「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報
No.4 【健康総合情報のサイト】


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2006/09/03
健康志向食材、商品化へ農水省が力 老化防止トマトなど  
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200608270201.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/08/28 
 健康へのプラス効果が期待される食材や素材の開発に、農水省が来年度から本腰を入れ、同省の独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構などで開発した食材、素材の商品化を本格的にスタートさせる。
 期待されるのは、抗酸化作用があるリコピンを多く含む「高リコピントマト」や血圧上昇を抑えるギャバが豊富な胚芽を大きくした「巨大胚芽米」など。既に商品化されものもあり、花粉症緩和に効果があるメチル化カテキンを普通の緑茶の数十倍も含むお茶「べにふうき」は、飲料メーカーのアサヒ飲料が今年から一部で販売している。
内臓脂肪症候群:ハンドブック出版、メカニズム紹介  
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/08/20060828ddm013100040000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/08/28 
 過食や運動不足のライフスタイルから心筋梗塞や脳卒中などの血管病を発症するまでの、メタボリックシンドロームの病態をわかりやすく解説され、平成20年度からの健診・保健指導義務化に備えた、医療従事者向けハンドブック「メタボリックシンドローム実践ハンドブック」(松澤佑次監修、メディカルトリビューン発行:A4判118ページ、3150円)が出版された。
 本書は、職員に対する保健指導で生活習慣病予防に効果を上げた兵庫県尼崎市の取り組みに基づく、実践的な内容になっている。

出版社コメント
 1)尼崎市市役所職員の心筋梗塞・脳卒中を0にした保健指導の現場から生まれたものです。
 2)保健師をはじめとする全国の健診・保健指導に従事している方々向けの実践書。
 3)切り離してすぐ使える保健指導用チャートが付いています。


2006/08/20
知りたい:「牛乳有害」って本当? 栄養学的には少数派  
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/08/20060818dde001040013000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/08/18 
 「健康飲料」の代表格の牛乳を「有害」とする説が書籍やネット上で取り上げられ、波紋を広げているという話題について。
 端緒となったのは、米国在住の胃腸内視鏡外科医・新谷弘実氏著となる「病気にならない生き方」(サンマーク出版)だが、著者の長年の臨床経験から導き出した食生活の改善法をまとめたもので、牛乳に関する記述が特に注目され、更に、環境ホルモンの観点からの有害説も登場しすそ野が広がったもの。
  • 卵巣がんリスク上昇
  • 子牛用飲むの不自然
  • 工業化飼育法に問題
 牛乳に含まれるカルシウムの摂取源として牛乳は有益でないとする根拠の一つが、骨粗しょう症との関係。
牛乳摂取量が多い欧米の高齢者の大腿骨頸部の骨折率は、日本より高いために「牛乳は防止策にならない」とする説に対し、体型の差だとする説もある。

 子牛の成長を促す牛乳には、硫酸エストロン等の女性ホルモンが含まれており、佐藤章夫・山梨医科大名誉教授によれば、「硫酸エストロンはビスフェノールAなどの環境ホルモンよりも強い」という。これに対し、山口大農学部の中尾敏彦教授(獣医学)は「牛乳からホルモンを摂取しても、女性の体内のホルモンの量に比べれば微々たるもの」と疑問を呈す意見もある。

 有害の一つとして、「牛乳は子牛が飲むもので、人が他の哺乳動物の乳を飲むのは不自然」との考え方がある。
 酪農学園大大学院の中野益男教授(環境生化学)によれば、最近の牛の飼育法が工業化され、牛の生理に合わなくなっている問題があるという。

「メタボリック症候群減らせ!」健診時の指導強化  
  http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06081827.cfm
     YOMIURI ONLINE > ジョブサーチ > ニュース 2006/08/18 
 厚生労働省は18日、内臓脂肪症候群(メタボリック・シンドローム)の広がりを防ぐため、健康診断の際に実施される保健指導のあり方を見直す方針を固めた。
 保健師が健診結果を踏まえ、具体的な目標を面接やメールで積極的に提供し、その後も継続的にチェックすることで、「相談型指導」から「介入型指導」への転換を図る。08年度から実施させる。
 新しい保健指導は、メタボリック・シンドロームの指標となるウエスト周囲径や血圧、血糖値などの数値の改善を目標とする。
健診結果を見て、状況に応じて下記等を実施する。
 〈1〉腹囲や血圧などに問題が多く、改善が不可欠な場合の「積極的支援」
 〈2〉一部に問題はあるが現状維持でもいい場合の「動機付け支援」

2006/08/03
癒しんぼ:ドロドロ? サラサラ? あなたの血液はどっち?
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/08/20060802org00m100047000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/08/02 
 生活習慣を見直すきっかけになるということで、美容と健康にうるさい女性たちの間で密かなブームとなっているTVの健康情報番組などでおなじみのバイタルチェックについてのレポート記事。

 大阪市北区にある女性専用の健康サロン「Rest Space マツノ」では、¥1000/回のチェック料金で、血液中の赤血球などの成分の状態をリアルタイムで見ることができる。
 ドロドロ血液をモニターで見ると、赤血球同士が重なり合うようにくっついており、血中の粘度が高くなっているのが判る。脂っこいもの、甘いものを食べ過ぎると、いわゆる血液が「ドロドロ」になる。
 ドロドロ血液の赤血球は、真ん中が白っぽく見える。それに対し、サラサラ血液の赤血球は、色が均一。ビタミンやミネラルが十分に足りて、中身がギュッとつまった状態なのだそうだ。
 血液をサラサラに保つには、食生活+適度な運動(30分のウォーキング/日)+十分な水分(1.5L/日)を摂ること。
 血液をサラサラにする食べ物は、ニンジンやゴボウ、タマネギといった根菜が良いそうです。

内臓脂肪、ウエスト同じでも日本男性は米より「多め」 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200607310343.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/07/31 
 日本人は米国人ほど極端に太らず、少し太っただけでも糖尿病などの生活習慣病に罹り易いといわれているが、その理由は分かっておらず、メタボリック症候群をめぐって、滋賀医科大と米ピッツバーグ大が、草津市と米ペンシルベニア州で40〜49歳の男性それぞれ239人、177人の住民のウエストサイズを測り、CTで腹部の内臓脂肪などの断面積を調べた結果、日本人男性は腰回りのサイズが同じでも、米国の白人男性より内臓脂肪多いことが判ったという。

 例えば、ウエストが88.9〜96.8cmの層を比べてみると、皮下脂肪の断面積は白人の方が日本人より7平方cm上回ったが、逆に内臓脂肪は日本人が101.7平方cmと、白人の85.5平方cmを上回った。この傾向は体格にかかわらず見られたという。

生活習慣病予防の運動指標は「エクササイズ」 
  厚労省の検討会がが簡便な指針作成 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200607/501065.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/07/31 
 厚生労働省の「運動所要量・運動指針の策定検討会」は、生活習慣病予防を目的に「健康づくりのための運動指針2006」を作成し、7月25日の第23回厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会に報告した。

 この指針は、身体活動全般を速歩やジョギングなどの「運動」、日常の掃除や買い物などの「生活活動」に分け、「エクササイズ(Ex)」という身体活動量の単位を設定し、どの活動をどれ程度行えば必要な運動量が達成できるかを示したのが特徴で、運動習慣のない人でも、日常生活の中で活動量を増やして生活習慣病予防に取り組めるよう工夫している。

●1エクササイズに相当する運動の例における活動内容時間(分)
ボウリング、バレーボール、フリスビー、ウエートトレーニング(軽・中強度)20
速歩、体操(ラジオ体操など)、ゴルフ(カートを使って)、卓球、バドミントン、
  エアロビクス、対極拳
15
軽いジョギング、ウエートトレーニング(高強度)、ジャズダンス、エアロビクス、
スケットボール、水泳(ゆっくり)、サッカー、テニス、スキー、スケート
10
ランニング、水泳、柔道、空手7〜8
●1エクササイズに相当する生活活動の例における活動内容時間(分)
普通歩行、床掃除、荷物の積み下ろし、子供の世話、洗車20
速歩、自転車、介護、庭仕事、子供と遊ぶ(歩く/走る、中強度)15
芝刈り(電動芝刈り機を使って、歩きながら)、家具の移動、
 階段の上り下り、雪かき
10
重い荷物を運ぶ7〜8

パソコンやiPodでエクササイズに革命 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060804hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/07/26
 米国人の過半数は、政府が推奨する「中等度の運動を1日30分以上」の運動量を満たしていないという。そういった状況の中、PCやiPodのような携帯情報端末があれば、バーチャル個人トレーナーやポッドキャスト、動画配信などの最新の技術を利用してフィットネスを米穀では始めることができるという。

 「PumpPod」は、iPodなどで利用できるトレーニングプログラムで、ヨガ、エアロビクスなど43種類の中から選び、インターネットからダウンロードできる。
 費用の面においても個人トレーナーの35〜100$/時に比べ、バーチャルトレーナーなら、10$/月ですませることもできるメリットがある。

▼原文
 :Welcome to the E-Exercise Revolution


2006/07/23
肥満予防・対策、「飲み物に注意」は少数 花王が調査
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200607160691.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/07/17 
 食事や運動に比べ、肥満予防・対策で飲み物に気をつける人は少ないという調査結果を花王がまとめた。
1日にとる飲み物の量は平均1486mLで必要量は満たしていたが、中身への意識は低いようだ。

花王 > ニュースリリース(2006.05.30)
 「サラリーマン・OL800人調査 「飲みものと肥満」の関係

     「調査によると、肥満予防・対策としての「飲みもの」への意識は「食事」「運動」に比べて低く、「何を飲むか」という中身についても、男性サラリーマンの意識が低くなりがち。メタボリックシンドロームが社会問題化する中で、「どれ位飲むか」だけでなく「何を飲むべきか」についても、意識を高く持つことが重要になってきている。」と結論付けています。

2006/06/25
コクランレビューの日本語訳が閲覧可能に 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200606/500746.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/06/22 
 診療ガイドラインのデータベース・Mindsのウェブサイト(http://minds.jcqhc.or.jp/)で、6月19日よりコクラン・レビューの抄録の日本語訳が見られるようになった。
 医学文献のシステマティック・レビューを行う国際的な団体であるコクラン共同計画が作成しているコクラン・レビューは、質の高いシステマティック・レビューとして定評がある。このデータベースであるコクランライブラリーは年4回改訂されるが、今回掲載されたのは2005年第4 版の日本語訳。尚、閲覧にはユーザー登録(無料)が必要。

 ▽ 財団法人日本医療機能評価機構の医療情報サービス・Minds
    http://minds.jcqhc.or.jp/

男性更年期外来が自由診療に向いているワケ 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/200606/500598.html
     日経メディカル オンラインReport 2006/06/06 
 最近、新聞や雑誌でも頻繁に取り上げられる「男性更年期」は、大学病院でも男性更年期外来を開設する動きがあるなど、医療関係者の関心も高い。 1950年代後半から男性医学の研究に積極的に取り組んできた札幌医大名誉教授の熊本悦明氏へのインタービュー記事
 男性更年期に見られる症状は、性機能低下だけではなく、うつ症状や不眠といった精神・神経症状や、ほてり、動悸、手足のしびれ、肩こりといった、自律神経系の乱れによる様々な身体症状が同時に見られることが多く、これらの症状は個人差が大きいため、じっくり患者の話を聞くことが診療方針決定のために欠かせないという。(筆者・同感)

 男性更年期は、人生の折り返し地点にある“車検”のようなものだから、患者には1日でも早くきちんと治療して、早めに自信を回復して欲しいと結んでいる。


2006/06/18
[解説]がん対策基本法が成立
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060617ik01.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/06/17 
▽患者情報の共有推進 医療格差解消に期待
 日本のどこでも、高度ながん治療を受けられる体制の実現を目指す「がん対策基本法」が16日に成立した。

 新法は、国が患者や家族、有識者の意見を聞いたうえで、がんに関する基本計画を策定するよう義務付けた。 「情報の収集提供体制の整備」も規定された。生存率など基本的なデータを集めるために、患者の氏名や生年月日とともに治療経過を一元的に記録する「がん登録」の推進を事実上、定めたものだ。
 新法は、患者の心身の痛みを取り除く「緩和ケア」についても、「患者の状況に応じて早期から適切に行われるようにする」と定めている。
 法律は出来たが、どれだけ実効性のある対策が実現されるのかは、行政や医療現場の取り組みにかかっている。

▽医療現場も「構造改革」を 「肺」など欧米型がん急増
 新法は、専門医の育成もうたうが、実力ある医師を短期間で増やすのは困難だ。効果的な研修制度を整えると同時に、現場の意識改革も求められる。


2006/06/03
“メタボ”の診断基準、女性腹囲は80cm程度が妥当か 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200605/500554.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/05/30 
 5月25日〜27日に開催された第49回日本糖尿病学会年次学術集会で、札幌医大第二内科教授の島本和明氏が発表したところによれば、メタボリックシンドロームの診断基準の中で、女性の腹囲の基準値を現行よりも引き下げた方がよいのではないかとの見解が示された。

 札幌医大に入院中の患者(男性235人、女性185人)を対象に、CTによる内臓脂肪面積と腹囲を測り、ROC曲線を描き、腹囲のカットオフ値を算出した結果より、高血圧や糖尿病、動脈硬化性疾患の合併を考慮すると、男性で83.7cm(内臓脂肪面積97.5cm2に相当)、女性で80.0cm(内臓脂肪面積74.6cm2)が導かれたことより、昨年発表されたわが国の診断基準「腹囲は男性85cm以上、女性90cm以上」の見直しの検討の必要性を示すもの。

仕事と家庭を両立させている女性は健康  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/426720
   ----日経ヘルス Topics 2006/05/31 
 英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの「疫学・公衆衛生学科」のアンネ・マクマン博士らが、1646年生まれの女性1171人について、20歳代の時から10年ごとに、健康・仕事・結婚・育児について情報を集め、54歳になった時点に健康状態をまとめた結果、母親、妻、勤務をこなした女性が、他の道を歩んだ女性よりも、もっとも健康だったという調査結果を、雑誌「疫学と地域医療」(Journal of Epidemiology and Community Health)2006年6月号に発表した。
ストレスの多い職種でも血圧は異常にはならない  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/426695
   ----日経ヘルス Topics 2006/05/25 
 医師、教師、警察官、消防士、パイロットなどは、片時も気を許せないのでストレスの多い職業だが、この「ストレスの多い職業の人は高血圧になる」ということは実際には非常に少なく、高血圧の原因となっているのは、毎日働く「職場の人間関係にある」とする論文を、米コーネル大学医学部教授のサミュエル・マン博士らが、過去50年間に発表された、仕事のストレスと血圧との関連を調べた48件の研究を再検討した結果として、雑誌「現代の高血圧」(Current Hypertension Reviews)2006年5月号に発表した。

2006/05/27
抗加齢ドック:あなたの老化度、調べます 東海大学医学部付属東京病院に来月開業 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/05/20060523ddm013100129000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/05/23 
 高齢社会を迎え、年齢を重ねても病気や衰えを極力少なくして元気に暮らすための「抗加齢医学(アンチエイジング)」が注目されているなか、大学病院としては全国初に、東海大学医学部は血管の老化度などを検査し、生活習慣の改善や食事などについてアドバイスする「抗加齢ドック」を医学部付属東京病院(東京都渋谷区、桑平一郎院長)に6月20日開業するという。
内臓脂肪症候群(メタボリック・シンドローム) 診断基準は妥当? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060522ik05.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/05/22 
 おなかに脂肪がたまる内臓脂肪症候群(メタボリック・シンドローム)の中高年が、予備軍も合わせ約2000万人に及ぶと厚生労働省が発表し、心筋梗塞や脳卒中を招くとされ、厚労省が対策に乗り出したが、診断基準の妥当性や治療のあり方を巡る課題も浮上しているという話題について。

