Evangelion Genesis y:x 更新日誌(1997 年 10 月)


10 月 31 日。
某氏のえっせの日付がずれていた件。
しっかり気がついていた。... が、なにぶん、指摘する前に直されてしまった。 ついでにいえば、ここの日付も 10/27 のを間違えていたし、 べつんとこの Journal の日付もしっかり間違えている(曜日とずれてる)。
... やっぱ皆、少し疲れてるよ。

週刊 LAS 小説レビューに y:2.x が載る。あれは LAS だったのか ... いや、そーいえば LAS だな。レイもいないことでもあるし。
「戦慄」までは私は期待してなかったが ^^; 書きながら思っていたことは話の中にだいたい現れていたよーである。よきかな。
... しかし、よーするに、これは 2.x 書けってことか? 今、本編がけっこー LAS してるから 2.x 用のネタなんて集まらんってば。

フレーム日記のやつ、全員のリアクションが揃った。 とりあえず存続に問題はなさそうなので、そのまま置いておく。 ついでにさりげなく更新しておく ^^;

本日のこどちゃ。
こんなに羽山と風花の距離を近づけておいて大丈夫なのかなあ? 漫画版では少し離してあったのに。おもいっきりハードになりそうな。

「比叡山の叡の字は♪とわいちはーはめまたなんだよぉ
比叡山の叡の字は♪トワ一ハーハ目又なんだよぉ」

10 月 30 日。
ここんとこ、なんだか知らないけど体がダルい ...
おかげで夜更しできん。 今日あがらないと今月中に y:24 ってムリなんだけど、無理そう。

O. S. カード 「死者の代弁者」、「ゼノサイド」早川書房。
「エンダーのゲーム」の続編にあたる。 よくあることだが、続編の方が精緻で雄大な物語となり、 そしてこれもよくあることだが、その分、物語全体の構成はあまり美しくない。 つまり、解決を放り出されたネタがけっこう多い。 まだ先があるのだろうか。

「エンダーのゲーム」が偽善を描くなら、 「死者の代弁者」では殺戮者エンダーがその贖罪として今何をするのか ── という点が描かれる。そして、 「ゼノサイド」にて再び「殺戮は是か非か?」という主題に回帰する。
もちろん普通は、これは「非」な訳で、 あざといほど徹底して「殺戮は是である!」となりそうな状況が組まれている。 登場人物達はそれぞれの立場から、この問題に立ち向かうのだが ....
カードの限界なのだろうか? せっかく デモステネス『フラムリングへの手紙』等で示している哲学は かなり微妙な表現にしてあるのに、 登場人物がそれを鵜呑みにしている。 全員が『聖典』を絶対視して、モノゴトにあたっているのが気にかかる。
全滅させていい生物というものは、

『聖典』の『全滅させていい生物』の定義に合うから全滅させていい、
というわけではない、という視点が欲しかった。
いずれかの生物を殲滅においやった時、その責任は その生物を殲滅するのも可とした教科書にある訳ではない。 そういうことが許されるなら、戦争犯罪というものは存在しなくなるだろう。
10 月 27 日。
日記のたぐいというものを書く習慣は持っていない。 ここが「日誌」であって「日記」でないのは、 「日記」な話を書くようなことはないだろう、 という予想があったからだし、 毎日書くような気力が続く訳もない。
ここがほぼ毎日書き続けられているのは、 y:x を、私自身は見捨てていないということの宣言でしかなかった .... もともとは。
7/11 で書いた ような、「今日は日誌にこれ書こう...」といった思考が 日常のものとなっているのを(再)発見するのは、 だからちょっとした驚きである、
というところで、今日は
O. S. カード 「エンダーのゲーム」 早川書房
の話。
「天才少年エンダーの苦難にみちた成長を、スリルと興奮にみちた筆致で描き、」 というフレーズが本の裏のところに書いてあるけど、 こういう宣伝文句は両側に働き、 私はどちらかといえばこのコピー文句でひいてしまう方に属するため、 ながいこと読む気がしなかった。
成長物語で、主人公の少年がなんらかの意味で才子でなかったことは少なく、 そして苦難にみちていない物語も少ない。 いいかえれば、この本は(それしか宣伝文句に書けなかったのだから) あまり読むところがない - ということを意味する。
実際、この本を私はどう読むものなのか、ということを知るまでに 400 ページ(530 ページの本で!)も読み進める必要があった。
「わたしはヴァレンタイン(主人公エンダーの姉)を利用したかもしれない
そして、きみはわたしをそのために憎むかもしれないよ、エンダー、 しかし、これは心にとめておいてくれ -
それがうまくいくのは、きみたちの間にあるものが本物だから、 それこそが大切なものだからにほかならない」
この一節があったからこそ、この本を読み通す気になったといってよかった。 グラッフ大佐(明らかにカード自身)の この言葉が説得力をもつのは、つまりその言葉を裏打ちする感情が本物だから、 ということでもあるから。
もっとも、気に入らないところもあった。 全てを知ったエンダーが発狂しなかった、というのが最大の点で、 (背景に重ねてあるベトナム)戦争にたいして、悼めばいいのか? と、ちょっと皮肉な気にさせられる。

