News >「仕事日記」2007年6月


6月3日(日)
夢三種
○伊藤多喜男さんのようでありながら確実に別の人。のリハーサルをしているが音楽内容はShow店街組曲の筒見モノ。
>>>湯当たりのように曲に当たってしまう感想を期間中持っていたものだが、まだまだその影響は抜け切らぬと見える

○洋ちゃんとのバンドリハーサル中に訪問客あり。二宮氏。瀬戸氏とともにプリズムをワーナーパイオニアに引っ張ってくれ、その後何枚もプロデュースすることになった人。僕は一枚でグループを抜けたが。
>>>何かの予知夢のような気がしてこれを記す。

○ Dのファンクラインをオスティナートとするアッパーストラクチャー循環を見出す。即ち C>Db>Eb>C#m
目覚めて後確かめるにサウンド良。キーはFのほうがベースライン、アッパーのアドリブ展開ともに好都合の様子。マイルス・モードの真の後継者はJBではなかったか、などと考察。
>>>一昨日決まった来るべきファンクセッションへの期待が自身の想像以上に高いことを知る。

総じて夢の中での夢への注意力は、もうじき読了する河合隼雄“明恵 夢を生きる”の影響そのもの。夢をたどるには古文を読まなくてはならず少々ホネだが、周辺状況の解説に日本的仏教の成り立ちや仏教と女性の問題、保元・平治から平家にかけて。源氏から北条へとめまぐるしく権力が移り行く中での世相と高僧の物語はきらびやかでストイック。
6月5日(火) 表紙は歌う
構成・演出 ちょこっとおしゃべり 和田誠
司会・進行 阿川佐和子
ボーカル 森山良子
コーラス(バックコーラスではない) デュークエイセス
(Pf)佐山雅弘
(Gi) 道下和彦
(B) 小井政都志
(Ds)大坂昌彦
ピアノ調律 竹田のナオちゃん(!!!)

和田さんが僕とコンサートをやると聞きつけて押しかけ女房のように津田ホールに電話してスタッフ参加してくれた。嬉。
スライドの美しさにうっとり。森山さんの素晴らしさに感動。打ち上げ場所のバーは以前サテンドールにいたタカシ君の店。シェフは元ブルースアレイ。
本番ではインストだったMy Funny Valentineを良子さん歌ってくれて、やっぱり上手でおまけにカワイイのだ。
6月6日(水) 国立音楽大学 前期第5回
デューク・エリントン。
ジャズ・ボーカル

羽田健太郎通夜
羽田氏自宅ピアノが飾ってあって帰り際に触っていくようになっている。読経の後心得のある人がすこしずつ弾く。渡辺真知子と国府弘子がデュエットしてわんわん泣いたのに驚いた。お弟子さんと思わしき女性が雨だれ。僕はラプソディ・イン・ブルーのイントロを弾いてハネケンさんのソロの始まりを無音の中に聞く、という1分間。最後に別のお弟子さんがラプソディを一通り弾いていた。服部孝之夫妻&一人娘と遭遇。
6月7日(木) 羽田健太郎 お葬式
通夜と葬式どちらもスケジュールの都合のつくところがなかなか稀で、なにかご縁を感じる。佐藤允彦さんが出棺の際にセインツの演奏で送るのを連弾でお手伝いしていると国府弘子も参加。3連弾。娘さんの挨拶に心打たれた。
6月9日(土) 観劇 ミュージカル“蝶々さん”
島健書き下ろし。島田歌穂主演。入魂のオリジナルミュージカル初日を見届けることが出来て嬉。スタッフには忠の仁さん、古賀先生(歌唱・コーラス指導)ミュージシャンには勿論知り合い多く(ピアノの江草啓太君など)応援したい気持ち一入ならず。海外公演まで目指すというので期待大。
6月10日(日) ローランド講師 神田
第一60分 リードシートとコードシンボル
      大まかなジャズ史
第二60分 ジャズ直前 ラグタイムとブルース(実演つき)
      サッチモ(レコード:ウエストエンド・ブルース)
      アドリブ:フェイクとアルペジオ
第三60分 スイングジャズ〜ベイシー、エリントン
      ビ・バップ (レコード:チャーリー・パーカーwith strings)
アドリブ:スケール ハーモニック・リズム
第四60分 クールからウエスとコースト ハードバップ(レコード:モーニン、トゥーベースヒット)
      モード(レコード:マイルストーンズ)
      アドリブ:旋法(モード)
      モーダルコーダル(インビテイション実演)