▼中高年男性の半数“危険水域” 定まらない医学的評価
 内臓脂肪症候群が注目されるのは、
 第一に、内臓脂肪が糖尿病、高血圧、高脂血症を引き起こすことが判ってきたためだ。
 第二に、肥満と高血圧、高血糖、高脂血症の4項目の組合せが、心臓病や脳卒中と密接に関わっている点。

▼ウエストサイズ、米は102cm超
 ウエストサイズは、米国では男性で102cm超となっているのに対し、日本人男性は85cm以上と、かなり厳しく設定されている反面、女性の基準が、日本人は90cm以上と米国人(88cm超)より緩やかなのと対照的なことに対して、大櫛陽一・東海大医学部教授は下記の指摘をしている。

    〈1〉調査対象が数百人で少なすぎる
    〈2〉危険因子を一つ持つ場合の内臓脂肪面積を算出しており、複数の危険因子を併せ持つこの症候群の診断基準データとして不適切
▼製薬業界高い関心 薬の過剰使用懸念
 血圧、血糖、脂質値が高くなるこの症候群では、降圧薬、血糖降下薬、高脂血症治療薬などを同時に使うこともできることや、通り一遍の生活習慣指導では、血圧などは容易には下がらないため、安易に薬を出す場合もあるため、薬の過剰使用につながる懸念もある。

▼減らない脂肪
 いくら薬を飲んでも、肝心の内臓脂肪は減らない。おなか回りが気になる人は、軽い運動から始めてみてはどうだろうか。

▼心臓病、脳卒中…医療費抑制へ予防に力点 厚労省
 厚労省が内臓脂肪症候群の対策に力を入れる背景は、膨張すると予測される医療費の抑制だ。老人保健法を改正し、2008年度から40歳以上の健診を大幅に見直されて、新しい健診は、同症候群の発見を重視する方向だ。
 予備軍の段階での保健指導を強化し、薬が必要になる前に、受診者の生活習慣を変えるよう促すが、保健指導だけで生活習慣を変えるのは簡単ではない。同症候群は国際的には診断基準が異なるなど、医学的な評価が定まっていない面もあり、保健指導により心筋梗塞などを予防できるかどうかのデータも少なく、今後の検証が求められる。

知りたい:内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム) ぽっこりおなか、ご用心 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/05/20060522dde001100005000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/05/22 
 厚生労働省は、初の全国調査で、40〜74歳の男性の1/2、女性の1・5が「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」とその予備軍だったと発表した。
 メタボリックシンドロームは、内臓に脂肪がたまり、高血圧や高血糖、高脂血症などの症状が一度に複数出ることを指す、新しい病気の概念だ。「おなかがぽっこり出ていて、健康診断の数値のいくつかが正常値より少し高め」という人が該当する。その国内の診断基準は、日本内科学会など8学会が昨年4月に定めた診断基準は、下記のようになる。

▼メタボリックシンドローム診断基準:
  @に加え、Aが二つ以上該当する場合で、Aが1つが該当する場合は予備軍

 @ウェスト 男性 85cm以上、女性 90cm以上
 A血圧   最高血圧 130以上 又は 最低血圧 85以上
   血糖値  空腹時に 110mg/dl 以上
   脂質   中性脂肪 150mg/dl 以上、又は HDLコレステロール 40mg/dl 未満

グレープフルーツジュースに含まれる薬物相互作用をもたらす原因物質を特定 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20060518hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/05/19
 グレープフルーツジュースには、薬剤が血中に取り込まれる効率を上げるため、用量および効果が増大し、時に危険な副作用が生じることがあるが、米ノースカロライナ大学(UCN)チャペルヒル校総合臨床研究センターのPaul Watkins博士らが、この原因となる物質が特定し、医学誌「American Journal of Clinical Nutrition」5月号に発表した。

 かつてはグレープフルーツの苦味成分であるフラボノイド類がこの薬物相互作用の原因であると考えられていたが、無調整のグレープフルーツジュース、フラノクマリン類(furanocoumarins)と呼ばれる物質を除去したグレープフルーツジュース、オレンジジュースを比較した結果、フラノクマリンを除去すると、フラボノイド類を全て残していても薬物相互作用が生じなかったという。

▼原文
 :Researchers Discover Why Grapefruit Juice Interacts With Drugs


2006/04/23
癒やし効果を確認できた森林10カ所 林野庁が公表 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200604180290.html
   ----asahi.com 健康 健康・生活 2006/04/18 
 林野庁は18日、森林が心身を癒やす効果が科学的な実験で確認できたという全国の10カ所を公表した。
 森林浴の「癒やし効果」には、血圧や脈拍数が下がることなどがあり、6/10カ所は森林全域で効果が期待できる「森林セラピー基地」として、長野県の上松町、飯山市、信濃町と、山形県小国町、山口市、宮崎県日之影町を認定した。
 4/10カ所は、森林の中を通る歩道に癒やし効果が確認できたため、「セラピーロード」として、岩手県岩泉町、長野県の南箕輪村と佐久市、高知県津野町を認定した。

林野庁 > プレスリリース (2006.04.18) 我が国初の『森林セラピー基地』等の認定について

朝食:実力、再認識を!! 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/04/20060417ddm013100098000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/04/17 
◇日中活動のエネルギー源−−抜くと知力減退
     朝食は血糖値や体温を上げて活動能力を高めると共に、体を太りにくくする働きを持つ。
    朝食は、脳の働きとも密接に関係している。
◇しっかり、バランス良く−−ご飯、卵、野菜も
     1日3食を「しっかり(朝)つないで(昼)グルメする(夜)」と説明する。
    但し、朝の「しっかり」は量ではなく質で、午前中の活動を支えるブドウ糖の供給源の炭水化物や卵、チーズといったたんぱく質などだ。ビタミンやミネラル類も必要。
     英語の朝食(breakfast)には、「断食(fast)を破る(break)」という意味がある。
◇増え続ける欠食率−−20〜30代で顕著
     朝食を抜くと食事回数が減り、その分、1回の食事で摂取するカロリーが増え、急激な血糖値の上昇を招き、肥満や糖尿病など生活習慣病の原因にもなる。

2006/04/15
日本、また長寿国世界一 
  http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/ext/200604/500149.html
     日経メディカル オンラインHot News 2006/04/07 
 世界保健機関(WHO)が、06年版の「世界保健報告」を発表した。その報告によると04年の平均寿命が世界で一番長いのは日本・モナコ・サンマリノの82歳で、日本は「長寿世界一」の座を維持した。
 男女別で、日本女性が86歳で最長寿。 男性は日本、アイスランド、サンマリノが79歳で最長寿国。

2006/03/12
夫婦で触れ合っていると、ショックが和らぐ 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/424042
   ----日経ヘルス ニュース 2006/03/08 
 ウイスコンシン大学やバージニア大学の心理学者、神経科学者による研究チームの発表によると、極度の不安な気持ちをなだめてくれるのは、親密な連れ合いが差し伸べる「手」に触れたときであるというMRI(磁気共鳴映像法)を使った試験で明らかになったという。

2006/03/04
PET検診、がんの85%見落とし…がんセンター調査 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060303ik07.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/03/03 
 PET検診は「全身の小さながんが一度に発見できる、がん検診の切り札」と期待され、急速に広がっているが、国立がんセンター(東京)の内部調査で、画像検査PET(陽電子放射断層撮影)によるがん検診では85%が見落とされていたことで、効果に疑問符がついた形だという。

 早期がんにおいてPETでは、他の検査に比べ検出率が低かったことによるが、国立がんセンターの超音波、CTなどを併用した検診では、がん発見率は一般の医療機関に比べ高いため、相対的にPETでの発見率が低下した可能性があるという。

ストレスホルモン減少、森林浴「お薦めの森」認定へ 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060228ik08.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/02/28 
 森林浴の後には、細胞数自体が多くなるとともに、抗がん作用を持つとされるたんぱく質も増え、免疫力も5割アップすることを、独立行政法人森林総合研究所や日本医科大学の研究チームが科学的に裏付けた。
 鳥や虫の種類が多く、規模が大きく樹種も豊かな森林ほどリラックス効果が大きい傾向があるという。

▼リラックス効果が裏付けられた森
 ▽岩手県岩泉町・早坂高原 ▽山形県小国町・温身平(ぬくみだいら)
 ▽長野県上松町・赤沢自然休養林 ▽長野県飯山市・心のふるさと
 ▽長野県信濃町・癒やしの森▽長野県南箕輪村・経ヶ岳
 ▽長野県佐久市・癒やしの森▽山口市・東大寺再建のふるさと
 ▽高知県津野町・天狗高原自然休養林▽宮崎県日之影町・自然の恵みが人を呼ぶ里

「食生活」が創刊100年 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060227ik01.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/02/27 
▼いつの世も健康増進、病気予防
 食や栄養に関する月刊情報誌「食生活」が今年で創刊100年目を迎えた。 1907年(明治40年)に「食養」という誌名でスタートし、国民の栄養状態を向上させるため、旧内務省の意向で設立された「食養会」という任意団体が発行し、誌名が「国民食」を経て戦後まもなく「食生活」となり、現在は社団法人「全国地区衛生組織連合会」(東京)が、毎月10日に5万部程度発行している。

月刊情報誌「食生活」のページ


2006/02/26
高学歴の人ほど、認知症にかかると進行が早い 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/422994
   ----日経ヘルス ニュース 2006/02/23 
 コロンビア大学の研究グループが、雑誌「神経学・神経外科・精神医学」(Journal of Neurology,Neurosurgery,Psychiatry)で報告したところによれば、ニューヨークに住む65歳以上で、アルツハイマー病と診断された男女312人の精神機能や脳の働きを、5年以上にわたって調べた結果、教育水準が高い人は、一旦認知症が始まると普通の人より、病状の進行が早いことがわかった。

2006/02/18
エイズ拡大阻止の切り札になるか、30分前後で結果が分かる在宅用HIV検査キットが米で認可間近 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/422536
     MedWaveニュース一覧 2006/02/17 
 米Brigham and Women’s HospitalのAlexi A. Wright氏らが、New England Journal of Medicine(NEJM)誌2006年2月2日号のPerspective欄で、HIV在宅検査キットに関する諸問題を指摘している。

 OraSure Technologies社から、口腔液を標本とする迅速HIV抗体検査キット「OraQuick」の市販薬としての承認申請が提出されたことを受けて、米食品医薬品局(FDA)の血液製剤諮問委員会は2005年11月、在宅自己検査キットの承認に必要な条件を決定するために専門家を収集したことや、ここにきて、迅速HIV抗体検査の市販薬化を支持する声が高まっていることより、エイズウイルス感染を自宅で確認できる検査キットが、米国で認可される可能性が高まっている。

 ▼本論文の原題:「Home Testing for HIV


2006/02/05
飲み過ぎ防ぐ酒の価格政策、ベストは安い酒の値上げ? 高級酒の値上げは低級酒の需要増やす―北欧のデータから 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/420986
     MedWaveニュース一覧 2006/02/01 
 アルコールと薬物の濫用に係わる社会的肉体的要因の研究に取り組んでいる米Prevention Research CenterのPaul J. Gruenewald氏らが、Alcoholism: Clinical and Experimental Research誌2006年1月号に報告したところによれば、アルコール飲料を種類と品質に基づいて9群に分類、価格変化と消費量の関係を調べたところ、特定の製品を値上げしても、消費者は購入対象を換えることで対応、消費量は変化しない可能性があることを示した。

 消費者の行動は価格に敏感に反応し、値上げがあれば、影響がより小さくなる選択を行うので、飲酒に起因する問題を予防するために需要減をめざすなら、低価格製品の値上げが最も効果的であることを示した。

胃がん検診、“予防”に効果大 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060130ik06.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/01/30 
 1990〜2003年の岩手、秋田、長野、沖縄4県の40〜599歳の男女約4万人を対象にした厚生労働省研究班の調査によると、胃がん検診の受診者は、受診しなかった人に比べ、胃がんで死亡する割合がほぼ半分になることが分かった。

2006/01/29
ヘルシーリポート:ほどほど飲酒で、ますます長寿に ストレス緩和、美白効果にも 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/01/20060128ddm010100109000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2006/01/28 
 生活習慣病を予防するコツは、食事・運動とも“ほどほどに”するということだが、アルコールも同じで、適度な飲酒は寿命を延ばす。
 アルコールの中でも特にウイスキーには、尿酸の排出や美白効果など意外な成分が含まれることが分かってきたという。

 ▼糖尿、痛風−−熟成ウイスキーでストップ!

    日本酒にして1日平均3合(純アルコール分で60g/日)以上の飲酒は肝障害、痛風、脳卒中、がんなどのリスクになる。
 ○適量は1日約20g
    日本酒なら1日1合ほど、ビールなら1日に中瓶1本程度
 ○Jカーブ
     節度ある飲酒は逆に糖尿病の発症を抑える。これがJカーブといわれるリスクと効果の関係がある。
    ウイスキーに含まれるポリフェノールの一種、エラグ酸が糖尿病の合併症(網膜症、腎障害など)の進行にかかわる酵素(アルドース還元酵素)の働きを抑えることが福山大や静岡県立大、京都府立医科大などの共同研究で分かった。この抑制作用は熟成期間の長いウイスキーほど強い。
 ○尿酸の抑制
     痛風の原因といわれる尿酸は酵素の働きでプリン体からつくられるが、ウイスキーに含まれるポリフェノールの一種が酵素の働きを阻害して尿酸の生成を抑えるという。同様の成分は焼酎にはなく、この成分はオークの樽で熟成する中で生じる。
 ○尿酸にもメリット
    悪者扱いの尿酸だが、最近の研究では動脈硬化を引き起こすフリーラジカルの作用を弱める働きが分かってきた。ウイスキーには、肌のシミやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑える成分も含まれる。動物実験では香り成分がストレスの緩和にもなることが分かった。
ワイン好きはビール好きより食生活が健康的、食品購買調査で傾向が判明 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/420202
     MedWaveニュース一覧 2006/01/23 
 デンマークでは、ワイン愛好家は、ワインを飲まない人に比べ、教育レベルが高く、高収入で、心理機能も高く、主観的健康状態が良好という報告がある中で、デンマーク国立公衆衛生研究所のDitte Johansen氏らがBritish Medical Journal誌電子版に2006年1月20日に報告したところによれば、デンマークの2大スーパーマーケット・チェーンの系列98店舗で、6カ月間(2002年9月〜2003年2月)に収集されたデータから、無作為に350万件の買い物の記録を選出し、購入した商品の詳細、数、価格、購入総額を抽出し、ビールとワインについて分析した。

 その分析結果によれば、ビール購入者に比べ、ワイン購入者は、オリーブ、果物、野菜、家禽肉、食用油、低脂肪チーズ、低脂肪乳、低脂肪肉をより多く購入、ビール購入者は、調理済み食材、砂糖、薄切り加工肉、ポテトチップス、豚肉、バターまたはマーガリン、ソーセージ、子羊肉、ソフトドリンクをワイン購入者より多く購入していたという。

