司法試験ってなんやねん?
基本書
憲法 | ||
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憲法(新版) | 芦部信喜 | 岩波書店 |
憲法T・U(新版) | 野中俊彦他 | 有斐閣 |
憲法(第三版) | 佐藤幸治 | 青林書院 |
民法 | ||
民法T・U・V | 内田貴 | 東京大学出版会 |
有斐閣双書 民法(1)〜(9) | 遠藤浩他 | 有斐閣 |
有斐閣Sシリーズ 民法T〜X | 山田卓生他 | 有斐閣 |
民法総則(第四版補正版) | 四宮和夫 | 弘文堂 |
刑法 | ||
刑法講義総論・各論(第四版補訂版) | 大谷實 | 成文堂 |
刑法総論講義・各論講義(第二版) | 前田雅英 | 東京大学出版会 |
商法 | ||
(総則・商行為) | ||
有斐閣双書 商法総則・商行為法 | 上柳克郎他 | 有斐閣 |
有斐閣Sシリーズ 商法総則・商行為 | 落合誠一他 | 有斐閣 |
(会社) | ||
会社法(全訂第五版) | 鈴木竹雄 | 弘文堂 |
リーガルマインド会社法 | 弥永真生 | 有斐閣 |
(手形・小切手) | ||
最新手形法・小切手法(三訂版) | 田邊光政 | 中央経済社 |
リーガルマインド手形法・小切手法 | 弥永真生 | 有斐閣 |
民事訴訟法 | ||
民事訴訟法(第二版) | 上田徹一郎 | 法学書院 |
民事訴訟法講義(第三版) | 中野貞一郎他 | 有斐閣 |
刑事訴訟法 | ||
刑事訴訟法(新版) | 田宮裕 | 有斐閣 |
刑事訴訟法 | 田口守一 | 弘文堂 |
Article (アーティクル) | 早稲田経営出版 |
司法試験初心者でも読みやすい。内容も充実していて面白い。 おすすめ。 |
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HI.Lawyer (ハイ・ローヤー) | 辰巳法律研究所 | 各号の特集により面白さが異なる。つまり、当たり外れがある。中身を確認してから購入するのが無難。 ただし、97年10月号から紙面がリニューアルされて、かなり充実した内容になった。 |
法学教室 | 有斐閣 | 字ばっかりなのでちょっと取っつきにくい。司法試験向けに作られていないので、直接使える情報は少ない。値段も高い。 しかし、学者の先生が書いているだけあって内容は濃い。 |
司法試験関連
知ってほしい司法試験 司法の世界 | 芳賀淳他 | 日本評論社 | ¥800 |
伊藤真の司法試験合格塾!「実践編」 | 伊藤真 | 中経出版 | ¥1,400 |
司法試験のための法律学の学び方 | 遠藤浩編 | 早稲田経営出版 | ¥2,500 |
司法試験機械的合格法 | 柴田孝之 | 日本実業出版社 | ¥2,330 |
司法試験・択一マル秘一発攻略法 | 尾城雅尚 | エール出版社 | ¥1,300 |
P&C方式「速攻」司法試験突破術 | 井藤公量 | 辰巳法律研究所 | ¥1,165 |
新版 P&C方式「速攻」司法試験突破術 | 井藤公量 | 辰巳法律研究所 | ¥1,800 |
ノンフィクション・エッセイ・法曹の仕事の紹介など
ボクが弁護士になった理由(わけ) | 伊藤芳郎 | 教育史料出版会 | ¥1,500 |
明日の法律家へ | 伊藤真の司法試験塾・法学館編 | 日本評論社 | ¥1,700 |
検察官の仕事がわかる本 | 受験新報編集部編 | 法学書院 | ¥1,500 |
裁判官は訴える!私たちの大疑問 | 日本裁判官ネットワーク | 講談社 | ¥1,800 |
だからあなたも生きぬいて | 大平光代 | 講談社 | ¥1,400 |
女検事ほど面白い仕事はない | 田島優子 | 講談社 | ¥1,500 |
