Evangelion Genesis y:x 更新日誌(1998 年 5 月)


5 月 31 日。
ここしばらく増えていた SPAM MAIL に混じったある一通のメール。
quoted-printable encoding でまるで読めなかったので、普通なら そのままゴミ箱行きである。 ふと上から数行のところが読めて、ローマ字で「英語ですいません」とあった。

日本語部分が正常動作する自信がないか、 あるいは相手の環境が日本語に対応していないかもしれないときに 私もやる日本語英語混合メール(パラグラフごとに両方書く)であるらしい。
SPAM MAIL 出すバカがそんな手間暇かけるはずはないので、 quoted-printable を解読、やっぱりおもいっきり化けてたので これは例によって例のごとく charset ミスだろうというので charset を SHIFT JIS として解読に成功せり。
どーせ Outlook だろうと思ったら Eudora 発信だった。おいおい Eudora ならちゃんと設定せい、と思えば、なんだこれ、日本国内発信でないような。 しょうがないかな。

内容 ──。いやまあ、いいんだけどね、... 「センチメンタルグラフティ」って こんなもん出回ってたのか.... それは link 集の回覧だった。 ちなみに私んとこも入っていて、

http://www.asahi-net.or.jp/~bg3k-ysd/ss/index.html
[JIS][Links][SJ TV][Short stories]
Comment: SJ TV info and serifu.
Plus: Dai Undoukai, EVA, Kodocha
となっていた。いちおうキーワードもきっちり入っていて、 リンク集として使いやすそうである。 ありがたく頂戴したが、いくつかたどってみると、 「まだリンク禁止」とか link free 宣言のないのがあるなあ。 メールによるリンク回覧って、リンクじゃないんだろうか。 うーむ、こんな方法で回覧されてるものがあるとは思わなんだ。
ちなみに私の ss/index.html も まだどこにも link 希望は出していない、建設中のつもりだから。 でも copyright.html からするに link free 宣言したも同然のことになってるので、ま、しょうがないやな。

どこぞで MkLinux (Mac 用 linux) と格闘している様子が日記に出ている。 なにやら苦労が続いているようだ。 確かに linux ファミリの中でも MkLinux だけ install の癖が強かったと思ったので、 しゃーないかもな ....

更新日誌部分。
センチメンタルジャーニー 1 話の音声 を ver 0.8 として、最終版とする。 これ以上のドイツ語の書き取りは私には無理でございますぅ。


5 月 30 日。
SPAM メールで sendmail が死亡、ネームサーバまで巻き込まれ、zombie と化していた。塵と消えたメールはたぶんない筈だがさだかにあらず、 次いで airnet.ne.jp からのニュース流出事故、 直ちに airnet.ne.jp 発の NetNews をシャットアウト。

まったく、かなわんな ....


5 月 28 日。
実験的にローカルのホームページのコピーの構成をいじったところ間違って 更新日誌の中の URL までいじってしまったために、そのまんま本物の方も 変えねばならないはめになった。そんな訳で <a href=> があっても その link 先がないところがまだところどころにある。

センチメンタルジャーニー第 8 話。
──。夕食に食べたサンマルコのガーリックパンは絶品だった。 同席者の言葉によればワインジュースも美味しかったそうだ。 もっともメインのタンシチューは風味も味付けも赤点だった。 おなじく同席者の言葉によれば、前菜のスズキ、2 日くらい水槽の底に沈んでいたようだ とのことだからその内容、推して知るべし。
ぜんぜん関係ないけどウエイトレスの教育が悪すぎる店は、 たとえロイヤルミルクティーが絶品でも行きつけの場所なんかにするもんじゃないと思う。

さて、この話は書いてて長くなったことでもあり、最初に褒めておこう。
話の出来はすごく良かった。若干カリカチュア気味なのが鼻についたけど 期待レベルの低い偶数話としてでなく、奇数話とも互角はったなあ。 見る前は録画に失敗してても後悔しないくらいのつもりだったんだけど。
「理由」の匙加減もなかなか微妙なところに持って来ていてさすがに神経使ってたかな。 理由をこれ以上弱くすると嫌味だし、強くすると話がつまらなくなる。 田崎と明日香のパワーバランスが単調でいい加減だったのとは好対照、とはいえ力の掛け方は これが正しいと思う。 田崎が明日香のデータを持っていかなかったというのがネタ振りになってるとは気付かなかったし、 丁寧だった。

絵も使い回しが多かったけど、要所要所はちゃんと動いてたし、って、あーでも 一瞬でいいから映画館での明日香の感情表現(握りしめた手がさらにぎゅっとなる等 ← それしか思いつかんのか^_^;) が欲しかったかも。静止画アップも良いけど。 「言い訳はしません」明日香の(動いてる)表情との対照のために。
イメージ画のドレスは馬子にも衣装な感じであまり似合ってなかった(奇麗ではあった)のに、 ディナーん時の服装がきっちり似合ってたというのも内面の表現の観点から二重丸。
田崎が芸能世界に身を置いてる割にはあの方言(!)に耐性がないというのはちと嘘すぎるし、 「もうこんな時間か」と言うならちゃんと送ってってやれよ、 とか田崎氏には言いたいことが一杯あるけど、まあ、いいや。 あの明日香に、いっちゃん難しいとっさの error handling まで叩きこんだんだから その苦労は想像を絶するものがある。 お仕事、最初は適性ないかと思ってたくらいだけど気合い入ってるねぇ。
脇役さんも安定していた。イマイチ沖の心根がよく分からん ... てっきり 田崎の引き抜きでもするのかと思ったけど同じプロダクションに所属してるし、 なんだろな、というところはあるんだけど。島津冴子さん、いい役所もってった。