 得られた今回のデータは、ワイン購入者の方がより健康的な食品を選んでいることを示し、地中海ダイエットが推奨する食事に近かった。一方、ビール購入者には、伝統的な食事(ビール、バター、ソーセージ、豚肉)を続けている傾向が見られたという。

▼論文原題:「Food buying habits of people who buy wine or beer: cross sectional study


2006/01/15
がんを呼気で嗅ぎ分ける“がん探知犬”、驚異的な高精度示す米研究が論文化
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/419105
     MedWaveニュース一覧 2006/01/10 
 米Pine Street FoundationのMichael McCulloch氏らは、人の10万倍以上といわれる犬の嗅覚をがんの診断に利用した研究報告を、年4回発行のIntegrative Cancer Therapies誌2006年3月号に掲載したところによれば、普通の飼い犬に、肺がんと乳がんの患者の呼気を健常人の呼気と区別する訓練を行い、最終的に、肺がんについては感度、特異性とも99%、乳がんは感度88%、特異性98%を達成したという。

 この研究は、嗅覚という生物学的システムを用いた評価で高精度が得られる可能性を示唆したと同時に、呼気に含まれる成分のどれが、診断において最も重要であるかを調べる研究の必要性を示したといえる。

▼本論文の原題:「Diagnostic Accuracy of Canine Scent Detection in Early- and Late-Stage Lung and Breast Cancers

【インフルエンザ】遺伝子変え 人から人へ  
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060110ik0e.htm
     Yomiuri-Online・・ 医療と介護 医療ニュース 2006/01/10 
 東南アジアから西アジアのトルコにまで死者が拡大した鳥インフルエンザは、遺伝子の一部が変異すれば、人から人への感染力を獲得し、大流行する新型インフルエンザに変身する可能性がある。

 インフルエンザのウイルスは北極圏付近のツンドラ地帯に常在し、ここで営巣する渡りカモ類によって世界各地に搬送され、さまざまな種に感染させているもので、変異の時期予測不可能。
 新型ウイルスが出現すると感染の一挙拡大が起きるが、患者増と共にウイルスに抗体を持つ人も増え、ワクチン製造も拍車がかかるので、脅威は急速に下がる。問題は、上陸後の数か月間 & 新型ウイルス流行の際のワクチンも問題となる。


2005/12/30
ビタミンDに肺への健康効果 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20051227hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/12/27
 1988〜94年に実施された第3回米国民健康栄養調査(NHANES III)のデータを活用し、20歳以上の1万4000人以上について調査したニュージーランドの研究結果が、医学誌「Chest」の12月号に掲載されたところによれば、血中のビタミンD値が高いほど肺が健康だという。

 米国肺協会(ALA)のNorman Edelman博士は、この研究結果を興味あるものとしながらも、ビタミンD値が低いのは良くないということだけで、ビタミンDを多めに摂取することを示唆するものではないと忠告する。

食物繊維の摂取量と大腸がんリスクの関係、多変量解析では有意とならず
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/418697
     MedWaveニュース一覧 2005/12/24 
 米Brigham and Women’s HospitalのYikyung Park氏らがJournal of American Medical Association(JAMA)誌2005年12月14日号に報告したところによれば、大腸がんリスクに対する食物繊維摂取の影響について、種々の研究で相反する結果が得られており、論争が続いている状況のなか、13件の前向きコホート研究のプール分析を実施し、年齢だけで調整した場合には、食物繊維の摂取量が多いグループの大腸がんリスク減少は有意だったが、多変量調整を行うと結果は有意でなくなることを明らかにした。

 初期の研究では、大腸がんの危険因子による調整は行われていなかった。今回の研究でも、葉酸摂取と食物繊維の摂取の間には正の相関、赤身の肉と全乳の摂取と食物繊維摂取の間には負の相関が見られている。

 食物繊維と呼ばれるものは不均一であることを指摘し、食物繊維には可溶性と不溶性のものがあり、大腸における作用はそれぞれ異なる。野菜や果物に含まれる繊維の多くは可溶性で、シリアルにも可溶性繊維を含むものと不溶性繊維を含むものがあり、そうした不均一性が、大腸がんリスクとの関係の理解にも混乱をもたらしていると考えられる。

▼JAMA原題:「Dietary Fiber and Colorectal Cancer: An Ongoing Saga

食物繊維は大腸がんの予防にはならない 
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20051222hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/12/22
 米国立がん研究所(NCI)のYikyung Park氏らが、米国医師会誌「JAMA」12月14日号に報告したところによれば、これまで、食物繊維を豊富に摂取することにより大腸がんリスクが低くなるという研究結果がいくつか報告されているが、あらゆる危険因子(リスクファクター)を考慮して総合的に判断した結果、予防効果は得られないことを明らかにしたという。

 米ダートマス大学医学部内科教授のJohn A. Baron博士は、結論を導くにあたり、まずは「食物繊維」の定義を明確にする必要性を指摘している。食物繊維は、穀物繊維や野菜繊維、果物繊維などを含む食物を指すことが多いが、可溶性の繊維と予防効果が有るとされる不溶性のものとでは大きな差が認められるが、一般には明確な区別をせずに研究が実施されてきたという。

母乳を長く与えた女性は糖尿病になりにくい  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/nh/nh_news/417232
   ----日経ヘルス ニュース 2005/12/07 
 ハーバード大学のカリン・マイケル助教授(疫学)らが、2005年11月23日発行の「JAMA(米医師会雑誌)」で発表したところによれば、母乳を飲ませた期間が長い母親は、成人型糖尿病(タイプ2)になるリスクが低くなるという。
血中γ-GTP値の高い人ほど心血管死のリスクが高い−−オーストリアのコホート研究 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/aha2005/413579
     MedWaveニュース一覧 2005/11/15 
  Innsbruck大学のElfriede Ruttmann氏がAHA2005のセッション「BNP、Other Novel Risk Factors、and CVD」で11月14日発表したところによれば、血中γ-GTP値の高い人ほど心血管死のリスクが高いことが、オーストリアのコホート研究で明らかになったという。
糖尿病患者の大腸がん罹患率はそうでない人の約3倍 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/412905
     MedWaveニュース一覧 2005/11/11 
 米国・サウスカロライナ医科大学のDonald Garrow氏が、ホノルルで開催された第70回米国消化器病学会で発表したところによれば、糖尿病患者は大腸がんの罹患率が、そうでない人に比べて約3倍も高いという。

2005/10/23
健康と高齢社会:毎日新聞世論調査
 (1) 「自助努力」欠かせぬ時代 
 (2) 「若年層ほど「老後に不安」  
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/10/20051019ddm010100193000c.html
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/10/20051019ddm010100192000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/10/19 
 毎日新聞社がアメリカンファミリー生命保険会社の協力を得て9月に実施した「健康と高齢社会に関する世論調査」において、公的制度への不安が強く表れる一方で、健康な生活を送るため努力を惜しまない人々の姿勢が映し出され、若い世代ほど将来に不安を抱いていることが覗われたというレポート。

 ▼最大の恐怖  依然ガン
 ▼セカンド・オピニオン  半数が認知
 ▼がん告知  「知りたい」過去最高
 ▼遺伝子組み換え作物  加工食品に漠たる不安/組み換え作物多様化、求められる詳細情報
 ▼医師選び  頼りは口コミ
 ▼医療保険  「民間にも加入」72%
 ▼介護保険  強まる「公」不信−−負担増に6割「反対」/民間加入はわずか1割/
          安価な「終のすみか」、特養に波紋広がる
 ▼年金制度  「頼り」、70代以上で91% 30代、37%「破たん懸念」

空腹時血糖値「正常やや高め」は2型糖尿病の高リスク/ 肥満の若年男性では発症率が最大8.3倍
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/403515
     MedWaveニュース一覧 2005/10/14 
 イスラエル軍医療隊所属のAmir Tirosh氏らが、New England Journal of Medicine(NEJM)誌2005年10月6日号に報告したところによれば、正常域の空腹時血糖値(FPG)の正常域内での高値は、糖尿病の独立した危険因子であることが示され、BMIやトリグリセリド値と組み合わせれば、将来、糖尿病を発症する男性が特定できる可能性が明らかになったという。

▼NEJM誌Webサイト:「Normal Fasting Plasma Glucose Levels and Type 2 Diabetes in Young Men

空腹時血糖値「正常やや高め」は2型糖尿病の高リスク/ 肥満の若年男性では発症率が最大8.3倍
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/403515
     MedWaveニュース一覧 2005/10/14 
 イスラエル軍医療隊所属のAmir Tirosh氏らが、New England Journal of Medicine(NEJM)誌2005年10月6日号に報告したところによれば、正常域の空腹時血糖値(FPG)の正常域内での高値は、糖尿病の独立した危険因子であることが示され、BMIやトリグリセリド値と組み合わせれば、将来、糖尿病を発症する男性が特定できる可能性が明らかになったという。

▼NEJM誌Webサイト:「Normal Fasting Plasma Glucose Levels and Type 2 Diabetes in Young Men


2005/10/02
C反応性たんぱく質:動脈硬化と関連
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050924ddm003040030000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/24 
 22日付の米国病理学専門誌に掲載された、筑波大人間総合科学研究科の範江林・助教授(基礎医学)らの研究報告によれば、「C反応性たんぱく質」(CRP)が動脈硬化と強く関連しているという。

 CRPは肝臓で作られ、細菌に感染すると分泌される免疫たんぱく質で、ウサギを使った実験では、動脈硬化のウサギでは血液中のCRPが最大で正常の約28倍まで増加した。一方、ヒトの心筋梗塞の患者の場合、動脈硬化の病変部分にCRPが特異的に多く沈着していることも突き止めたという。


2005/09/25
太りすぎ、世界で10億人以上 WHO発表
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200509230149.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/09/23 
 世界保健機関(WHO)は22日、世界人口60億人のうち10億人以上が太りすぎで、このまま推移すれば2015年には15億人に達するとの推計を発表し、「肥満は心臓病や脳卒中などの引き金となる」と警鐘を鳴らしている。

 WHOの推計によると、30歳以上の75%以上が太り過ぎと推定されるのは、
  ・女性の場合は、エジプト、マルタ、メキシコ、南アフリカ、トルコ、米国など。
  ・男性の場合は、アルゼンチン、ドイツ、ギリシャ、クウェート、ニュージーランド、英国など。

 かつて先進国に多く見られた肥満が、最近では所得の低い国々でも急増しているのが目立ち、肥満が社会問題化しているナウルやトンガでは成人の9/10人が太り過ぎという。世界的にも脂肪や糖分の多い高カロリー摂取の食生活が定着し、且つ途上国でも車社会が広がり、運動量が減ったことなどが原因。

ストレスが乳がんのリスクを軽減 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050916hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/09/16
 デンマーク国立公衆衛生研究施設(コペンハーゲン)のNaja Rod Nielsen氏らが、医学誌「British Medical Journal」9月10日号に発表したところによれば、日常のストレスが強い女性は乳がんの発症リスクが低いという。しかし、ストレスは決して健康的な反応ではなく特に心血管疾患などの発症を引き起こす恐れがあるとの見解も添えている。

2005/09/18
健診「異常あり」の人、10年後は医療費「通常」の3倍
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200509160337.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/09/17 
 政府管掌健康保険を運営する社会保険庁が、93〜03年度まで継続して働いていた人を対象にして、中小企業の会社員らが加入する政府管掌健康保険の加入者(本人)のうち、健診とその後の指導に熱心な三重県に住む約2200人の中高年を追跡調査した結果、健康診断を受けた時に「血圧」や「血糖値」などの項目で「異常あり」と診断された人は、「異常なし」だった人よりも10年後の医療費が最大3倍超かかっていることが判った。

 「生活習慣病予備軍」に対して集中的に健康指導すれば、医療費抑制に効果があることを裏付けるデータだとされる。

“女性の味方”大豆イソフラボンに美肌効果/ キッコーマンがシワ改善効果をヒトで確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/398264
     MedWaveトピックス 2005/09/07 
 大豆イソフラボンは、骨粗しょう症やのぼせ、月経前症候群(PMS)など、女性ホルモンのバランスの崩れに伴う不調を予防、改善する成分として知られており、肌への影響については、試験管や動物実験で、メラニン生成抑制やコラーゲン生成促進などの効果が確認されていた。

 今回、キッコーマンは、腸や胃での吸収が良い「アグリコン型」と呼ばれる大豆イソフラボンを使って、女性ホルモンの分泌の低下が原因で起こる皮膚のシワや弾力の低下を予防、改善する効果があることをヒトでの臨床試験で確認した。

今後は、大豆イソフラボンが更年期が原因の肌老化の対策成分としても注目を集めそうだという。

女性ホルモン、肺がんとも関連性…厚労省研究班
  http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050914i515.htm
     Yomiuri-Online 科学 2005/09/15 
 女性ホルモンは乳がんの危険因子の一つだが、たばこを吸わない人にも多い肺の腺がんは、女性ホルモンと関連する可能性が指摘されていた。厚生労働省研究班が、大規模な追跡調査で肺がんの危険因子でもあることを突き止め、14日発表した。

 子宮や卵巣の手術で閉経し、ホルモン剤を使用している女性の場合、自然閉経した女性に比べて、肺がんの危険性が約2倍高い。


2005/09/11
体内時計:調節たんぱく質、昼間の20倍増・脂肪も蓄積−−だから「夜食べると太る」
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2005/09/20050909dde001040025000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/09/09 
 生活リズムを刻む体内時計に関与する「BMAL1」と呼ばれるたんぱく質が、脂質の蓄積に深くかかわっていることを日本大学薬学部の榛葉繁紀専任講師らが突き止めた。 研究成果は、米科学アカデミー紀要電子版に発表された。
 このたんぱく質「BMAL1」は、DNAに結合し、体内時計が正常に働くよう調節する働きがあり、脂肪酸やコレステロールの合成を促進している。
 体内のBMAL1の量は、ち午後10時〜午前2時頃が最高で、最も少ない午後3時頃の約20倍に達する。夜遅くの食事を避ければ肥満予防につながると考えられるというもの。

2005/09/04
ゴミが多く、緑が少ない居住環境には肥満者が多い、欧州8カ国の研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/393246
     MedWaveトピックス 2005/08/24 
 英グラスゴー大学のAnn Ellaway氏らは、欧州8カ国(仏、独、伊、スロバキア、ハンガリー、ポルトガル、スイス、リトアニア)の都市で行われた居住環境と肥満に関する調査結果から、居住環境が肥満に関連している可能性が高いことを指摘する結果をまとめ、British Medical Journal電子版に8月19日で報告した。

 調査結果によれば、緑が多い居住環境に住む人は、緑の少ない環境の人に比べ、運動の活発さが3倍も高くなっていた。また、肥満の人の割合も約40%低くかった。
 一方、居住環境にゴミや落書きが多い環境に住む人は、運動の活発さがゴミや落書きが少ない環境に住む人に比べて約50%低く、肥満の人の割合はおよそ50%高くなっていた。

▼本論文の原題:「Graffiti,greenery, and obesity in adults: secondary analysis of European cross sectional survey

学校での清涼飲料販売を制限 米飲料協会、肥満に配慮 
  http://www.asahi.com/health/news/TKY200508180111.html
     Asahi.com 健康 健康・生活 2005/08/18 
 米国公立学校から炭酸飲料やジャンクフードを締め出そうという動きが各地で起きている中、飲料業界団体「米飲料協会」(ABA)は17日、子どもの肥満対策として、学校で販売する飲み物を自主的に制限する方針を発表した。
 今回のABAの対応は、
  • 小学校=水と100%ジュースのみ販売
  • 中学校=授業時間内は、以上のほかにスポーツドリンクやカロリーを控えた「ダイエットタイプ」の飲料のみ販売
  • 高校=販売する飲み物を多様にし、炭酸飲料は半分以下に抑える――というもの。