ところで、私がこの本の要約を書くとすると、...
「天才少年エンダーの苦難にみちた成長物語」
になるな、やっぱり ^_^;; 「グラッフ大佐の子育て日記」 って書きたいんだけどね。


10 月 26 日。
今日は y:x を見捨てずに 「まだですか」メール出された方々へのメール書き。
ちなみに、私なら 1 ヶ月更新がなければアクセス頻度を容赦なく下げます ^_^;;
定期周回に入れてもらえるのは、私自身の発想を基準とすれば週一が限度。 隔週になると時々忘れることは間違いない。 だから y:x の最初の方、軌道に乗るまでは週一弱を死守してきた (というか、週一弱で出せそうになる程度には y:1 出す前にネタを書きためた)。

そういうことを考えると、4 ヶ月も見捨てずにいたというのは、 ものすごくありがたいものがありました。 でも更新しないうちにお礼言うのもヘンなんで、23 があがるまで我慢の子。で、

Thanks!!

よーやく言えた ...

ワールドカップ、対 UAE 戦。引き分けましたね。
開催地出場で初めてワールドカップにでるという恥晒しが まあ、相場だと思ってる(だって、むちゃくちゃ弱いじゃん)こともあって、 特に残念には思いませんでしたが....
ワールドカップ本戦中継を見なれた目からすると、 ちょっちね、やっぱしね、差がね、あるんだな。 シュート一つとってみても、そもそもゴール枠に向かわない日本と、 枠には入る UAE の差はね、けっこうでかいと思う。


10 月 25 日。
Genesis y:23 歪められしもの "I shall never forget."
を載せる。

テンプレート用に y:22 載せた時の日誌探したんだけど、6 月?!
これ以降、約 3 万ヒット。... どうもすいません mOm ....。

y:22 に書いてある予告相当部分まで達してねーじゃねーか、とか、 大人達の話が y:23 から再開と書いておいて 子供達の話しかねーじゃねーか、とか、 7/19 までに y:23 出したいとか、 y:23 はあと 5 行と言うておいて ver. 0.99 からさえ 30 行以上書き直したとか、 工房で 0.3 から 0.99 に差し替える時に 0.3 眺めて、 主題がぜんぜん違っていておもいっきり新鮮だったとか、 だいたい中立視点の文章が多くなってすっかり文体が違うじゃねーか、とか、 y:23 にはロクな思い出が無い。

遅れたのは、 別のことにハマっていてさっぱり書いてなかったというのが、最大の理由 ... ってあたりは 6 月末あたりからの日誌みればだいたい分かるか。
期間が長かっただけあって、実際に書いてた時間も長かったんだけど、 y:x 本編にあるまじき甘さ(つーても y:24 はさらに甘い)のところで そのまんまいくかどうするか逡巡していた、ということもある。