ま、でも、こういうストーリー骨格は嫌いかも ── だけでは身も蓋も理も論も無いが、 良いとか悪いとかいう見掛けだけでも客観的な判断をしたのでなく、 emotional な気分として「嫌い」というのはつまり、人を賭け事の対象にするなよ、 ってことなんだけど、実際に人を賭け事の対象にしてもあまり怒らないけど むしろフィクションでやられると私は怒る。
それは「物語」が守るべき良心としての問題から。 例えば『聖者の行進』は扱った問題意識そのものが そのものだっただけに、多かった虐待シーンもなんとも思わないけど、 こっちは単なる導入としてしか使わなかった(それが本家 "My Fair Lady" と大きく異なるところ)し、 安易すぎる。
それと、もうひとつ嫌だったことがあった。 それは A パートラスト、田崎が椅子を蹴飛ばして、倒れた椅子を大写しにして CM に入ったこと。CM を早送りしている間、ものすごく気分が悪かった。 確かに B パートに入ってみれば B 冒頭のエピソードとの間にはあるていどの(視聴者の主観的な)時間を置きたかったんだな、 ということが分かる。 分かるが初見ではそんなもん斟酌しようがないんである。 蹴飛ばす動作はともかく、 わざわざ大写しにして見ている人の頭ん中にそれを強調しなくてもよかろうに、ったく。

ラストのネタバレ会話はイマイチ、とくに沖に説明させるときに、 間とかイントネーションとか、もちっと丁寧に演出してほしい。せっかくの絵なんだから。 その後の失敗するタイミングもけっこ変わっていて、 ふつーの定石より 0.5 秒くらい早いかんじで話の趣まで変わってみえたのは、 演出上、本意だったか不本意だったか。んー、なかなか難しいとこかな。

エンディングの絵、3 話以来ひさしぶりにシャッフルがほとんどなかった。 どういう意味があるのかしらないけど、タイムシーケンスに自負があったのかな? とそこまで 邪推せんでもええか。
予告。金沢といえば兼六園、パンフに出て来る角度というのがなんとも ...

恒例の突っ込みとして初見で気付いたのは 2 点、そのうちのひとつなんぞ。
明日香が住んでるのは名刺にあった神奈川区ではありえない。 あの位置だと、西区、保土ヶ谷区もしかすると中区、 しかしたぶん西区でないとああいう角度でタワーを見ることはできないと思う。 実際、朝の日差しの描き方からは西区を想像させていた。
東京地区オンリの放送で近場の横浜描いてこーゆー手抜きはいかんだろう。

「ノー、プロブレム!」
「──。 そんな英語知ってるのか?」

更新日記部分。
『センチメンタルジャーニー』関連を eva/novel 階層から追い出し、ss 階層を作成。


5 月 26 日。
買った本のうち 2 冊ほど。
FNECMC 編纂 『MS-DOS 版 Mobile Gear バイブル』 ソフトバンク, 1998.
中身は題名通り。ASCII の連載で見たような文が並んでることもあるなあ。 「本が出るころには obsolute」の格言にも漏れず、 個人的には Mobile Gear の UNIX 化 に食指が伸びつつあったりもするけど、まだ DOS 化 Mobile Gear も現役ということで購入。 シリアルマウスが NEC のシリアル変換ケーブルの先につけられることが分かった という一点は嬉しかったかもしれない。 これならそのうち X Window が動くようになるんだろう。

『Linux Japan 7 月号』 Laser 5.
"Linux Journal Japan" がこの号から隔月刊、雑誌化。それはめでたいのだが、...
前号が "Linux Japan vol. 7", 今号が "Linux Japan 1998, 7." というのは 何なんだろうなあ?
この号は付録の XFree 3.3.2 と Netscape 5.0 のソースが目当てで買った。 本文は前号のがよっぽど面白かったかもしれない。特集記事のレベルが浅すぎる、 もちっとなんとかしてくれい。
この号は非常に重大なミス、というか何というか、xxx がある。 公知したいのは分からんでもないが、 そういうコトは口にしないもんだと思うぞ。ものすごく面倒くさいじゃないか。
5 月 25 日。
本の山を整理してたら出て来た本。
星新一 『夜明けあと』 新潮社, 1996.
いうところの星新一の短篇集ではない
1858 年から 1912 年までの 星新一の父親(星一)の日記と、 そのころの事実を 1, 2 行ずつくらいの単位で書き並べただけのような本だけど、 なまじな小説より「事実」という迫力と日記のナマナマしさというのが なんか妙な調和だったりして。 事実の方は「事実」として星新一の手が入ってる訳ないけど、その選び方並べ方はねー 星新一かな、と思う。単なる SS 書きでない上手さといったものが透けて見えて好き、 つーか、星新一の短篇は量産な雰囲気で、気分が乗るのはあんまりなかった。

一昨日つらつらと拾ったセングラ系 SS を拾い読み。
やっぱ 「彼」が現在の時間に出て来るのは 『センジャー』(もちっとましな略称ないのかよ...)で はまった人にとっては違和感あるなあ。

MP3 player の Tk3play の使い辛さに腹を立て、 MIDI player の TkMidity に懸案になっていた PlayList Editor を付ける。
因果関係はほとんどないように見えるけど、実際、ほとんどないな。 単に遣り場の無い怒りを中身の分かってる MIDI player にぶつけただけだから ...
Human-Computer-Interface の細部を自前で書きかえた TkMidity と出来合いの interface の Tk3play を比べちゃいかんのだけど、Tk3play の細部をいじるくらいなら TkMidity に MP3 も WAV も演奏できるようにした方が建設的ということで 始まったプロジェクトの一環ではあった。
非常に些細なレベルではあるけど、ソフトウエアの肥満化というのはこうして始まるのだな。