2005/08/14
健康診断:項目の大半が有効性の証拠薄い 厚労省研究班
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050814k0000m040114000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/08/14 
 厚生労働省の研究班の一つである、「最新の科学的知見に基づいた保健事業に係る調査研究」班(班長、福井次矢・聖路加国際病院長)が纏めた報告書によれば、自治体や企業に法律で義務付けられ、成人の大半が受ける健康診断で実施されている代表的な24の検査項目のうち、肝機能検査や心電図測定など16項目は、病気の予防や死者の減少という視点では有効性を示す根拠が薄いという厳しい評価を下した。

 今回の報告で、多くの健診項目が「実施を勧める証拠はない」とされたことで、制度の見直し論議は高まりそうだ。

▼健診が有効とされたのは、下記の6項目のみ。他に2項目が判定保留。

  •  「血圧の測定」と「飲酒」と「喫煙」に関する問診は、効果を示す十分な証拠があった。
  •  「身長・体重の測定」は、減量指導を充実すれば有効。
  •  糖尿病検査の「糖負荷試験」や、「うつ病を調べる問診」は、健診後の指導や治療の体制整備を条件に、有効と評価された。
 これ以外の16項目は、「勧めるだけの根拠はない」「病気予防や悪化防止の証拠はない」とされた。

▼GOTとGPT、γGTPの値を調べる肝機能検査について、
 見つけるべきは脂肪肝だが、放置しても大事に至らない。他に見つけるべきなのは、アルコール性の肝臓病とウイルス性肝炎だが、見落とされる場合が多く、検査するなら飲酒量の問診や直接のウイルス検査のほうが勝る。

 胸部エックス線(レントゲン)検査については、「肺がん検診の有効性を支持する証拠はない」。

 心電図の測定も、心筋梗塞の予防などに役立つとの証拠はない。

◆有効性について厳しい評価をした主な項目◆
・一般的な問診明確な証拠はない
・視力検査勧めるだけの証拠はない
・聴力検査勧めるだけの証拠はない
・身体診察明確な証拠はない
・聴診明確な証拠はない
・腹部診察ほとんど証拠がない
・心電図測定虚血性心疾患の発見には無意味
・胸部X線肺がん発見に有効との証拠なし
・コレステロール検査コレステロール低下には役立つが心筋梗塞予防に有効との証拠なし
・肝機能検査(GOT、GPT、γGTP)実施の意義を再検討すべき
・尿検査糖尿病発見には不適切。腎不全などを防ぐ証拠はない
・血球数など有効性を示唆する十分な証拠はない
・C型肝炎検診判定保留
・B型肝炎検診判定保留

がんの臨床試験を事前登録…患者に公開、情報共有
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050808ik05.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/08/08 
 全国42の国立大学付属病院が加盟する「大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)」は、がん治療の有効性を調べる臨床試験を登録し、事前に計画を公開するシステムの運用を開始した。

 発表される臨床試験の結果は、一般に良好な結果だけであり、副作用など研究者や製薬会社に不都合なデータは公表されない傾向が強いため、試験実施者に事前に目的や計画概要の公開を促すとともに、試験参加者の募集も行えるようにし、患者に正確な情報を提供し、医療の質向上を目指すという。

▼事前登録システムのホームページ   http://www.umin.ac.jp/ctrj/


2005/07/31
ヘルシーリポート:太り過ぎ危険、過食やめ適度な運動を 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050730ddm010100089000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/07/30 
 食べ過ぎて運動をしないと脂肪が燃やされずにどんどん蓄積し、やがて高脂血症や糖尿病などになり、心筋こうそくなどのリスクが高くなるので、体脂肪の高い人は血液中の中性脂肪値も高く、肝臓に大量の中性脂肪が溜まれば、脂肪肝になり易い。茨城キリスト教大学(日立市)の板倉教授(医師)は、10分/日程度の縄跳び、早足で歩くなどを継続実践することが体脂肪の減少につながると日常的な運動を勧めている。
【骨代謝学会速報】 若い女性の骨を強くするのはビタミンDと運動
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/388254
     MedWaveトピックス 2005/07/27 
  骨密度は、加齢と共に低下し、特に閉経後はエストロゲンの減少で、骨密度は顕著に低くなるため若い頃に骨密度を上げておくことが、将来の骨粗鬆症を予防するといわれている。
 東京女子医科大学医学部産婦人科教室の黒田龍彦氏らが、7月23日の骨代謝学会での口演セッションで発表したところによれば、平均20歳の女性を対象にした調査から、食事によるビタミンDの摂取量を増やし、歩行数を増やすことが、血中ビタミンDの濃度を上げ、さらには骨密度を高めるということがわかったという。

 「血中25OH-ビタミンD濃度が25ng/ml以上であれば、高骨密度の獲得につながる」 という。

【やさしい介護学】おなか出て、中性脂肪、血糖値など高めなら・・・メタボリックシンドロームの芽
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/kaigo_news/20050725ik07.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/07/25 
 メタボリック(代謝)とは、脂質や血糖など体に必要な成分を調整する機能のことです。
 「メタボリックシンドローム」とは、肥満とまではいかないが、おなかが出てきた、中性脂肪や血圧、血糖の値が少し高め。これらの条件が重なった状態で、病気とまでは言えないが、数値がやや高い項目が、3〜4項目が重複すると、動脈硬化の危険が一気に高まる状態のこと。

 日本高血圧学会などが、日本人用の診断基準を発表しました。この肥満の基準が、身長と体重から算出するBMIではなく、腹囲になっているのが特徴。

 メタボリックシンドロームから脱するには、内臓脂肪を減らせばいいのですが、どうしたら減らせるか?。減量するには、摂取カロリーを減らし、消費カロリーを増やすこと。ダイエットの王道ですが、横浜市大医学部教授の栃久保修さんは無理なく続けられる「体重計ダイエット」を提唱する。
 朝起きて、体重を測ってグラフにつけ、夕食後か寝る前に、もう一度測ってグラフにつける。
ポイントは50g単位で測れる体重計を使うことで、少しの変化が目に見えて励みになる。逆に50g/日以上の減量は、急激過ぎてリバウンドのもとだという。  「50g/日で1か月に1.5Kg。4〜5Kg減れば、体調の良さを実感出来るので、最低3ヵ月を目標に頑張ってみてこと。

▼メタボリックシンドロームの診断基準
  下記の腹囲の条件を含む他の3項目以上が該当したらメタボリックシンドローム

  1. 腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
  2. 中性脂肪が150mg/dL以上、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dL未満
  3. 最高血圧が130以上、または最低血圧が85以上
  4. 空腹時血糖値が110ミmg/dL以上
 

2005/07/16
ヘルシーな油でも加熱をくり返すと健康に害 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/384366
   ----日経ヘルス ニュース 2005/07/06 
 米ミネソタ大学の教授、サーリ・ツァラニー博士(食品化学,栄養生化学)が「米油脂化学学会」(American Oil Chemists' Society)の会合で発表したところによれば、大豆油、ひまわり油など植物性の不飽和脂肪油は、コレステロールを下げ心臓病予防に良いとされてきたが、何度も加熱したり、繰り返し使用すると、HNEができて、次にその油で揚げたり、炒めたりした食物に吸収されて、かえって健康に悪いということになるから気をつけたほうがいいと警告している。
バナジウム含む天然水に糖尿病改善に効果、アサヒ飲料などが確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/383612
     MedWaveトピックス 2005/07/01 
 アサヒ飲料とアサヒビール、日本薬科大学、東京医科大学による共同研究で、ミネラルの一種であるバナジウムを含む天然水が糖尿病を改善する効果を持つことがマウスを使った試験で確認された。この研究結果は、6月30日から京都で開催される第16回日本微量元素学会で発表される。

 2型糖尿病モデルマウスに、富士山の裾野の地下から採水したバナジウムを含む天然水を3カ月間飲ませたところ、体重の増加が抑制され、脂肪組織のインシュリン受容体数が増加するなど、臓器・組織の病変を改善することが確認された。また、この天然水を長期間摂取しても、バナジウムが特定の臓器に蓄積するような現象は見られず、安全性にも問題ないことが確認されたという。

アサヒビールグループプレスリリース 2005/06/29
  「バナジウム含有天然水の糖尿病改善効果における機能・形態学的考究」について


2005/06/19
減量に挑戦のサラリーマン、6割が失敗…花王調査
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050615ik09.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/06/15 
 花王が昨年末、首都圏に住む30〜50代の男性サラリーマンを対象に、肥満にかかわる生活行動や生活習慣の意識を調査し、323人の回答をまとめた結果によれば、男性サラリーマンの半数が減量に挑戦し、その6割は失敗しているという。

▼花王のニュースリリース(2005.05.30)
  「30代〜50代 サラリーマン323人の意識と行動を追跡」  

妊娠中に過剰節食、太りやすい子に…京大教授ら実験
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20050612ik06.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/06/12 
 京都大学病院産婦人科の藤井信吾教授らが米医学誌「セル・メタボリズム」最新号に発表したところによれば、妊娠中の母親の栄養不足が、子どもの肥満を引き起こしやすくすることが、マウスを使った実験で判明したという。

 ダイエットマウスの子は、食欲やエネルギー消費をつかさどる「レプチン」というホルモンの分泌量が、通常よりも早い時期に増えており、レプチンの分泌時期のずれが、肥満につながっているのではないかと推測される。


2005/06/12
中年男性の64%がカロリー過多を自覚、3カ月以上運動ゼロも62%、花王の調査で判明  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/378446
     MedWaveトピックス 2005/06/02 
 花王が実施した調査は2004年11〜12月、首都圏在住の30〜50歳代既婚男性サラリーマンを対象に行われ、連続する7日間の日常行動や生活意識について、323人から有効回答を得たもの。

 その結果、全体の60%が食生活や運動習慣から考えて、「太りやすい生活」を自覚。自覚がある人の43%は、最近5年間に体重が増加している。
 食生活については、全体の64%が、カロリーオーバーを認識し、特に太り易い生活を自覚している人では、79%がカロリーオーバーだと考えているが、適正カロリー量を知るのは全体の10%に過ぎない。
 その他、「早食い」を自覚する人が72%、「食事が不規則」が54%、「寝る直前に食べる」が59%に達している。

 運動については、62%は直近3カ月に全く運動をしていない。運動不足を自覚している人は全体の69%に達する。休日も多忙や疲労を口実に、全体の57%が「家でごろごろ」している。

 ▼花王のプレスリリース(2005.5.30)
   『現代サラリーマンの太りやすい生活行動』調査

コレステロールを下げるにはもっと野菜を食べなさい  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/378351
   ----日経ヘルス ニュース 2005/06/02 
 コレステロール値が高いと、心臓血管系の病気になり易くなるが、野菜など植物性の食物を多く含んだ食事次第でコレステロール値が下がるというデータが「米内科学雑誌(Annals of Internal Medicine )」5月3日号に報告された。
犬と散歩するとストレスが和らぐ! 副交感神経が活性化――酪農学園大学が確認  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/376758
     MedWaveトピックス 2005/05/25 
 海外では、1980年にFriedmann博士らが、ペットの飼い主は、飼い主でない人よりも、心臓病退院1年後の生存率が高いという研究報告がある。酪農学園大学獣医学部獣医学科の本岡正彦氏のグループが行った研究によれば、、高齢者が犬と過ごすと副交感神経が活性化されることがわかったという。 散歩よりも、犬と家で過ごしたときの副交感神経活性値がより高くなるという。

 犬自身のストレス解消 にも散歩が良いといわれているので、犬を飼っている人は、自分の健康のためにも、積極的に一緒に散歩することを勧めている。


2005/05/21
植物性油の再加熱によって毒物が発生  
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050515hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/05/15
 米ソルトレークシティで開かれた米国油化学会(AOCS)年次会議で、ミネソタ大学食品化学および栄養生化学教授のA. Saari Csallany氏らが発表したところによれば、植物性の食用油を加熱し過ぎたり再加熱したりすると、脂肪酸由来の毒物である4-ヒドロキシ-トランス-2-ノネナール(HNE)が大量に蓄積されることが、明らかにされた。

 HNEは、リノール酸を有する多価不飽和油で特に大量に発生する。HNEの摂取によって心血管疾患、脳卒中、パーキンソン病、アルツハイマー病、ハンチントン病、肝疾患および癌のリスクが増大する。
 「煙が出る温度まで油を熱しないこと、油の使用は1回のみ」が推奨されるが、油を繰り返し用いるレストラン等での揚げ物の方が懸念されるという。


2005/05/15
カルシウムが女性の大腸ガンを予防する 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/374667
   ----日経ヘルス ニュース 2005/05/13 
 米ミネソタ大学ガンセンターの研究者たちが、約45,000人の女性を8年間追跡調査した結果を「Journal of Cancer Epidemiology,Biomarkers and Prevention」が報じたところこによれば、毎日の食事でカルシウムをしっかり食べている女性は、大腸ガンになるリスクが小さくなることがわかったという。

 800mg/日を摂取していた女性は、500mg/日以下の人に比べ、大腸がんに罹った率が26%低かった。 又、食事から412mg/日+サプリメントから800mg/日以上摂取していた女性は、530mg/日以下の女性より、大腸ガンにかかった割合が、46%も低かった。
 米国での食事ガイドラインによるカルシウムの所要量は1200mg/日。

2005/04/24
国民健康調査:男40代3人に1人、おなか出っ張りに注意−−厚労省
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20050422dde041100021000c.html
     毎日新聞暮らし健康 2005/04/22 
 03年11月、全国の4160世帯を対象にした、たばこや肥満、運動習慣などの調査結果は、体重(Kg)を身長(m)の2乗で割った体格指数(BMI)が25以上で、男性はウエスト85cm以上、女性は90cm以上を「上半身肥満の疑い」として、30〜60歳代男性の約3割が上半身肥満の疑い。

 男性は40代に続いて、30代が29%で多く、30〜60歳代男性の3割以上が肥満。 20歳代女性の2割以上が低体重(やせ)。運動習慣のある人は男女とも60代が最も高かった。

厚生労働省 > 報道発表資料 2005.04.21>平成15年 国民健康・栄養調査結果の概要について

動脈硬化 ウエストが警鐘 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050418so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/04/18 
 食べ過ぎや運動不足などで腹部に内臓脂肪がたまり、肥満や高脂血症などを引き起こし、動脈硬化になりやすい状態になること「メタボリックシンドローム」と呼ぶ。 この病態の診断基準を、日本高血圧学会など日本内科学会傘下の8学会がまとめた。
 この診断基準は、
 ウエストサイズが盛り込まれ、女性で90cm以上、男性で85cm以上あると、内臓脂肪が“危険水域”を超える。
このウエストサイズ以上で、
  1. 中性脂肪150以上かHDLコレステロール40未満
  2. 最大血圧130以上か最小血圧85以上
  3. 空腹時血糖110以上
――の3項目のうち2項目以上に該当する場合、メタボリックシンドロームと診断する。
コレステロール値が高い人は記憶力、集中力がいい 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/368098
   ----日経ヘルス ニュース 2005/04/04 
 雑誌「心身医学」 (Psychosomatic Medicine)に報告されたボストン大学での研究結果によれば、とかく悪者扱いされ易いコレステロールだが、血液中のコレステロール値が高い人(200mg/dl以上)は、より低い人と比べると、記憶力、集中力、 物事の抽象化、組織的に系統立てて考える力などの面で、優れていることがわかったという。

