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廃線跡散策
年月
出来事
1913(大正2年)
民間人中心に有馬軽便鉄道を計画
1915(大正4年)
開業。同時に鉄道院が借上げ。
1919(大正8年)
鉄道院が買収し、国鉄有馬線となる
1943(昭和18年)
施設が篠山線に転用され廃線となる
■大正2年、山脇延吉ら民間人を中心に有馬鉄道株式会社が設立され、鉄道建設が始まり、大正4年に完成とともに鉄道院に借上げられ開業した。4年後には鉄道院が買収し、名実ともに国鉄有馬線になった。
■その後太平洋戦争が激化し軍需目的の篠山線建設用に有馬線の資材が転用されることになった。そのため有馬線は昭和18年に廃線となり、約30年の短い歴史を閉じた。
駅
駅間距離
(延べ)
三田〜塩田
2.3km(2.3km)
塩田〜新道場
2.1km(4.4km)
新道場〜有馬口
3.7km(8.1km)
有馬口〜有馬
4.1km(12.2km)
運賃
運行本数
29銭
1日6〜7往復
所要時間
上り(三田方面行)
約37分
下り(有馬方面行)
約40分
国鉄有馬線の研究では北六甲台在住の故・吉田和男さんが忘れがたい。
阪急電車に永年勤務され、定年後は、趣味のカメラを片手に宮っ子編集員を担当された。
その傍ら、国鉄有馬線を永年調査研究され、その成果は山口公民館講座でも発表された。
晩年、お付合いのあった筆者に有馬線研究の多くの資料を託された(右画像)。
2012年6月に享年81歳をもって逝去された。