5 月 24 日。
21 日に宣うてたことのわりには センチメンタルジャーニー第 7 話の音声 を起こした。 21 日の文が実際の感想より悪すぎることの罪滅ぼし。 奇数話へは期待と要求水準が高いもんで、つい。
この関連でもう一度 7 話を見直したところ、 生徒手帳の日付と地学準備室のカレンダーからするに、「今年」は 1996 年らしい。 1987 年 10 月のカレンダーを 1990 年 10 月 まで後生大事に机の上においとくんじゃない > るりか。
これだと 2 年ずれて、「彼」はぜんぶ同一人物の可能性がある、ちっ
── つーか、作画ミスはあれど設定はしっかりしているということなんだろうな。

あー、 なんかすっかりアニメづくしになってるな ... 出すまでいかないもんばっかしやしな...


5 月 22 日。
アニメ散見、その四。
切ろうかなと呟いたとたんにキレの良くなったアウトロースター、
褒めたとたんにへたったトライガン、
話が進まんと嘆いたとたんに話が進むエイトロン。
いやいいけどね、別に。

「ちゃっちゃと〜する」のこと。
名古屋に住んだことのない私も使っている(日誌 10/1) し、万が一、標準語ではないにしても共通語だろうというので辞典をみっつよっつ引く。 江戸時代に入るまでにすでに青森から和歌山まで分布している表現ということのようで、 現代の人が使ったからといって名古屋弁とはいえない、ということとなった。 そもそも出自は静岡のような雰囲気だけどこれ以上は図書館に籠るでもしないと分からない。
江戸山の手方言に上方の言葉を採り入れて出来たのが標準語というなら、 すでに標準語のうちに入るわな。
── 内容的に余計なお世話ではあるけれども。

言葉に関して色々と意欲的なところのある『センチメンタルジャーニー』なれど、 ちょっち空回りしてるかなあ。標準語人なら不満なくても現地語人からすると不満たらたら になるような。いままで誰も手をつけなかったところだけあってなかなか難しいんだろうけれども。 横浜、仙台、札幌は標準語でいいとして、難物の青森(東北方言)や金沢(北陸方言) はどうしてくるかな?

前回のセンチメンタルジャーニーの放送ん時に出てきたホームページ <http://www.senti-j.com/> からリンクを辿ってストーリーレビューやってるページを発見、ということで リンクを追加。


5 月 21 日。
今月に入って断続的に続いている本の整理の 3 日目。 今月に入って本棚の幅は 4m ほど大きくなったはずだが床に散らばる本の量が ちっとも減らないのは何故だ。 1993 年あたりの天文年鑑まで残したりするからだ、と言われれば一言もないけど、 つい最近、参照したばっかだし昔の方言の雑誌も今さっき参照したし、ねぇ、見返す可能性が あったら捨てらんない。

聴かないだろうなと昨日ほざいていた MP3, 夜通し encode かけっぱなしにして 10 曲ほど 作って聴いていたりする。 MIDI と違って envelope やら vocal やら遥かに自然なもんで、同じ曲が MIDI と MP3 にあると ついつい MP3 で聴いてしまう。
うーむ、こないだハードディスク増設したばっかなのに 1 曲 6 M bytes(@256kbps) のペースで ディスクに突っ込んでったらすぐに一杯になるやんか ...
ところで、18 日 に CD から吸い上げてみたのは、 ふと 神笠さん家 の 4/20 の日記の MP3 の話が頭に思い浮かんだからだ、というコトを いまさらだけど記しておく。なんか妙に楽しそうだった。うん。

センチメンタルジャーニー第 7 話。
まず方言のこと。
若干、ヤな雰囲気だったんだよなー、というのが先週の予告を見てからの予感。 標準語人と現地語人の会話の中で方言の単語の差などが会話に出て来ることは 実際にはめったにないことだと思うんだけど、予告の僅かな時間の中にまで方言の解説を 押し込んだセンスだとさぞかし本編は... と思った通りになっていた。
言葉の差を思い知った時のインパクトはそれなりに大きく、体験として印象に残るので しょっちゅうあるように感じるのかもしれないけど、 言葉の違いをそれと指摘することは感覚的にもややうざったいし、下手すると礼儀に反したりして、 それと気付いても口をついて出て来るものではないと思う。

喋り口も、拗音(連母音)が目立ち母音が 6 つある名古屋弁、 というイメージに一所懸命あわせた関西弁で少し変かな。 イントネーションは抜け気味で夏穂の強め気味の大阪弁より普段のに近いかもしれないけど、 芝居みたいな作り気味の語り口はきっと喋ってて疲れたにちがいない、
── と偉そうなコトを書いているけど、名古屋方言は識別できるほど知らない。 「センチメンタルジャーニー」に出てくる 12 都市中、青森市に次いで総滞在日数の短い街なもんで。
で、その短い時間の間に「なごすい」こと名古屋水族館も覗いたりしたのだけど、 アニメでは目玉なお部屋ばっかり描いていたあたりが観光ガイドだな、と思うものである。
しゃちまる君は.... そーか、やっぱ名古屋人的には恥ずかしいか、まあ、そーだろーな ....