2005/04/17
青年期の深酒はその後の飲酒習慣を左右する、英国研究
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/369394
     MedWaveトピックス 2005/04/14 
 英国London大学小児健康研究所のBarbala Jefferis氏らは、Addiction誌2005年4月号に発表したところによれば、大量飲酒の習慣が持続しやすく、青年期の飲酒量はその後の飲酒習慣に影響することを明らかにした。

 この結果は、次のことを示している。

  1. 英国の20代から40代の男女の多くに大量飲酒の習慣がみられること
  2. 大量飲酒の習慣は持続しやすいこと
  3. 未成年の飲酒は、その後の飲酒習慣に重大な影響を及ぼすこと 
▼Addiction誌での概要:「Adolescent drinking level and adult binge drinking in a national birth cohort

2005/04/03
高地の住民は心臓病が少なく長生き−−ギリシヤで調査 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/366864
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/28 
 雑誌「疫学と地域健康」(Journal of Epidemiology and Community Health)4月号に掲載されたアテネ大学衛生疫学学部の研究によれば、標高の高いところに住んでいる人の方が、心臓病が少なく、心臓病以外の原因による死亡率も低いという。しかし、血圧、総コレステロール値、中性脂肪値は、いずれも高地の住民の方が高いという。

2005/03/26
白血球の数で心臓病リスクが予測できる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/366539
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/25 
 3月14日に発表された「米内科学紀要」(Archives of Internal Medicine )によれば、米ミネソタ州のバ−マン臨床研究センターのカレン・マーゴリス博士らの6万6000人以上の女性を対象にした研究において、血液中の白血球の数が高いと、心臓病や脳卒中など、心臓血管系の病気になり易いというリスク診断が出来るという。

 体が病原菌などの外敵と戦う必要が生じると、白血球が増える。その際炎症を起こし、この炎症により血管壁が損傷を受けたり、又は血管が詰まって、心臓病や脳卒中の原因になることより、心臓病や脳卒中は、体内で起きている炎症と関係が深いと云われており、この研究はそれを裏づけているようだ。

ビタミンEが心不全リスクを増大 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050325hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/03/25
 米国医師会雑誌「JAMA」3月16日号掲載のマクマスター大学(カナダ・ハミルトン)集団健康調査研究所内科教授のEva Lonn博士らの研究によれば、ビタミンEは癌や心血管疾患の予防に有用では無いばかりか、心不全のリスクを増大させることが明らかになった。

 このリスクが高まる機序は明らかではないが、酸化ストレスの存在下では、ビタミンEは抗酸化物質としてではなく酸化促進物質として作用すると推測される。
 ビタミンEを摂取している人すべてが懸念する必要は無く、問題なのは、ビタミン剤などの健康補助食品さえ摂取していれば、十分な運動をして適切な食生活を送るなど、癌や心疾患を予防するための他の手段を講じる必要が無いと考える人が多いことにあると、問題があるとEva Lonn博士は指摘している。

アクリルアミド摂取は乳癌の発症リスクと関係なし、摂取源のトップはコーヒー
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/366034
     MedWaveトピックス 2005/03/23 
 米Harvard大学公衆衛生学部疫学部門のLorelei Mucci氏らが米国医師会誌Journal of American Medical Association(JAMA)誌誌2005年3月16日号にResearch letterとして報告したところによれば、フライドポテトのような揚げ物に多く含まれる「アクリルアミド」は、国際癌研究機関(IARC)が「クラス2A(ヒトに対して発ガン性がある)」に分類され、健康被害が懸念されているなか、スウェーデン人女性を対象にした、食事からのアクリルアミド摂取と乳癌リスクの関係を調べた初の前向きコホート研究で、乳癌については、摂取と発癌リスクに関連性が無いことがわかったという。

 摂取源として最も多かったのはコーヒーで総摂取量の56%を占める。2位がフライドポテト類(12%)、3位がクリスプ・ブレッド(9%)の順だった。摂取量が最も少なかった群(平均12μg/日)と、より多く摂取していた4段階の群(平均摂取量が20、 25、31、44μg/日)の乳癌発症率を比較したが、摂取量に応じた相対リスク上昇は見られなかったという。

 本論文の原題:「Acrylamide Intake and Breast Cancer Risk in Swedish Women」

ポテトチップスに含有の成分に「有害の恐れ」 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050307so14.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/07 
 世界保健機関(WHO)と食糧農業機関(FAO)の合同専門委員会は、ポテトチップスやフライドポテトなど高温で調理された食品に含まれる化学物質「アクリルアミド」について、「健康に有害な恐れがあるかもしれず、食品含有量を低減すべきだ。」との勧告を出し、アクリルアミド含有量を減らす技術を食品業界が導入することを促すよう求めている。
不正行為にミス続出、専門医“看板倒れ”…認定機構が実態調査へ 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050322so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/22 
 「専門医」と呼ばれる医師による医療事故や不正が相次いでいる現状を受け、国内の医療系主要52学会が加盟する「日本専門医認定制機構」は、初の実態調査に乗り出すことを決めた。

 学会が認定する専門医制度は、1963年に日本麻酔科学会が創設したのが始まりで、学会によって「専門医」や「認定医」などと呼び方は異なる。認定基準は学会ごとにバラバラ。大半は指定の施設で3〜5年の実務経験を積み、学会への出席回数などによって認定試験の受験資格を得られ、一番肝心な実技試験を行う学会は少ない。

子供の非行は、中1の時の親の接し方次第──米で研究 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/365761
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/22 
 雑誌「発達心理学」(Developmental Psychology)最新号に発表された、ミシガン大学社会科学研究所の心理学者、パメラ・デービビスキーン博士らの中高生1300人を対象とした4年間の研究結果によれば、ハイスクール(高校)になって子どもがぐれるかどうかは、7年生(中1)の時の親と子の関係が大 きく影響していることがわかったという。

 中1の時に、親と子の絆が離れていると、高校生になって、麻薬・盗み・物を破壊する・セックスをする等の傾向が現れるが、一方、中1の時に、親がかまい過ぎると、独立心・自立心に欠け・責任感を持たない子どもになり易く、あとになって、自分で何もできなくなるような問題児にもなり易いという。

ビール原料ホップが胃かいようの予防効果? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050318so11.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/18 
 千葉大大学院医学研究院とアサヒビールの共同研究によれば、ビール原料のホップから抽出した「ホップ・ポリフェノール」が、胃かいよう発症に関与し胃がんとの関係も指摘されるピロリ菌の毒素を弱めるという。研究成果は4月4日から開かれる「日本細菌学会総会」で発表。

 ▼アサヒビール」 > ニュースリリース 2005/03/17 
    「ホップ・ポリフェノール」が、ピロリ菌による疾病発症リスクを低減
     千葉大学大学院医学研究院‐アサヒビール(株)R&D本部の共同研究で有効性を確認
       第78回日本細菌学会総会で発表、機能性食品としての開発を進める

笑いで血流が増えるを実証 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/364438
   ----日経ヘルス ニュース 2005/03/14 
 「笑う門には福来る」という諺を実証した結果が、米心臓学会 (American College of Cardiology)の会合で報告された。
 20人の成人を対象とし、コメディの笑いを呼ぶ部分だけを集めたビデオと戦争の戦闘部分を見た時の前後で血管がどう変化したかを比較したところ、コメディを見た後では、血流が平均22%アップ、戦争映画を見た後では、血流が平均 35%減少していた。
優良歯科医に認定証、NPOが評価機関 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050311so15.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/03/11 
 治療内容が適切かどうか判り難いといった苦情の多い歯科医療の質向を目指し、安心して治療を受けることのできる歯科医院かどうかを審査、認証する、歯科を対象にした初の第三者評価機関で、NPO法人(特定非営利活動法人)「歯科医療情報推進機構」(理事長・藤本孝雄元厚相)が発足した。

 ▼「歯科医療情報推進機構」 
    ((電)03-3229-1480、 ホームページ (http://www.identali.or.jp


2005/02/26
食物繊維をもっととろう!啓発する団体「ファイバーアカデミア」が発足
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/361625
     MedWaveトピックス 2005/02/25 
 食物繊維を、体内の老廃物や毒素を吸着して排出する“解毒”のための素材と位置付け、実践的な摂取方法を提唱して、食物繊維に関する研究データの集積や、消費者への情報提供を行う 学術団体 ファイバーアカデミアが2月24日発足した。

▼24日の設立式での発起人の専門家らの講演内容

  1. 腸内細菌に詳しい東京大学の光岡知足名誉教授:
  2. 食物繊維の摂取が多いほど大腸ガンのリスクが少ない
  3. 根菜やキノコ類などでたっぷりと食物繊維がとれる食生活を送る長寿村の人々では腸内の善玉菌が多く悪玉菌が少ない
  4. 欧米型の食事でも、食物繊維を加えるだけで腸内の腐敗産物は減る
  5. 現代人は10gくらいは食物繊維をとらなければならない。
  6. 美肌作りのための治療に取り組む青山メディカルクリニックの大木理香院長:
    10人の男女が3週間、7.5gの食物繊維入りのお茶を飲み続けたところ、肌の水分量や弾力に改善が見られ、この3週間の前後で、ビタミンC1g摂取後の血中ビタミンC濃度の経時変化を比較たところ、血中ビタミンC濃度が上がりやすいことを確認した。
 ファイバーアカデミア食物繊維摂取量の目安と目標 
母が肥満 子も太りやすい 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050221so16.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/21 
 米ペンシルベニア大などのチームがまとめ、米国の臨床栄養学雑誌に発表した研究結果によれば 「肥満気味の母親の子どもは、6歳から太り始める可能性が高い」という。

 2歳では体格差はなかったが、4歳になると肥満気味の母親の子どもの方が、より体重が増える傾向が見られ、6歳児の比較では、肥満気味の母親の子どもの平均体重は、細身の母親の子どもの平均体重を3Kg上回り、約23Kgとなり、脂肪量でも初めて差がつき、肥満度に明確な差が出たという。

コレステロール やや高めが長生き? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050220so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/02/20 
 コレステロールが高いと心筋梗塞になりやすいとされ、数値を気にするが、やや高めの方が脳卒中などが少なく、かえって長生きできることを示すデータが相次いでいる。

 現在の基準値は、米国での調査においてコレステロール値220以上の場合に心筋梗塞が多かった、との結果が基になっている。だが、これは30〜40歳代の男性のデータで、女性や50歳以上の男性では、心筋梗塞が増えるのは数値が280程度以上の場合だった。

 東海大医学部の大櫛(おおぐし)陽一教授は、全国の健診受診者約70万人のデータから、健康的な集団の95%の人が収まる範囲の上限値を算出し、これを高コレステロールの基準値とすると、「中高年の場合、男性は260台、女性では280台とすることが妥当」だという。  米国は、国民の平均コレステロール値の低下によって心筋梗塞が減っている。日本は逆に数値が上昇傾向にあり、基準値を同一にする必要はないという。
 高コレステロールに特に注意が必要なのは30〜40歳代の男性で、心筋梗塞の要因とされる中性脂肪が高い人や、善玉コレステロールとも呼ばれるHDLコレステロールが低い人が多い。糖尿病、高血圧など様々な要素を総合判断して治療する必要があるという。


2005/02/12
体によくないハンバーガー、分子レベルで理由解明 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20050204hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2005/02/04
 医学関連誌「Cell」 1月28日号に掲載された米ハーバード大学ダナ・ファーバー癌研究所の研究によれば、ハンバーガーや揚げ物が体によくない理由が分子的に解明されたという。
 飽和脂肪酸およびトランス脂肪酸といった悪性脂肪を動脈閉塞の原因となるLDL(悪玉)コレステロールに変換する分子スイッチが発見されたというもので、この分子は、コアクチベータに分類されるPGC-1β(ベータ)で、肝代謝に関与する。
 肉、乳製品などに含まれ体に悪いとする悪性脂肪が肝臓に達すると、PGC-1βが生化学シグナルのカスケードを開始させ、それによって肝細胞が他の閉塞物質ファミリーのトリグリセリド(中性脂肪)と同様に動脈を閉塞させるLDLコレステロールを産生するため。

2005/02/05
【サプリ&機能性食品2005速報】 「肥満解消に、ビタミンやミネラルが必須」−−ビタミン外来の佐藤医師
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/357047
     MedWaveトピックス 2005/02/01 
 「サプリ&機能性食品2005」最終日の1月28日午後の講演に登場した、こもん会稲毛病院(千葉市稲毛区)でビタミン外来を担当する佐藤務医師(整形外科・健康支援科部長)は、ビタミンやミネラル摂取の重要性を強調。

 肥満の原因は、3大栄養素(炭水化物、脂肪、たんぱく質)の過剰摂取によるカロリーオーバーと、それを代謝するビタミン、ミネラルなどの副栄養素の圧倒的な不足にある。しかし、カロリーオーバーばかりにスポットが当たり、副栄養素の不足に着目しないのは問題だと。 

≪原因≫

  1. 副栄養素が不足する理由は、野菜の栄養価の低下にあり、50年前に比べてビタミン、ミネラルなどの栄養価が1/8〜1/20に減っている。
  2. 加工食品が増えたこと。例えば米では、精白過程で副栄養素がそぎ落とされたりしている。
  3. ストレスの多い現代生活では、抗ストレスホルモンを作るためにビタミンが大量に使われるため。
≪対策≫
 副栄養素を十分に摂取できる食事が基本だが、それができないなら「ビタミン、ミネラルなどが幅広く配合されたサプリメントを利用する。但し、単一成分配合のビタミン剤ではダメ。

2005/01/30
【サプリ&機能性食品2005速報】 「医師がサプリや機能性食品を薦めて疾病リスクを減らす時代になった」
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/355954
     日経medwaveサプリ&機能性食品トピックス 2005/01/27 
 京都府立医科大学の吉川敏一教授が基調講演で切り出したのが、生活習慣病の動向、疾病予防のための新指標を探る新技術、抗酸化成分の重要性などについてで、 「医師も病気のリスクを減らすためにサプリメントや機能性食品を薦める時代になりつつあり、製品には、いっそうのエビデンスが求められる」と。

 「現状のトクホは、血圧やコレステロールを下げるなど、効果指標が薬と同じで、疾病の予防的な面は評価されていないので、疾病にいたる前段階でのリスク増加がわかるバイオマーカーを見出すことが必要だ。」と吉川教授はいう。

3月に「女性の健康週間」 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050124so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/24 
 日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会は、女性が自分の健康について考える機会にしてもらおうと、3月1日〜8日までを「女性の健康週間」と定めると発表した。

 ▼詳細はホームページ(http://www.jsog.or.jp/healthweek.html)で!


