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![]() ![]() ![]() ![]() その後、関係者による移設保存の協議も行われたようだが、橋脚内部の構造上の脆弱さもあり最終的に移設保存案も断念せざるをえなかったようだ。そこで取り壊し工事の直前にせめて「さよなら橋脚現地見学会」を開催し、遺構を愛する人たちに最後の雄姿を見納めてもらおうということになった。 ![]() 取り壊し工事を待つばかりの愛すべき橋脚は、繁茂する草木に覆われたこれまでの姿を一変させていた。すぐにも工事にかかれるよう草木ばかりか足元の土壌もきれいに整備され、むきだしの全貌をさらしていた。おかげで南北二つの橋脚だけでなく南の橋脚と有馬川の支流・十八丁川を跨いで架かる丘陵側の台脚まで見晴らせた。様々な角度から雄姿を写した。折しも豪雨を溜めた十八丁川の激しい濁流が、あたかもまもなく取り壊される橋脚の怒りを映したかのように見えてしまった。 10分ばかりの滞在だった。途中で出合った現場監督風の人に訊ねた。明日から工事にかかるということだった。橋脚からの帰路は工事事務所前の急造の車道を辿った。何度か振り返りデジカメのシャッターを切って名残りを惜しんだ。 |
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