絵は止まっていた先週の予告に比べればマシだったが、それでも絵が荒い。 ツヤな髪の絵なのに、回想では初期ガンダムなみのベタ髪で違和感があった。 観覧車は地震か? とでもいうほどぶれてるし。 次回の星野明日香の予告も見事に止まってたから、ハードなんだろうな。

ただ、気合い入れるべきコマは手加減抜きに仕上がってて、たとえば名古屋水族館の水中遊歩道の きらめきの反射は奇麗だった。 奇麗すぎてるりかの悩みごとの方に神経が回らなかったほど :-) ラスト見上げた空の星は夏の大三角付近で、明るい星の配置はそれなりにそれなりだったし、 時刻的にも高度的にもあってる(方角は間違ってる)。 誰もそんなとこまで見てないとかいうんはまた別の話として。
それに関連して、季節表現がよく分からなかった。 るりかも昌宏もかなりの厚着でうろついている。 他の通行人も今中香澄を除いてみんな長袖。コンビニの制服は半袖で衣替えの後だし、 アイスクリーム屋が出てるし、 ラストの はくちょう座と こと座の位置関係からして 7 月下旬だと思うんだけど。

演出はメリハリがつきすぎてやや煩い(こういうのって前回からだな)。 まるで時代劇といっていいほど分かりやす過ぎるネタふり。 わざわざ生徒手帳をスローで強調表現しなくてもいい。化石の前で呆然とする るりかとのバランスが無茶苦茶。
シナリオも今少しキレが悪かった。
話の骨格を背後でささえる双子の兄の描写、よくできてるけどもう一押し欲しい。 CV に石田彰つぎこんだことでもあるし。

代わりをせねばならなくなった電話の後、翌日になるまでにあの兄妹は少なくとも一回は 顔をあわせたはず(鍵をあけるため)なので、その時にるりかが昌宏に八つ当たりするにせよ、 事情を説明したにせよ、どちらにしてもなんらかのネゴシエーションがあった筈。 となると翌日、るりかと昌宏が顔を会わせた時に昌宏が提案し、るりかが謝る格好になることはない。 ここでるりかが謝るということは前日、昌宏に一方的に押し切られたということで、 これは二人の力関係がかなり昌宏側に寄っているということを意味する。
という訳で、この二人、年子だと思ってしまった(2 才以上離れていないのは明らか。 るりかが 5 年生の時に昌宏がまだ小学生だったから)けど、そう思った人は少なくないはずだ。
そして昌宏側にパワーバランスを寄せてしまうと彼を悪者にできるので 「どーしてこうなっちゃったんだろう」というるりかの悩みが浅くなってしまう。

もう一つは、午後 2 時半にるりかが昌宏に電話し、その電話を切った後。 昌宏の「彼女」は一体どこにいるんだろう。ウソついてごまかしていることになっているから 昌宏の見えるところには居ないはずなのに、すぐに「やあまいった、込んでて...」という言葉は 誰に向けたものか? 目の前に「彼女」が居ないのなら、頭の切替えが速すぎて 無責任にみえるし、目の前にいるなら電話の会話が変。

変といえば、そもそもこの兄妹、かなり身長が違う。これでスワップって たいてい一発でバレるんでないかい? つーても、 この二人日常的にスワップしまくってたようだなあ、 違うサイズの同じ服をすぐに用意できるあたり。
名古屋は良く知らないので気付いたバグは少なく、るりかが 5 年生ん時のクラスは 2 組のはずなのに 3 組の日直をやってるような描写、 山本家のクーラーのサイズがちょっち大きめ、 はくちょう座の方角が正しいとすると山本家のベランダは北西を向いている、 あ、でも冒頭の描写ではベランダはちゃんと南向いてたな ... ということくらい。

「なんだってそれ、そんなんありか? ふつう?」
「知らんけど、ま、面白かった」
「‥‥ お前に心で誓われたあいつ、呆れとるぞ、きっと」
奇数話にしてはイマイチやったので、別ファイルのセリフ起こしは無し。抜き書きのみ。
ところで「ちゃっちゃと〜する」って愛知方言由来なのか? そういえばそういう風な気もするけど。

余談、蛇足。
回想で 10 月 1 日が木曜だったからこの年は 1992 年、それから 6 年だから 舞台は 1998 年 7 月。1992 年に「彼」は小学 5 年生だったので 1992 年に中学 1 - 2 年生だった 3 話の「彼」とは別人であることが確定する。
1 話でも 2 - 3 年の自由度があるものの、 描かれていないことを出来るだけ自然に解釈すると 1 話の「彼」も 7 話の「彼」と違う人物である。 遠藤晶のパスポートは 1996 年 11 月発行、話も晩秋のつもりらしいので 多分「今年」は 1996 年、 この年は 7 話の「彼」はまだ中学生である(1 話の「彼」は高校生になっている筈)。


5 月 20 日。
そのまた昨日のつづき。
MPEG-I layer III のように ISO で仕様が公開されている場合、 かならず sample source が存在するはず(でないと出来不出来に関して机上の空論)でありまして... というところで ISO の original source 発見。 ついでに8Hz に ISO の code を improve したらしい free の encoder を発見。
8Hz とは名前が怪しすぎて、8kbps じゃ聴く気にならんぞ、と一度すどおりした記憶がないでもない .... もちろん実際はそんなことはなく、ちゃんと 320kbps まで対応していた。

とりあえず shareware は使わずにすみそうだけど、 どっち使っても時間が掛かるのは相変わらずで K5/133 (200 bogoMips) で EVA CD III の track 34 "Fly me to the moon"(Aya London Beat version; 約 8 分) を変換するのに 1 時間半もかかった .... (O_O)
── MP3 128kbps, ちょっち音質劣化があるなあ。8Hz のやつだけか?