2005/01/22
微量元素: 鉄や亜鉛、不足しがちな高齢者 合併症の予防、床擦れ治療に 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/news/20050113dde012100079000c.html
     毎日新聞 > 暮らし >  健康 2005/01/17
 鉄や亜鉛などの微量元素は、健康に欠かせない。特に高齢者の場合、不足すると床擦れ、湿しんなど皮膚のトラブルや貧血につながり易い。高齢者は食べる量が少なく、管理栄養士が計算した病院食でも微量元素は不足しがち。
 亜鉛が不足すると、味覚障害が起こる。細胞分裂に必要な元素なので、皮膚炎や免疫力の低下を引き起こし、傷も治り難くなる。また、銅の不足は鉄と同様、貧血を起こす。

 床擦れなど何らかの症状が見られた場合は、微量元素の不足を疑い、担当医とサプリメントを加えた方がよいかどうか、また何を補うのがよいか検討したほうが良い。
 床擦れ治療のポイントは、下記の三つ。 どれが欠けても治癒は難しい。
    1. 皮膚が圧迫されないように体位を頻繁に替える。
    2. 栄養バランスを保つ。
    3. 入浴を頻繁にするなどスキンケア。

2005/01/15
食生活ガイドライン発表…米厚生省 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20050114so13.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2005/01/14 
 国民の2/3が肥満に悩むとされる米国で、同国厚生省は12日、「国民の大半は太り過ぎ」として、砂糖や脂肪の多い食生活から、玄米など「全粒穀物」と野菜中心の食生活に切り替えるよう促す食生活ガイドラインを発表した。

 具体的には、全粒穀物を使ったパンやシリアルを毎日約90g以上、、野菜と果物は5〜13品目/日・計4.5カップ/日の摂取が望ましいとした。運動不足解消のためには30分/日、健康な体重を維持するためには 1〜1.5時間/日の歩行や単純な体操を推奨している。

米国が食事ガイドラインの新版を公表
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/353678
     MedWaveトピックス 2005/01/14 
 2005年ガイドラインは「体重コントロール、頑強な筋骨形成とバランスのとれた栄養摂取による慢性疾患予防」を達成するための方策が記され、肥満の改善と予防を目指したもの。「摂取カロリー制限」と「運動量増加」が強調されている。

 具体的に推奨されている食材は、果物・野菜、全粒粉(未精白の穀物)と牛乳。
 果物は、2カップ相当/日、野菜は2.5カップ相当/日を摂取する。
 また、同種の果物・野菜ばかりを食べないように「濃い緑の野菜、赤みを帯びた野菜、豆類、でんぷんに富んだ野菜、その他の野菜」全てを1週間に数回摂るよう指示。
 更に全粒粉は85g以上/日の摂取を、牛乳は無脂肪または低脂肪のものを3カップ/日 飲むことを勧めている。

20代独身女性、4人に1人「毎日サプリ」
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200501130111.html
     Asahi.com健康健康・生活 2005/01/13
 農水省と農協で組織する「朝ごはん実行委員会」が発表した、20代の独身女性731人のアンケート調査の結果によれば、20代独身女性の4人に1人は、ビタミン剤などの栄養を補助するサプリメントをほぼ毎日口にしており、一方、朝ごはんを毎日食べる人はほぼ半数。食事抜きで不足しがちな栄養を補給するために、サプリメントを愛用している女性たちの実態が浮き彫りになった。

朝ごはん実行委員会のHPの「20代独身女性朝食事情調査

2万円切る栄養指導支援ソフト、メガソフトが発売
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/353453
     MedWaveトピックス 2005/01/13 
 メガソフトは、栄養士や栄養士を目指す学生向けの栄養指導支援ソフト「らくらく栄養相談EX」を1月14日に発売する。
 生活習慣病予防や食事療法が必要な人の栄養指導やメニュー作りに利用でき、価格は18,900円。

メガソフトプレスリリース: 「らくらく栄養相談EX」

夢工房における 「らくらく栄養相談EX」の詳細

寒い冬は心臓病で死ぬ人が多い 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/353188
   ----日経ヘルス ニュース 2005/01/12 
 ワシントン大学(米ワシントン州シアトル)のリチャード・ページ博士が不整脈を経験したことがある4450人を2年間観察し、雑誌「心臓リズム」(Heart Rhythm)に発表した研究結果によれば、冬は心臓の病気で死亡する人が多く、中でも、突然心臓のリズムが乱れ脈拍が止まる不整脈で死亡するケースが多いという。埋め込み型除細動器などを装着している患者では、相関はないという。

2005/01/05
医療不信の中、病院評価高まる“受診熱” 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041226so12.htm
     Yomiuri-Online 医療と介護 医療ニュース 2004/12/26 
 医療の質や安全管理体制の第三者評価機関「日本医療機能評価機構」(坪井栄孝理事長)に認定審査を申し込んだ病院が、全国の病院の1/4を突破した。
 病院改善の貴重な“外圧”として効果を上げる病院がある一方で、認定審査を受ける病院向けの“合格対策ビジネス”も活況を呈している。

パソコンを膝の上で使うと、精子作りに影響あり 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/350962
   ----日経ヘルス ニュース 2004/12/24 
 米ニューヨーク州立大学のジェフィム・シェンキン博士らの研究によれば、ラップトップ型やノート型のパソコンをいつもひざに乗せて使っている男性は、精子をつくる能力が損なわれるおそれがあるという。
 これは、股間の温度が長時間上昇することで、精子を作リ出す機能が低下する可能性があるというもの。

2004/12/11
特集「癌治療の実力病院」 癌病院は「生存率で選ばれる」時代に!
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/347875
     MedWaveトピックス 2004/12/11 
 日経メディカルと日本経済新聞は共同で、癌診療病院773施設を対象に大規模調査を行い、200病院余りから回答を得た結果より、胃癌、肺癌、肝臓癌、直腸癌、結腸癌、乳癌の6つの癌に関して、病期別5年生存率など、約13万症例の成績を集めた。浮かび上がったのは、「癌治療に強い」との評判と実際の成績とは必ずしも一致しないこと、着実な実績を上げる実力病院がある一方で、5年生存率が平均よりかなり低い病院もあり、大きな実力格差が存在する。

 これからの病院は、評判で選ばれるのではなく、開示された成績と評価で選別される時代になった。

 今回の調査における実力No.1は、「愛知県がんセンター」という結果になった。

Nikkei Net 「いきいき健康」「総合評価」病院ランキング  2004年3月29日

    ■ ランキング上位の病院
      1. 聖隷浜松病院、「強さ」支える委員会活動
      2. 亀田総合病院、進取の精神、「質」も着々
      3. 聖隷三方原病院、患者の視点でチェック
      4. NTT東日本関東病院、IT導入で意識改革
      5. 福井県済生会病院、「病院らしくない病院」
      6. 聖路加国際病院、快適な環境作りに力
      7. 松波総合病院、地域医療の要めざす
      8. 刈谷総合病院、公的役割担い質向上
      9. 国保旭中央病院、地域医療の中核担う
      10. 横浜市大市民総合医療センター病院、安全対策さらに徹底

2004/11/27
野菜に光合成させる冷蔵庫 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/medical/archive/news/2004/11/26/20041126ddm010100160000c.html
     毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/11/26
 キッチン家電に、機能性やデザイン性にプラスする新たなトレンドが生まれており、三菱電機は「ビタミンを増やす、守る」調理家電を開発、注目されている。
 光合成LEDで保存野菜のビタミンを増やす世界初の冷蔵庫は、発芽野菜(ブロッコリー)でビタミンCの変化をテストしたところ、従来冷蔵庫では保存3日後に25%減少するのに対し、LED野菜室では逆に10%増量。ホウレン草など葉もの野菜は3倍もみずみずしさが保たれるという。

三菱電機シェフレ抗酸化
 http://www.mitsubishielectric.co.jp/shufu/osusume/kousanka/index.html


2004/11/21
女性に不快な男性の体臭、原因物質を特定 ライオン
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200411170350.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/10/18
 ライオン (本社・東京都墨田区)のビューティケア研究所の尾本百合子さんらが、女性に不快感を与える男性特有の体臭をつくる物質を発見した。
 この物質はアンドロステノンといい、主にわきから分泌される男性ホルモンが皮膚の常在菌によって代謝されてできる。ほとんどの女性がこの男性の体臭のアンドロステノンを嫌がるが、男性はこの物質をかぐと、リラックスしたり、リフレッシュしたりするというから、汗対策が女性に嫌われない決め手となりそうだ。

ライオンR&D情報
 「男性の体臭」は女性にとって“不快”である要因の解明

野菜・果物はがんのリスクを低下させない 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20041112hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/11/02
 米ハーバード大学公衆衛生大学院(ボストン)の研究者らは、1970-80年代に開始された生活習慣が健康に与える影響を評価する大規模な「看護師の健康調査」および「医療専門家の追跡調査」への参加者で、毎日の食事で最低5皿の野菜や果物を摂取する医療専門家11万人近くに対して行ったアンケート結果を解析し、がん関連医学誌「Journal of the National Cancer Institute」11月3日号に掲載したところによれば、従来の結果とは異なるもので、心血管疾患リスクは低減するものの、総合的ながん発症リスクは低下しない可能性あるという。

 過去のものと異なる理由としては、記憶の想起および報告の際にバイアスが生じたこと、また、がんの発症には心血管疾患に比べて長い時間が必要であること、今回の研究では成人期以前の食習慣は検討していないことが考えられる。


2004/10/31
65歳以上で最高血圧を 140未満に 学会が厳しい指針
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200410130342.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/10/13
 日本高血圧学会は、13日、高血圧治療の新しい指針を公表した。高齢者の最高血圧について、今までは60歳代で140、70歳代で150、80歳代で160(いずれも未満)としていたが、今回は65歳以上を140未満に統一し、最低血圧は90未満で変更無し 。65歳以上では目標とする最高血圧を140未満にする。望ましい食塩の摂取量は、6g/日を超えないようにするなど、今までの指針より厳しい基準に変更した。  4年ぶりの変更理由は、国内外での研究が進み、高血圧が脳卒中などのリスクを高めているとする結果を踏まえたもの。

2004/10/23
男性の3割が肥満、深刻事態に厚労省も危機感 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041019so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2004/10/18
 肥満者の割合を厚生省が纏めた所によると、男性が29.4%、女性が26.4%と肥満が進行。日本酒で3合/日以上を飲む「多量飲酒」も、7.1%にまで増えており、男性の肥満が「3人に1人」に迫りつつある事態に、厚労省は危機感を募らせている。

2004/10/10
全身CTで1200人に1人がんに 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041004so14.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2004/10/04
 X線を使うコンピューター断層撮影法(CT)による放射線被ばくは、日本医学放射線学会が過剰な検査を防ぐ指針作りに乗り出すなど、国内でも問題化している中、米コロンビア大の研究チームが、米専門誌「ラジオロジー」に発表した試算によると、1回あたり1200人に1人が放射線でがんになるという。
全身CTでの1回あたりの被ばく量は、乳がんのX線検査であるマンモグラフィーの100倍に達するという。
乳がん治療に病院格差…読売新聞全国調査 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20041002so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース 2004/10/02
 乳がんの治療で、従来の乳房全摘手術に代わり、乳房を残す温存手術が広がっているが、手術全体に占める温存手術の比率は、医療機関によって5〜94%まで大きなばらつきがあることが、読売新聞が実施した全国調査で明らかになった。

◆乳房温存率、5〜94%…設備・スタッフの差が顕著に
◆早期なら生存率に差なし


2004/10/03
医師1万5000人に聞いた『全国優良病院ランキング』、都道府県別のナンバーワン病院はどこか 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/333662
     MedWaveトピックス 2004/10/01 
 日経メディカルは、医師1万5000人に聞いた『全国優良病院ランキング』を発行する。

 これは、全国の開業医1万5221人を対象に、胃ガン、心臓や脳血管の疾患など、病院選びに慎重にならざるを得ない計12疾患について、「専門的な検査や治療が必要になったとき、安心・信頼して患者を紹介できる病院」を調査した結果をまとめたもので、12疾患について、複数の開業医から推薦された病院を、47都道府県別にランキングしたほか、特に信頼して紹介できるとして推薦された医師を「腕利き医師」として紹介したもの。
 今回実施したのは、開業医の推薦に基づいたランキング。開業医が一人で出来る医療には限界があるため、専門的な検査や治療が必要になった時に、専門医がいて設備が整った病院を紹介することになるため、こうした“病院選びのプロ”の目で作成したのが『全国優良病院ランキン』だという。

夜間の照明が癌のリスクに 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040917hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/09/17
 夜間の照明と小児白血病の増加との関連性を示す証拠が検討され、その裏に生物学的根拠があることが明らかになった。
 成人白血病の発症は、減少しているものの、小児白血病の発症率は英国および欧州で着実に増加し、米国では1973年から1998年にかけて2年毎に約1%の割合で上昇している。米テキサス大学のRussell Reiter教授(細胞および構造生物学)は、電灯とがんとの関連性を、夜間の照明によって遺伝物質の突然変異を防ぐホルモンであるメラトニンの産生が抑制される結果、がん関連の変異リスクが増大すると説明している。
 白血病以外においては、夜勤に起因するメラトニン活性撹乱が女性ホルモンの過剰産生を引き起こすために乳がんリスクが上昇することが突き止められているが、治療法がないのが現状である。

2004/09/19
最近は体重が気になるのでサラダ油を変えました? 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/colm04/331444
     MedWave医師も戸惑う健康情報 2004/09/15 
 サラダ油を特定保健用食品(以下トクホ)となっているジアシルグリセロール(DAG)入りのものにしても、体脂肪は減るかも知れませんが、体重は減らないのに、ジアシルグリセロール入りの食用油やマヨネーズのテレビコマーシャルを見ると、これらの商品を摂れば摂るほど健康に良いかのように思えてしまう。
 これらトクホが私達の健康に本当に良いかどうかがはっきりするのは、5〜10年といった長期的な摂取により病気が予防できることを実証される時で、それはメーカーではなくて結果的に実際に使う消費者自身になるのでは、と警鐘を鳴らしている。
油断禁物、「やせ形」も飲酒で糖尿病の危険 厚労省調査
  http://www.asahi.com/health/life/OSK200409110014.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/09/12
 太った人に比べ糖尿病に罹り難いと言われる痩せ形の男性も、酒を飲む習慣があると危険が高まることが、厚生労働省の研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の調査で分かった。日本酒2合程度でも、糖尿病の罹り易さが倍になるという。女性での関係は分からなかった。

2004/09/13
度重なる全身CTで癌リスクが上昇 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040910hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/09/10
 全身CTスキャンは早期がんの発見方法として支持され一般的になっているが、放射線医学誌「Radiology」9月号掲載の最近の研究によれば、毎年、又は2〜3年に1度という頻繁な使用で、照射に起因するがんによって死亡する可能性が劇的に高まることが明らかになった。

≪関連情報≫

カレーでアルツハイマー予防、金沢大教授ら効果発見 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040908so13.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/09/08
 カレーの黄色成分で、ウコンに含まれる「クルクミン」が、アルツハイマー病の原因となる物質の生成を防ぐ効果のあることが、金沢大大学院の山田正仁教授(神経内科)と小野賢二郎医師らの研究でわかった。 成果は日本痴呆学会で30日発表される。
やせた男性はがん発生率高い、女性では関連なし…厚労省調査 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040906so14.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/09/06
 非常にやせている男性は、標準的な体重か太めの男性に比べ、がんになるリスクが高いことが厚生労働省研究班(主任研究員=津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の40〜69歳までの男女約9万人を対象とした約10年に亘る大規模な調査で明らかになった。
 BMI 〔体重(Kg)を身長(m)の二乗で割った数値〕 19〜21未満では、標準のBMI=23〜25の人と比べて14%高く、BMI=19未満では29%も高いというが、女性ではBMIとの関連はなかった。

