi/240966
     BizTech 医療・介護・バイオ 2003/04/09
 SARSウイルスの感染経路については、くしゃみや咳で飛ぶ唾液の飛沫や、感染者の直接接触によると考えられているが、ゴキブリがウイルスを含んだ廃棄物を、下水溝から室内に持ち込んだ恐れがあると、香港の保健当局は指摘している。

関連記事: 【SARS対策として「アルコール消毒」を専門家が指摘
 http://bpscrap.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/to/biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/241718

【SARS速報】高年齢者ほど重症化しやすい−−香港の報告から
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/241112
     MedWaveトピックス 2003/04/09 
 香港中文大学医学部のNelson Lee氏らは、香港Prince of Wales病院における138人のSARS患者について、各種データをまとめ、4月7日付けのNew England Journal of Medicine誌(オンライン版)に発表した。その中で、SARSに罹った場合、重症化するリスクを高める要因として三つあることを明らかにした。@高年齢、A血液中の好中球数が多い、BLDH(悪玉コレステロール)の値が高い、こと。

2003/04/06
リンク特集:猛威をふるうSARS 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/medi/240113
     BizTech 医療・介護・バイオ 2003/04/03
 “謎の肺炎”SARSが東アジアを襲っている。3月中旬にWHO(世界保健機関)が警告を発し、4月に入って感染地域の拡大、患者数・死者数の増大と被害は広がっている。この特集ページでは、日経BP社のMedWave、ロイターなど、BizTechに掲載した関連記事が集められている

関連記事: 【緊急情報】SARSダイレクト
 http://bpscrap.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/go/medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/236711

閉経後に骨が弱まると、鉛の害も出てくる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/239232
   ----日経ヘルス ニュース 2003/03/31 
 更年期を過ぎて、骨が弱まり、骨内部の密度(骨密度)が低下すると、骨粗鬆症になり易くなり、同時に血中の鉛の濃度が高まり、高血圧などいろいろな健康障害を引き起こすことが、ジョンズホプキンス大学の環境健康医学のスタッフによる研究で、明らかになった。
アスピリンが大腸ポリープを防ぐ 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/237699
   ----日経ヘルス ニュース 2003/03/31 
 アスピリンが、大腸(結腸、直腸)にできるポリープの発生を抑制することが、医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載された。

2003/03/31
謎の肺炎、香港大が原因ウイルスを特定 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/medi/238781
     BizTech 医療・介護・バイオ 2003/03/27
 香港大学の細菌学者の研究チームは、全世界で50人以上の死者を出している原因不明の肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の原因ウイルスを、風邪の原因ウイルスの一つであるコロナウイルスの新種と特定したと発表した。
病院の投薬をバーコード化、医療ミス防止のため−−FDA 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/236548
   ----日経ヘルス ニュース 2003/03/20 
 FDA(米食品医薬品局)は、投薬ミスを防止するために、病院が患者に出す薬に関する全ての情報を、コンビニの商品のようなバーコード管理にする、との方針を発表した。この薬情報のバーコード化は、病院関係者の投薬ミスから患者を守る決め手として、期待されている。
脚が長いなら糖尿病になりにくい!?
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/236539
   ----日経ヘルス ニュース 2003/03/18 
 大腿部(骨盤からひざまで)が短い人は、母親の体内にいる時に、栄養が不十分だった場合が多く、そのために成人してから、食べたものを燃焼してエネルギーに換える働きが良くないので、糖尿病になりやすいと、ジョンズホプキンス大学の研究者、ケイロ・アサオ博士が米心臓学会の会合で発表した。
2003/03/02
やはり控えるべき、妊娠中のコーヒー
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/233534
     MedWaveトピックス 2003/02/28 
 レギュラー・コーヒー1杯に含まれるカフェインは0.06%で、紅茶の2倍、せん茶の3倍に当る。妊娠中のサルに大量のカフェインを与えると死産が増えるということは、知られていたが、人間の場合も、コーヒーなどカフェインを多く含む飲み物をよく飲む人では、自然流産や低体重児を出産するケースが多いことが報告されていたが、コーヒーを好む人には喫煙・飲酒習慣があることが多く、純粋に「コーヒーの影響」とまでは断言できていなかった。

 デンマークのAarhus大学産婦人科のKirsten Wisborg氏らは、大学病院で出産予定の妊婦1万8478人にアンケートを実施し、死産について分析した結果、「8杯/日以上」コーヒーを飲んでいた妊婦では、全く飲んでいなかった人と比べて死産のリスクが3倍、妊娠中の喫煙・飲酒など、死産に関連し得る様々な因子で補正しても、「8杯/日以上」コーヒーを飲む人では全く飲まない人より死産リスクが2.2倍高いという結論に到った。

