「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報
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2002/12/23
食の安全確保、どうなる/「食品衛生法」改正案が来年の国会提出へ
  http://www.asahi.com/life/food/021216a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 食べる 2002/12/16 
国民の食の安全を守る食品衛生法の改正作業が進んでいる。厚生労働省は来年の通常国会に提出する改正案の「骨子案」を公表。東京と大阪で開いた消費者との意見交換会などを踏まえ、2月提出を目指して細部を検 討している。牛海綿状脳症(BSE)など相次いだ食をめぐる事件で揺らいでいる安全確保の仕組みはどう変わるのかのレポート記事。
食への関心「価格より安全性」――中央調査社が消費者調査 
  http://health.nikkei.co.jp/news/hea/heaCh.cfm?id=20021205e3mi01s505
     NikkeiNet いきいき健康 最新ニュース 2002/12/06
社団法人、中央調査社(東 京・品川)が実施した「食品問題に関する世論調査」で、食品に対する関心は価格や品質などよりも安全性というな結果が明らかになった。食 品に最も関心があることとして安全性をあげた人は70%に達し、価格や栄養価など他の 項目はすべて10%未満だった。

2002/12/16
男性の肥満者は20年前の約1.5倍に、40歳未満の女性はやせている人が増加
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/221989
     MedWaveトピックス 2002/12/13 
厚生労働省は12月11日、「2001年国民栄養調査結果」の概要を公表した。体脂肪指数(BMI)が25以上の肥満者の割合は、20歳以上の男性では、各年齢で20年前の1.5倍前後増えていた。一方、女性では、60歳未満のいずれの年代も、肥満者の割合は20年前より低くなっていた。
栄養補助食品、女性23%・男性17%が利用
  http://health.nikkei.co.jp/news/top/topCh.cfm?id=20021211d1g1101v11
     NikkeiNet いきいき健康 最新ニュース  2002/12/12
女性の4人に1人が、ビタミンやミネラルの錠剤、ドリンク剤などの栄養補助食品(サプリメント)を摂取していることが11日、厚生労働省の「2001年国民栄養調査」で分かった。男性は6人に1人で、男女とも50代以降の割合が多かった。30代以上の男性では食事を抜く人が増えているとの事。

筆者コメントマーク 健康の為に栄養や食事の内容について考えない方が多い実態が報告されています。さすがに女性の方が関心は高いのは頷けますが、女性の30才代でも「良く考える」方の割合が30%未満というのは、子供を持つお母さんの立場からも、ちょっと心配です。

 1日最低1食、きちんとした食事を2人以上で楽しく、30分以上かけて食べている者の割合は、全体で67.9%。20歳代の男性で最も少なく半数という結果には、以外でした。本当に30分以上も時間を掛けているのでしょうか?ちょっと疑問です。

 外食頻度は20〜59歳の男性で高く、3割前後がほとんど毎日1回以上利用しているといことです。男女とも、外食の利用頻度が高いほど、緑黄色野菜及びその他の野菜の摂取量が少なという結果からも、意識して野菜を摂るように心がけてください。
 男性では食事づくり(食品の買い物、調理)をほとんどしない者が7〜9割、 30〜69歳女性では毎日2回以上食事づくりをしている者が6〜7割。 「健康」を食事から整えるには、女性と一緒に暮らすことが近道の様にも思えます。

 今後、健康づくりのために必要な栄養や食事に関する知識や情報をどこから得たいかの問いには、「よく考える」者でも、「TV・ラジオ」ということですが、TV・ラジオの情報では、一過性の懸念がありますので、インターネットの方が望ましいと思うのは、このページを見ている皆さんだけかもしれませんね?