2004/09/04
続・「健康食品」ノート: 「条件付きトクホ」導入 「悪貨」の排除狙う 
  http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20040830ddm013070094000c.html
     毎日新聞 > サイエンス > 医療 2004/08/30
 まがいものが多い「健康食品」の世界に、新しい風が吹き始めているという記事です。

 厚生労働省認可の特定保健用食品(略称トクホ)以外の食品は健康維持機能を表示できないが、ある程度の科学的な根拠が存在する食品に対して、「○○の改善に役立つ」などの表示を認める「条件付きトクホ」(仮称)の導入を厚生省が検討しているという。
 この条件付きの導入で、これまで惜しくも選に漏れていた食品も、機能表示が可能になることで、「良貨」を増やし「悪貨」の駆逐を目指す新制度に対する期待は大きい。

  http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2004/0824-b.htm
     三菱電機 ニュースリリース  2004/08/23
 野菜に含まれるビタミンCを増やしてくれる冷蔵庫が登場する。野菜室に保存した野菜の光合成を促して、野菜に含まれるビタミンCを購入時より増やすという冷蔵庫を三菱電機が発売する。

    ■ 主な特長
    1.「光合成LED」搭載で野菜のビタミンCを増量する「うまさビタミンV増量 光パワー 野菜室」
    2.水道水の中に含まれる溶解性鉛を低減する「うまさ透明 鉛クリーン光清氷」
    3.ビタミンCを配合した抗酸化処理を行うフィルターを搭載し、食品の酸化を抑え食品のおいしさ・風味を守る
  http://www.sharp.co.jp/corporate/news/040823-a.html
     シャープ ニュースリリース  2004/08/23
 約300℃の過熱水蒸気を食品に噴射し、食品の脂や塩分を落とすローカロリー調理を実現したウォーターオーブン“ヘルシオ”<AX−HC1>を発売。
    ■ 主な特長
    1.肉や揚げ物の脂を減らす『ローカロリー調理』を実現
    2.塩鮭、塩さば、干物などの塩分を減らす『減塩調理』を実現
    3.酸化を抑えて、ビタミンCの減少を抑える『低酸素調理』が可能
ネットで増加する医薬品販売、上場企業も登場
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200408280427.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/08/28
 コンビニで売れる薬の範囲をめぐって、厚生労働省と業界で激しい綱引きがあったばかりだが、薬局などでしか認められていない医薬品の販売が、インターネット上で増えている。この手の商売をする業者は100社にのぼる。ネット販売をビジネスモデルとした企業が急成長し、東証マザーズに上場している現実に、法律は対応できず、厚労省はこれといった効果的な手が打てないまま、困惑している。
肥満対策のマーガリン、コレステロール対策のトクホ・マヨネーズが新登場する 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/329305
     MedWaveトピックス 2004/09/03 
 厚生労働省が効果と安全性を認めた特定保健用食品(トクホ)に、肥満対策のマーガリンと、コレステロール対策のマヨネーズが新たに加わった。

 肥満対策のマーガリンは、日清オイリオ「リセッタ ソフト」。厳密にはマーガリンではなく、ファットスプレッドと呼ばれる分類の商品。発売時期は未定。
 コレステロール対策のマヨネーズは、「植物ステロール」を配合・強化した味の素「ピュアセレクト サラリア」。厳密にはJAS規格の「マヨネーズ」には相当しない商品で、「サラダ用調味料」となる。

日清オイリオニュースリリース 「リセッタソフト」特定保健用食品として許可取得

味の素プレスリリース 「ピュアセレクト サラリア」

  http://www.ajinomoto.co.jp/press/2004_08_30.html
     味の素 プレスリリース  2004/08/30
 味の素は、マヨネーズでは初めてコレステロール低下作用について特定保健用食品の許可を受けた新製品「ピュアセレクト サラリア」を9月10日に発売する。

2004/08/22
オーラルセックスの「普通の行為」化でクラミジア咽頭感染が増えている 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/325403
     MedWaveトピックス 2004/08/17 
 岐阜大学医学部附属病院成育医療・女性科の三鴨廣繁氏らの研究グループが、国立感染症研究所感染症情報センターの病原微生物検出情報月報2004年8月号で報告したところに拠れば、オーラルセックスがごく普通のパートナーが日常的に行う性行動になった結果、クラミジア咽頭感染が増え、感染拡大の一因になっているという。

IASR Vol.25 No.8(No.294) August 2004 における、本論文の全文「 クラミジア咽頭感染の実情


2004/08/01
ビジネスパーソンの半数近くがサプリメントで栄養補給  
  http://www.nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/survey/322175
     nikkeibp.jp健康 2004/07/29 
 nikkeibp.jpアンケートの「ビジネスパーソンの健康意識」によると、回答者の半数近くが食事に加えてサプリメントも使って栄養のバランスを整えていた。種類別では「ビタミン」が1位で、「ミネラル」、「アミノ酸」と続いた。

    ▼3人に1人の割合で、健康に不安を感じながら日々仕事に励んでいる
    ▼判っていても止められない不健康な生活
      「運動不足」(67.2%)>「睡眠不足」(44.2%)、「ストレスの蓄積」(41.5%)と続く。
    ▼健康の増進と維持のため、いろいろと心がけることは?
      「規則正しく、栄養バランスを考えた食事」が、一位でした・・・
    ▼健康に良い食品として意識的に食べているものは?
      圧倒的多数の回答があったのが、「野菜類」。
筆者コメントマーク
≪筆者コメント≫

 以上の結果から想像すると、結構しっかりとした健康に対する意識と対応をしているように思われます。

でも、その時に利用するサプリメントを選ぶしっかりとした目を持っているかです。当サイトの情報が役立つことを祈るばかりです。

≪当サイトの参考となるページ≫

ピロリ菌“二面相” 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040726so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/07/26
 米科学誌「サイエンス」最新号によると、全世界人口の半数以上が感染しているとされ胃潰瘍の原因とされるヘリコバクター・ピロリ菌は、感染する人の血液型に合わせ、巧みに姿形を変えて胃粘膜に住みつく順応性があることを、日本、米国、欧州の国際研究チームが初めて突き止めた。

2004/07/25
医師の手洗い実践率は 57% 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040716hj001hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/07/16
 医療従事者のずさんな手の衛生管理は個々の患者に院内感染リスクを生じさせ、薬剤耐性菌の蔓延を引き起こす原因となることは知られていることではあるが、米国内科学会誌「Annals of Internal Medicine」7月6日号に掲載されたスイスの小規模研究では、その実践率は57%にとどまっているという。

2004/07/18
コンビニで「医薬品」、371品目30日に解禁
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200407160300.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/07/16
 厚生労働省の発表によれば、コンビになどの薬剤師がいない一般小売店での医薬品販売について、薬事法の施行規則を改正するなどして、30日から店頭での販売を解禁する。政府の総合規制改革会議の要請を受け、「安全上問題がない」として15製品群の医薬品371品目を、成分を変えないまま、販売規制のない医薬部外品に移行させる。
 新たに医薬部外品として加わる区分は、服用タイプのかぜ薬は含まれていないが、整腸薬、消化薬、下剤、コンタクトレンズ装着薬、いびき防止薬など9種類。
天気と痛み、関係あり 名大助教授ら、ネズミ実験で実証
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200407160213.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/07/16
 台風が来たり、気温が下がったりすると関節の痛みが増す――。天気予報よりよく当たる、とも言われるこんな経験則に根拠があることを、名古屋大環境医学研究所の佐藤純・助教授らがネズミの実験で確かめ、17日、東京での日本ペインクリニック学会で発表された。
「健康増進法」は国民に役立っているの? 健康効果あっても記者にも伝えられない、法律の壁  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/319041
     MedWaveトピックス 2004/07/12 
 7月1日に日本コカ・コーラが、新製品記者発表会を都内のホテルで開いた。1本350mlに大豆ペプチド4000mgを配合したペットボトル飲料「パワーエイド」のニュースリリースには「“実感できる”高機能性飲料」と記載しているが、「何を実感できるのか」については、記者発表では具体的な説明が一切なかった。
 このため出席した記者から、「実感できる高機能性飲料とのことですが、具体的に何を実感できるのですか」との質問が相次いだ。

 これは、2003年5月30日に公布され、同年8月29日に施行された「改正・健康増進法」と、これに基づき8月29日に通知された「食品として販売に供する物に関して行う健康保持増進効果等に関する虚偽誇大広告等の禁止及び広告等適正化のための監視指導等に関する指針」の内容を厳密に守れば、トクホを取得していない一般の食品に関して、健康効果を一切説明できないために起こった奇妙な現象のレポート記事である。

 今回の日本コカ・コーラの記者発表会は、改正・健康増進法の取り決めを頑なに守った、数少ない例の一つなのだが、このように法律を厳格に守っていると、どのような健康効果を期待できるのかを記者は知ることができないし、消費者に正確な情報も伝わらなくなるので、この健康増進法は、はたして日本国民の“健康増進”に役立つ法律なのだろうか? 科学的根拠がある製品に、健康効果をうたえないのはおかしいと疑問を呈しているこの記事を、皆さんはどう読みますか? ▼関連記事:「不二製油、「大豆ペプチド」の生産を10倍に増強エビデンスが続々、2004年のヒット商品の予感」
   http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/293103

日本コカコーラ> 「パワーエイド


2004/07/11
〈元気〉早食いを調べてみました ゆっくりかんで緊張抑える
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200407070202.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/07/07
 「早食いは太る」「体によくない」といわれますが、どの程度の影響が あるのかを調査した記事。財団法人ライオン歯科衛生研究所が東京歯科大と協力して東京都内の20〜50代の会社員男女340人の肥満との関係を指標にBMIを使い調べた。

 ≪結果≫ 「早い」と答えた人(40%)の平均BMI=23.5、
        「どちらとも言えない」(45%)の人のBMI=22.4、
        「遅い」(15%)の人のBMI=21.6。
    早いと自認する人ほど、肥満度が高かった。


2004/07/04
女性用の性交不能改善成分が見つかった  
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/316615
   ----日経ヘルス ニュース 2004/06/17 
 カナダのコンコーディア大学の研究者らが、米国科学アカデミー紀要で報告したところによれば、PT-141というペプチド成分が、メスの発情を促すことがわかったという。
健康損なう原因、56%の人が「生活習慣」 厚労省調査
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200406180209.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/06/18
 厚生労働省が18日に発表した、全国1500人を対象にした調査結果をまとめた04年度の厚生労働白書によると、糖尿病や心疾患につながる日頃の生活習慣が、最も高い健康上のリスクだと、半数を超える人がそう考えていることが判った。
米国人の6割が代替医療に頼っている−−NIH調査
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/312990
   ----日経ヘルス ニュース 2004/06/11 
 「米国立補完代替医療センタ−」が、発表した調査によると、米国人でなんらかの代替医療を実行している人 は、全体の62%に達しているという。一番多いのが「祈り」(prayer)で、43%だった。
ビタミンCの過剰摂取は逆効果 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040611hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/06/11
 ビタミンCは抗酸化物質であると同時に関節の軟骨形成に重要な役割を果たすため、これまで十分量の摂取が推奨されてきた。しかし、医学誌「Arthritis & Rheumatism」6月号掲載の研究では、変形性関節症発症の素因がある動物にビタミンCを過剰に与えると、同疾患が増加するという。
米国人がよくのむビタミン・ミネラル以外のサプリのトップは、エキナシア、イチョウ葉、ガーリック、ジンセンが続く――米NHIS調査
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/312809
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 トピックス 2004/06/10 
 米国疾病対策センター(CDC)が毎年行っている国民健康調査「NHIS」(National Health Interview Survey)のうち、サプリメント使用に関する2000年度調査の結果が、米国栄養協会(ADA)の学術誌『Journal of the American Dietic Association』6月号に発表された。
 それによると、初めてビタミン・ミネラル以外のサプリメント (非VMサプリ)の使用状況に関するアンケートが実施され、ハーブ系を中心とする25成分からの選択式で、最も多くの非VMサプリユーザーの支持を集めたのは「エキナシア」だった。

2004/06/05
医師のネクタイは病原菌の巣? 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040602so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004//06/02
 医師のネクタイに細菌などの病原微生物が潜み、感染の運び役になっている恐れのあることがイスラエルの医大生の研究でわかり、米ルイジアナ州で開かれた米国微生物学会で発表された。
 医師のネクタイは、診察の際にベッドで寝ている患者に触れたり、咳を浴び たりする可能性が高いためと見られる。診察後に手 は洗うが、ネクタイはめったに洗うことがないと、臨床医のネクタイの潜在的な 危険性を指摘している。
「医師の処方に疑問」が44%…製薬協調査
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040531so14.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004//05/31
 「副作用がある」「十分な効果がない」などと、医師の出す薬に“疑問”を持つ患者は44%に上り、このうちの65%が自分の希望する薬の処方を受けていることが、日本製薬工業協会・医薬産業政策研究所の調査でわかった。

2004/05/29
健康食品の表示基準緩和へ 立証だけで「効果」明記可に
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200405270169.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/05/27
   「コレステロールが下がる」、「血糖値の改善に役立つ」などと効能をパッケージに明記できる特定保健用食品の表示について、厚生労働省は基準を緩める方針を決めた。 一定の科学的根拠があれば、効果の表示を認める「条件付き特定保健用食品」(仮称)を新たに設ける。
 しかし、「根拠は確立されていない」との注釈も必要。早ければ、来春にも新表示の健康食品が店頭に並ぶ。
〈元気〉「血液サラサラ」を調べてみました  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200405180191.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/05/18
 血液サラサラ、ドロドロという言葉をよく聞きますが、毛細血管の中を自分の血液が流れる様子を疑似体験できる装置が開発され、検査が受けられるようになっている。 この装置(MC―FAN)は、独立行政法人食品総合研究所(茨城県つくば市)の菊池佑二さんのグループが開発し、01年、15〜77歳の男女延べ563人の血液を対象にMC―FANの通過時間を調べ、生活習慣の違いと対照した結果次のようなことが判った。

 男女とも野菜と魚が好きな人は通過時間が短く、肉が好きな人は長く、特に女性はこの傾向が顕著。飲酒は「毎日少し飲む」人の流れが良く、「全く飲まない」人はかえって悪かった。運動は 「毎日1時間以内」が最も良く、「全くしない」が最低。たばこは吸わない人の方が良かった。

 ドロドロ血液の弊害は、悪玉コレステロールによって動脈硬化を起こし、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞へつながる。

〈おすすめの食生活〉
 食品総合研究所によると、血小板の凝集を抑えるアントシアニンが含まれる黒豆や紫サツマイモ、白血球の粘着や血小板の凝集を抑えるクエン酸が含まれる梅干し等を、食生活の中に意図的に多く取り入れることだが、こればかり食べるのは逆効果。


2004/05/09
血糖値、自分で測ると数値改善 糖尿病患者ら調査で判明  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200405080309.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/05/09
 糖尿病の患者や血糖値が正常より高い「予備軍」の人が、自分で血糖値を測ると数値が改善すること が、国民健康保険中央会の調査・研究でわかった。これは、自分で測って数値の変化を実感することで、食事に気をつけたり、運動したりするなど自然に生活習慣を意識するようになるからと分析されており、自己測定が予防や改善に役立つ可能性があるという。

2004/04/25
「健康食品」に関する消費者相談、2003年度の危害情報は546件、下痢、腹痛、吐き気など「消化器障害」が52% 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/tpic/303130
     MedWaveトピックス 2004/04/20 
 国民生活センターは、「健康食品」に関する消費者相談の動向を公表した。全国消費生活情報ネットワーク・システム(PIO-NET)に、1999年〜2003年12月末までに、「健康食品」に関する相談が6万3937件寄せられた。食品に関する相談の合計は11万2548件で、その56.8%を「健康食品」が占めていた。そのうち危害情報は546件で、下痢、腹痛、吐き気など「消化器障害」が52%と最も多かった。

