コクラノミコン管理委員会
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WHAT'S NEW

・2001年 4月12日(累積アクセス数9700hits)

・2001年 2月28日(累積アクセス数8800hits)
 これまでの裁判経過(証拠調べ編)に第二十三回公判分追加
 金銭流動図改定
・2001年 2月2日(累積アクセス数8100hits)
 金銭流動図・表、公開
 ▼あらすじ(平成12年1月〜平成12年12月8日まで)
 〜被告:菱田氏出廷す〜
 ▼今後のHPコンテンツについて

・2000年 12月10日(累積アクセス数6940hits)
 11,111,111円の契約書、作成の経緯(抜粋)公開
 これまでの裁判経過(証拠調べ編)新設

・2000年 11月12日(累積アクセス数6000hits)
 続々・250万円の経緯(抜粋)公開
 録音テープ・その2、その3公開 

・2000年 10月17日(累積アクセス数5300hits)
 11,111,111円の契約書公開

・2000年 9月18日(累積アクセス数4300hits)
 9/11の裁判、被告菱田氏出廷せず、
"全三部構成"の情報公開について
等追加 


・2000年 9月17日(累積アクセス数4080hits)
 これまでの裁判経過
 菱田氏に対する質問状と回答
等追加 


・2000年 9月13日(累積アクセス数3650hits)
 続・250万円の経緯(抜粋)
 管理委員会宛メールフォーム
等追加 


・2000年 8月 5日(累積アクセス数2410hits)
 ホームページ更新再開、
 情報公開の再開にあたって掲載




【速報:4/9の裁判にて…】



2001年4月9日の裁判では、前回の2/23日の裁判後に更新したHP情報公開でもあらかじめ、お伝えいたしました通り、原告と被告双方に対して裁判所から「和解」を勧められました。
当然、管理委員会といたしましては被告:菱田嗣久に対する追求の必要性と正当性に関して訴えつつ、しかし条件次第によっては「和解」もありうるという考えを述べました。現在の「和解案」について要約いたしますと、現在管理委員会側が凍結(仮差し押さえ)している被告:菱田嗣久の口座にある、金銭420万円余り、これを被告:菱田嗣久が管理委員会に支払うことで、被告:菱田嗣久と原告:管理委員会双方の間に債務、債権は無くなり、また被告:菱田嗣久と原告側証人:寺西氏との間にもなんら債務や債権が無いことをお互いに確認し合い「和解」とする、というものです。(420万円の中には原告側の弁護士料も含まれます)
もし正式に「和解」をするという事になれば、もっと細かな「和解条件」に関して双方話し合いによって決定されますが、ひとまず次回の裁判(5/28)で双方「和解」の細かい条件について、検討した「和解案」を述べることとなると思います。

前回の更新でもお伝えいたしましたが、もし「和解」をした場合、当然被告:菱田嗣久の主尋問、反対尋問は行われず、法によるこれ以上の被告:菱田嗣久に対する真相追求は出来なくなります。

当然の事ながら現在の「和解案」は、けっして管理委員会が望む適正な決着・問題解決とは言い難いものであり、それはこのHPの情報公開をご覧いただいている方々には、お判りいただけることと思います。

その理由は現在の「和解」というシステムが管理委員会として、どうしても承服し難いと言わざるを得ず、つまりそれは確信的悪事を働くものにとって、見方によっては有利に作用していると思わざるを得ない点にあります。

数々の悪事を働いておきながら謝罪もしない、罪状認否をせず詐欺に関するさまざまな事実を明らかにしない、自己都合で勝手に裁判は欠席する、その挙句払う金がないからといって詐欺でだましとったお金を全額返還もしない、判決によって公正な社会のルールで白黒決着がつけられることもない、このような理不尽が、不当がどうして許されるのでしょうか。
これまで行われてきた裁判からも、被告:菱田嗣久には誠意のかけらもないことは明白であり、このまま和解を受け入れれば確信的な悪事を働いた者のゴネ得になってしまい、管理委員会としては到底承服できるものではありません。

本来、双方が歩み寄ってなされるべき「和解」が、確信的な悪事・非道を働くものにとって有利に作用することなど、断じてあっていいはずがありませんし、そのようなことなど絶対にあってはならないと管理委員会は考えます。

「和解」して裁判による追求が出来なくなれば、当然、今現在問題となっている事柄は明らかにされないままとなることでしょう。

しかし、なんとしても譲れない大事なことは、今も尚、被告:菱田嗣久によって辱しめられ、貶められた挙句、被告:菱田嗣久の私益を得るためのダシに使われ、また引き合いに出された方々が実際におられ、その方々は著しく名誉を傷つけられたままであるばかりか、大変心を痛めておられるという事実です。
事実無根な内容を吹聴され、いわれの無い辱しめを受ける。これがどれほどまでに苦痛で耐え難いものであるか?おわかりいただけるでしょうか?