 栄養バランスのとれたメニューを提供している飲食店や食品売場・職場の給食施設・食堂は、少ないと考えている者は3割以上とのことで、栄養バランスは、自己防衛が必要と思います。

 13年度の調査では、エネルギー摂取量に占める脂質からのエネルギー割合である、脂質エネルギー費については、若いほど高くなる傾向がみられということで、脂肪の摂りすぎからも体脂肪指数(BMI)が25以上の肥満者の割合は、20歳以上の男性では、いずれの年代でも20年前の1.5倍前後増えているということですから、意識して脂肪を摂らない様に致しましょう。
 また、13年度の調査では、栄養食品の利用を調べており、約2割の方が利用してるようで、服用理由は「病気の予防・健康増進」が6割ということは、頷けるのですが、その中身が問題ですね。特殊な成分に限定せずに、自然食品から構成されるサプリメントを選び、食事から摂れない栄養・ミネラル・酵素を補うことが事をお薦め致します。


2002/11/25

ピロリ菌、ゴキブリが媒介!?
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20021120so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 医療ニュース  2002/11/20
 胃がんの引き金とされるピロリ菌は、ゴキブリを媒介にして人から人へと感染している可能性があることが、京都府立医大の今村重義医師らの研究でわかった。

 下水道など汚物のある場所にいたゴキブリが台所などでフンをするとその中のピロリ菌は三日間は生き続けるので、ピロリ菌が食材などに付着し、人間の体内に入る恐れがあるわけだ。ピロリ菌は加熱調理すれば死ぬので、生で食べる材料はきちんと洗い、台所や調理場も常に清潔にしておく必要がある。


2002/11/01
「ウエスト÷身長」で生活習慣病の危険性判定
  http://health.nikkei.co.jp/news/top/topCh.cfm?id=20021101e3mi01e101
     NikkeiNet いきいき健康 最新ニュース 2002/11/01
 ウエストの数値を身長で割った値が0.5以上なら動脈硬化になる危険が高い――。虎の門病院(東京・港)や独協医科大学などのグループが、生活習慣病になりやすさを見分けるこんな指標を考案した。現在広く使われている指標の、体重(Kg)を身長(m)の二乗で割った体格指数(BMI)に比べ計算が簡単で、高コレステロールや中性脂肪が高い人を検出しやすいという。

2002/10/28
「健康に良い」適正体重維持など、逆に血圧上昇招く−−慈恵医大病院が7000人調査
  http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Medical/200210/19-1.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 医療・生殖・生理学 2002/07/17 
「適正体重を維持する」「7〜8時間の睡眠時間」「朝食を毎日食べる」「間食をしない」など、一見健康によさそうな生活習慣を数多く実践すればするほど血圧が高くなるという結果が、東京慈恵会医科大健康医学センターによる7000人規模の調査で明らかになった。
 きちんと生活習慣を守ろうという意識が強すぎる緊張状態で血圧が上がったのではないかと分析している。


2002/10/21
ビジネスシーンにおける口臭実態調査
  http://www.kobayashi.co.jp/ir/news/soukai/0203.pdf
   ----小林製薬 > 創快通信 
これは今年6月、全国の20〜50代の男女1,000人を対象に、「口臭」に対する意識や考え方をインターネット調査したもの。この調査の纏めとして、90 %以上が「口臭が気になる」とし、約95 %の人がビジネスシーンで何らかの口臭対策をして、ビジネスに支障をきたさないよう努力をしています。そして口臭予防は、仕事上の人間関係を円滑にする手段であるという認識も強まっており、モノが売れない時代。ビジネススタッフは、口臭予防対策をきっちりやることにより、仕事がスムーズに進み、不況対策につながることを期待しているのかも知れないと結んでいます。

問い回答
▼口臭が気になるか?90%以上の人が、自分あるいは他人の口臭が「気になる」と回答。
特に30代・40代の働き盛りの世代に多い。
▼どんなビジネスシーンで口臭が気になるか?「同僚・後輩との仕事上での会話時」 (59.9%)。
「休憩時間などの雑談時」(42.6%)、
「取引先や仕事関係者との商談」(41.7%)、
「社内での会議や打ち合わせ時」(40.8%)などが続いており、

対外的なシーンよりむしろ社内での付き合いにおいて気になる人が多い。

▼何らかの口臭対策を講じている人は?全体の95%を超える。
▼口臭対策を講じている理由「仕事関係の人に不快感を与えたくない」 (81.5%)
「ビジネスマナーとして当然」(67.8%)
「業務内容以外でマイナス要因を作りたくない」(32.1%)
「仕事を円滑に進めたい」(24.1%)など。
▼具体的な対処法は?「歯を磨く」(72.7%)
「ガムを噛む」(51.4%)
「お茶を飲む」(35.2%)
「タブレットをなめる」
「においのきつい食べ物を避ける」など。
▼口臭の及ぼす影響 人間関係に支障をきたす(54.4%)
仕事の話に集中できない(31.2%)
ビジネスマンとしての資質が問われる(25.8%)
就業意欲を低下させる(18.1%)
業務遂行に支障をきたす(11.4%)
商談などの交渉ごとがまとまらない(1.9%)