さて、y:24 は週明け .... ってのは、来年のことか? という突っ込みがきそうで恐いけど、 まあ、今月中には出るだろう。
y:23, y:24 は表裏一体で、 y:23 が仕上がるのと y:24 のカナメがあがったのは同時だった。あとは整理整頓だけ。 y:24 - y:26 間の主題とネタの再分配にメドがつけば出る ... かな。
その調整もあって、ひさしぶりに y:27 の草稿を覗いてみて、 懐かしい文章に出会った。1 月に書いた会話であった (^^;


10 月 24 日。
「協定をバリバリに違反」(^^;;;
それほど怒ってる訳ではなさそうで、一安心。
シンジのパートが正常化し、ストレス無く読めるようになった(Thanks >蘭間林さん)。 こうして三つ同時に並べると、レイ/アスカ/シンジを演じている - ということ以上に 作者の性格、文章、解釈が表に出ているのが分かって面白い。
一人の人が書き分ける日記、会話だとどうしても別人格の筈の人の文体が相互に似てくる、 といったことがあるけど、三人で書いてればそういうこともない。

本日のこどちゃは総集編。
テンポ最優先のコマの割り振りでタメが無くなっているのはちと辛かった。 当時の盛り上がりを思い出して外されること数回。 ま、しょうがないやね。
紗南が直澄に泣きつくシーン、 アルタイムでは当時は見てなかったのだけど、ちゃんと入っていた。 ... 「ごめん」ときましたか。なかなか魅せますねぇ。

「へ? かっこいい? おもろい? そんなこと、思ったことも、... なかったぞぉ?!」

10 月 22 日。
Edl の交換日記の相互参照はかなりめんどう、ということで、 フレーム使ってこんなのを作って見た。 おお、なかなか具合がよろしい、ということでここに公開するが、 本人達の相互リンクの張り方から察するに、多分、彼らの秘密協定違反なページ造りなので 大きく宣伝したりはしない。

なお、卯月上旬のほとんどや、下旬の一部は正しく動作しないけど、 これは日記のアンカータグが間違っているせいでありまして、 断じてこちらが間違っている訳ではない ^^; 誤解なきよう。
ちなみにこれは、 DARU さん、蘭間林さんが高橋さんのをまんまコピーしてファイルを作ったために 混入したバグである :-)

フレームは嫌いなので、フレームを使ったページ作りは初めて。 最初は CGI 化しようかとも思ったが、公開できない(アサヒネットは自作 CGI が使えない)ので、 まあ、CGI よりはマシかな、ということでフレームなるものを使ってみた。 こういう使い方ができるならフレームも有用、かもしれないが、半ば著作権に触れる使い方ではある。

... しかし、しばらくこれで遊んだあとで、フルフレームで交換日記読みにいったら、 やっぱフレームってせせこましいやね ...

Edl 各作者さんへ私信。
まずかったらメールなり日記なりで明記して頂ければ速やかに抹消します。


10 月 21 日。
...
パスワードが第三者に知られないよう、パスワードの管理にはより一層ご注意い
ただくようお願い申し上げます。
...
なる警告メールがアサヒネットから届いて驚いた。 破られたのかと思ったぞい。実は全員宛てのメールであった。ふう。

O. S. カード 「反逆の星」 早川書房。
持っているはずだが家探しするより図書館にいった方が早いということで 図書館で読む。 y:24 用に参考にするつもりだったのだが、 肝心のところまで読み進める前に閉館時間が来た。
カードので持っているのはこれ一つだけだが、 カードの小説の話題ではめったに出て来ないところをみると、 カードの小説としてはあまりぱっとしないという評価なのか? ストーリー全体をとりまとめる緊迫感みたいなものがなくて、 ややだらだらとしたところはあるし、 情報の交流が少ない世界という設定のわりには 主人公は知識をぱかすか手に入れるといった変なところもあったりするし、 あまり人の範疇にいれたくない主人公のメンタリティがけっこう人間だったり、 カードの人種差別な価値観もあったり、けっこ難なんだけど、 でも久しぶりに読んで面白かった。

私信。
蘭間林さん宛て。
あれはねぇ、 全 13 話の方が話の骨格がしっかりするかな、と私も思う ... 火事ネタが気に入ったので、独立させて 11/10 用に... と考えたりもしたりして (^^; クライマックスは描けそうだけど、 そこまでの道筋がけっこ不自然なのでいまんとこボツ (^^;;;
y:x 一周年の 12/1 に y:26「道標」公開、 というのがひそやかなる野望(名前がぴったし :-) なので、しばらく y:x にかかりっきりだし ...