名誉を著しく貶められ、信用を疑われるような事態にある方々の現状はなんとしても回復させ、正さなければなりません。

たとえばコクラノミコンの成功を心から願って、一生懸命に製作したアニメを無償提供くださったトイメディアデザイン社をはじめ、大会の窮状を見るに見かねて有形無形の援助をくださったボランティア有志の方々…、一生懸命頑張ったスタッフもしかりです。

「適正なる解決」をもって決着すべく追求する。そして被告:菱田嗣久によって歪曲された事柄を正す事は管理委員会の義務であり責任で、そのために管理委員会は存在し、HPの情報公開が存在します。

「和解」がどのような結果となろうとも、管理委員会といたしましては昨年2000年8月5日に再開されたHPによる情報公開から一貫して申し上げております通り、HPの情報公開を停止することは考えておりません。

今から公開される【OPAにまつわる偽の請求】も、被告:菱田嗣久が旧実行委員会や原告側証人:寺西氏から、なおも金銭を引き出す「材料」として悪用した経緯が判る重要な「証拠」であり、これは現在HPにて公開中のコンテンツ【250万円の経緯】【8/10文書】【11,111,111円の契約書の経緯】に引き続き重要な位置を占める事柄であるため、全て公開いたします。

管理委員会が被告:菱田嗣久に真に求めるもの。 これを被告:菱田嗣久本人が理解し、改めない以上、本当の解決「決着」とはならないでしょう。


前回までのトップページ



【速報:2/23の証拠調べ】



2001年2月23日、午後1時30分より2回目の証拠調べ(=裁判)が行われました。今回の裁判では被告:菱田側の代理人から原告側証人:寺西氏に対して前回の寺西氏の証言に対する反対尋問(=質問)が行われました。

本来、今回の裁判では原告側証人:寺西氏の反対尋問の後、被告:菱田氏の主尋問が行われる予定でしたが被告側の申し入れにより"急遽次回に回す"と、予定は当日になって変更され、被告側代理人から原告側証人:寺西氏への反対尋問(=質問)のみ行われました。

反対尋問の内容に入る前に、整理しておきますと、証拠調べ(=主尋問)の流れは次のようになります。

(1)原告側証人:寺西氏の主尋問
(2)原告側証人:寺西氏の反対尋問
(3)被告   :菱田氏の主尋問
(4)被告   :菱田氏の反対尋問

(1)は前回の12/8に行われましたので、今回2/23は(2)(3)と順次行われる予定でした。
ところが急な変更によって被告:菱田氏の主尋問はなされず、(2)の寺西氏の反対尋問のみ行われたこととなります。

今回の裁判に被告:菱田氏は出廷こそしたものの、被告の予定はやはり当日まで皆目わからず、今回の"主尋問は次回へ回す"という当日の急な変更も、またしても被告:菱田氏の一方的な理由によるものでした。裁判前日の夕刻、被告側代理人より原告側代理人に電話がありました。その内容は伝聞ですが↓

"菱田さんは前回『調書から何から一切合財貸して欲しい』と言って持っていったまま現在までまだ連絡が取れない。ですから明日の裁判に来るかどうかも判らないそうです。また来たとしても何の打ち合わせも出来なかったので、主張が出来ないのですが…"

と、以上の様な内容であったと言います。

昨年12/8に行われた裁判から約2ヶ月あまりの時間がありながら、まったく連絡をとらず、前日にいきなりこのようなことを言ってくる。そしてまた裁判当日は予定していた進行スケジュールの変更を余儀なくされる。『調書が無いから主尋問(=主張)は出来ない…』という自分勝手な言い訳など、常識的に考えて何度も通用するはずはないのですが、これまでに行われてきた裁判での被告:菱田氏の態度が今後も頻繁に続く様では困る為、裁判長からも「裁判所で決まった日程は守ようにちゃんと出てきてください」と、被告:菱田側に厳重注意がありました。以上、このような状況の中、2/23の裁判は執り行われました。
※今回の反対尋問の内容に関してのおおまかなリポートは
【これまでの裁判経過・証拠調べ編】を参照ください。