ところで、これまで MP3 apps を install してこなかったのは、

  1. そもそも CD-ROM drive が 2 台あるので CD 聴きながら CD-ROM が使える。 しかもチャンジャなので 4 枚が入れ換え手間無しで。
  2. CPU が K5 と脆弱なので MP3 のような負荷の重いプロセスを BGM に使うと よく音が切れるだろう。
からで、これからも出番はあんまり無いかもしんまい :-)

そんなところで「MP3 encoder/decoder の install と比較」 を linux の方のページに置く。


5 月 19 日。
昨日のつづき。
なかなか笑えることに、吸い上げたデータの wav を sound card 経由で出すと、MBR-7.4 から直接だしたやつより良い音がする(ノイズは sound card 経由のが多い)。オマケのアンプよりは痩せても枯れても本職のサウンドカードということか。

MP3 への変換は膨大な時間がかかり、もすこしなんとかならないかと 自前で lossy compressor を書くべく資料集め。 しかし面倒くささ大爆発、jpeg encoder/decoder も libjpeg の中を読まずに そのまま使ってすませた人間に手がだせるようなシロモノではないのであった。
FFT かけてスペクトラムな図に直し、jpeg 圧縮って反則かなあ。 lossy compression は音質劣化の評価の問題があって、 lossless compression ほど安易に扱えないんだよなあ。


5 月 18 日。
つれづれなるままに CD から吸い上げなどしてみんとす。
使ったのは sunsite から拾ってきた cdda2wav-0.8、 2 つ持っているナカミチの CD-ROM チェンジャのうち、 どうやら MJ-4.8s の方でしかできないようだ。ふだん CD プレイヤーとして 使ってるのは 7.4 の方なのでやや面倒いけど、ま、しょうがないか。

1 分が約 10Mbytes というのはなかなかきつく、 wav なんて単純なフォーマット、gzip で十分と思いきや 圧縮率の低いのなんの gzip -9 をもってしても 90% にしかならない。
こりゃたまらんということで MP3 化すべく WWW を徘徊。
MP3 encoder for linux は l3enc/mp3enc しか発見できず、shareware なのが気にいらん ということでためしに簡単な ADPCM 風 compressor を書いてみたけど さすがに lossy な MP3 にはかなうべくもなく 40% と半分をすこし切った位に留まった。 もちょい improve すれば 30% にはいきそうだけど MP3 は 20% を割るのかあ、 勝負にならんな ...


5 月 16 日。
すでにパーペキにセンチメンタルジャーニーにハマりつつあるが、 そんなここの日誌を見て 高橋@hope 氏 が第六話をみてみたという。

なんとまあ、間の悪い時に、というのが第一感。

第六話は第二話についでデキの悪い回で、 説教な話と思われても仕方ない、 つーても、たとえば第三話もけっこう説教モードな話だったけど、 立場が対等からオーバーハング気味だったから気にならない。 第六話はロコツに上の者が下の者に説教しつつケムに巻く話だったからなあ ...
番組のいちばん最後にでてくる絵が各話を象徴してるんだけど、 第六話で出てきたのはじーさま方の若いころの三人の写真だった。 これが主題なら話の構成が間違ってるし ...

ちなみにどんくらいハマったかというと、 「七瀬優はどこに住んでいるのか」 という小論を書く程度にはハマった :-)

ところで切ろうと思ってたアウトロースター、完全に復活しましたな。 やや低調だったトライガン、ビバップをも抜いて今週では 1 位に復帰。
まあ今期のエースはどうも「CC さくら」らしく、見られないからナンだけど ;_;


5 月 15 日。
長年の懸案と化していた本の整理として、 文庫、新書以外について NDC 分類法によるソート開始、 されど全体の消費税分くらいの冊数でダウン。
情報科学の 00x、認知心理の 14x、社会学の 36x、数学の 41x、 電気工学の 54x、通信の 69x。 コンピューター関連だけでもドコに入るのかさっぱりわからん本ばっかし。 登山入門が 78x(運動競技)なのに山の紹介が 29x(地誌)というのもなんか理不尽、 料理が 59x と工学分類 5xx に入ってるのを知ると誰が決めた、この NDC! などと叫びたくなる。

図書館使ってても分類番号相互の意味とか気にしないからねぇ、 これはなかなかカルチャーショックだったかも。 蚕糸業が 63x と 2 桁で持ってるのに情報科学がその他扱いの 00x だもんなあ。

この作業は昨夜から始めて、だから昨夜は部屋中に積み上げた本の中に埋もれて 布団にくるまって寝たんだけど、ひっじょーに安眠できた。なんか心が安らぐ :-) というか、本が散乱していないと寝られない。
旅行先で一番困る(のか?)のがこれで、 本屋にめぐりあえると砂漠の中のオアシスのように感じる。 北海道士別市みたいに人口(1 - 2 万くらいかな)のわりに 本屋が多い(メインストリート沿いに 5 軒) とそれだけで印象が良かったりする ... 東京 23 区を除いた人口 100 万を越える都市に 500 軒も本屋あるまい。
── というあたりが私的豊かさ指標というやつである。 これだけで十分に自分の感覚を反映しているけど、こういうのって ようするに育った環境に近ければ親しみがもてる という程度のことで、 日本第 2 位の規模の新刊書店街をかかえる池袋のそばで育てばこういうのもむべなるかな、 だと思わないでもない ...