10 月 20 日。
工房を久しぶりに更新。今日は、それだけ。
10 月 18 日。
漫画版「新世紀エヴァンゲリオン」 4 巻 「アスカ、来日」 購入。
どーせなら添い寝のやつをカラーページに置いて欲しかった ....
中表紙カラーのアスカ、人形みたいでメタファーが恐い。

水中砲戦などアニメ版からデバッグされた部分は数知れず、しかし "惣流アスカラングレー" が、目次のとこだとちゃんと "Sohryu Asuka Langley" になっているのに本文はのきなみ "Soryu Asuka Langrey" になっている ... とか、シンジがアスカを「アスカ」と呼び始めるのが早いとか、 アスカの誕生月がアニメ裏設定と違う (14 才で大学を卒業したアスカが現在、 中学 2 年生に相当にする年齢であるための諸条件を述べよ!) とか、漫画版になってエンバグしたところもある。どっちもどっち、という感じ。

ところで、漫画版の話の筋だと、 アスカもシンジも壊れそうにない(壊れようがない)んだけど...
でも平和なエヴァもいいかな、等とちょっと思ったりもした。


10 月 17 日。
本日のこどちゃは番外編。
禁歌法時代のアメリカ .... じゃなくて、日本か...?
感想は... ノーコメント。
とりあえず、 「港街チャールストン」はテープにコピーして、今、聴いている。
OP がもとに戻ったことといい、話のラストといい、 加村直澄は日本偏では単なる脇役、ということを暗示するような話であった。 あわれな奴 ...
それにしても、もとに戻ったハイテンションから渋い ED に繋ぐとすっごく変。
シュビデュバ♪
「さあ〜皆さん! 御一緒に!」
♪ lapyu lapyu lapyu lapyu ステッ < 皆さん御一緒に〜 > プ組んで、♪

10 月 16 日。
必要にせまられて本日ようやっと FAX 等の設定を完了。 これまで ISDN のサブアドレスの動作にややフシギな点があってマジメに設定していなかった。
 TA ポートA サブアドレス指定無し
 TA ポートB サブアドレス 001
と設定した場合、サブアドレス無しでコールすると ポートA, B の両方が呼び出される。 サブアドレス 001 指定でコールしても ポートA, B の両方ともが呼び出される。
... この TA, サブアドレス設定が壊れてるんちゃうか...?
と疑問に思うことしばし。
Bit SURFR Pro のよーなアメリカ製 TA はやっぱサブアドレス周りダメだなんだなあ... という偏見もあって、解決に時間が掛かった。 アメリカでは ISDN の普及率が低いのと、 回線費用(番号)が安いこともあって、 ちまちまとサブアドレスで設定することがあまりないため、 サブアドレス周りがいい加減 - という風聞を大昔、耳にしていたのである。 さらにこの説を補強するかのように、Bit SURFR Pro からダイヤルするときに サブアドレス用のデリミタとして付加するのが、一般的な '*' になったのは 最近のファームウエアからである - ということもあった。

実際は、 サブアドレス無しで呼び出すと、 サブアドレスの有無に関係なくすべてのポートが呼び出され、 サブアドレス無しの設定だと、どんなサブアドレスでも(サブアドレス無しでも) 呼び出される設定になる - ということであるらしい。 つまり、目的の動作(一般には A が呼び出され、 サブアドレス 001 がついている時のみ B が呼び出される)をさせるには、

 TA ポートA サブアドレス 99999999999
 TA ポートB サブアドレス 001
とでもしておき、B につながる電話より A が先に着信する設定にしておけば良いらしい。 これで、サブアドレス無しで呼び出すと A, B ともに呼び出されて A が先に着信、 サブアドレス 001 で呼び出すと無事 B のみが呼び出される - という動作になった。