▼「口臭」には、さまざまな種類があります。

    生理的口臭(正常な口臭)
     ・起床時や緊張時に起こる不快臭
     ・加齢による老人性口臭・女性ホルモンの変動との関連で起こる婦人性口臭
    食物口臭−ニンニクやアルコール等を摂取したために起こる口臭
    病的(他臭性)口臭(正常ではない口臭)
     ・歯科的(口腔内に原因)口臭
     ・耳鼻科的(上顎洞に原因)口臭
     ・内臓疾患による呼気性口臭−胃腸疾患、肺疾患、糖尿病等
    自臭性口臭−自分だけが感じる口臭(口臭ノイローゼ)

筆者コメントマーク
 歯周病等の歯科疾患によるものが大半だとは思います。特に口腔内ケアを怠りがちな高齢者の方は、注意が必要です。虫歯や歯周病等があると、細菌のたまり場ができ、食べ物カスや歯垢を分解して、口臭が発生します。同じ理由で歯並びが悪い人も、歯磨きが十分で無くなる可能性が高いために口臭発生の原因を持つことになりますので、注意が必要ですね。

 耳鼻科的原因で鼻に感染症があれば、口を通して悪臭が発生します。また全身的疾患がある場合、血液を通じて肺から悪臭が排出されますので病気を治療しないと口臭はなくなりません。

 食物口臭は、ニンニク等ニオイのきつい食べ物を食べたときにおこる一時的なものですから、餃子は朝食のメニューには不向きだと思います。

 面と向かって、「臭います!」と云えないのが、ビジネスシーンでは、本当につらいところですね。

 生理的口臭は、体臭と同じで健康な人でも発生する様ですが、基本は体臭と同じで、腸内細菌の中の善玉菌を多めにして腸内の腐敗による悪臭ガスの発生を抑える必要があります。いわゆる「おじさんの臭い」の元である体臭を抑える他にも、食道を通しての呼気からの臭いの発散を抑えることも必要化と思います。

 歯を磨くことも大切ですが、腸内を磨くことも忘れて欲しくないと願いたいものです。その秘訣は「おなか健康」なのです。口臭以外にも体臭が臭い人は、何らかの病気に罹っている可能性が高いと思われます。

アルコール系洗浄剤で手を洗う病院増える
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/210177
   ----日経ヘルス ニュース 2002/10/08 
『最近は、アルコール系洗浄剤で手洗いをする病院が増えた。手が乾くまでの時間も早く、殺菌効果も大きいという。アルコール手洗いの実行によって、代表的な院内感染である、ブドウ球菌による感染が21%、腸球菌による感染が43%減った病院も有る。』という記事。


2002/09/08
肥満が深刻な米国、ファストフード店にメニューの改善求める
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/biz/205253
     BizTech 企業・経営 2002/09/06
『米国で肥満が広がりを見せるなか、ブッシュ政権は、ファストフード・チェーンに対して新鮮な果物や野菜をメニューに加えるように求めた。マクドナルドが今週、心臓病に関係があるとされる種類の脂肪酸を減らす新たな食用油で揚げ物を調理すると決定した。』ということです。

≪関連記事≫

日本マクドナルド、8月の月間来店客数が過去最高を更新=1年5カ月ぶり
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/biz/204433
     BizTech 企業・経営 2002/09/02
2型糖尿病の発症予防の鍵は「減量」、1kgやせればリスクが13%低下−−DPP試験より  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/204984
     MedWaveトピックス 2002/09/05 
『耐糖能異常(IGT)があり、空腹時血糖値も高く、しかも太っている、そんな人が2型糖尿病にならないためには、減量が最も効果的であることが、DPP試験の最新解析から明らかになった。』ということです。
IGT(耐糖能異常)のある日系米国人、食事と運動療法で内臓肥満が改善 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/medi/204138
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/08/31
『米国ワシントン州Seattle在住の日系アメリカ人を対象とした介入試験で、耐糖能異常(IGT)はあるが「肥満」はごく軽度な日系人でも、食事療法と運動療法とで内臓肥満を減らせることが明らかになった。このデータは、「肥満ではないのにIGT者が多い」日本人にも大いに参考になりそうだ。』という記事。