ああっ今日はぜんぜん首尾一貫してないぞ。ほんとにつれづれなるままに綴ってら。


5 月 14 日。
飛行機国内便の全面禁煙化。とうぜん良いことである。
飛行機の機内みたいに与圧してあって空気の流れが計算できるところでは風上側に 禁煙席を設けていればなにごともないのに、 なにも考えずにまぜこぜに席を置くから禁煙席の意味がなくなって苦情がでるんである。 ついでに言うておくと、半禁煙車なんて気流が滞る列車では何の意味もないからな > JR 北海道。

センチメンタルジャーニー。
すっかり定例と化したのでindex を作る。 第 1 話のサブタイトル忘れてるのでサンライズのページまで見にいった。 各話の「思い出」だかあらすじだか、やけに寒かった。 ああも印象を殺してしまう筋が書ける....

さて、気をとりなおして第 6 話。
そうか、ここは地球ではなかったのだな。 真昼間から満月、しかもクレーターの配置が月と違う。

玄岳おしょーの使った論理展開はともかく、綾崎若菜の使っていた論理はイマイチで、 気を乗せるまではいかなかった。 じーさまばーさま方に方言しゃべらせて、 若いもんに標準語しゃべらせたのは妥協できる造り。ぜんぶそーすりゃええのに、つーても いままでじーさまもばーさまも出て来なかったか ... そういやあ広島のお好み焼きの店員さんは広島方言しゃべってたな。

しかし哲学の小路?から大文字焼き、 京都タワー、東寺、五条の大橋?ねぇ、 登場人物が場に融けこんでないだけに見事に観光ガイド ... 天竜寺(実相寺?)と称して大覚寺そのまんま使ってるし。
でも哲学の小路も五条の大橋もよくいくトコの経路上になくて、 あんまり通らなくて印象に残っておらず、 あの絵だけでは正しいことは私には分からんです。はい。

セリフのタイミングと絵のメタファーはけっこ合ってて良かった。
散歩したのは 4 km, 1 時間てとこですか、地元の人は強い、 照り返しで干上がるような京都市の夏に 1 時間も散歩する気力は私にはあんまり無い ...
同じ疎水でも上賀茂の裏んとこのやつの散歩とか、 朝焼けの中のシルエットに落ちた清水寺なんかが 個人的に好きなんだけどどっちもでてこなかったなあ、というあたりが私は悲しい。

次回の山本るりか。放送時までに方言マトモにしておくように。 単語に名古屋方言を残すくせにアクセントが標準語になってるぞ、逆だ逆。 いちおー期待してんだから。
ああでも、こてこてな名古屋弁にされると 『人類ネコ科』みたいに振り仮名が要るから、そこまでせんでもえーわ、 名古屋弁わからんけん ...
予告の絵がぜんぜん動いてなくて、すこーし製作厳しそうでなんかアレなんだけど。


5 月 12 日。
NHK でやってた「インターネットの商取り引きの問題」。
個人認証法の確立が焦点なら、それ自体はもはや大した問題ではない、いくらでも解決法がある。
認証せずに金を請求できるシステムの方に問題があると思う。 だからクレジット会社が損金をかぶるのは、ある意味で自業自得だが、カード所有者が かぶるようでは確かにカードは使えんよなあ。

しかし、カードというものは信用のシステムなんだから、悪用された時点でそのカードはゴミと 思ってさっさと停止、破棄するのが当然だと思ってたが、 そのカードを持ったままリカバリしようとすることもあるのだな。 エラー回復というのは面倒と相場が決まっている。ご苦労なことである。

アニメ散見その三。

カウボーイビバップ。
首位を堅持。ただ、前回はややダレたか。 シナリオ上、エド参入のタイミングミスではないかな。いてもいなくても同じである。
いくらか演出に煩いところがあり、どーも 6 時台に放映していることの影響らしいが、 「あんたバカ?」の称号を(この話を 6 時台に持って来た人に)授けよう。

センチメンタルジャーニー。
僅差で 2 位。ビバップの敵失あれど抜けなかったのは穴(バグ)だらけだから。 お好み焼きを脇に抱えて腕をしっかり振りながら走らないで欲しいものである。 奇数話のほうがやや好みで、実際、次回の綾崎若菜の話に期待するところはあまりない。 12 人中 6 人の名が分かり、 そろそろ雑誌(のセンチメンタルグラフティのところ)を読んでも中身が分かるか、 と思ったけどさっぱり分からんかった。
文字では表現しようのない微妙なイントネーションとテンポに感情を きちんとつめこんでいるのがこの話の持ち味で、 セリフ書きの下に(こういうイントネーションで発音するんだよという)音符を つい書きたくなる。

以上、各話毎に複数回みたり聴いたりしているもの。

トライガン。
猛追中 3 位に浮上、一気に 1 位をも狙う位置に付けた。 バッシュとロストテクノロジーの関わりの処理と、 保険屋ミリィの心情のケリの付け方が残る焦点。 きっちりまとめあげてきそうだ。
会話ではなく、動作の「間」に感情をつめこんでいるのが味かな。

DT エイトロン。
いまだ保留扱い。保留というのは大化け展開を予想させる流れながら、 超スローテンポで話がちっとも進まないから。全何話なんだろう。 26 話のようなテンポだ。
このテの世界構造(支配階層が被支配階層にモノを考えさせないような教育を施す) でいつも不思議の思うのは、では次の世代の支配階層の人材はドコから育つんだろう、 という奴である。これが「被支配階層」と同等の教育の中から生まれてくるようなら、 それはそれなりに平等な社会ではなかろーか。
主人公のセリフの疑問文の語尾が下がるのが聴いていて面白い、データニア世界の象徴みたいで。 きっちり礼を述べたのは後でネタとして使うつもりだろうが、 データニア世界の中では「礼」を教えてもらった形跡はないので、 これはやや変ではなかろうか。

