競馬最強の法則 競馬で立派に妻子を養う男 木下健の方法 |
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1999・4月号 第4回 デジタル理論編:T 「レベルの高いレースの驚くべき威力 単勝万馬券もあっさりGET!」
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デジタル部分の紹介をする前に、先月号に掲載した「レベルの高いレース」の出走馬が続々と穴をあけているので、まずこれについて述べておこう。表@をご覧いただきたい。
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表@ 先月号で掲載した「レベルの高いレース」の出走馬のその後(連対した馬のみ)
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あまりに凄いので、この点について木下の感想を聞いてみたところ、こんな答えが返ってきた。
「デジタル+アナログで出た指数によって馬券を買うの通常の私の馬券戦略ですが、レベルの高いレース出走馬については、指数を度外視して馬券を買い成功しています。かなりの穴馬でも平気で馬券が買えるので、やはりレベルの高いレース出走馬は注意してほしいですわ。なぜ走るかというと、もちろんレベルが高いので着順が下の馬でも能力が高いということが最大要因ですが、厳しい競馬を経験した馬が変わってくるという点も見逃せんのやないかと思ってます。厳しいレースだった証拠に、このあとなかなか出てきよらへん馬がおるんですわ。そういう馬は反動が出たと思って間違いないでしょうね。」
こうなるとワクワクだ。今回も原稿締め切り直前の「レベルの高いレース」を掲載したので、ぜひチェックして欲しい(表A)
なお、「レベルの高いレース」出走馬は、次走だけでなく2戦目、3戦目でも好走しているケースが多い。1度凡走しても、あきらめずに次ぎも狙っておきたい。
また、インターネットをご覧になれる方は、「木下健のホームページ」においてリアルタイムでレベルの高いレースがチェックできる。これも必見である。アドレス等は次項のコラムを参照していただきたい。 |
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![]() ※表@でその威力はおわかりいただけるだろう。新聞の馬柱で、これらのレースで“負けた馬”が出てきたら要注意。着順悪くても迷わず買ってみたい。
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木下が「すぐにレースを忘れてしまう」理由 木下に話を聞いてて面白いことを発見した。ビデオを見ながらだと、非常に鋭くレースについて評価を下すのだが、そうでないときは、つい最近のレースでもほとんど覚えていない。ときには、1着馬の馬名さえも出てこなかったりする。 これはなぜか。木下はJRAで行われる全てのレースを繰り返し見て、これまでに紹介してきた「アナログ部分」=走馬術による能力評価を行っている。しかし、その能力評価については、すべてパソコンに入力しているから、覚えておく必要が無いのである。毎週毎週72レースを覚えていたらキリがない。能力評価を終えたら、パソコンに入力し、すべて忘れてしまったほうが次週の競馬に打ち込めるのだと思われる。 パソコンはご存知のように、膨大なデーターを記録しておくには最も適した道具である。木下のように毎週72レースを分析する馬券生活者にとっては、なくてはならない道具だといえるだろう。木下は、この「パソコン」でデジタル部分のデーターを算出し、それに、走馬術によるアナログの「補正」を加える方法で、年収800万円の多大な利益をあげてきた。パソコンは高い、難しい、などという話もよく聞くが、木下にとってみれば、そのくらいの投資や努力を怠っては馬券生活などできないよ、というところか。 というわけで、今回から木下の馬券術の「デジタル部分」をいよいよ紹介しよう。 |
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初公開!「木下式タイム理論」の秘密 木下健のデジタル部分の指数は、ズバリ「西田式スピード指数」をベースにしたものとなっている。 西田式スピード指数とは、ご存知の方も多いだろうが、本紙で数年前に連載されて大反響を呼んだ理論である。単行本「驚異!西田式スピード指数」(KKベストセラーズ)は大ヒットした。今も熱狂的なファンは多く、数万人がこの理論を元に馬券を買っているとされる。木下もまた、この理論に感銘を受けた一人であった。 この理論に出会ってから、木下は本気で「競馬で食えるんやないか」と思い始めた。それほど、次々に馬券を的中させ、儲けたのである。その後パソコンを購入し、西田式スピード指数計算ソフト「スーパーパドック」を買って、指数も非常に楽に計算出来るようになった。だが、やがて、それだけでは飽き足らなくなってしまった。 そして、木下は「レースを見る」作業を始めた。やがて「スーパーパドック」こそ使うものの、指数の算出方法をかなり自分なりに変更してしまい、また、これまで述べてきた「アナログ部分」走馬術による補正を行って、まったく独自の指数を出すようになったわけである。 |