 詳しくは国民生活センターの月刊誌「国民生活」4月号に掲載されている。


2004/04/17
マクドナルド、全米で健康メニュー発売へ 歩数計付き 
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200404160251.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/04/16
 米マクドナルドは15日、肥満防止用「健康メニュー」を、全米で発売すると発表。5月からは、サラダとミネラル水に歩数計をセットにしたメニューを売り出して運動の大切さを訴えるほか、6月にはフライドポテトの代わりに薄切りリンゴを選べるサービスを始める。

 背景には、米国ではファストフードの食べ過ぎが問題視されているため、メニューに多くの選択肢を示すことで批判をかわす狙いがある模様。

カプセル不人気は一段落か 
 3月下旬から売れ行き上位にランクイン――ケンコーコム2月、3月売れ筋ランキングから
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/302517
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2004/04/16 
 BSE(牛海綿状脳症)を懸念する消費者が敬遠気味だったカプセル入りのサプリメントの売れ行きが、回復してきたようだ。

 サプリメントに使用されているカプセルは、牛の皮や骨を原料にしたゼラチンカプセルを使用しているが、2003年末に米国でBSE(牛海綿状脳症)の感染牛が見つかったことから、厚生労働省は1月16日に、BSE発生国の牛のせき柱を原料に含む可能性のある食品やサプリメントの販売自粛を各社に呼びかけていた。食品衛生法の規定に基づく新たな規制を設け、2月16日以降は販売を禁止した。

 以前からBSEとゼラチンカプセルの問題が指摘されいたこともあり、サプリメントメーカー は、BSE非発生国の牛や豚を使ったり、魚のゼラチンや野菜を原料とするカプセル に変更するなど、自主的な対策を講じてきていた。

CT被ばく10年で3倍、検査の指針作成へ 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040414so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/04/14
 放射線診断装置のCT(コンピューター断層撮影法)検査による国民1人当たりの年間被ばく量が、約10年間で3倍に増えたと推計されることが、独立行政法人・放射線医学総合研究所(千葉市)のグループの調査でわかった。

 国民1人当たりの被ばく線量は、前回(0.8ミリ・シーベルト)の3倍の2.3ミリ・シーベルト。胸部エックス線撮影115 枚分に相当する量。

 今年1月には、日本国内のがんの3.2%は放射線診断が原因とみられるとの報告を英国の研究者がまとめており、日本医学放射線学会は過剰な検査を防ぐためCT検査の指針づくりに乗り出した。

ビタミンCとE、「効く人」と「効かない人」がいる 
 ハプトグロビン遺伝子が関与か−−米と加の共同「WAVE」研究より
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a027/300733
     日経ヘルスサプリ&機能性食品 バックナンバー 2004/04/06 
 ビタミンCとビタミンEの抗酸化サプリメントは、本当に動脈硬化予防に効くのか?最新の『Diabetes Care』誌2004年4月号に掲載された研究論文で、これら抗酸化ビタミンには「効く人」と「効かない人」がいて、「効く人」には動脈硬化を予防する効果が確かにあるが、「効かない人」には予防効果が無いか、悪化させることもあるとい うことが、報告された。

 動物実験で、抗酸化力の強いビタミンCとEはLDLコレステロールの酸化を抑え、動脈硬化が進みにくくなることが確かめられているが、人においてはビタミンCとEには効く人と効かない人がいて、体内で赤血球のリサイク ルを行っている「ハプトグロビン」というたんぱく質の遺伝子タイプがそれを決めるということが、今回判明したという。


2004/04/04
スタミナ維持なら、パンよりコメ マウスで実験  
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200403250110.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/03/25
 米は小麦よりもスタミナ維持や脂肪吸収の抑制に役立つという研究結果を、東京海洋大大学院の矢沢一良・客員教授、山口宏二・客員助教授らのチームがをまとめた。マウスでの実験だが、米離れの歯止めに一役買うかどうか。
又、高脂肪の食事をとる際、コメのほうが中性脂肪の上昇を抑える可能性を示すという。人間でも同様の効果があるか調べる必要があるが、米は腹持ちがいいと言われているのは、小麦より吸収に時間がかかることが、プラスになっているのではないかと、研究者らは分析している。
精神病を正しく理解する指針 
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040325so12.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/03/25
 厚生労働省は25日、精神病を正しく理解し、患者への偏見をなくすための指針をまとめた。この指針は、精神病への「関心」「予防」「正しい知識」など8項目に分かれ、それぞれ関連データを駆使、判り易い表現で誤解や偏見の解消を訴えており、心の健康法から患者への支援ノ ウハウまでが盛り込み、“ストレス社会”を生き抜く手引きにもなるという。

▼厚生労働省 > 「心の健康問題の正しい理解のための普及啓発検討会について


2004/03/20
動脈硬化の新検査  
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/saisin/sa431601.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 最新医療  2004/03/16
 心電図や血圧測定と同様の簡単な方法で実施できる血管の「老化」を判定する 「CAVI(キャビー)」とも呼ばれる検査が登場した。脈が血管の壁を伝わる速度や血圧を基に、血管のしなやかさを調べる「血管機能検査」。動脈硬化の進み具合を数値化して診断するもので、心筋梗塞などの予防に役立てる研究も始まっている。

▼新検査CAVIを開発したフクダ電子の「動脈硬化の新しい指標CAVI搭載!"VaSera VS-1000" 発売開始
  〜「CAVI技術説明会」説明内容(PDFファイル


2004/03/14
2003年度トクホ市場は2年前に比べ37.6%拡大/ 歯、肥満、高脂肪トクホはこの2年で4倍超の伸び  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/295514
     MedWaveトピックス 2004/03/12 
 厚生労働省の外郭団体である(財)日本健康・栄養食品協会(日健栄協、JHNFA)が発表したところによれば、厚生労働省が食品への健康機能表示を許可・承認する特定保健用食品(トクホ)製品の市場が2003年度に5668.8億円と、2年前に比べ37.6%拡大したという。

 伸びが高かった順に紹介すると、
 一番目は、「」。 2001年度に比べて4.3倍。 キャドバリー・ジャパン「リカルデント」、ロッテ「キシリトール」、江崎グリコ 「ポスカム」が立役者だ。
 二番目は、「中性脂肪・体脂肪」。 2001年度の4.2倍。 花王「エコナ」と 「ヘルシア緑茶」の2大ヒット・トクホが寄与した。
 三番目は、「コレステロール」。2001年度の4.1倍。 サラダ油やマヨネーズ、マーガリンなどが含まれ、日清オイリオ、味の素、キユーピー、花王、日本リーバなどの有力企業が競合を続けている。

 「血糖値」トクホ は、01年度の1.5倍。
 「血圧」トクホだけは、2001年度より11.9%低下した。カルピス「アミールS」のヒットなどにより早く立ち上がり1999年度に急拡大したが、その後の市場の伸びは小さかった。
 ヨーグルトなどが含まれる「整腸」トクホは、全体の64%を占め、2年前に比べて8.2%増と市場の伸びが続いている。

日本健康・栄養食品協会調査結果


2004/03/07
動脈硬化リスクの新しい検査法 
  http://health.nikkei.co.jp/hsn/news.cfm?i=20040301hj000hj
     NikkeiNet いきいき健康 米国発ニュース 2004/02/20
 昨年10月に米国の循環器学誌「Circulation」に掲載された研究によれば、動脈硬化発症リスク指標において、これまの血中の善玉 (HDL)や悪玉(LDL)コレステロール濃度の検査による判断よりも、アポリポ蛋白Bの血中濃度の検査による方が勝る可能性があるという。

2004/02/29
「食物繊維の心臓病予防効果」めぐる疫学研究のメタ分析結果まとまる  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/292987
     MedWaveトピックス 2004/02/27 
 心臓病が多い欧米では、30年以上前から心臓病の予防に役立つ食物成分に関する研究が盛んに行われており、その中の食物繊維に関しても、大規模なコホート追跡研究が複数行われている。このほどこれらの複数の研究データを一つに纏めたメタ分析結果が、Archives of Internal Medicine誌2月23日号で発表された。
 複数の研究データを一つにまとめるメタ分析は、小規模な研究では行い難かったデータのばらつきの補正や、大筋の傾向をつかむ解析を行う研究手法。
 その結果、食物繊維の摂取量が多い人ほど心疾患や心疾患による死亡が少ないことが判明。1日に摂る食物繊維量が10g増えるごとに、心疾患は相対的に14%、心疾患死は27%減るもので、男女差はみられなかった。
 食物繊維にはペクチンなど可溶性のものとセルロースなど不溶性のものがあるが、可溶性の食物繊維は小腸からの糖・脂質吸収を妨げることで、糖尿病や高脂血症の予防に役立つとされており、今回の分析でも、可溶性の食物繊維の方が、心疾患や心疾患死の予防効果が大きいとの結果になった。この中で、興味深い結果は、果物や穀物由来の食物繊維は心疾患や心疾患死を減らすが、野菜由来の食物繊維には効果がないという。

2004/02/22
脳から血栓を取り除く装置ができた 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/291503
   ----日経ヘルス ニュース 2004/02/19 
 カリフォルニア州の「コンセントリック医療会社」(Concentric Medical Inc)が開発した「マーシ・システム」(MERCI、mechanical embolis removal in cerebral ischemia、大脳虚血における機械的塞栓子除去)と呼ばれる機器は、動脈内に極細のカテーテルを通し、血栓など血管を詰まらせている障害物を、機械的に取り除くもので、これを実験的に使用したところ、脳卒中の治療に劇的な効果をあげたという。
農水省、2月20日から食の安全関連情報をメールで毎日配信開始  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/291417
     MedWaveトピックス 2004/02/19 
 農林水産省は2月20日から、毎日、食の安全に関する情報の無料メール配信を開始する。同省のホームページ上から登録すること誰でも利用できる。提供情報は、農林水産省、食品安全委員会、厚生労働省が提供する食の安全に関する施策やセミナー開催の案内など。

▼農林水産省 >電子メールによる食の安全・安心に関する情報の提供について

農林水産省メールマガジンのページ

乳がんリスク、抗生物質の頻用で2倍に 米研究チーム 
  http://www.asahi.com/health/medical/TKY200402170297.html
     Asahi.com健康医療・病気 2004/02/17
 米医師会誌18日号によると、抗生物質を頻繁に使う女性は、そうでない女性に比べ乳がんになるリスクが最大2倍を超えるという大規模な調査の結果を、米ワシントン大などの研究チームが発表する。理由は、よく分かっていないが、抗生物質の乱用に警鐘を鳴らす結果といえそうとのこと。
食塩摂取は1日上限5.8gに−−米科学アカデミー 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/291086
   ----日経ヘルス ニュース 2004/02/17 
 2月11日、米国立科学アカデミー(NAS)から発表されたガイドラインによれば、米国民は塩分を取り過ぎている、食塩摂取は健康な人でも、1日最高で5.8g以下に抑えるようにすべきとか。

2004/02/08
妊娠中の母親の食事が子どもを長寿にする 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/288743
   ----日経ヘルス ニュース 2004/02/03 
 科学誌「ネーチャー」に報告された英国ケンブリッジ大の研究によれば、妊娠中に、栄養のバランスがいい食事を食べた母親から生まれた子どもは寿命が長くなることが、マウスでの実験でわかった。
ストロンチウムが骨粗しょう症に有効 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/289234
   ----日経ヘルス ニュース 2004/02/05 
 1月29日発売の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に発表されたフランスのリヨンにあるエデュアル ド・エリオ病院のピエール・ムニエル博士らの研究によれば、金属元素のストロンチウムを主成分とする製剤を 2g/日・3年間投与したところ、骨粗しょう症による骨折を防ぎ、骨の再生を促進する働きがあることがわかったという。
アルツハイマー原因物質の除去機能、脳内細胞に 
  http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Medical/art/040202M097_0303001E10DC.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学 2004/02/02
 東京都医学研究機構精神医学総合研究所の秋山治彦副参事研究員らが2日発行の米医学誌「ネイチャー・メディスン」2月号に発表した研究報告は、アルツハイマー病の原因とされるたんぱく質ベータアミロイドを取り除く働きが、脳内のミクログリアという細胞にあることが分かったという。
ベッドで足をジタバタさせる人は鉄分が足りない 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/288556
   ----日経ヘルス ニュース 2004/02/02 
 夜、ベッドに入ってから、じっとしておれなくて、しょっちゅう足を動かしたり、蹴飛ばすようなしぐさをしているのは、足にジンジンとした不快感が走るためだというわれており、この症状は医学的には「下肢静止不能症候群」 (restless legs syndrome、RLS)という。
 この原因は、長年なぞとされていたが、シカゴで開かれた睡眠関連の学会にて、米ペンシルベニア州立医科大学のジェームズ・コナー博士が、脳内に鉄分が不足しているためではないか、という新説を発表した。

2004/02/02
アルツハイマー病、遺伝子治療で抑制
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20040130so13.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > ニュース  2004/01/30
 理化学研究所(理研)と自治医大の共同グループが、アルツハイマー病の原因物質が脳内に増加するのを遺伝子治療で防ぐことに、マウス実験で成功し、29日発表した。原因物質の分解酵素を導入する世界初の方法で、理研は「対症療法でない、根本的な治療につながる」と期待している。
アルツハイマー病の診断に威力−−新造影剤開発 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/287343
   ----日経ヘルス ニュース 2004/01/26 
 米ピッツバーグ大学のウイリアム・クランク博士らの研究チ−ムが、「神経科学紀要」(Annals of Neurology)最新号で報告したところによれば、アルツハイマー病の患者は、脳内にベータアミロイドというたんぱく質が異常に増えて脳細胞が変性するのが原因と言われており、このベータアミロイドを検出するための新し い造影剤を開発した。この新造影剤「ピッツバーグ・コンパウンドB」(Pittsburgh Compound B)によれば老人性痴呆症の早期発見と治療に有効であるという。

2004/01/10
老化防止サプリなど共同開発 伊藤忠が蘭研究機関と提携 
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200401070322.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/01/08
 老化防止効果のあるサプリメント(栄養補助剤)や骨粗鬆症に効く乳製品などを共同開発しようと、伊藤忠商事が、食品への微生物混入などを避ける食品安全技術や、食品の要素が遺伝子に与える影響などの研究を手がけているオランダの食料関連研究機関、ワーヘニンゲン大学・リサーチセンター(UR)と提携した。1〜2年内に日本市場での販売を目指す。
急増VDT症候群 パソコン普及、リストラが拍車 
  http://www.asahi.com/health/life/TKY200401060088.html
     Asahi.com健康健康・生活 2004/01/06
 オフィスへのパソコンの普及とともにVDT(画像表示端末)症候群の健康被害が広がっている。原因は、同じ姿勢で端末を見つめ続ける作業を強いられる為で、目の疲れ、首や肩の痛み、頭痛や不眠、うつ病など症状は幅広く、長期休養を余儀なくされるケースもあるという。厚生労働省は一昨年、VDTの作業指針を改定したが、実施状況はまだまだのようで、リストラが進んで長時間労働が増えるなか、被害に拍車がかかっているという。

厚生労働省の改訂版VDTの作業指針
  http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/04/h0405-4.html




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