「あなたにも(両親が)いるわ」
遺伝子組み換えで造られたとおぼしきシュウの両親もとい遺伝子提供者が ちょうど 2 人だとはかぎらん、という突っ込みはヤボかな、でもこういうトコの甘さが 柿沼秀樹だわな。
Human-Computer-Interface はビバップと同様ながら、こっちの方が原始的というか、 これならすぐにでも実現できそう。だれか作らないのかな。 サイバースペースの表現の方は古すぎ、もはや現実的でない。
音楽も良い。CD 出たら買おっと。

以上、各話とも標準速でみているもの。

アウトロースター。
前クール 1 位からあっさり転落。展開が止まってパワー切れ。 復調の兆しは毎回あれどはっきりせず。 「仲間」が固定してしまったからだろうな、キャラが個人として立ってない。 それぞれ別の目的、別の信条で動いているはずなのに。

アキハバラ電脳組。
かわいいことはかわいいが、あまりにシナリオ骨格が弱すぎる。 万能文化猫娘の人達が作っているようだけど、そういうテイストなんかな、 会話テンポは白眉で 2 倍速でみると聞き落すため標準でみなければならず、 少しみるのが辛い。

以上、部分的に 2 - 3 倍速でみているもの、予約から落そうかな。

ロストユニバース、ナスカ、ロードス、サイメビ。
録画予約から外した。


5 月 11 日。
引っ越し後、半年経ったにしてはなお散乱するダンボール箱を整理すべく、 本のソートなどしつつ思うこと。
計算機にソートさせるときはクイックソート、マージソート、ヒープソート、 手ぇ抜く時はバブルソートあたりだろうか、 では人手でやるときはどういうんが効率良いんだろう ....
比較コスト、アクセスコストは安いが代入コスト(本を移動)は高価、
狭いトコで積み重ねながらだとマージソートの出番かな、 床という広大なメモリが使えるんなら メノコでスロット用意して度数ソートなんだろな、etc.

という訳で度数ソートしたのだが、こーゆーコトで楽しむでもないと 数が多すぎてやってられん....


5 月 9 日。
幸か不幸か先日の旅行 で貧乏旅行を強制された結果として予算が余ったので PC カードアダプタ REX 5051FV を購入、 主機 に載せたところ、あっさり linux から認識、使えるようになった。
モバイルギアとの連携、シリアルに比べれば格段にラクになった。 そろそろ使えるデジカメ ... Canon A5 や Nikon 600 等も出て来たことであるし、 金の使い方として間違ってはいないと思う、多分。

ところで、これで主機はすべての IRQ とすべてのベイとすべてのスロットが塞がった。 次になんか増設するときはどないしよ ...


5 月 8 日。
センチメンタルジャーニー 3 話を ver 1.0 として表に移動。
芹沢琴音の思考と感情の遊離を描くのを目標として、 あんまりうまくいったような気はしないけど今んとこ、これが限界。

ここ 7, 8 年くらい広島には寄ってないので参考文献もといホームページとして

におもいきり頼った。比治山公園から見える風景以外は 事実関係は流れ星の方向、台風の穴の様子まで含めてだいたい現実に合わせた、 つもりだけど、そんな訳で記憶違いとかいっぱいありそう。 たとえば弥山展望台。 世の展望台はたいてい下界を見るに適した造りで、 上空の星を見るには屋根が低くて視界が狭かったり、 電灯が近かったりと都合の悪いものが多い。 宮島の弥山展望台をそういう眼(星見屋の眼)で見たことはないので、 実はどうだったか覚えていない。

SJ3 をあげた所でまわりを見れば、やりかけの話がゴロゴロ。 宿題いっぱい ....


5 月 7 日。
機種依存文字化けの話。
それなりにマイナな環境だと自覚していると、 文字化けが起きているのを知っていても指摘し辛い。 デファクトスタンダードでは化けないと言われればそれまでで、 RFC にも定義されてないようなことを他人に押し付けるわけにもいかない。
いうところの半角カナがガンだってのは良くある話だし、 JIS X0208 の '」'(全角かぎかっこ閉じ; 0x2157) と JIS X0201 の '」'(半角かぎかっこ閉じ; 0xA3) が proportional font だとほとんど同じにみえる環境がある、 ということを知ってたりすると、セリフの語尾が化けてるくらいでは言うのもばからしい .... 世の webpage で全角アルファベットと半角アルファベットを 1 単語の中でまぜこぜ(ページ作者、気付いてないんだろうなあ) に使っているページのなんと多いことか。

半角 → 全角コンバータ、ESC 落ちリカバリなどかけても復元しなかったページで、 いまいち原因が分からず、長いことほっといたところがある。 Mac で作っているらしく、 環境が違いすぎて追いかけるのも面倒だったというのもあるが...

まさか Mac が 0xFF で '...' という文字をだすフォントセット(Ventura?) を使っているとは思わなかった。 ヨーロッパフォントセットって ISO 8859-* だけのサポートでは足りんのだなあ。
0xFF は NBS (Non-Breaking-Space; 行送り禁止の空白)など 特殊な動作をさせる文字なことがあって、ブラウザが解釈に失敗するとなかなか悲惨。 ISO 8859-1 と解釈して「y-umlaut」が出てくれればまだマシといえそう。
MS Windows がふつー使っているのがこの ISO 8859-1 の筈で、 たぶん過半数の環境で化けているという自信がなければ言わなかったろうが、 まさか Windows だと使えるんか? こんなマイナそうなフォントセット ...