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表B西田式スピード指数=(基準タイム−走破タイム)×距離指数±馬場指数±(負担重量−55kg)×2+80 |
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スピード指数なのに基準タイムがいらない? では、その「西田式スピード指数」と「木下式指数」の違いを具体的に述べておこう。まず、西田式スピード指数の計算方法は、上の表Bの通りである(「驚異!西田式スピード指数」より)。 ここで、基準タイムは、競馬場別・トラック別・距離別に設定されていて、1年に1度見直しが行われている。距離指数は一定であり、馬場指数は開催日ごとに競馬場別・トラック別に設定される。馬場状態が1日のうちに急変した場合は、レースごとに設定されることもある(仮馬場指数)。 さて、木下は、この算出式のうち何をどう変えてしまったのか。 西田式馬場指数の「馬場指数」は、基本的に全馬が同じ馬場を走ったものと見なすため、最低でもレース単位で設定されている。ところが、木下の場合、全レースをチェックしているから、1頭ごとに「走った馬場が」わかる。昨年秋の福島のように、内外で馬場が違う場合など、1頭ごとに通った馬場を確認し、馬場指数に多少の増減を加えている。さらに、これまでこの連載で述べてきた「不利やコースロス、騎手のミス、ストレス、ペースの違い」といったアナログ部分の増減も1頭ごとに馬場指数で行っている。ハッキリ言って、相当なこだわりである。恐らく、西田式に限らず、スピード指数系タイム理論を使っている人なら誰もが、「そこまでやるか!」と叫ぶだろう。 もはや、こうなると完全に「木下式」と呼んで差し支えないだろう。なお、木下は現状の西田式スピード指数をベースにした指数から、さらに発展させて完全に「木下式」と呼べるタイム理論の計算式を現在考慮中とのこと。これが完成するのが待ち遠しい。 木下はこう言う。全国のソフト作者のみなさん、我こそはと思われる方は、立候補してみてはいかがだろうか。メールアドレスは、下のホームページで見ることが出来る。 |
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パソコンがあればあなたも木下の予想が見れる! さて木下の方法のデジタル部分の理論について説明した。おわかりいただけただろうか。なお、すでに触れたように、木下の方法については、彼のホームページで概要がわかる。デジタル+アナログを数字にした「指数」は有料だが、これは「経費と労力だけでいい」ということで、4週間分(期間中の関東、関西全レースとローカルの特別全レース〔現在はローカルも全レース〕)2500円という安価で入手可能だ。また、レベルの高いレースを走った馬などの特注馬については、掲示板にて無料で公開されている。とりあえず、インターネットに接続出来る人は、見に行ってみてはいかがだろうか。アドレスは下の通りである。 ところで、連載は、まだまだ終わらない。次回は、デジタル+アナログの「指数」を実際に出して、個別のレースについて、木下式走馬術&タイム理論ではどんなレースが取れるのか、解説していきたいと考える。木下が診断したG1直前レース情報などもお楽しみに。 |
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![]() ●木下の予想が見れるHP これは木下の友人が運営しているもので、一応有料だが営利目的ではないとのこと。 |
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【京成杯】1/17
ゲートオープンから1コーナー通過までを見ると、好位置でレースをしたい馬が揃っていたレースに見受けられます。結局位置取りが落ち着いた後も先団、中団、後方と横に4頭ほど並んだまま短い隊列が出来上がって比較的緩い流れになりましたから、ストレスを感じた馬も相当多いはずです。また、外を回った馬は終始外を回ってきましたから、距離的なロスもかなりあったでしょう。後々変わる馬が出てきてもおかしくないレースだと感じますが、過大評価はどうでしょうか。
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