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 2007年6月3日の早朝の散歩途中、山口支所近くで畑仕事をしているおじいさんに出合った。「昔、国鉄有馬線がこの辺りを通っていたようですが・・・」思いついて尋ねてみた。「そりゃもうアリマセン」返ってきたオヤジギャグに思わず笑ってしまったがご本人は大真面目だったようだ。
 その後の会話で色々教えてもらった。公智神社前の道が線路跡を利用したものであり事、その道の突き当たりの有馬川にかかっている「めぐみ橋」が鉄橋跡である事、中野の川の中に鉄橋の橋脚跡が残っている事などだ。帰宅後、あらためて中野から有馬方面に軌道跡を求めて散策した。右画像は山口町郷土資料館展示の有馬線有馬口駅の写真である。
 左記の航空写真は1974年撮影とある。中国道の西宮北ICはできているものの、流通団地は造成中であり、北六甲台もその姿はない。
 有馬線は西宮北ICの東を南下し公智神社前に出る。
 右画像は神社北側の「駅前橋」と名づけられた旧有馬口駅の名残りの小さな橋である。画像正面は光明寺でその右建物が旧駅舎の跡のようだ(地図画像@)。
 公智神社前の南北の道は有馬線の線路跡である。
 この道の南端の東にカーブした先に一段高くなった「めぐみ橋」が有馬川を跨いでいる(右画像、地図画像A)。この橋に旧有馬線の橋が架けられていた。
 有馬線は中学校の西側を南下し病院や住宅街を抜けていく。阪神高速北神戸線を超えて中野に入る。
 工事中の右画像は中野の山の中腹を走っていた線路跡である(地図画像B)。
 山口と有馬温泉をつなぐ県道を南に進みカルーという喫茶店の向いの小道を左折する。
 右画像は中野の集落に入り正面ある茅葺屋根の民家である(地図画像C)。
 民家前の道を抜けて進むと南側に右画像の古いレンガ積みの建造物が見える(地図画像D)。
 鮮やかに残る鉄橋の橋脚である。有馬川の支流・十八丁川に架けられた鉄橋の二つの橋脚が残されてる。
 県道に戻り有馬温泉方向に進む。先山クリニックの案内看板を目印に点滅信号を左折する。
 右画像のコンクリート橋の正面に先山クリニックの建物がある。終点「有馬駅」跡の建物だ(地図画像E)。