■10月の栽培記録

◆冬が来る前に


『今冬、16株のバナナと5鉢のパインをどうやって管理しよう・・・』

まだ夏の暑いうちからずっと悩んでいました。
今年は小さいパパイアとミラクルフルーツまで加わって、大所帯です。

そして11月も目前に迫り、悩んだ結果、『簡易ハウス』を使って
屋外で管理することに決めました。

ホームセンターで買ってきたのは125×190×190センチ(幅・奥行き・高さ)
の大きさのハウス。
それをですねぇ、ひとりでエッチラ・オッチラ組み立てました!
北海道のウィングさんからいただいたバナナが植えてある花壇に被せます。

ここにハウスを設置
こんな単純なものを組み立てるのに1時間もかかりました。

鉢植えだった大小5株のバナナを地植えにし、
小さい鉢植えバナナ3株とパインを全部収容し、すし詰め状態で越冬
させる事にしました。
地植えの株間は30〜60センチしかないので決して良い状態とは言えませんが、
なんとかこれで春までガマンしてもらうつもりです。
お陽様がまったく届かない吸芽もありますが、これはまぁ仕方がありません。

薄っぺらいビニール1枚で無加温の簡易ハウスですから、
もしかしたらバナナの地上部はダメになってしまうかもしれません。
塊根さえ生きていたらO.K・・・というくらいの気持ちです。

ビニールを被せる作業でさらに一苦労。1人でするような作業ではないですね〜

ほうら、ぎっしり。トロピカル畑。

本当なら例年のように室内に入れて夜間も暖房したいのですが、
どの株も去年の今頃よりずっと大きくなり、鉢の数も多くなって、
どう考えても全ての株を家の中に取り込むことは困難になりました。

理由その1:去年は人様に言えないくらい電気代かかったし〜
理由その2:家の中がジャングルになって家族から大ブーイングだったし〜
理由その3:害虫(ハダニ、コバエetc)駆除に費やした費用と労力は
ハンパじゃあなかったわよ!

そんなわけで、今冬は実験的な意味合いも含めて
バナナたちに寒さを初体験してもらいます。
まさか、全滅なんてことないですよね?
ちょっと心配ではあります。
暖冬だといいなあ。

もう少し寒さが厳しくなってきたら、ハウスの下半分を「プチプチ」でカバーして、
できるだけ外気の侵入を防ぐつもりです。

実生のエンセーテ。あまり成長していません。

4号くらいの鉢のままだったので、根がこんなにまわっていました。これじゃあ大きくなれるわけない!

こんな大きい鉢の・・・

こんな隅っこに、なんでよさんから譲っていただいたプラッタの芽が!なかなか顔を出さないので心配してました。ホッ。

ミラクルフルーツにこんなものが。
花のようなそうでないような・・・

2003年1月2月春号5月6月夏号9月10月

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