以下持論。
コードシンボルはそれのない時代のものも包括できる(ブルースなど出来ないものもあるが)ビ・バップはそれ以前を、モードはビ・バップもそれ以前も包括する。新主流派のモーダルコーダルアプローチもまた然り。そしてそこまで。
新しい考え・理論の確立の条件は、それまでの理論で説明できないことが説明でき、なおかつ旧理論で説明できていたことも新理論で説明できること。それからいくと、モード以後のフュージョンや新伝承派は新理論・スタイルとは言いがたいのではないか。
6月11日(月) 打ち合わせ ミューザ川崎
来年4月のホールアドバイザー企画の内容。
オケはなし。ゲストは森山良子さんにオファーしてみる。M’sにプラスするのに3管、というところへ落ち着いたところで三木俊雄に電話。今日は空いているというので川崎に来てもらいスタッフとひと飲み。ジェントルな人柄と溢れるインテリジェンスで事務局の方々にも大いに気に入ってもらえ嬉。アルトは是非ほしいとの三木の提案もすんなりと受けてもらえた。
6月12日(火) 鑑賞 次郎吉 ブルース・パワー
ホトケ、房之介と久しぶりに談笑。沼沢君のドラムはやはり心地よかった。いつかセッション、それも彼を通じて会いたい人々のこともお願いしたいと常々思っていて、今日はひょっとしてそんな話も出来るかも、と密かに期待もしていたのだがそういう雰囲気にはならずじまい。コテツのハープも上達していたし、なんといってもホトケのギターが信じられないほど上手くなっている。
6月13日(水) 国立音楽大学 前期第6回 ビ・バップ チャーリー・パーカー
覚えるべき用語
ハーモニック・リズム
ビ・バップ・スケール
リズム・チェンジ

聞いた音源
エイプリル・イン・パリス
マイ・リトル・スエード・シューズ
ソルト・ピーナッツ

詳しい解説
Donna Lee

ここんとこ授業後に質問にくる生徒がぽつぽつといて嬉しい。総括的に説明はしているがピンポイントで質問を受けると説明もしやすく納得する様子を見るのも喜びであることだ。
6月14日(木)
○ 夢:
よく知っているホテル(夢から覚めて思うに、オークラだかなんだか確実に知っている。峰順子さんと仕事して泊まったこともある。一階がやたら長く上階へいくエレベーターの場所が不便で、とかなり具体的な内容だが肝心の場所や名前がない。過去の夢のホテルだろうか)で目覚める。昨日は某事あり。予定ステージも良く知っている所(これもホテルの場合と同じで、だだっ広いステージや雑然とした楽屋の様子はありありと思い浮かぶのに現実世界には思い当たるところなし)。今日はイベントの日で僕はバンマス。部屋にはPCが広げてあって“中央アジアの草原にて”をダウンロードし終わっている。小井政都志が部屋に来てゲストのKについての不安を述べる。服を買い物する暇に練習しなさい、と言おうかどうか僕は考えあぐねている。
散歩から戻ってくるのに崖と林のある窓側からふわりと飛んでそのまま崖を飛行して降りようかとも思ったがやめておいて奥の部屋へ戻ると中平が身支度。ミミとも会い、最近雑誌で読んだメジャーリリースのことを聞くと北欧からの帰国子女の妹(日本にずっと居る)が小さい時から書き溜めている英詩を音楽にするのをプロデュース依頼されたそうだ。ところが中平のいる部屋の襖絵(洋風の窓に何故か)が薄い青の墨絵っぽい横文字と風景。僕の向かいの部屋が楽屋になっていてそこは鍵がかからない。
マフィアを継ごうとしている男がその右腕の男と話しこんでいて、右腕の男はマフィアを継ごうとしている男の息子に父親と同じ街に引っ越してガードマンをつけないと対抗している者共に殺害されると説得している。身振りをつけて“バーン” マフィアを次ごうとしている男は抑えきれずにグルグルうめいたりヤク切れの様子なのでされげなく楽屋に隠れてから鍵のかからないのに気付き後悔。
なんとか自室に戻ると夕方の6時になっていてメンバーが入ってくる。宿泊は一泊で今日は皆の楽屋になっているのだ。散らばった荷物を片付ける前に今日の服装に着替えようとすると靴下は履いていたはずなのに裸足になっている。表をキャピキャピ女性二人の声。Kとマネージャーとおぼしき。

