Q1:司法試験を受けようと思うのですが、司法試験受験予備校(以下、予備校と略す)の
入門講座は必ず受けた方がいいのでしょうか?
Q3:ロースクール(法科大学院)ができるようですが、今、受験勉強を初めていいものでしょうか?
Q4:法学部ではない(法学部だが法律知識ゼロ)ですが、大丈夫でしょうか?
Q1:司法試験を受けようと思うのですが、司法試験受験予備校(以下、予備校と略す)の
入門講座は必ず受けた方がいいのでしょうか?
管理人の考えとしては、受けた方がいいと思います。
入門講座は、入門といいながら、司法試験において必要とされる知識の大部分を網羅しています。
この入門講座で、講師の言っていることを理解し、自分のものにすれば、 1年程度で、かなりのレベルにまでなるはずです。
それに、やはり法学は難解ですから、独学で勉強するより、 人から教えてもらう方が理解が早まり、効率的ですし、 どこまでが司法試験に必要な知識なのかがはっきりします。
それに、講師やチューターなどに質問できるという点も、 特に自分の周りに法律に詳しい人がいない状況では、かなり有効だと思います。
それに、通学で受講する場合、今後の勉強仲間ができるというメリットもあります。 また、講座を受けるということで、高いお金を払っている以上、 自分に対する強制力にもなり、勉強のペースメーカーにもなります。
こういった点から、ここでは、入門講座を受けることをお勧めします。
これは一概には言えません。
ここの予備校が絶対にいいというものがあれば、 現状のように多くの予備校が入門講座を行っていないでしょう。
入門講座選びは、値段やカリキュラム、予備校の場所や、人の評判を参考にするのはもちろんですが、 結局は、講師との「相性」、すなわち、自分に合うと思った講師の講座を選ぶのがいいと思います。
こちらのページや、各司法試験予備校のホームページやパンフレットを参考にした上で、 実際に随時行われているガイダンスに行ったり、ガイダンステープを見たり聞いたりして、 自分と相性が合うなと思った講座を選ぶのがいいでしょう。
講座が悪かったからと言うことをいいわけにしないように、 納得いくまできっちり選んでください。
ただ、どの講座も行う内容にそれほどの差はありませんし、 最終的合格を決めるのは自分がどれだけやったかであり、 講師や予備校ではないということです。
Q3:ロースクール(法科大学院)ができるようですが、今、受験勉強を初めていいものでしょうか?
現時点で受験を考えておられるのなら、現行の司法試験のための勉強を始めた方がいいと思います。
司法改革審議会の答申などを見ても、ロースクールの設立は、早くても2003年、 そして、その卒業生がでるのが最短で2005年ということになっています。
よって、2005年までは、少なくとも現行の司法試験は存続されるでしょう。
ロースクールができるまで待つか、受験自体をあきらめてしまうより、 それまでに受かるんだと言うことで背水の陣を引いて、勉強するのがいいと思います。
受かっていない者が言っても説得力がありませんが、 現在の司法試験は、今から勉強を始めても、それまでに受かることができる試験だと思います。Q4:法学部ではない(法学部だが法律知識ゼロ)ですが、大丈夫でしょうか?
全く問題ないと思います。
法学部生であっても、卒業した時点で法律を知っている学生はほとんどいないと思います。
また、法学部で学ぶのは「法学」であり、司法試験用の試験勉強ではありません。
もちろん、法学部であれば、周りに受験仲間が多かったり、 司法試験委員の先生の講義を聴けたり、 司法試験受験研究会を利用できたり(これは他学部でも入れる場合が多いと思いますが) するというメリットはあるかもしれません。
しかし、変に、法律を知っていることで先入観を持って勉強するより、 全くまっさらの状態で新しい知識を吸収していった方がいいという点で、 どちらがいいとは一概には言えないと思います。
よって、法学部以外であったりしても、司法試験の勉強をする上で、 スタートラインは法学部生とほとんど一緒と言っていいでしょう。
社会人をしながら合格された方はたくさんいらっしゃいます。
もちろん、仕事をしながら勉強するのは、非常に厳しいと思います。
しかし、それを乗り越えて実務家になれば、 社会人をしていた経験は、必ず生きてくると思いますし、 その点では、学生からそのまま実務家になっていく受験生より すばらしい法曹になれるのではないでしょうか。
限られた時間の中で勉強をするのは非常に大変だとは思いますが、 その限られた時間を最大限有効に使えば、 ともすれば一日だらだら勉強してしまっている専業受験生より集中できると思います。
管理人は、社会人経験がなくぬくぬくと専業受験生をさせてもらっている身ですので、 アドバイスなど出来る立場ではありません。
社会人をしながら合格された方の合格体験記などをご覧になって 勉強をする上での参考にしてみて下さい。
これは受験生にとって、永遠のテーマといえるでしょう。
これについては、こちらを参照してください。
これについても、こちらを参照してください。