今回の裁判で被告側代理人が原告側証人:寺西氏に対して行った反対尋問の中で特に不可解な尋問がありましたので2つだけ、取り上げます。
まず一つ目として↓

※1
「アナタ(原告側証人:寺西)は被告とまだそんな親しい間柄ではなかったのでは無いか?」「それなのにアナタ(原告側証人:寺西)が菱田さんがいる事を他に触れ回ったので、菱田さんは手伝いをせざるを得なくなったのではないのか?」

といったニュアンスの尋問がありました。

この尋問に至る前に↓

『沖縄大会で立候補した当時、寺西は被告:菱田氏とは親しかったか』
『どのようにして寺西と被告:菱田氏は知り合ったか。』
『その後はどのような頻度で連絡をとりあったか』

と言った質問がありました。これらの後に[※1]の質問となるわけですが、被告側代理人が行った質問の流れからするとこれまで通り、被告:菱田氏は大会全般の総指揮を""押し付けられた""やらざるを得なかった"と主張したいようです。これは裁判が始まった当初から被告:菱田氏が続けているデタラメな主張です。

※現在、当HPにて公開中の"管理委員会から菱田嗣久への質問と、その回答より"【第二回質問状と回答】の質問2-4-(5)を参照ください。

仮に被告:菱田氏と寺西氏がそんなに親しい間柄ではないにも関わらず、SF大会を開催する為に被告:菱田氏が関与している事を寺西氏が方々に触れ回ったため、被告:菱田氏は迷惑し、仕方なく引き受けざるを得なかった…と言う被告:菱田氏の主張を正しいとするならば、その困った被告:菱田氏は「僕がいつ手伝うと言いました?
勝手にありもしないことを吹聴するのは止めてください、困ります。」「私は了承していないのですから大会は手伝いません」と何故寺西氏に強く抗議しなかったのでしょうか?過去にSF大会の開催経験をもつ人物として、強い発言力も有していた被告:菱田氏は子供ではないのですから、当然そのような事実があればきっぱりと抗議出来たはずです。あのヘンテコな11,111,111円の偽の契約書が発生した半年以上も前から、そして『大会は1千万円の赤字になります』と突如として言い出した随分前、そう95年頃から方々のコンベンションその他において寺西氏と一緒に挨拶周りをした姿は何だったのでしょうか?

ことに、親しいのか?そうでないのか?これが今回、被告:菱田氏が不正に詐取した金銭の返還をすることと、一体何の関係があると言うのでしょうか?

※2
「(証拠提出した資料を示して)まるで菱田氏と旅行会社があたかも結託しているかのような書き方をしていますが」

と、被告:菱田氏と旅行会社、そして管理委員会との事実に基づいたやり取りを記した資料について、ことさら問題視する発言を行いましたが、第三者的に判断しても"結託していたのではないのか?と判断されても仕方の無い行動・言動が事実、存在しています。

管理委員会は大会終了後より何度となく被告:菱田氏に「明細書を渡してください」と言い続けたにも関わらず、被告:菱田氏が必要な証憑類の開示をしてはくれなかったので、去る97年の5月29日に管理委員会メンバー数名と原告側代理人がN旅行を訪れ、資料の開示を要求しました。それは被告:菱田氏が最後の最後まで示してくれなかった明細書が旧実行委員会の会計帳簿を作成するにあたりなんとしても必要であったため、旅行会社からの請求の根拠について、大会会計を預かる管理委員会として当然の要求をしたに過ぎません。ところが旅行会社担当者は「菱田さんに連絡がとれるまで待って欲しい」「菱田さんが居ないと渡せない」と言って管理委員会の要求をあからさまに拒む発言がありました。

このあたりの詳細に関しては現在はまだ公開する段階ではない為、あえて省きますが、N旅行が取引をした相手は「第35回日本SF大会コクラノミコン実行委員会」であって、「プロトタイプ」でも「菱田嗣久」でも無いはずです。
事実、未だ返還がなされず問題となっている領収書にも「第35回日本SF大会」様と記されてあります。被告:菱田氏が旅行会社に指示して故意に水増しを行い、自らの口座に振り込ませたことは質問書及び回答書をご覧いただくとお判りいただけることと思いますが、すべてが事実であり、これは管理委員会が旅行会社に赴き資料の開示を要求した後、初めて知りることの出来た事柄なのです。

この事柄が発覚後の裁判で、被告:菱田氏はこの詐取した金銭4,074,918円は「寺西君とは話がついていた事だった」と、またしても理解不能な虚偽を並べ立てはじめる始末で、現在に至るのですが、今尚この主張を繰り返しています。しかし、当然のことながら原告側証人:寺西氏と被告:菱田氏との間でこのような約束がなされた事実はまったくありません。

仮に旅行会社と結託していたら?では結託していなければ、一体どうであったというのでしょうか?