○ 現実:
何やら左目の奥がごろごろするので8年前にお世話になった町医者眼科へ。白内障および網膜剥離の手術の影響で何らかの処置が必要とて前回と同じ杏林病院へすぐ電話をかけてくれる。先方は明日にしろとのこと。当方明日から3日間ツアーと言うとこの女医さんは不安があるのですから今日中に見てください、これからそちらへ向かってもらいます、とてきぱき紹介状など書いてくれる。町医者に出来る気遣いと即刻行動が大病院では進行が止まる。医者の気持ちは同じだろうに救い上げられないシステムというのはあるものだ。僕としては医師・手術に不満はないが事務方その他で感じるところありとてほかの病院を、と訴えるが、カルテが集積されているところのほうが判断は的確だろうからということで杏林へ。
感心するのは烏山眼科の女医さんですね。慣れっこになっているんだろうけれど傍で聞いていても伝わってくる役所的な対応に怒りもせず声も荒げず言うべきことをピシリと伝えて事態を進める。おかげで先方に行って予想通り受付を通過するのにやや不愉快な対応あれども冷静に事態経過を述べて診察室へ。

○ 観劇:
昨日国立音楽大学でポスターを見かけたオペラブッファ“天国と地獄”の公演を早速見る。中野ゼロホール。早めに着いたので本屋でもと思ったら、ホールの地下が立派な図書館。武満徹についての本が素晴らしく、一気に1時間ほど読む。これは購入に値するとメモをとり、ぶらぶらみていると、オッフェンバッハに関する本を発見。さっそくこれから見る演し物をおさらいすると、実に判りやすく音楽的にも素晴らしい解説。おかげでとても楽しめた。ノーマイクでオーケストラ付きだから音響的にはまったく僕の好み。セリフが日本語で歌になると原語(仏)というのも気に入ったし、あれこれ感想を持ちながら楽しめた。ほぼ満員の客席はやや身内受けの嫌いあり。ブラボー、ブラビ(ブラビシモの略か。そもそもブラビシモっていう言葉があるのか)が5分に一度は飛び交う。まぁそういうことは本場でもあるのだろうけど、、、どうでしょう?
6月15日(金) 浜松ジャズウイーク ジャズ講座 ビ・バップ研究
この何年か飛鳥とかぶって休んでいた浜松。判りやすい入り口講座がウリだったのだが敢えて突っ込んで喋ってみたら以外に好評だった。大坂の“フレーズ自体がビ・バップ、という擬音語になるのだ。ドゥワップはドゥワップと聞こえるように”というのが収穫。

打ち上げは個人宅パーティ。僕の理想としていたような広さとインテリアのリビングダイニングでおいしくいただいた。
6月16日(土) 山下マキ 名古屋 スイング
久々のスイング。ママがまったく変わらず綺麗なのに驚く。ベースの多胡一博君の父上は往年のバンドマン。昔のバンドマン逸話に花が咲いて楽しく飲むのが本番前。いいのか?これでいいのだ。ドラムの砂掛(サカケ)ゆうしろう君は思い切りもよくタイコの発音もきれいで有望株。力也のように素足でたたくところもなんだか可愛げがある。ブルーノートでバイトしているとのこと。

引っ越した“ランプ”が近くにあるというので訪ねる。広く居心地のよい空間。料理が相変わらず上手。“今度ソロで”というのは余計。やらん、ちゅうとる。昔、伝兵衛の伴奏だと思って来てみたら“佐山・和田スペシャルセッション”になってたし。そういえばマキちゃんのお手伝いで来たつもりの今日の看板も佐山デイみたいに書いてあったし。悪意や利用ではなくて敬意のつもりなのか、名古屋人というのは。ま、あまり考えてないんだろう。
6月17日(日) 山下マキ 名古屋 スイング
今日はドラムがくろだあつしさん。やや、ゆれはあるものの歌心溢れるドラミング。歌や歌詞に注意深く反応してたたいてくれるのでとても親密なアンサンブルになる。
譜面を追いかけるうちに目が少々痛む。