≪関連記事≫

「2型糖尿病の予防は生活習慣の改善から」、ADAとNIHが共同声明 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/mdps/178500
     MedWaveトピックス 2002/04/05 
ヘリコバクター・ピロリ菌は2型糖尿病にも関与か 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/medi/204572
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/09/03
『胃潰瘍や胃癌、動脈硬化性疾患を引き起こすとされるヘリコバクター・ピロリ(H. ピロリ)菌。糖尿病分野でも、「H.ピロリ菌への感染が、慢性炎症状態を介して2型糖尿病の発症を誘発する」との疑いが持たれているが、関連性を否定する報告もあり一定の見解は得られていない中で、オーストリアHentschelhof医療センターのA. Dzien氏らが9月2日欧州糖尿病学会で「H. ピロリ菌の感染者では空腹時血糖が高い」との研究結果を報告した。同氏は、H. ピロリ菌への感染が、慢性炎症状態を介して糖代謝に悪影響を与えていると推察し、H.ピロリ菌の除菌で、2型糖尿病の発症を予防できる可能性が出てきたと云う。』という記事。

2002/09/01
人間ドック、「異常なし」の地域差が消滅?
  http://www.asahi.com/life/health/medical/K2002082800325.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 > 医療・健康ニュース 2002/08/28 
『昨年、人間ドックを受けて「異常なし」と判定された人の割合は14.5%で、かつて見られた全国的な地域差がなくなっていることが日本病院会・予防医学委員会の調査でわかった。同委員会は「コンビニエンスストアや外食産業の普及で、食習慣の地域差がなくなってきたことが大きい」とみている。29日から長野市である日本人間ドック学会で報告される。』という記事。

健康「異常なし」は7人に1人――人間ドック受診者など調査 
  http://health.nikkei.co.jp/news/hea/heaCh.cfm?id=20020827e3mi024727
     NikkeiNet いきいき健康 最新ニュース 2002/08/28
働き盛りの日本人の健康状態は年々悪化し、肝臓や血糖値、肥満などの検査項目に異常がない健康な人の割合は14.5%、7人に1人しかいないという結果は、約276万人の検査結果のうち、生活習慣病とかかわりが深い6項目の分析で、1984年の調査開始以来、最悪の数値。日本病院会予防医学委員会の調査で27日、明らかになった。

筆者コメントマーク でも、「異常なし」と判定された人の割合は、84年の29.8%から年々低下する傾向が続いていて、東北(17.5%)と関東・甲信越(15.7%)で初めて前年を上回った。そして低下を続ける北海道(13.3%)や近畿(11.1%)、東海・北陸(12.6%)に比べ、むしろ健康的という結果は、健康意識が高まった結果かもしれないが、・・・「異常なし」と診断されて、数ヶ月後に亡くなった例も無きにしもあらずですから・・・。

 それにしても、「異常なし」と診断される方の割合が減少をし続けているというのは、憂慮すべきことですね。多分多くの方は、成人病の指摘を受けているからでっしょう。これは人間の持っている食欲という本能と食事から摂り入れるエネルギーを脂肪として蓄えるいうDNAにインプットされている人間の生物としての本質に由来するところにあるのですから、いた仕方ないかもしれませんが、食うことを心配しなくて良いという豊かさを手に入れた結果、生活習慣病という病気の本質のところに、人間としての自制心をもって臨まなけれならない限り、「異常なし」という値が増えていかないのですから、厄介なことですね


2002/08/13
ニッポン食事情咄 第16回:偽(ニセ)栄養学発見法 
  http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=186873
     週刊MSNジャーナル 伏木亨 ダイジェスト  2002/07/23
MSNのサイトは直ぐに記事が消えてしまうので、あまり紹介をしたくないのですが、伏木亨 京大教授のコーナーは、以外と面白いので、ご紹介し、要約しました。