A)被告:菱田嗣久と旅行会社は結託して、実行委員会と寺西からお金をだましとった
B)被告:菱田嗣久は旅行会社を錯誤せしめ巧みに操り、実行委員会と寺西からお金をかすめとった

これは本来、大会の会場費その他、被告:菱田氏いうところの『「立てこみ料」が不足しているので、実行委員会がN旅行に支払わなくてはならない』と預かったお金ではなかったのでしょうか?
結託していようといまいと、被告:菱田氏が騙して意図的に金銭を詐取したことは明らかな事実ではないのでしょうか?被告:菱田氏は旅行会社をも錯誤せしめていたことは明らかな事実なのであります。




【和解勧告、ふたたび】



裁判終了後、双方の代理人が裁判長に別室に呼ばれ話し合いが行われました。結論から申し上げますと、この裁判は次回の裁判において再び「和解勧告」を言い渡される事になると思われます。が、現在管理委員会が被告:菱田氏を追及している部分は林田氏に預けた250万円が、N旅行の支払いに充当され、その後、被告:菱田氏の口座へ振り込まれていた事実に対し追求を行っています。このHPをご覧いただいている方々は、すでにご承知の通りと思いますが、もしこのまま「和解」をすることになった場合、それ以外に被告:菱田氏が不正に持ち出しを行っている金銭については返還されるどころか、それ以外の事柄に対しての当然の追及も出来なくなります。しかし当然被告:菱田氏の主尋問、そして反対尋問は行われなくてはなりませんし、このまま主尋問もなされず、真実も明らかにはされずの「和解」では管理委員会の望む納得のいく適性な解決「決着」ではありません。
結論から申し上げて、管理委員会といたしましては被告:菱田氏に対し追及をやめることはいたしませんし、このまま「和解」を受け入れる意思もありません。
もし「和解」をした場合、管理委員会に返還される金銭は、裁判が始まる前に管理委員会があらかじめ「凍結」した被告:菱田氏の口座にあった420万円あまりの現金のみの返還しかなされないことになります。
しかし、それよりも大事なことは、裁判が始まって以来現在に至るも被告:菱田氏は数々の嘘・デタラメを繰り返すばかりで、一向に真実が明らかにしてはいませんし、繰り返し唱える主張には謎が多く、聞くほどに理解不能なのです。
主尋問・反対尋問を行い、被告:菱田氏が筋道の通った主張で、真実を明らかにし、反省しない限りは管理委員会との「和解」は無いといわざるを得ません。

このまま「和解」してしまえば、コクラノミコンで何があったかということが、一切明らかにすることが出来なくなってしまうどころか、山積みしているさまざまの不明瞭な事柄は、そのままうやむやになり、解明されないままになってしまいます。それこそ不正を意図的に計画し、実行した被告:菱田氏のまさに思う壺です。被告:菱田氏にとって「和解」となること程、好都合な事はないでしょう。

前述いたしましたが、適正な管理委員会の望む解決「決着」がなされるまで、決して被告:菱田氏への追及をやめませんし、HPによる情報公開も停止いたしません。ここで追求を止めることは、今日まで管理委員会を信じて励ましをしてくださった方々のお気持ちを裏切ることになってしまうからです。

管理委員会が求めているのは、金額的な補償や裁判の終結そのものではないのです。被告:菱田氏が傷つけた人々の名誉を回復するとともに、そして二度とこのような劣悪な事件が再発しないように、コクラノミコンにおいて何がおきたかという事実を明らかにすることこそが重要と考えます。
なぜなら、それはコクラノミコンの開催に協力してくれた関係者の方々、運営のために尽力したスタッフ、そして参加してくださった参加者の方々に対する責任にほかならないからなのです。
管理委員会は真実がすべて明らかになるまで、なお追求を続けていきます。