 これまでもコーヒーに含まれるカフェインが胎児に影響するとの報告はあったが、喫煙や飲酒習慣など他の因子で補正したデータが出たのは今回が初めて。

 これは、喫煙や飲酒の影響を除外してもコーヒーが死産を引き起こし得るとの結果だが、こうした現象の主因は、 カフェインには、腎髄質からのカテコールアミン分泌を促し、子宮胎盤の血管収縮や胎児の低酸素状態を引き起こしたり、直接胎児の心血管系システムに影響を与えて、頻脈や不整脈を引き起こす作用があるためと考えられている。

 この研究ではカップ1杯あたりのコーヒー量やコーヒーの種類は分析されていないが、カフェインが胎児に影響を与えるのは間違いないようだ。妊娠中はコーヒーなどカフェインを含む飲み物は控えた方が良いようだ。

コーヒー愛飲者は日本人でも糖尿病が少ない
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/233090
     MedWaveトピックス 2003/02/26 
 7杯/日以上コーヒーを飲む人は、2杯/日以下の人よりも、7年間の2型糖尿病発症率が5割少ないというオランダの研究結果は、日本人にも云える様だ。

▼2002.11.11 「コーヒー愛飲者は糖尿病になりにくい 」の記事
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/216138


2003/02/16
「栄養教諭」は偏食防ぎ肥満も解消 05年度にも制度化
  http://www.asahi.com/life/health/medical/K2003021400038.html
     Asahi.com健康・医療 > 健康ニュース  2003/02/14
 学校内で食に関する教育を担う「栄養教諭」の創設を話し合ってきた文部科学省の調査研究協力者会議は13日、最終の報告をまとめた。子どもに正しい食習慣を身につけさせる指導と、給食の栄養や衛生の管理を柱とした職務内容を提言。文科省は中央教育審議会での免許のあり方の検討を経て、早ければ05年度に制度化する考え。
高血糖は記憶力を低下させる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/230389
   ----日経ヘルス ニュース 2003/02/10 
 血糖値が高いと、もの覚えが悪くなり、記憶が薄れてきやすいと、ニューヨーク大学のアントニオ・コンビット博士らが、「米国立科学アカデミー紀要」で報告した。

2003/01/19
スモーカーは魚介類を! タウリンが血管を若返らせる
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/225692
     MedWaveトピックス 2003/01/14 
 たばこを吸うと血管の動脈硬化が進むことが知られているが、魚介類などに豊富に含まれるアミノ酸、タウリンを摂取すると、硬くなった血管が元に戻ることがわかった。必要なタウリン量は1日1500mgで、魚介類ならほぼ一食分に相当するという。研究結果はCirculation誌1月28日号に掲載予定。

 アイルランド王立医学校(Royal College of Surgeons)のF. M. Fennessy氏らは、「魚を1日一皿以上食べる人では心臓病が少ない」という疫学調査結果に注目し、15人の喫煙者に、魚一皿(100g)に含まれるのと同じ量のタウリン(1500mg)を5日間飲んでもらい、血管の硬さがどの程度変わるかを調べた結果、タウリンを5日間飲んだ後では、血管が非喫煙者と同じ位に柔らかくなり血管内皮の機能も改善することが判った。

 動脈硬化が気になる喫煙者は、1日一食は魚介類を食べるよう心掛けた方が良さそうだと、この記事は結んでいる。 ▼論文のタイトル:
Taurine and Vitamin C Modify Monocyte and Endothelial Dysfunction in Young Smokers

女性は健康管理万全を――40代の元気術、高脂肪の食事は控えて
  http://health.nikkei.co.jp/column/3cl/index.cfm?i=20021216h8000h8
     NikkeiNet いきいき健康 健康アカデミー・元気をプラス 2002/12/07
 40代は肉体的、精神的な環境の変化が大きい時期であり、健康にしわ寄せがくることも少なくない。特に女性は閉経を控えてホルモンバランスが不安定になり、体の変調を自覚する更年期は、女性が閉経を迎える平均年齢である50歳、その前後5年の時期。

▼乳がんが増加

     女性が最も罹り易い「がん」である「乳がん」の発生率が一番高いのも、40代。乳がんは90年代に入って急激に増え、高カロリー・高脂肪の食事の定着と、独身を選ぶ人や晩婚・少子化による女性ホルモンの影響が関連しているとみられる。 月経後の1週間目くらいの時期に、乳房にしこりやくぼみがないか、月に一度は自分で乳房をチェックし、定期的に画像診断を受けた方が良い。
     特にがんが一番多く発生する乳房の外側上方を中心に、わきの下までしこりなどがないか、自分で調べよう。
     心がけとして、普段から動物性脂肪の摂取を控え、適度な運動をすることが予防の第一。
▼プラス思考で
     子育てから解放されて自分の時間ができるからこそ、悩む人も増えている。育児に専念する「いい母親」から、個人としてどう過ごすかを問われ、「何かしなくては」と焦る。それがストレスになる。
     ストレスを溜めないためには、散歩など体を軽く動かすほか、1日に10分程度ゆっくりと1人でお茶を飲む時間を持ち、自分と向きあう心のゆとりを確保すること。 「もう40」ではなく、「まだ40」と考え、60歳まででもあと20年もあり、あせることはないという考えが大事だ。


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