▼カルシウムの摂取不足でいらいらするという証拠を示す学術論文はない。

     納得できるデータを示す論文は見つからない。そういう論調の本はあるけど、具体的なデータが無くて議論の飛躍があるように思う。人間の体は、大切な順にきっちりと守られている。脳機能や信号伝達のためのカルシウムなんか、最も重要だから、最後まで破綻は起きない。栄養学の基本だ。
▼病的な症状としてのみカルシウムの低下と諸症状が観察される。
     カルシウムは骨に大量に貯蔵されており、僅かに常に血液に出し入れされている。大切な物質だから、血中カルシウムイオン濃度は常に精密に調節されている。利用する側の細胞も、様々な機構でカルシウムイオンの放出や蓄積の調節を独自に行っている。食事中のカルシウム不足くらいで、神経活動に変化が起こるほどカルシウムイオンの利用が低下するというのは簡単におかしいと判るはず。
     病的な欠乏の話から、いらいらするという説が、ここから発生した可能性があると思われる点が2カ所ある。

    1つは、副甲状腺機能低下による低カルシウム血症だ。骨のカルシウムを血液に移行させる副甲状腺ホルモン作用が異常で、血液中のカルシウムが極度に不足する事態。筋肉の硬直や、けいれん、しびれ感、知覚異常等が報告されている。

     腎臓の障害など、原因はいくつも明らかになっているけど、食物からのカルシウムの摂取の不足が原因でこんなことには絶対にならない病気だ。

▼うつ病もカルシウム欠乏にされかけている。
     もう一つ嘘が発生した候補としては、「うつ病」がある。細胞内情報伝達系にカルシウムイオンが関与しており、うつ病では、これらの調節の異常がストレスによる不安などの感情から回復ができなくなっている原因の一つとして上げられており、ここから出たものと推定される。
▼情報の原点に遡る努力なしに鵜呑みを繰り返す怠慢。
     いろいろと調べてみたが、結局、病的な状態で血液中のカルシウムが低下してしまったときに、神経伝達に大きな障害が起こるという話か、うつ病では細胞内のカルシウムの調節(摂取不足ではない)の異変でストレスから逃れられないという話から始まった可能性がある。

     カルシウムは子供のキレル原因にまでされかけている。添加物やインスタント食品や、ペットボトル飲料。気に入らないものをなんでもキレル原因にする目を覆いたくなるような非科学的な話がおきまりのように展開されている。

 以上が要約だが、似た話の一つに「骨粗しょう症」対策に牛乳を飲んでカルシュームを補おうという話も掘り下げてくれると面白いのですが。

2002/08/12

夏本番、「冷房病」で体に異変――体温管理で自衛を 
  http://health.nikkei.co.jp/column/3cl/index.cfm?i=2002073006266h8
     NikkeiNet いきいき健康 健康アカデミー・元気をプラス 日経プラスワン 2002/07/30
≪夏を健康で過ごすコツ≫
▼冷房病の予防策
T室内外の温度差を5度程度に
T上着を羽織ったり、体を動かす
Tシャワーでなく入浴を心掛ける
T温かい食事をとる
▼熱中症の予防策
T帽子をかぶったり、通気性の高い服で外出する
T水分や塩分を補給
T涼しい場所で休息しながら行動
T高温多湿の日は激しい運動を避ける

『冷房の当たりすぎで健康を損ねる、いわゆる「冷房病」の恐れがあるという。夏の体調管理は暑さだけでなく寒さへの対策も大切だ。』という記事。

 冷房の入った室内と外の温度差が、10℃近くにもなるような急激な温度変化は体温調節の働きを狂わせる。この温度変化を何度も繰り返すとか、冷気が体に直接当たるうちに体調が悪くなる「冷房病」が体に様々な変調を引き起こす。冷房病は頭痛や肩こりのほか、鼻炎やぜんそく、腰痛、生理不順、腹痛、ぼうこう炎、不眠症、足のだるさなどの形で表れる。