9月の名音教授の時に再セッションを約し、ラブリーに河岸を変えて内容の打ち合わせと称する飲み会。ミティークがうまい。これでいいのだ。
6月18日(月) DUSTリハーサル
21日に新作をレコーディングするというのでリハーサル。昨日入手したスガシカオに感激している体。ひさびさのユルサについていけず。
伝兵衛のことはさておき、沼沢尚や森俊之それに松原秀樹などのリズム隊に対する憧れや応援、スガシカオのステージを羨ましがったりしながらも日本のミュージックシーンもまだまだ楽しめる、などとぐだぐだ考えながらも、腰は動きながらも、何か釈然としないものを感じていた理由が突然わかった。
6月19日(火) 国立音楽大学 レッスン&セッション
今日は講義ではなく個人レッスン。音大の先生っぽい。気に病んでいたほどひどくはなかった。それどころか個別にアドバイスできるのは教え方としてラクではあるナ。でもそれだけ、そのことで彼または彼女が何かになったり何かをつかむとは思えない。こうあってほしい、こうなってほしい、と他人様に熱望できるような優しくて強い人が先生になれるんだろう。僕は自分に忙しい。講義をすることに、そしてそのための研究をすることに慣れてみると講義を受け持つことを自分の成長につなげる回路を見出したように、個人授業もやがては何か楽しいことになる日が来るのかもしれない。続けばネ。
6月20日(水) 国立音楽大学 前期 第7回 ハードバップ
クリフォード・ブラウンのビ・バップを推し進めた形から、ホレス・シルバーのブルーノートやエイトビートの導入からジャズメッセンジャーズによる開花までをレコードと実演を通して解説。直前に浜松の体験もあり、スムースに説明できたはず。

田崎君という教育科の生徒が宿題作りを手伝ってくれて嬉。みなそれぞれに積極的でいい生徒たちである。
授業後生徒より“ファンキーとファンク”の違いについて質問あり。話の間中JBを思い起こしては???となっていたそうである。可愛い、と言ってる場合ではない、以後留意すべし。
6月21日(木) DUST レコーディング フリースタジオ平塚
石井がよくなっている。石井・伝兵衛のアンサンブルが独特の世界に達しつつあるようだ。多少の不安を抱えつつスタジオ入りしたが、落ち着いて丁寧にできた。五曲の予定が石井の、せめて6曲という提案で、DUSTのテーマを追加。また歌ってしまった。
6月23日(土) 大阪前日入り 同窓会打ち合わせ
11日10日に若草中学校50周年のお誘いに応じた。セレモニーのあとはクラス会もあるというので楽しみ。今日はその打ち合わせで、ブラバン(ブラスバンド)でも一緒だった小川君とソフトボールブキャプテンだった松岡さん。細川君の奥さんになった人、そして前教頭(僕たちが卒業してから)。この教頭先生今は退職してフリーランスの音楽講師。国立音楽大学の教育家を出ていて現在国音音同調会の大阪支部長。ジャズ科を応援するように頼んだ。

それはともかく話していると大勢の名前と顔が後からあとからよく出てくるものだ。

解散後小川君と二人でワインバー。ボトルを頼むと一升瓶ほどのものが出てきてたじろいだが、お勘定の時に飲んだ分だけ計って料金を取るのであった。良心的。
6月24日(日) ローランド講師 大阪駅前第二ビル2F
同じフロアにササヤ書店発見。狭いながらも素晴らしい品揃えとレイアウト。プーランクのバイオリンソナタもヘ調のコンチェルトもあった。ビル自体は日曜日で閑散としているのにぽつりぽつりと客足が止まらない。専門店かくあるべし。
授業内容は東京と同じ。反応は大阪のほうがやや上。
6月25日(月) プリズムリハーサル 日暮里ファンカホリックスタジオ
僕が参加していた30年前からスタッフでいる下(シモ)君の作ったスタジオ。
7月の30周年DVD収録ライブのリハ。渡辺健の不参加は寂しいが久米大作、中村哲らとのセッションは楽しみ。今日はパーカッションのオバヲ君を加えてのクインテット編成のリハーサル。カーマ、フルムーン、アップサイドダウンの3曲を軽く合わせて終わり。アップサイドダウンが楽しい。ジャズバンドでできないか、と譜面を作り直してみる。バンド練習しなければアンサンブルにならない曲というのは練習すれば成立する曲、と言えないだろうか。ビ・バップをはじめとしてジャズはバンド練習によっていいジャズになることはあまりないように思う。ジャズバンドのステージ中2〜3曲バンド練習の成果のようなレパートリィを入れると全体がぐっとしまるんじゃなかろうか。