X Window のサーバを VFlib 対応させる
べく、X server 3.3.1 のソースを IIJ から ftp した。約 8 M bytes というのにはびびったが、 ISDN の効力テスト兼用で引っ張ってみた。 さすがに目と鼻の先の ftp.iij.ad.jp であって、 400kbytes/min 強で 20 分ほど、 実効 53 kbps というのは大したものである。... ああ、そこの人、大学からの WIDE 内相互の MAX 1-2 M bytes/min といった速度と比べたりしないよーにね (^^;
ここからだと WIDE 側のサーバは遠くになりにけり、 ではあるけれど、IIJ がこれだけ近ければ INS 化の意味はあったと言えるだろーな。

ISDN の PPP ネゴは速い、ということになっている。 現状で ppp-on と打ち込んでから接続完了まで約 5 秒。 これでもアナログの約 40 秒からは桁違いに早いが、 理論値は 2 秒弱であって、もちょい早くなるとなれば探すものであろう ... といいつつめんどくさくてやっていない。 PPP のソースの中に sleep(1) とネゴを休んでいるところがあるという話は 聞いているのだけど。

というところで本日は ISDN 三題、という話でした。


10 月 15 日。
明日から臓器移植法案の施行で、TV はそれの関連のニュースばかり。 某番組で、脳死判定手順の説明のところで、 「本人に脳死かどうか尋ねる」 という項があったのには爆笑してしまった。 これはもちろん、「本人に事前に脳死を死としてみとめるかどうか尋ねる」 だよなあ。 ちなみにこの手の問いは、もちろん医師ができるものではないだろう。 臓器提供を認めたら、治療がアマくなる可能性皆無でもあるまい。 臓器提供の意思の有無は、 事前に(ドナーカードに)書いておくのはいいとしても それは死後まで封印されておくべき性質のものだと思う。

そういえば、今、横浜でやっている(もう終ったかな?)プラスティネーション (人体に薬品注入、固化して標本とする)の展示では、入口にいきなりこの プラスティネーションへの同意書の見本が提示してあって迫力があったなあ。
この展示、内臓の配置やらなんやら知らない一般人が見て面白いものかどうかは 良く分からないが、けっこ素人な一般人も来ていて、繁盛していた。 私も配置は知ってても、 人体の解剖はやったことないから実物を見るのは初めてで、 杉田玄白じゃないけど頭の中に配置図を思い浮かべながら
「これは xxx , あの部分は xxx 」
などつきあわせていた(そういう細かいところまでの説明書きは無い)。

「こどものおもちゃ」7 巻、購入。
.... おいおい、TV 版はどうやったら現状から漫画版に合流できるんだ? というほど展開が違う。 紗南と直澄の距離が TV 版の現状は近すぎる。そういうことを考えないでいいなら、 TV 版も漫画版も、展開としてどちらも面白い。

「美夕」の評判。
やっぱり第二話は、第一話とは手の平を返したように評判が悪いようである。 つまりは第三話次第ということか。

近況。
ここ数日のところはメールもほったらかし mOm でマジメに y:x 書き。 もっとも、y:25 の白紙撤回やらであんまし進んでないけど、 ようやく書き方を思い出してきた。


10 月 14 日。
「美夕」初見。
..... つまらん。
美夕のところに友人経由で神魔がらみの事件がもちこまれる - という形の一話完結でシリーズをつくるようなら、次回からは見ずにすむ。 第一話の評判から想像された「美夕」らしき部分が微かにでだしとラストに見られたが、 それが良かったくらい。

ところで、ビデオの予約スケジュール上、 「吸血姫 美夕」の直後に「マスターモスキートン '99」を見ることになるのだが、 両方とも吸血鬼モノにして物凄いギャップである ...