 対策は、冷房の利いた室内は上着やひざ掛け、スカーフなどを身に付ける。そして「しっかりと入浴する」のも重要。冷房で縮まった手足の血管が元に戻る。 そして、食事も大切だ。朝食抜きでは体温が上がりにくい。朝方はなるべく温かい食事を取った方が良い。メニューも工夫が必要のようだ。水分が多く冷たい食事は体の熱を奪うから、生野菜や果物、冷めんなど水分が多く冷たい食事は体の熱を奪うので、温かい献立をバランスよく食べるようにしたほうが良いようだ。
 夏が旬のトマトやキュウリは体を冷やす作用があり、秋から冬が旬のショウガやニンジンといった根菜類などは体を温める効果がある。


「少し辛口のカレー」でもダイエット効果大、満腹感も長く続く 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_saizen1.html
   ----日経ヘルス FrontLine 日経ヘルス9月号 2002/08/06 
オリジナルサイトの画像にLinkしています。 クリックして拡大できます。
 夏バテで食欲が細りがちでも、スパイスの刺激で食が進み、元気になる。そのうえダイエットにもいい! こんな、カレーのうれしい効果が、京都大学大学院人間・環境学研究科教授の森谷敏夫氏らの研究で明らかになった。

 「ちょっと辛口」程度のレトルトカレーでも、脂質の多いハンバーガー食に比べ、食後のエネルギー消費量が大幅に増えるし、又更にうれしいことに、満腹感が長続きすることも確かめられたという。
 これまでは、トウガラシ等のスパイスを沢山入れた激辛のカレーでなければ無理、との見方が多かったが、「ちょっと辛口」程度のレトルトカレーでも効果が有る事が確かめられた。スパイス抜きのカレーではこの効果が低いので、体熱促進効果を生み出しているのはやはりスパイスらしい。
 これらの事より、脂肪の多いハンバーガー食に比べれば食後の体熱産生は高くなるので、「カレーライスは、小児肥満予防に大きな可能性をもつ機能食品といえそうだ。」と結んでいる。

Medwebの記事のURL
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/199978


2002/04/20
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 医療・生殖・生理学 2002/04/13 
 『健康のバロメーターとして血液の流れ易さが関心を集めている。血液の粘性を目で見てチェックできる装置も普及し始めた。 血液をサラサラにするにはどうすればいいのか? 』

 結論的には、「肉より魚、適度な運動でサラサラに」 ということなのだが、 従来の血液検査は、赤血球や白血球の数や中性脂肪、コレステロール値など血液成分を分析するが、食品総合研究所の菊池佑二・上席研究官が、約10年前に開発した、「血液流動性測定装置」を使うと、赤血球や白血球などの“元気”が流れやすさとして表れるので、“未病”の段階で変調をとらえることができ、検査値だけではピンと来なかった人も、生活改善の必要性を自覚しやすいという。

 また、梅干しや梅肉エキス、酢、黒豆、ソバ、ニンニク、青身の魚などを食べてると、それらを食べる前よりも、流れがよくなる場合が多いことも明らかになったという。 』


2002/04/08
   ---- 厚生労働省トピックス 2002/03/27
 厚生労働省の統計情報部の発表に依ると、

■三大死因別に年齢調整死亡率・・・・

      男性の悪性新生物は25年ぶりに減少。
      男の悪性新生物を除き、すべて低下傾向にあり、特に脳血管疾患は昭和40年をピークに大幅に低下している。。

■年齢調整死亡率とは・・・・

     年齢構成を補正した死亡率。人口10万人に占める死亡者数の割合を単純に示す粗死亡率と異なり、年齢構成の相違を気にせず地域比較や年次比較が出来る。

2002/03/10
     MedWaveトピックス 2002/03/08 
 イスラエルで行われた調査において、脳卒中と身長とに不思議な関係があり、「身長が5cm低くなると死亡率は1.13倍になる」という公式が成り立つことが判明したという。身長がどうして脳卒中の死亡率と関係するのかは不明だが、研究グループは「身長が子供時代の栄養状態を反映するためでは」と考えているという。調査結果は、Stroke誌3月号に掲載された。

論文のタイトル:「Body Height Is Associated With Decreased Long-Term Stroke but Not Coronary Heart Disease Mortality?
   ----- Stroke誌 3月号


