男の自宅介護

糖尿病性腎症 第3期(顕性腎症) 2019/10/18~

■難易度の高い食事療法 2019/10/23

神さまにたてつく 
…天に向かって言う 「またですかい!」「また試練ですか!」「乗り切って見せます!」
  2019/10/11 NHKガイロク 森山良子

実は1年前の尿検査でも尿アルブミンが悪化していたのですが
腎盂腎炎騒動が続いたため、放置状態でした。

りすやまさんのメール情報で尿アルブミン悪化の話があったので
妻の通院時に尿検査してもらったところ、悪化した状態でした。

妻の糖尿病が新しいステージになりました。
難易度の高い食事療法になります。
手ごわいですがやります!



■糖尿病性腎症 第3期(顕性腎症)

10/18内科受診により 腎症の検査しました。
血液検査の腎機能(eGFR)はOKですが、
尿アルブミンがボーダーライン300以上のギリギリアウトです。

2013年に腎症の病期分類が変更されています。
eGFR30以上、尿アルブミン300以上の第3期(顕性腎症期)です。

ロサンタル。増量してもらいました。
食事療法も変わります。

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eGFR=79.2、尿アルブミン322
・造影剤MRI
・HbA1c=7.7
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■糖尿病腎症の食事療法

1)血糖値を下げること、2)腎臓を守ることの2つを両立させる非常に難易度の高い食事療法になります。
血糖値は薬で何とか対処できますが、腎臓を守るための薬は高血圧などの周辺症状を改善する薬しかありません。
そのため、表3(たんぱく質)、表4(乳製品)の配分が減り、表1(糖質)、表5(脂質)の配分が増えます。

■糖尿病腎症の食品交換表 購入

4年半前2015年3月、糖尿病が発覚して、「食品交換表」による栄養管理を続けてきました。
その時、「糖尿病腎症の食品交換表」も購入しましたが、「第2版」でした。



2016年5月に第3版が出ています。13年ぶりの改訂でずいぶん変わっています。
第3版は下記改訂で、ドンピシャです。

・平成25年の腎症の病期分類の変更に準拠
・第3期の患者さんの食事療法に最適化
 :原則として総エネルギー量を標準体重1kgあたり25〜30キロカロリー,たんぱく質量を同様に0.8〜1.0g
・総エネルギー量が1日18〜25単位の指示単位配分例
・食品交換表第7版との連動



各素材のタンパク質量、塩分量が記載されています。
今まで、素材の塩分は計算していなかったので、若干ですが追加になります。

早速、手配しました。メルカリで¥780.
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糖尿病腎症の食品交換表 第3版
日本糖尿病学会 ¥1,650


同時に「腎臓病食品交換表 第9版」も購入¥700
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腎臓病食品交換表 第9版 治療食の基準 第9版
黒川 清, 中尾 俊之他 ¥1,650

・腎症の病期分類の変更は古い分類です。
・糖尿病腎症から透析まで幅広い内容です。
・素材によってカリウムの量は書いてありますが、
 タンパク質はすべて3gなので計算できません。
・タンパク質の量を3g=1単位としてコントロールします。
---これは使いません

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■腎症の栄養管理について管理栄養士さんと相談。

10/21 病院の管理栄養士さんと栄養相談しました。
---糖尿病腎症の食品交換表 第3版 は持っていませんでした。
この病院では「糖尿病腎症の食品交換表」を実践している人はいないようです。

医師の指示は19単位50gです。

・摂取エネルギー18単位(身体活動量25)、タンパク質50g、塩分6g以下、カリウム制限なし
・栄養配分 … タンパク質50g優先でいい。 表1(糖質)を増やして、血糖値も上げたくない。
・表5を増やす方法… ドレッシング、マヨネーズ、フライ、バター、
・治療用特殊食品、エネルギー調整食品 病院の事例、手配先 パンフレット
・病院の腎臓病食50g献立例
・訪問管理栄養士のメリットは?
 栄養管理や調理ができない人に代って、献立や調理をしてくれます。
 私にはメリット少ないと思います。