再びアニメを見るようになったのはエヴァからだけど、 今期は見るべきものが少なくて助かる。


10 月 10 日。
対岸の火事とばかりに眺めていた Microsoft Outlook のへっぽこぶり。
届いたメールが Outlook の MIME 大化けメールで、 なんと MIME デコーダの metamail を通らない。 nkf -B で部分を解読したところ y:x のことらしいんで、ちゃんと解読せねば....
いや、これが SPAM MAIL の類だったらよろこんでゴミバコ行きなんだけど。 でも化けてるからもう一回、 と頼んでみても Outlook のことだしどうせ化けるだろう... ;_;

本日、二回目。
先のメールの解読、終了。nkf -B にかかるよう、MIME のスタートバイトを 削ったりするくらいでどうにかなった。

本日のこどちゃ。
ニューヨーク編終了。 サブタイトル「父になれない父もいた」からして内容は明らかであり、 したがってみるべきところは各登場人物が、自分の心情をどう表現するか、 といったところに絞られる。
筋は単純だけど、直澄の立脚点がしっかりしていたのと、 紗南の関わり方が自然だったので気持ちよく見られた。
でも、エンディング用に使っている実写のシーンを一コマ使ってみた演出は、 ちょい弱気だったと思う。

でもね、シシル ...。
君は、... この地球で、たった一人の妹だから。 君に会えて、ほんとうによかったと思ってる。 どこにいても、どんなに離れて暮らしていても、... 君は僕の妹なんだから」

10 月 9 日。
商用プロバイダのこと。
これまで三つのプロバイダ(bekkoame.or.jp, cyborg.or.jp, asahi-net.or.jp)を経験している。 この中では、弱小だった時代の cyborg の対応が一番、 良かった。 トラブルへの反応が分単位で測れるところは cyborg 位のものであったろう。 情報公開の程度もよく、回線あたりどの程度の人がいるとどう混雑し出すか - といったことまで学ばせてもらった。ちなみに、私が引っ越す直前の、 回線あたり 3.3 人という水準は定額プロバイダとしては破格のものであろう。 おしむらくは Internet への主要経路を海外に移して以後の回線が極めて細く感じることと、 どうにもネームサーバが重いことである。
ところで、つい最近まで cyborg のメールサーバは多分 8bit スルーでなかった(と思う)。 いつのまにやら 8bit スルーとなったようで、これで私が調べたことのあるサイトは全て 8bit 化されたこととなった。

asahi-net の料金が下がり、cyborg と逆転して以後は asahi-net でほとんど全てをこなしている。RING サーバが目の前にあることや、 問答無用でかたっぱしから subscribe しているような感じの NetNews は好感がもてる。 NSPIXP2 に近く、自サイト近傍が律速となることはおそらく無い。 でもトラブルへの対応や、要求に対する返答は.... はっきりいってペケ。 図体が大きすぎることによる反応の鈍さを感じる。 トラブルの数そのものが cyborg とは段違いに少ないからこれでも耐えられるが。
まあ、安くなったとはいえ、 その辺の定額プロバイダの倍を私はアサヒネットに払っている訳で、 これで BUSY があったり、 アサヒネットの近場が律速になるようなら怒るというもんである。

ところで、ISDN 化のおかげで手もとからの ping でアサヒネットの端まで 100ms を割り、 telnet で 10 chars/s のオートリピートが実用になるようになった(オーバーランしない)。 ローカルでは 24 chars/s で使っているのでまだ鈍さを感じるが、 IBM-PC のデフォルトが 10 chars/s であることを考えると Internet 経由でのリモート利用がローカルとかわりなく使えるようになった、 ということになる。 bekkoame.or.jp から外へ 700ms 台、cyborg.or.jp で 500ms 台、asahi-net.or.jp で 300ms 台だったアナログ回線との最大の差は、実はこの点かもしれない。


10 月 8 日。
高水準ライブラリの利用によるプログラミングのこと。
とりあえずは STL や Tk のことだけど、低水準のコマゴマとしたコトを 考えずにプログラミングできるという触れ込みだったはず。 ところが実際は、その実装を推測し、振るまいを推定しながらでないと使えたものではない。 もっとも、もともと C++ を覚えるのに ATT cfront が吐き出す C ソースを眺めて覚えたという程度には 実装を知っていないと不安に感じる(だからソースの付属しない Windows なんか使えない) タイプではある。

いやなに、ドキュメントがあまりに不完全すぎるって Tk に怒ってるだけだけど ....