2002/03/01
 大塚製薬株式会社が、2000年12月に、オフィスで働く方々の食生活および、栄養意識に関して、「朝食」に焦点を当て朝食摂取頻度や栄養バランス意識に加え、「朝食摂取時間(朝食にかける時間)」についてアンケートを実施した。(回答:3万6千人以上)

 「平成11年 国民栄養調査」(厚生労働省)では、「適切な食事摂取のための心がけはあるが、必要な知識・技術の不足」が指摘され、特に若い世代や男性に、適切な食品選択や食事のための知識・技術が不足していると指摘されており、今回のレポート」でもその現状を反映する結果となっている。


2002/02/24
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/02/22
『米国糖尿病協会と米国心臓学会は糖尿病の心疾患リスクに関する患者実態調査の結果を発表した。糖尿病では心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患に罹患するリスクが高くなるが、このことを患者の多くが知らないことが明らかになった。』、という記事。


2002/01/28
抗生物質を使い過ぎた所為で猛威を振るう耐性菌や恐怖の生物兵器テロにもバクテリオファージなら勝てるかもしれない
     ------ニューズウィーク日本版  2001年12月26日号 P.60 
オリジナルサイトの画像です。 便利な抗生物質を安易に使い過ぎた結果、最近では強力な耐性をもった新型の菌が次々と登場し、死者が出ているが、忘れかけていた「ファジー療法」が、今注目されているという、Newsweekの記事。

 新しい抗生物質の開発が追いつかない状況になっている中、結核菌やサルモネラ菌、さらには炭疽菌にも対抗できるファージの研究が世界各地で進んでいるという。
 ファージは抗生物質に取って代わる特効薬ではないが、従来の治療法にプラスする重要な治療法の一つではあることは確かであり、今のペースで耐性菌が増え続ければ、ファージに頼るしかない患者も増えていくだろうと思われる。

 専門家に依れば、ファージは細菌を標的にして働くのであって、人間の細胞には影響がないというが、生きたウイルスをそのまま投与することに不安を感じる医師も少なくは無く、普及へのハードルになりそうだ。

≪記事の要約≫

 『ジャズ・ミュージシャンのアルフレッド・ガートラー(45)は1997年、コスタリカでハイキング中に転んで足首を骨折。ブドウ球菌に感染し、ひどい炎症を起こした。血流が悪く薬が患部に届かないため抗生物質は効かなかった。足を切断するしかないと宣告された彼は、専門書や雑誌を読みあさり、旧ソ連では数十年の実績があるバクテリオファージ療法を見つけた。 これだと思ったガートラーは2月、グルジアの首都トビリシにあるエリアバ研究所へ飛んだ。バクテリオファージ(特定の病原菌を殺すウイルス)を足首の患部に植えつけると、感染症は3日で完治した。 地球を半周しなくてもバクテリオファージ療法を受けられる日が、遠からず来るかもしれない。』という、書出しで始まる。

  • 意外に古くからの歴史
       初めて重症の赤痢患者4人にファージが投与されたのは、80年以上も前のパリでのこと(全員が回復)。この治療法が知られるようになったのは、シンクレア・ルイスの小説『ドクターアロースミス』(1925年)がきっかけという。
       かつてのドイツ軍やソ連軍の兵士たちは、ファージを詰めたガラス瓶を救急箱に入れて携帯していた。アメリカの製薬会社イーライ・リリーが7種類のファージ調合薬を売り出したが、1940年代に入ると、扱いやすい抗生物質の登場と普及と共に、ファージは忘れられた存在となっていた。
  • 副作用のリスクも低い
       ファージは、例えればレーザー誘導ミサイルのように、特定の標的を狙い撃ちする特性がある。特定のファージは特定の細菌の特定のサブグループしか殺さない。 一方、抗生物質は大量破壊兵器に似て、一発でさまざまな種類の細菌を殺してしまう。ファージの場合は、処方する前に正確な診断を下す必要がある。
       ファージは特定のタイプの細菌に取りついて攻撃するウイルスの一種であり、これが病原細菌に取りつき、ついには細菌細胞を破裂させてしまう。 ファージは攻撃対象が限定されているので、エイズや癌治療で免疫力の低下した患者にも安心して投与できる。抗生物質だと良性の細胞まで攻撃してし、2次感染による死を招き易い欠点がある。
       今のところ、ファージ療法でアレルギー反応を起こした患者の報告はない。ファージが土壌や水、植物、人体など、地球上どこにでもいる生物だからだろう。
  • 炭疽菌に対抗する薬も
       ファージに対しても、細菌が耐性を得ることはあるが、新しい抗生物質の開発には何年もかかるが、効果のある新しいファージを分離するには数日あれば足りる。 新薬として承認されたファージが市場に出回るのは早くても3年先になりそうだ。
       エクスポネンシャル・バイオセラピーズは、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に対するファージ新薬の臨床試験の第1段階を終えたという。 イントラリティックスも重症の皮膚感染の治療に使うファージばんそうこう「ファゴバイオダーム」の特許も申請中だという。
  • ファージはこうして病原菌を攻撃する
       ファージは、抗生物質に代わる有効な治療物質かもしれない。