■タンパク質量を計算してみました。 

糖尿病性腎症 第3期のタンパク質 標準体重×(0.8~1.0)=x0.9=50g

「糖尿病腎症の食品交換表 3版」により1日のタンパク質量を計算してみました。

野菜のタンパク質量が教科書では平均で1単位4gですが、
大雑把すぎるので、詳細に計算しました。
使っている野菜は9品種ぐらいなので、エクセルに表計算を仕込んで1日分を計算しました。
パソコンで計算しましたが、毎日の計算にはスマホにエクセルのアプリで入力できます。
ざっくり、350g以上でタンパク質2.95~3.19gで、平均4g以下でした。
この値を食事日誌に記入します。

 
栄養配分は今までと同じです。
10/19 53.31g 17.13単位
10/20 47.49g 17.32単位
10/21 43.98g 16.51単位
10/22 45.82g 17.51単位
10/23 48.00g 17.31単位

→栄養配分は今まで通り糖分を抑えても50gがいけそうです

ただし、表3の中でタンパク質が高いものは避ける。
     単位数が足りなければ表5(脂質)を増やす。
  これを心がければ18単位50gがいけそうです。
 
逆に、教科書の配分では40以下になってしまいそうです。


過去データでは、「海天すし」「はま寿司」の日は50を超えたので、
ネタは厳選するとか、朝夕食に低タンパク質ごはんにするとか、工夫が必要です。
月1回ぐらいは越えてもいいかな?

10/15 海天すし 70.40g 18.41単位
10/17 はま寿司 58.91g 16.96単位

今後、タンパク質量を毎日計算することにしました。
病院の管理栄養士さんに紹介いただいたお店で
治療用特殊食品「低タンパク質ごはん」なども試してみたいと思います。


■食事日誌の記入欄のハンコ作成

食事日誌に、1日の合計量を管理するため、記入欄をゴム版で作成しました。

・摂取エネルギー
・野菜
・塩分
・摂取水分
・タンパク質

いままで、なかったタンパク質量の記入欄も追加。





 

■分類と集計欄にオリジナルハンコを注文しました 2019/11/11
オリジナルハンコ



■低たんぱくご飯を買ってみた 2019/10/25
 
お寿司の外食など、タンパク質が増える時を想定して
低たんぱくご飯を試してみることにしました。
毎日使うつもりはありません。
3.2単位ならタンパク質4.1g節約できます。
  

病院の管理栄養士さんが教えてくれたお店に行きました。
片道20分6km

 
治療用食品の店 ひまわり
平日10:00-5:30 土曜9:00-12:00
 

とりあえず。2種類。1つづつ購入
---病院で使っているのはPLCごはんです。
 


生活日記ごはん1/25
ニュートリー㈱ 205円+8%
 
PLCごはん1/25
ホリカフーズ㈱ 191円+8%
  
今日の夕飯に「生活日記ごはん」、試してみました。
1パック180gで306kcal=3.8単位あるので、私も30gいただきました。
見た目は透明感のある白です。
味は、いつものご飯と違いましたが、悪くありません。
おかずと一緒なら問題ないです。
妻も「大丈夫!」でした。使えそうです。

通販で検索しても1個の価格は大差なく、
1個でも購入できるので、ここで購入がよさそうです。


---低蛋白米の製造方法特許---
低蛋白米の製造方法は、原料米を除菌洗浄した後、
除菌清浄米を乳酸菌と蛋白質分解酵素含有の仕込液に浸漬し、
仕込液中に十分な溶存酸素が存在する好気条件下での発酵処理を行い、
発酵処理後に水洗して余剰物を除去し、
水洗後水切りしてなることを特徴とするものである。


 
■先週の検査結果
2019/10/25 内科に行って検査の確認と今後の食事療法について合意してきました。
・抗利尿ホルモン(ADH)  十分出ているので、尿崩症ではない
・膵臓のインスリン (血中cペプチド) 十分出ているので、インスリン抵抗性あり
・18単位、タンパク質50gで合意。
 食材に気を付けながら今の配分でタンパク質の量を集計する。
 多少の凸凹はOK。絶対に50g以下ということはない。
 

 

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