6人によりなぜ性格は違う [ある兵士の話。 前頭葉に性格の中心がある。 感情を心のエネルギーと考えて。 ー 積極的なエネルギー、四つのタイプ。 神経質のエネルギー。 その他のエネルギー。]
7神経症になぜなる [心のエネルギーの量によって。 感情の働き方によって。 どういう性格の人が。 症状はいつ現れる。 ー 心のエネルギーの流れを川にたとえる。 症状の回路の形成。 はからうことは。 なぜ病気の時に。]
8正常な状態とは [安心を得た二つの例。 なぜ安心は得られたか。 祈りについて。 禅について。 森田療法について。]
9「心のクセ」から応用 [私の考える神経症治療法。 噴出から開放にするには。 「心のクセ」の方法から。 心の反応。 ー 心の切り替えと精神集中をドッキングさせる。 症状に対しての具体的な実践。]
10実践の為の知識 [切り替え精神集中による心の変化。 症状が出始めたら即実践。 すべての感情が動き症状が消滅。 ー どんな精神集中行為がよいか。 強い精神集中行動がよい。 症状に対してきちっと対応。]
11具体的な対応 [対人恐怖に対する方法。 雑念恐怖に対する方法。 加害恐怖に対する方法。 書痙に対する方法。 ー すべては切り替え精神集中法の応用。 重症者には深い思索を。 すべての神経症に共通の治療法。]
12段階的に治す [どの症状から実践する。 野球の守備にたとえてみると。 心の切り替え精神集中法の原理。 ー 神経症者の心は細いゴム。 徹底した実践と継続。 技術である為体系づけられ、段階的に成長できる。]
13創造的な生活 [毎日の生活が性格をつくる。 知的な行為が効果的。 意識と行動を一体に。 精神集中度の五段階。 ー 素質をいかそう。 どういう生活がよいか。 創造的生活と座禅することは同じ。]
14神経質人の生き方 [二つの方法の実践の結果は。 神経症は遺伝するか。 大悟とは。 神経症の予防。]
15他の療法との比較 [一般的な他の療法との比較検討。 心の切り替え精神集中法の特徴と利点。]
16本をほしい方へ *このホームページはリンクフリーですが、トップページからリンクするようにしてください。
*私の実践克服体験は、5の「心のクセ」の方法の実践にあります。
*ゲストブックやリンク集も御覧下さい。「以前のゲストブックの記録」には、質問と答になっている部分や来訪者の感想があるので、初めから読むと参考になると思えます。
*認知生物学的行動療法との違い
カリフォルニア大学准教授、ジェリー・M・シュウォーツ著の「不安でたまらない人たちへ」を読んだ人達から、同じ方法だと時々云われますが、かなり違います。
認知生物学的行動療法は、強迫性障害等の患者が強迫観念が出たとき、強迫観念にあやつられた行動以外の別の行動をする(関心の焦点を移す)ということによって、かわすということが主であるように思われます。
そして、かわしたあと15分ルールなどを守り、強迫行為をせず、耐える時間を置き、軽減するのを待つということも述べてあります。
これに対して、切り替え精神集中法は、強迫観念が出たとき、心を切り替えると同時に、精神集中行為をおこない、一挙に消滅させてしまおうという方法です。
実際、強迫性障害等の強迫観念は、かわしても、なかなか消滅しないことが多いと思えます。そのため強迫観念をかわした後も、なかなか消えず、強迫行為への誘惑にさらされることになります。
私の切り替え精神集中法では、普段の生活も活動的にして、心を活性化させよと述べていますが、強迫観念が出たときも、かわすと同時に精神集中行為をおこなって、心を活性化させ、一挙に消滅させてしまうわけです。
認知生物学的行動療法をやってうまくいかなくて、切り替え精神集中法でうまくいったという人が、結構いるのですが、それは強迫観念を消滅させる力は、かわすだけでは弱いのですが、同時に精神集中行為をおこなうと、非常に強くなるということです。
切り替え精神集中法の要点は、強迫観念が出たら、すぐに心を切り替えて、「その時できる最も強い精神集中行為をおこなう。」ということですが、それは、精神集中行為が強ければ強いほど、速く確実に、強迫観念を消滅させることができるからです。
そういうことから、切り替え精神集中法は、認知生物学的行動療法よりも、かなり強力で効果の大きい方法だと考えます。
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(解説)
5.心の活性化状態への置き換えの意義
誰でも趣味であれ、仕事であれ、なにかを夢中でしている時は、心は良好な状態です。心が活性化しているからです。
たとえ、神経症的性格の人でも例外ではなく、なにかに没頭している時は良好な状態です。
