霊体 | シルバーコード | 肉体 |
(霊の心 [霊的意識]) | (肉体の心 [肉体本能]) | |
【 霊(真の自我) 】 |

人間の身体は霊体と肉体の二重構造、「霊体(不可視)」に重複するようにして「肉体(物質的な身体)」が存在しています。
覚醒中は「霊体と肉体」は同一場に重複していますが、「霊体」は重複状態から離れて自由に動き回ることが可能です。
霊体は死後に霊界で生活する為の身体です、肉体は物質界(地球)で生活する為の身体です。
それから、霊体には(霊の心)、肉体には(肉体の心 [肉体本能])があります。
そして人間の本体【 霊(真の自我) 】が存在していますが、物理的な空間を必要としないので、敢えて図には表現していません。
「... 自我の本体である霊は肉体の「中」にあるのではありません。霊は肉体とはバイブレーションが違うので、内側にあるとか外側にあるとかの表現はできません。心臓と肺の間に挟まれて小さくなっているのではありません。本来のあなたは肉体という器官を通して自我を表現している「意識体」です。 ...」
上図は霊体と肉体が分離(離れた)状態ですが、これを幽体離脱と言います。「霊体と肉体」はシルバーコードによりつながっています。
このシルバーコードは例えば、Wi-Fiのようなものと考えれば、距離が離れていても問題ないですし、絡まることもなく接続状態が保たれますからね。
「霊体と肉体」はどちらも媒体です。そこに「霊 [生命素]」が入ることによって意思を持って動き出すことになります。
例えば、自動車は勝手に動き出すことはありませんよね、人間が乗って運転することによって初めて動き出すのと同じです。


それから、「霊体と肉体」を接着する為の中間物質が存在しています(上図の緑色の部分です)。
これは、「結合体とか中間体」と呼ばれていますが、ただ接続するだけではなく、両者の間のエネルギーの交換を可能にしています
シルバーコードはこの接着剤のような中間物質が変化したもので、2本の太いものと、無数のクモの巣のような細いものから成り立っています。
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「霊体」は「霊」の進化にともなって状態が変化し、遠い将来には身体の形体が消滅するようになります。身体の表現形式が形体から色彩に変わっていきます。外形が失われ、色彩によって個別性が示されるようになるのです。
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シルバーバーチの霊訓から、
「人間は身体と精神と霊の三つの要素が一体となったものです。一個の自我に三つの側面があると言うことです。」
サイト管理者(注)身体とは「霊体と肉体」のことです。精神とは「霊の心と肉体の心」です。
「肉体を霊から切り離して考えることはできません。肉体は霊に制約を加え、霊は肉体に生命を与えるという具合に、両者は切っても切れない関係にあります。一個の存在を構成している二つの要素を分離して考えてはいけません。あなたという存在は数々の要素が互いに反応し合いながら一個の総合体を構成しているのです。すべての側面が融合し結合し混ざり合って、あなたという一つの統一体すなわち霊魂を構成しているのです」
「全くその通りです。人間は三位一体の存在です。一つは今述べたスピリットで、これが第一原因です。存在の基盤であり、趣旨であり、全てがそこから出ます。次にその霊が精神(マインド)を通じて自我を表現します。これが意識的生活の中心となって肉体(ボデイ)を支配します。この三者が融合し互いに影響しあい、どれ一つ欠けてもあなたの存在は無くなります」
「これは大変な問題ですね。まず物質と霊、物質と精神とを混同なさらないでください。人間は宇宙の自然法則に従って生きている三位一体の存在です。
肉体は物的法則に従い、精神は精神的法則に従い、霊は霊的法則に従っており、この三者が互いに協調しあっております。かくして法則の内側に法則があることになり、時には見た目に矛盾しているかに思えても、その謎を解くカギさえ手にすれば本質的には何の矛盾も無いことが分ります。
法則の裏側に法則があると同時に、一個の人間の様々な側面が交錯し融合しあって、常に精神的、霊的、物的の三種のエネルギーの相互作用が営まれております。
そこには三者の明確な区別は無くなっております。肉体は遺伝的な生理的法則に従っておりますし、精神は霊の表現ですが、肉体の脳と五官によって規制されております。つまり霊の物質界での表現は、それを表現する物質によって制約を受けると言う事です。
かくしてそこに無数の変化と組み合わせが生じます。霊は肉体に影響を及ぼし、肉体も又霊に影響を及ぼすからです。これでお分かり頂けるでしょうか」
──真の自我は肉体でもなく幽体でもなくて、いったい何なのでしょう?
「どう呼んでみたところで所詮は用語にすぎません。言葉は三次元世界のものですから、言葉を超えたものを完全に表現することはできません。したがって霊とは何かということを正しく表現できる用語がないのです。
霊は物質的なものではありません。三次元的なものではありません。どこそこという存在場所をもつものではありません。身体のように空間を占めているのではないのです。あなた方の物的な感覚によっては、見ることも聞くことも触ってみることもできません。その霊こそ実在なのです。霊とは生命力です。霊とは動力です。霊とは宇宙の大霊の一部なのです。
ですから、あなたがた人間は三位一体の存在ということになります。物的身体があり、霊的身体があり、そして魂(霊)があります。それらをぜんぶ別の用語に置きかえたければそうなさるがよろしい。が、何の意味もありません。用語をいじくり回すにすぎません。魂とは神性の火花です。内部に宿る大霊の一部です。
あなたはその身体ではありません。その身体はあなたではありません。霊的身体はその物的身体が崩壊して大地に戻ったあと、引き続き自我を表現するために使用する媒体です。本当の自我は外側、表面、殻などには存在しません。内部の核、仁、中枢、魂、生命、つまりはあなたに潜在する〝神〟です。
霊は無限の存在であるがゆえに無限の顕現と段階的変化をたどります。一連の身体があり、それをアストラルだのエーテルだのと呼んでおられますが、それも一個の霊が顕現したものなのです。用語に惑わされてはいけません。言葉はただの道具にすぎません」