10 月 7 日。
カーテンレールが落ちた。
木ネジが壁のボード板にしかささっておらす、その下の板にまで届いていなかったため、 ボード板から抜け落ちたということである。
2.5 cm 長のネジを外し、5 cm 長のネジに交換することを考えるが、木ネジを打ち込んでいくと ボードにくいこんだ部分がネジのミゾに絡んで、 板に届く頃にはただの太いクギになってしまい、ぜんぜん刺さらない。うーむ。

ビデオの配線やら配置やらで、たまたま「美夕」の録画に失敗、 ラストだけリアルタイムで見たが、fj.rec.animation での盛り上がりをみて、 いまさらながら惜しかったと思った。 その反動かどうか、前回は引越しの最中で録画もなにもできなかった「モスキートン」 はちゃんと見ることができた ..... もっとも、なにやら良く分からんかったが ....


10 月 5 日。
本日は絨毯敷き。床面積の一割しか見えてない部屋に敷くから、 実態はようするに倉庫番の続き。 けっきょく半分ほど敷いたところでダウン。いまもそのまま。
引越しの片付けは、計画の 2% も進んでいない。
「老人達は何が気に入らないんだ?」
「あんたバカ?」

10/3 の「こどちゃ」補足。
ユウコさんがよくわからへん、と書いたが、 見返したらちゃんとユウコさんの心変わりの描写があった。

というところで、疲れたので寝ます。お休みなさい ....


10 月 3 日。
神保町で
太田昌孝 「いま日本語が危ない」 丸山学芸図書
を立ち読み。要は Unicode 批判と、i18n はどうあるべきか、といった本。 著者は ISO-2022-JP-2 という遥かにまともなコード系を組み立てるのに関わった人だけに 中身はしっかりしているのだが、 題名からはしょーもない本のように見えるあたりが損をしている。 でもまあ、ISO 2022 のが好きな私としては、ようやく出た、といった気分。 Unicode という実に使えないコードが ISO に載った時は目の前が真っ暗になったものである。 Unicode の普及を止めるにはもう、遅いのかもしれないが ...

本日のこどちゃ。
紗南、直澄のニューヨーク初舞台と、ユウコさん事件終焉。
デキはよかった。実際、気に入ったところ抜き書きしていったら 10 行くらいになりそうだった。でも、話の繋ぎ方がちょおっと自転車操業なんだよなあ。 予告なしにネタが展開していく。
それと、ユウコさんが直澄にあゆみよるその歩み寄り方がちょっと安易。 本気なのかわざとなのかイマイチはっきりしない直澄の売り言葉に買い言葉 (この買い言葉はたしかにすげかった...)で喧嘩状態にあるユウコさんと直澄。 直澄のダンスに感心した位で直澄を認める気にはならんと思う。 特に同業者として失意のどんぞこにある時に ...

「伝わってる...? あたしの心臓のパクパク..... いっしょだよ、
あたしも直澄君といっしょ。ずーっといっしょだったでしょ ....」

10 月 2 日。
本日はメール書きやらなんやら。 テレホーダイが切れているので WWW 上に長居はできない。 NetNews の自動収集時間がかなり短くなったのとの対比で、 WWW の完全自動化スクリプトを用意すべき時期にきたようだ。

信越本線のこと。
1 年以上前から、もいっかい乗っとこう乗っとこうと思いつつ、 ついに乗る機会がなかった横川 - 軽井沢間。釜めし弁当は本家や道路沿いに残るようだし、 釜めし弁当の購入は最近はすっかりデパートの駅弁祭から、になってしまったので、 おべんとについてはいままでとぜんぜんかわりがなかったりもする。 東京を普通に出て信越方面に向かうと高崎を通過するのが 12 時ちょうどくらいになるので、 ダルマ弁当を買わずに横川まで耐えるのが苦行というか楽しみだった風習も昨日まで、 という訳、か....
実際には下りの列車で釜めし弁当を買うことはあまりなく(持って帰れない)、 上りの列車では釜めし弁当を売っている時間帯に横川を通ることがないので、 横川の駅で買ったのは両手の指で数えられる。 釜めし弁当を敵にまわす関係でお弁当の大激戦区となった横川のおべんとは外れがなく、 個人的には好きな駅だった。
信越本線沿いには好きな街がいくつかある。 小諸、上田、直江津。8 月に新潟からの帰りに、 よっぽど直江津に寄ってから東京に戻ろうかと思ったのだけど、 ... そうしておけば碓氷峠を通れたのだなあ。 実際には、つい(新潟)県立図書館に長居してしまって、 まっすぐ帰るしかなくなってしまったのだな。閉館まで居たもんだから、 家についたのは終電一本手前の電車で、であった。 とうてい直江津経由の信越本線で帰ってくる時間的余裕はなかった ...