開始・主尋問


 去る平成12年12月8日、通算22回目の裁判が行われました。

 被告:菱田氏が不正に詐取した金銭の返還を要求する裁判を管理委員会が提訴して(=裁判を始めて)から実に4年目。
この平成12年12月8日の主尋問(証拠調べ)からコクラノミコンの裁判は新展開を迎えました。
ここでまず、主尋問・証拠調べに至った経緯についてのあらましをご説明いたします。

●あらすじ/平成12年1月〜平成12年12月8日まで

 平成10年の4月以来、管理委員会は被告:菱田氏の『和解はしてもいい、但しインターネットによる情報公開を停止すること』『まず、話し合いをしたい…』という希望を受け入れ、"和解を前提とした話し合い"をこれまで進めてまいりました。

度重なる話し合いの末、平成12年の3月頃には被告:菱田氏が『和解金として、500マンまでは払っても良い』と意思を明確に示しました。このことを受け、500万円という数字が、まずこの度の民事訴訟で管理委員会が申し立てている【4,947,049円の返還】に達していることも考慮し「和解」を前向きに検討いたしておりました。

 ところがその後、被告:菱田氏は昨年平成12年3月に予定されていた裁判の延期を直前に申し立てると、それ以降何ヶ月にも渡って出席するともしないともはっきりさせない、判らない状況が延々と続きました。

 被告:菱田氏は、裁判延期申し入れより半年後の平成12年7月に行われた裁判のみならず、9月、10月と行われた裁判にも欠席し続け、ついには被告の代理人(=弁護士)さえも被告:菱田氏本人と連絡が取れなくなってしまうという異状事態に陥りました。
 この被告:菱田氏の「音信不通」により、これまで「和解」に向けて進められてきた話し合いは一方的な理由で宙に浮いた形となり、中断してしまいました。

 よって、平成12年12月8日より裁判所の判断により、これまで進められてきた「和解」への話し合いをやめ、「主尋問・証拠調べ」が開始されました。

 ここまでが、主尋問に至った経緯(平成12年1月頃〜平成12年12月8日まで)のあらましです。

●〜被告:菱田氏出廷す〜

昨年の平成12年12月8日の主尋問に、今まで音信不通であった被告:菱田氏がようやく出廷してきました。

 第1回目の主尋問は原告側証人:コクラノミコン代表発起人、寺西氏の主尋問から始まり、被告:菱田氏の主尋問は平成13年2月23日に持ち越されることとなりました。(この主尋問での主なやり取りはこれまでの裁判経過・証拠調べ編を参照ください。)

一連の主尋問につきましては後日、詳細なリポートを掲載する予定でおりますが、来る平成13年2月23日に行われる被告:菱田氏の主尋問、そして同日再び原告側証人:コクラノミコン代表発起人寺西氏の反対尋問が行われますので、その後に改めての掲載を予定いたしております。

 これからの裁判(主尋問・証拠調べ)では、今まで当管理委員会があえて公開していなかった、あるいは公開できなかった様々な事柄が確実につまびらかになっていく事と思います。

 なお、裁判がこれから本格化する前に管理委員会として、出廷してきた被告:菱田氏に対しあえて申します。

**********

 まず、フェアに、そして誠実に、真摯に対応してほしい。それは↓

・『実行委員会より不正に詐取した金銭は必ず返金する事。』

本来かかってもいない経費をさもあったかのように捏造し、騙して奪う行為は見過ごすことは絶対に出来ないし、それは最後まで追求します。

・『「預かっておく」と持っていった金銭についての使途を全て明確にする事。』

不透明な使途は徹底的に追求し、返還されるべきものについては当然返還してもらいます。

・『この事件とはなんら関係の無い他の旧コクラノミコン実行委員会スタッフをこれ以上巻き込んだり、たきつけたりはしない事』

関係の無い第三者をたきつけたり、巻き込んだりダシに使ったりするような"筋違い"なことははっきり言って無意味です。人になすりつけたり、責任の回避をしたところで事実はなんら変化しません。自らの行った行為について、自らが責任をとるべきです。

・『逃避をやめる事』

自らの主張が正しいのであれば、裁判に出てきて堂々と主張が出来るはずです。
裁判に出たり出てこなかったりという不可解な行動そのものが、自らの首を締める行為となるとは思いませんか?。出てこない→裁判がすすまない→何故?理由は?
裁判を引き伸ばしてもそれは見る人が見れば"ただの時間稼ぎ"としかとられず、いっこうに無意味です。
不正をなした全ての事柄について、逃げたり誤魔化したりすることなく、正面から誠実に管理委員会と解決に向けて努力をして欲しい。