センチメンタルジャーニー第 5 話。
結局、毎話書いてるような気がすんな。
話の中で使われる音楽、あきらかに本来、歌詞があったと思われるメロディラインが ところどころで使われている。 そのうち CD で出るんだろうな。ぜんぜん宣伝してないみたいだけど。

さて。
絵は一部ヘンやったし、せつなくはなかったけんど、話はマルね。 脇役さん達がきっちり仕事してはる。 言い合い、ぴしっとハマっとったのは初? 今までの話、みんなヤマちーと外しとうたから。
えー娘や、檜山恭子 ... それに、えーおばーちゃんやし、大切にしーや > 森井夏穂。
つーてもイントネーション、カリカチュア気味の大阪弁はさむぅございました。
.... が、2,3 回聴いてるうちに慣れてしもーた、おそろし。

あんたら 8 時発あずさ 2 号? なんでそないなよーけ古い歌知っとん?
うちも鉄道ネタやから知ってるだけなんやて、わざとゆーてもマジ寒かったで。

学校は天満橋から中之島の方? 夏穂の家は恵美須、なら自転車で帰るのは 3 km ... 案外たいしたことあらへんか。さすがに自転車で大阪走ったことないで距離感ヘン。 恭子ん家はどこやろ、あの交差点、うそすぎ。

ボケは数点。目立コンピュータ? それとも目立パソコンなんか? あの通天閣モドキの看板... 親友のくせして名前(まほ ← 夏穂)呼び間違える恭子。 ジャージ脱ぐとむっちゃ痩せこける陸上部員。 指さす先には夏穂がいない恭子。 7:15 に電話が鳴って、わざわざ車つこうて恵美須から大阪駅へ 7:57 発の「たかやま」に間に合わんこと(大国町から地下鉄として 7:50 前にはホームに入れるやろ)。
「たかやま」に 5 時間も乗るのにボックスな自由席に乗った檜山親子は大阪人(モン)、 急行「たかやま」は窓があく、これはぜったい走らせるな思うたら、 えらい後ろから追いかけさせたん。禁煙の自由席は先頭車両で、追いかけても間に合わんって。 大阪駅、いかにも長い旅行きますーゆーてる雰囲気のむっちゃ長い 11 番のホームのどの辺に停まってんのか知らんのやけど ....

にしても、便利やなあ、大阪の「あほぅ」ゆーの。たった 30 分に何回使こーた?

あー大阪よりもすこし西方が native tongue やけどもー使い分け忘れとう。 関西、中国、四国圏の言葉の混在になったんは堪忍な mOm
3 日に大阪行うた時も現地語でてけんかったんよ ...

ところで「たかやま」に 5 時間の話。 ふつークロスシートでの連続乗車限界は 3 時間(ロングシートは 1 時間)と言うので、 岐阜からちょっと入って路線が悪くなったあたりからがキツいぞぉ。

PS.
那由他さんあて私信。
他は直ったんだけど、eva19-1.html だけ直ってないように見えるのはこっちのキャッシュのせい?

PS2.
大阪人の評判をざっと見て回った。第五話の大阪方言、 夏穂 90 点、恭子 100 点くらいとあれでほぼあってるらしい。 イントネーション強めにいれてもありなんだ、へえ。


5 月 5 日。
そんな訳でちょいと信越本線の旅(直江津 〜 長野、上田)などしてきた。
帰り道は長野から新幹線で東京、ではなく わざわざ中央本線から八王子回りで帰ってきた。 旅行という非日常性の気分を残すために、 家に戻るまでに使う経路の「日常」の範囲の移動が長い 東京駅回りはできるだけ避けている。
夜行の急行アルプスを使ったのは、 別所温泉の外湯の終了間際(21:30)までお湯に漬かっていると新幹線では東京に戻れないから、 という理由。まあ、裏には別の気分もあった :-)

ちょっち曇っていて 糸魚川、直江津の日本海の日の出が見られなかったのは心残りだったが、 前日は雨が降ってたし、一応予測の範囲内。
春日の山城と高田の水城は、前者は今は単なる山、後者は公園と櫓一つ、 な訳だが前者の方が城に見えたのは謎だ。
高田城の写真はよく見るし、奇麗なんだけど、 実物は公園のバカでかさ(陸上競技場、野球場、テニスコート、図書館 etc. がある) に圧倒されて再現された櫓がやけに矮小にみえてしまう。
上杉謙信の春日城は解説板の説明がなにげに『炎の蜃気楼』 に影響されていたのが笑えた。

長野新幹線の開通とオリンピック景気でそれなりに変わった 長野周辺だけど、なんか慌てて投資してみました、というか、 上田駅、新幹線 - 私鉄間の乗り換え動線がやたら狭いとこを通るし、 駅の表をきれいにしてエレベーターを配置しまくる位なら、 乗り換えの長い階段にエスカレーター置けよ、 とか、いまひとつ整備センスを感じなかったかな。 個人的には千曲川沿いの道路に流量のわりに歩道がなく、 土手に降りられない上に散歩できないことが気にいらん^_^;

ところで郵便局の自動引きだし機が 3, 4, 5 日と休みということに大阪で気付き、 それ以降 400 円/食 の生活を強いられたのはちーとばかしナンだったかもしれない。
もちろんクレジットカードは持ってたので、どーにでもなったといえばなったのだが、 それでは(旅行という)ゲームやってる風情がないとゆーもんである。


5 月 2 日。
どっか行きたい。
明日どっか行こっと。
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