中坊公平・私の事件簿 | 中坊公平 | 集英社新書 | ¥660 |
ドキュメント 弁護士 | 読売新聞社会部 | 中公新書 | ¥660 |
裁判の秘密 | 山口宏 副島隆彦 | 洋泉社 | ¥1,800 |
東京地検特捜部 | 共同通信社社会部 | 講談社+α文庫 | ¥680 |
修習生って何だろう 司法試験に受かったら | 21世紀の司法修習を見つめる会編 | 現代人文社 | ¥1,700 |
小説
検察捜査 | 中嶋博行 | 講談社文庫 | ¥562 |
違法弁護 | 中嶋博行 | 講談社文庫 | ¥667 |
司法戦争 | 中嶋博行 | 講談社 | ¥2,000 |
第一級殺人弁護 | 中嶋博行 | 講談社 | ¥1,600 |
沈め屋(シンカー)と引揚げ屋(サルベージ) | 和久俊三 | 角川文庫 | ¥380 |
事件 | 大岡昇平 | 新潮社 | ¥1,200 |
漫画
家栽の人 | 毛利甚八作 魚戸おさむ画 | 小学館 | ¥485 |
ざこ検マルチョウ | 高田靖彦 | 小学館 | ¥505 |
ナニワ金融道 | 青木雄二 | 講談社 | ¥485 |
その他
空想法律読本 | 盛田栄一 森田貴英 片岡朋行 | メディアファクトリー | ¥1,200 |
なんか、ここの本がだいぶ増えてきましたね。勉強もせんとなにしてんねんって感じですね。
また暇を見てこれらの書評を書き足していきたいと思います。
こんなけ読んだら、かなり勉強意欲は高まってるはず…
確かに(この点)←しかし←したがって(よって)パターン
論証をするにあたり、一番オーソドックスな方法が、「確かに(この点)」において反対説を述べ、「しかし」でそれを批判し、 「したがって」で規範定立をするというパターンです。
学説、判例において見解が対立している重要な論点を論証する際に使用します。
ここで注意してほしいのは、「重要な論点」の意義です。
ここにおける「重要な論点」とは、その問題において重要な論点という意味であり、一般的に重要な論点とは必ずしも一致しないということです。
論文問題で、論点が多数存在する、いわゆる多論点型問題とよばれる問題において全ての論点について反対説を批判して論証していては、紙幅、時間ともに到底足りません。 そこで、必然的に論点間においてメリハリをつけることになるのですが、その際、大きく論じる論点は一般的に重要であるとされている論点とは限りません。 ここで大きく論じるべき論点は、「問題作成者が意図したところの論点」という意味です。
これを見つけだすことは容易ではありませんが、少なくともこのことを頭に置いていればすぐに一般的重要論点に飛びついてしまうことは避けられるでしょう。
この反対説・批判・規範定立パターンの応用が、批判の部分と規範定立の主張理由の部分とを分けた反対説・批判・主張理由・規範定立という以下のパターンです。
確かに(この点)←しかし←思うに←したがって(よって)パターン
また、自説の論証を先に出し、その後で反対説を批判し、これに答えるというものが以下のパターンです。
思うに←したがって(よって)←この点←しかしパターン
上のパターンで自説の論証の結論を先に出すと以下のパターンになります。自説の理由付けが長い場合などに、頭でっかちになって採点者が結論を見失うことを避けます。
思うに←なぜなら←この点←しかしパターン
上の場合において「なぜなら」の代わりに「けだし」という法律を勉強する人以外には耳慣れない接続詞が使われる場合もあります。 判決などで判旨を述べる際によく使用します。なんか難しそうでかっこいいと思う人は使ってもいいかと思いますが、一般的には普段使われていてわかりやすい「なぜなら」でいいと考えます。
以上が、論文を書くにあたって覚えておくと役に立つ論証の流れです。
これを活用してより説得力のあるいい論文を書いてください。