**********

このようなことまで被告:菱田氏に言わねばならぬのには、理由があります。

 結論から申し上げますと、この事件について全ての事情・事実を知り得ている関係者とは、被告である菱田氏、そしてコクラノミコン管理委員会メンバーのみです。

 被告:菱田氏が不正に詐取した金銭の流れについて、こと細かく把握している者とは直接的にこの事件に関わっている者、被告である菱田氏そして原告:管理委員会のメンバー以外は存在し得ないのです。

 その事は当の本人(被告:菱田氏)が、よくよく理解していることです。

 ことに経費を水増しして、実行委員会や代表発起人を騙して不正に請求し、窓口であった旅行代理店を経由させて"マネーロンダリング"し、自らの口座にせしめる事など、他の誰が知り得るでしょうか?

 全ては被告:菱田氏がSF大会という場を利用してスタッフの誰にも悟られない様に、内密に秘密裏に表面化しないように画策していたものであるため、他の誰も知る由の無いことは現在公開中の録音テープからも明らかであります。

下の図・表はこれまでに被告:菱田氏が原告側証人:寺西氏から、あるいは実行委員会から『預かっておきます』と持ち出した金銭の一覧です。

この一覧をご覧いただきますとお判りいただけることと思いますが、いつどのような手段によって、どういった経緯のもとに、この多額の金銭は持ち出されたのか?これらはまったくと言っていいほど旧実行委員会スタッフの知る由も無かったことであり、そこに第三者が入り込む余地など性質上ありはしないのです。

*   *   *

菱田氏が受け取った金銭、
合計1537万1410円也


●金銭流動図・表:その1

この図・表には被告:菱田氏が『預かっておきます』と言って持ち出した金額のその流れをまとめたものであるということは前述した通りですが、この中には実際に経費として様々な支払いに充当した部分もあるかもしれません。
その経費を正当か否かを判断するためにも、証憑類がぜひとも必要なのです。

また、この金銭流動図・表には大会参加者の参加費が一部は含まれておりますが、その大部分(ほとんど)に関しては話の進行に混乱をきたす恐れがあるため除外しております。

大部分は原告側証人:コクラノミコン代表発起人の寺西氏が金策してきた金銭を記しております。

尚、この表で最も重要な部分は"赤い矢印部分"です。
この赤い矢印部分が現在係争中の裁判で原告が被告に対して追及している部分であり、被告:菱田氏に求めている【4,947,049円の返還】の中に件の「250万円」は全額含まれています。
(「250万円」の事柄に関しましては管理委員会のHPにあります【250万円の経緯】【続・250万円の経緯】【続々・250万円の経緯】そして近日公開予定の【続々々・250万円の経緯(完結)】をご参照ください。)


被告:菱田氏が持ち出した金銭、1537万1410円の流動図・表


金銭流動図
金銭流動図【クリックで拡大】
金銭流動表
金銭流動表【クリックで拡大】


今後のHPコンテンツについて



今後、HPではこの図・表を踏まえた上で、平成8年('96年)10月頃、大会の残務が一通り終了し、被告:菱田氏が請求明細・内訳、そして領収書などの必要な証憑類を実行委員会に渡さずじまいで金沢に帰ってから以降の話となります。

その間にも被告:菱田氏と原告側証人:寺西氏とのやりとりがあり、また現:管理委員会のN氏が、残務に関して非協力的な被告:菱田氏に対し資料の提出・開示を何度も説得するなどのやりとりが存在しました。

'96年10月以降のやり取りの中でもっとも重要な事柄の一つとして、"全3部構成"の中でも触れましたが↓
"OPA制作にまつわる偽の請求""実行委員会に来た、新たなる請求書" があります。

被告:菱田氏は執拗なまでにオープニングアニメの商品化に固執し、その権利に関して自らが運営するプロトタイプからの発売を強く望み、挙句には誰の承諾も得ずに、勝手に製作した(と、被告:菱田氏は言う)上に、今度は『発売の時期を逸してしまった』と言って実行委員会と寺西氏に対しさらに「損害金」を要求してきます。

裁判の進展に伴い、今後これらを順次公開して参ります。