もし、なにかに没頭している状態を、完全に一生続けられるならば神経症的性格の人であっても、神経症で苦しむことなく、生涯を終えることができるでしょう。
しかし、長い人生で、神経症の素質をもっている者がスキをつくらず、神経症の症状を出さないというのは非常に難しいでしょう。
では症状が出た時どうするかです。その時、心の活性化状態への置き換えをするわけです。つまり、心の切り替え精神集中行為をすることによって、なにかに没頭している状態、心の良好な状態をつくりだすわけです。
毎日活動的な生活をするとともに、心の活性化状態への置き換えの実践を続けていると、神経症の症状が出てくるのがだんだん弱くなります。
4.より効果的な精神集中で精神安定剤をつくる
神経症の症状が出た時、心の切り替えや切り替え精神集中を行い、症状を流し消滅させるわけです
が、外出しているときに症状が出た時など、文字の書いてあるところがあったら、それを何度も繰り返し読むなども良い方法です。
最もたいへんなのは、目を使った具体的な精神集中行動がとれない時です。
その時は祈ったり、数をかぞいたりしなければなりません。しかし、頭の中に症状を浮かべたまま実行しても効果はうすい時もあります。
ですので数をかぞえる時はその数字を思い浮かべる。祈る時は祈りの言葉を思い浮かべるなどの工夫をして、とらわれ(症状)を頭の中から引き離し、通過させなければなりません。
つまり、心を置き換えた方への精神集中度をより強め、症状を流すわけです。
精神集中度が強いほど、症状はよく流れ 早く消滅するわけで、本を読むにしてもマンガや週刊誌よりも、難しい本を読んだ方がよいわけですが、それは心がより活動的になり、より良好な状態になるということです。
前に禅僧が座禅に没入している時や、芸術家が創作活動に没頭している時などに、創造の喜びの感情があふれ出るというようなことを述べましたが、ベストセラーになった脳内革命という本によりますと、人間が何か楽しいことをすると、脳内モルヒネが出て心を気持ちよい状態にするのだそうです。
そして、「高級脳を生かして世のため人のために尽くすようなとき、それを止めるものはなにもなく、どんどん脳内モルヒネが出て、最高に気持ちの良い状態にしてくれる」そうです。
これはまさに創造の喜びのことを云っているように思います。
ある意味では、精神安定剤を飲まなくとも副作用のない精神安定剤が、無限につくられるようなものです。
そこまでいかなくとも心が正常に活動的であったなら、脳内モルヒネが出て、心は良好な状態になると思えます。そういう意味で、心の切り替え精神集中の実践と創造的な生活で心をより活動的にしましょう。
3.真理は単純である
真理は単純であるといいますが、この方法は極めて単純な方法なのです。
症状が出たときに、心を切り替えて精神集中行動を行い、心を良好な状態に変える。それを継続実践するわけです。
症状が出たときに、森田療法のようにあるがまま、自然放任して正常になるのを待つよりも、精神集中行動をして、良好な状態にした方が能率的で確実です。認知行動療法にも気分転換のような方法がありますが、ただ気分転換するよりも精神集中行動をしたほうが、心はより速く、より確実に、より良く変化します。
一つの例として今回は広場恐怖、閉所恐怖、乗り物恐怖等に対しての対処法を考えて見ましょう。
神経症的性格者で、こういう場所で恐怖や不安に襲われる人は多数いますがではどうすればよいのでしょう。
それは症状が出たときに「その時できる最も強力な精神集中行動をする」ということです。
たとえば一心不乱に祈る、数をかぞえる、文字が書いてあるところがあれば何度もそれを読む、電車に乗って居るときであれば、前もって難しい本を持参しておき、それを読むというようなことをするわけです。(こういうときは体を動かすことができません。しかしこの方法は、体を動かさずに心を動かす方法なので、いつでもどこでもできるものなのです。)
そして、精神集中が強ければ症状は消滅します。精神集中が弱ければ症状は完全に消えず、少しは残ると言うことになります。(精神集中をする時間がないときは、いまやらなくてはならないことに精神を集中すれば、症状は流れて自然消滅します。)
そして大切なことの一つは、いろいろな精神集中行動を習得し「いつでも心の良好な状態を創り出すことができる」ようになるということです。
そして、この心の切り替え精神集中行動を症状が出るたびに実践すれば最終的には治ります。
広瀬米夫著の「心のクセ」は現在、休刊中らしいです。復刊させるには多くの人の出版社への要望が必要に思います。 ではご自愛を祈ります
2.お礼の件