中村哲に森俊之君の事を聞くと、清水信行が業界に連れて来たのだそうだ。才能は勿論だがどんなスジと繋がって誰とめぐり合うかというのはやはり大きいようだ。考えに考えて、サンプラーを打ち込んで、作りこんで完成させるタイプだとのこと。だから、思いも寄らぬ場所に連れて行ってくれる、ということはない。だからこそ“あの”知っている所へは必ず一緒にいけるんだろうな。
6月26日(火) プリズムリハーサル 日暮里ファンカホリックスタジオ
今日は新沢・久米の二人も顔を合わせ、深町さんから借りたキーボード(ヤマハの最新機種)を新沢が調整するという贅沢をさせてもらう。

久米が参加する“トルネード”を中村哲と聞きながら“すごすぎて、こいつらバカだ”と笑う。
6月27日(水)
夢二種
○親戚とおぼしき赤ちゃん(女性)とその父親と居間で遊んでいる。彼らは何故か西洋人。レールを苦労して組み立て、電車と思いきやミニカーを走らせて思いのほかスピードが出る。そこはすぐ海でA社の飛行機が海面すれすれに怪しい動きをするかとみるや急上昇してのち墜落。
>>>海辺で隠居して孫と楽しく、という願望とそれは叶わぬというお告げか?早急な夢判断は現実をも狂わせるというから不如不考。

○ 見知った建物の中。こんな場所もありしやと思ううちに女人など現れて楽しく語らう。それを見ている別の自分。意識としては自分自身であるこちらが見るに彼のほうは居の空間であり、彼は明るい空間にいるつもりが客観的には闇の中にうかんだ仄かな薄明中の出来事。しかし妖怪どもに害意はなく、たまには現世(うつつよ)のものと一刻(ひととき)を過ごしたいのみ。誑かされている者を自分でなく(あろうことか)松山修に置き換えて、こんな夢を見たものだと、裸をまさぐりながら寝物語をしている、、、までが夢。

国立音楽大学 前期 第8回 ベースライン研究
今週末の特別授業の予習も兼ねてベースラインの研究を。
サッチモ:セントルイスブルース
カウント・ベイシー:ワン・オクロック・ジャンプ
デューク・エリントン:Take The “A” Train
レッド・ガ−ランド(ポール・チェンバース):C Jam Blues
オスカー・ピーターソン(レイ・ブラウン):C Jam Blues
6月28日(木) 南佳孝 目黒ブルースアレイ
バカボン鈴木(B)
鶴谷智生(Ds)
村田陽一(Tb)

村田とは久しぶり。音が太く、プレイに存在感が力強い。リハーサルあとにそのことを言うと、鍛えているとのことで、二の腕、腹筋など逞しい。
このところスガシカオのライブDVDにはまっていて、沼沢尚にきゃぁきゃぁ言っているのだが、そういう耳の訓練もあったのか、鶴谷智生のドラムのよさが身にしみる。
6月29日(金) 授業打ち合わせ
明日は補講日の3時間ブロックを利用して、大坂昌彦、井上陽介を迎えての特別授業。僕が知りたかったリズムセクションの変遷。グラデーションしているのか突然変異の連続なのか、そのあたりを生徒に伝えたいのだが、その前に座談を通じて考察しようと。前日である今日にランチパーティを催してワインを飲みながら4時間ほど喋る。その中で概ね見えてきた。二人の知識と体験の深さからの洞察と、それをすり合わせることで納得することが多く、有意義だった。
6月30日(土) 国立音楽大学特別講義 リズムセクションの変遷
履修生以外の聴講が多いことを期待していたのだが、学校全体の補講日なので思ったほどは集まらなかった。しかし30人ほどの学生たちにはとてもいい授業だったはず。

テープを起こしてプリントないし小冊子にする予定。相当な手間と時間がかかるので誰かに頼みたいところだが、テクニカルタームも多いし僕自身が身にしみさせたいので頑張るつもり。今年いっぱいくらいのゆるやかな宿題にしよう。

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2007年