        1 宿主となる特定のバクテリアを探しあてたファージは、相手の細胞壁に取りつくと、自分のDNAを注入する

        2 DNAの作用でファージが増殖。バクテリア細胞が破裂すると、飛び出した無数のファージは新たな標的を探しに行く


2002/01/20
     MedWaveトピックス 【かかりつけ医通信】第18号 
今回は「国民を守るために、代替療法の科学的評価を」と「老人医療について-1-老人医療費と一般医療費の違い」の2テーマを取り上げています。前者では、柔道整復師(整骨、接骨、ほねつぎ)とカイロプラクティックについて説明しています。

2002/01/13
     MedWaveトピックス 
『内閣府の情報公開審査会は、国立病院などにおける医療事故の報告書に関して、患者個人の識別に直結しない医療事故名や事故に関する医療行為名・原因、市販の「職員録」(財務省編)に記載されている主治医や術者の氏名などは開示すべきと答申した。医療事故の公表をめぐる問題は社会的要請と個人の権利利益の保護との両立を十分考慮して議論すべきとしている。情報開示請求を受けていた厚生労働省は、事故報告があったということ以外の情報を開示していなかった。』、という記事。

情報公開審査会

     MedWaveトピックス 【かかりつけ医通信】 第17号
アールエフ社のオリジナル画像にLinkしています。 クリックして拡大できます。
 国産のカプセル型内視鏡「NORIKA V3」を医療用カメラメーカーのアールエフ(長野市)が、世界初のバッテリーレス方式のカプセル型内視鏡を発表た。昨年の5月にイスラエルのギブンイメージング社が開発した錠剤サイズのカプセル型カメラ「M2A」の欠点をカバーし、しかも画像の質が鮮明で、操作もしやすく、価格も低く抑えられるというものです。検査の質の向上、また近未来に実用化される程、ほぼ完成に近づいていることなど医療界にとっても驚きです。そしてもう一つの話題は、アメリカで2000年7月に認可された「ロボット手術」に関するものです。


≪参考≫
コンピュータ外科(CAS) : 研究と成果 / 日本の医療福祉ロボットの最先端

Given Imaging Ltd.  「M2A 」

医療用カメラメーカーのアールエフの世界初バッテリーレス方式のカプセル型内視鏡

内視鏡技術の将来展望と夢
  ロボット技術、バーチャルリアリティとカプセル型内視鏡
/ オリンパス


2002/01/06
   ----Japan.Internet.com > Webビジネス ニュース 2001/12/17 
『Yahoo!Japan は12月17日、健康と医療関連の総合情報サービス「Yahoo!ヘルスケア」を開設した。 Yahoo!ヘルスケアは、 株式会社NTTデータ、 株式会社ウェルネスから情報の提供を受け、 医薬品、診療機関、健康食品などの健康、医療に関する情報を提供する。 市販の大衆薬約3000品目と処方薬約1万品目を製品名、識別コード、製薬会社名から検索して、主な作用や効能を調べることができる他、全国約13万件の医療機関の検索ができる。
また、生活習慣病、運動、健康法、美容・老化、たばこ、ストレス、身体の悩み、 減量・ダイエット、食、行動の科学、お酒、健康一般など12のジャンルに分けた情報を掲載する。』という記事。



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