
まずは構成部品の星についてです。
十干:四季や方位をあらわすのに使われます。
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 |
陽 | 甲(きのえ) | 丙(ひのえ) | 戊(つちのえ) | 庚(かのえ) | 壬(みずのえ) |
陰 | 乙(きのと) | 丁(ひのと) | 己(つちのと) | 辛(かのと) | 癸(みずのと) |
十二支:時刻や月、季節、方角を示すのに使われます。
陽 | 子(水) | 寅(木) | 辰(土) | 午(火) | 申(金) | 戌(土) |
陰 | 丑(土) | 卯(木) | 巳(火) | 未(土) | 酉(金) | 亥(水) |
通変星:四柱推命の根幹をなす重要な星です。
吉星 | 食神 | 偏財 | 正財 | 正官 | 印綬 |
凶星 | 劫財 | 傷官 | 偏官 | 偏印 | |
自星 | 比肩 |
十二運星:運勢の強弱、盛衰
長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 | 帝旺 | ||
衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 | 胎 | 養 |
強弱に分けると次のとおりです。
強勢 | 帝旺 | 建禄 | 長生 | 冠帯 |
中勢 | 墓 | 胎 | 養 | 沐浴 |
弱勢 | 衰 | 病 | 死 | 絶 |
十干と方角・季節:
甲乙 | 丙丁 | 戊己 | 庚辛 | 壬癸 | |
方角 | 東 | 南 | 中央 | 西 | 北 |
季節 | 春 | 夏 | 土用 | 秋 | 冬 |
十二支と方角・季節:
子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | |
月 | 12 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
時 | 23〜1 | 1〜3 | 3〜5 | 5〜7 | 7〜9 | 9〜11 |
方角 | 北 | 中央 | 東 | 東 | 中央 | 南 |
季節 | 冬 | 土用 | 春 | 春 | 土用 | 夏 |
午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 | |
月 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
時 | 11〜13 | 13〜15 | 15〜17 | 17〜19 | 19〜21 | 21〜23 |
方角 | 南 | 中央 | 西 | 西 | 中央 | 北 |
季節 | 夏 | 土用 | 秋 | 秋 | 土用 | 冬 |
旧暦の月だと、寅が正月・卯が2月〜子が11月・丑が12月となります。
命式:生年月日時刻を干支で、年柱・月柱・日柱・時柱に組み立てたものです。
元命:月支の通変星をいいます。
相生と相剋:相生とは、互いに助け合うこと。 相剋とは、互いにやっつけあうこと。
制化:凶星の凶意をおさえて凶を減らすことです。
生助:通変星の力を助け、その通変星を強くする働きをいいます。
身旺・身弱:命式の運勢の強弱をいいます。
大運:後天運をみるのに使います。
年運:毎年くる運勢をいいます。
土用:とは、
立春(2月4日頃)立夏(5月5日頃)立秋(8月7日頃)立冬(11月7日頃)の前18日間を言います。
それぞれ、
立春前の「冬の土用」が1月17日頃、
立夏前の「春の土用」が4月17日頃、
立秋前の「夏の土用」が7月20日頃、
立冬前の「秋の土用」が10月20日頃から始まります。
古来中国から伝わった陰陽五行説では、すべての事象を「木火土金水」の5つに分類して世界を考えます。
五行説では、「春は木気」「夏は火気」「秋は金気」「冬は水気」と割り当てていました。
しかし、これでは五行説の重要な構成要素の「土気」がどこにも分類されないことになります。
そこで、季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を「土気」に分類し「土用」と呼ぶようになったようです。
空亡:天中殺
これは「十干」と「十二支」の組み合わせにより確定されます(六十甲子と空亡の関係表)。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 〜 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55 | 56 | 57 | 58 | 59 | 60 | |||
十干 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 | 〜 | 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 | ||||||
十二支 | 子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 | 〜 | 子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 |
(1〜10):戌亥・(11〜20):甲酉・(21〜30):午未・(31〜40):辰巳・(41〜50):寅卯・(51〜60):子丑
が、それぞれの「空亡」となります。
この時期は空しく亡びる暗示があり、不足の災いを招きやすく、すべてに悪作用をもたらす衰運のときとなります。
12日目、12ヶ月目、12年目という単位でめぐってきます。
簡単に説明を書きましたが書籍では、さらに細かく々々説明されております。
しかし、四柱推命の勉強をおこなうのが目的ではない人にとっては、退屈なだけの説明です。
しかも、これらの基礎知識を取得しただけでは占いには入れません。
そうです、命式を作るという重労働が立ちはだかっております!
それならば、さきに命式を作って興味・関心がある部分だけを調べたほうが愉しくありませんか。
専門家である占い師は当然手作業でしょうが、あなたも手作業で命式作りをおこないたいですか?