ちなみに旅行先で図書館にいりびたるのは私の趣味である。
雑誌のとこに行って地方誌を読んだりするのが目的、ということになっているが、 実際には全部の書架を眺めて回るのが楽しみだったりする。
存在は知っていても現物は見たことがない本やら、 題名も著者も出版社もわからないため検索しようがなかった本が目の前にあったり、 ふだん良く行くような図書館とは違った並びを眺めるといろいろな発見があるのがヨイ。

県立図書館は、まんまるの巨大な部屋に放射状に書架が置かれ、中心にカウンターがある。 この、けっこエレガントな配置は気に入った。


10 月 1 日。
しみじみと、しみじみしつつ「倉庫番」
だいたいそういうもんだと思うけど、引越しの直後は部屋がダンボール箱で埋まっている。 そこで詠んだのが最初の一句。... 「句」という程のもんでもないが ...

壁の中の配管。
電話用に 6 芯のケーブルが配管されていた。これに ISDN の 4 線を通してしまうと 10-Base-T 用 4 線が通らなくなる。4 芯のケーブルならまだ諦めもつくが、 6 - 4 = 2 で 2 芯あまっているとどうにか工夫したくなるのが人情というもんである。 10base-2 用のをむりやりつないでみるか...?

引越し後のマシン。
SCSI カードを認識しなくなった。現在も認識せず、CDROM や SCSI HDD が使えない。 どうせケーブルが外れたんだろうと思い、中を見るもべつにそういうことはない。 よく考えてみればデバイスを認識しなくなったんでなく、カードを認識しなくなったんだから ケーブル周りのトラブルではないわな。 この辺の修理は週末にでも ... と思ったが、んな暇はないんだろうな、「倉庫番」の続きで ...

Bit SURFR Pro 初見。
マニュアルからはグローバル着信拒否ができそうにないのにちょいとあせった。 ホームページからは出来るようなことが書いてあったので、 一回も使わないうちからファームの更新。 ファームの更新法が公開されていて(単なる ymodem-g)、 特殊なソフトを必要としないあたりはエラい(もしかして常識かな?)。 これにしておいてよかったと思った瞬間である。 ... が、できることならこれくらいはファームをわざわざ更新せずとも、 最初から入れておいて欲しいと思うものである。
あまり発熱しない、というふれこみだったが、使っていると多少はあったかくなる。 抱いて寝ても低温火傷することはあるまい、という程度ではあるけど、 期待してた無発熱というほどでは無かった。
難点は... 電源の LED ランプが明るすぎて煩わしいというのがある。 DTE に繋いだマシンの電源を切ってあると、ランプが点滅(赤→緑→赤→緑..) する。 ちゃっちゃとテープで塞いでしまった。

ISDN は速かった
アナログ 28.8k にあわせていろいろ設定してあったので、ISDN 64kbps を使いきるのは大変なのだが、 たとえば EVA 絵なサイトへ [Auto Load Images] を入れたままではいったりして、 pppstats で瞬間最大風速 8k bytes/s, 平均 5k bytes/s が出たりするとモノが画像なだけに、 迫力はあった。 28.8k 時代、テキストなら瞬間最大風速 8k bytes/s というのを経験したことがあるけど、 画像は遥かに遅いから ... もっとも、「わあ、速い速い!」を騒いでいたのはほんの数分で、その後は、「遅い ...」 とのたまうようになってしまい、 [Auto Load Images] はオフになった。 .... 速度はちゃんと 8k/s でているんだけど、慣れてしまったんである ^_^;


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