光文社編アンソロジーのページ


 


                 

大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー」 ★☆


本屋さんのアンソロジー画像

2013年01月
光文社刊

(1600円+税)

2014年08月
光文社文庫化

   


2013/02/16

  


amazon.co.jp

光文社の新企画、作家がテーマに基づいてリクエストする、という趣向の他作家によるアンソロジー3冊の内の1冊。
ちなみに他の2冊は、
「坂木司リクエスト!和菓子のアンソロジー」「近藤史恵リクエスト!ペットのアンソロジー」
私も勿論好きな本屋さんというテーマは、楽しみであり、またそれが故に単調にならないかと危惧もしましたが、そんな心配は全く不要でした。
本屋さんという同じテーマではあっても、その舞台の使い方が各作家により様々、そして各ストーリィも各人の持ち味を遺憾なく発揮していて様々です。

有栖川作品は有栖川さんらしく書店を舞台にしたミステリ。また坂木司作品も書店を舞台にした事件もので、ともに楽しさたっぷり。
書店が舞台というより主人公が書店員という共通点ある作品は、
門井慶喜作品、誉田哲也作品、乾ルカ作品、誉田哲也作品、似鳥鶏作品、飛鳥井千砂作品と6作あり、過半数。
書店・書店員という枠を越えての意表を付く面白さという点では、異色さにおいて
吉野万理子作品がダントツ、門井慶喜作品がそれに続きます。
また、
誉田哲也作品では、誉田ファンならではの楽しみが用意されていました。
本および書店と触れ合う楽しさ、喜びを描いてくれたのは、
宮下奈都作品および飛鳥井千砂作品。

いろいろな味わいに触れられる一方、もっと!と物足りなく感じてしまうのもアンソロジー。本書はその典型的な一冊です。

有栖川有栖・・・本と謎の日々
坂木司・・・・・国会図書館のボルト
門井慶喜・・・・夫のお弁当に石をつめた奥さんの話
乾ルカ・・・・・モブ君
吉野万理子・・・ロバのサイン会
誉田哲也・・・・彼女のいたカフェ
大崎梢・・・・・ショップtoショップ
似鳥鶏・・・・・7冊で海を越えられる
宮下奈都・・・・なつかしいひと
飛鳥井千砂・・・空の上、空の下

あとがき−大崎梢

    


   

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