このホームページを見た方からお手紙をいただきました。有り難うございます。感謝しております。
もし、人数が増えて、皆さんが希望すれば研究会なども開きたいと思います。会場の件ですが、私の家で研究会を開くときは無料です。東京で会場を借りて研究会を開くときは、会場を借りる費用を皆で分担します。
皆さんの状況は、心が大きく変化した人もいたようですが、このホームページを開いてからまだ日も浅いので、わずかしか読まないで、よくわからない人もいるようです。
しかし熟読してくれた人は、この方法が他の神経症治療法と比較して、明快・明確・具体的できっちり完治する方法であることを理解してくれたようです。
本当に治そうと思うならプリントして何度も熟読してほしい。そうすればすべてが氷解すると思います。そうして実践してほしい、そうすれば必ず治ります。
研究会の意義について述べてみますと、この方法の根本原理は、神経症症状が出た時に精神集中行動によって消滅させるということですが、各人の千差万別な神経症症状一つ一つに対して、適正で具体的な精神集中行動をみつけなくてはいけません。
もし研究会が開かれ、多くの人が参加するならば、一人一人の神経症の問題を皆で共有して考え、議論することによって、たくさんの良い答えを出すことができます。そして問題提起者は、実行できそうな最も気に入った答を選んで、具体的な精神集中行動をすればよいわけです。
また研究会に参加することによって、いろいろ具体的な精神集中行動等を学習し、自分の問題の解決にあてはまるヒントが得られ、自分の症状に対しての方法にも応用がきくようになります。
研究会に参加すると、このような良い点があるということですが、遠くの人は参加するのも大変ですし、参加しなくても、このホームページに載っているように実践すれば必ず治ります。なおできれば広瀬米夫著の「心のクセ」と「心を開く法」という本を読むことをお薦めします。日本生産性本部が発行所になっています。一般の書店に頼めば買い求めることができると思います。
今回はここまでです。また連絡事項等があったら表示します。 ではご自愛を祈ります
1.あいさつ
こんにちは、私は鈴木利勝という軽運送業を営む、素人の性格改善研究家です。私はこのたびホーム
ページを開設しましたが、それは、性格を改善したいという皆様に、是非知ってもらいたい方法がある
からです。
気が小さくて困っている人、対人恐怖、不潔恐怖、過度の緊張、刃物恐怖など、恐怖症、強追神経症
、また、不安神経症などで、苦しんでいる人、また、自分の子供を虐待してしまうがなんとかやめたい
など、その他諸々の性格の問題で悩んでいる人達は是非見てください。
この方法を実践すれば、強迫神経症もきっちり治すことができます。
どこの大学病院の精神料でもきっちり治すことのできないのを、本当に治すことができるのかと疑う
でしょう。疑う人は、実践体験や心の法則について書いた私の自費出版本が、このホームベージに無料
開放してありますので、是非見て下さい。そうすれば、納得できると思います。
また、運命は性格のなかにあると言いますが、性格を変えることによって、運命も変えることができ
るのです。
健康な心を創り出したと言う感じである。
私は中学の時から二十代の前半まで、長い間神経症で苦しみました。
私は市販されていたノイローゼの治療法の本などを購入し、私なりに実践しましたが良くなりませんで
した。
しかし、「心のクセ」という心の法則を著した本と出会い、そして実践工夫し、全く健康な心をつく
りだすことに成功しました。
取り戻すとせずつくりだすとしたのは、私の場合心の法則からいうとノイローゼになるのが自然で、
健康になる方が難しいと思ったからです。
どういう方法かと言いますと
この方法は神経症の症状が出てきたり、悩み癖などがはじまったら、心の切り替え、または切り替え
精神集中をして、心の流れを変え、また流れを良くして、それらの心の悪い状態「とらわれやはからい
など悪癖がおきている状態」を心のクセとして流し、通過させる、またはより以上に精神集中行為をして消滅させるのです。(詳しくは「9.私の方法」を読んで下さい。)
なぜ治るかと言いますと
感情は行動についてきます。行動を変えることによって感情も変わります。心の切り替えや切り替え精神集中は、行動を変えるわけである。そして、感情を変化させるのです。小さな行動の変化であって
も、絶えず繰返すと心が大きく変化します。(詳しくは「10.実践の為の知識」を読んで下さい。)
この方法を心のクセとして出るたびに、たえず実践することによって、心の良好な状態を増やしてい
き、悪い状態を減らしてゆく「心の悪い状態から良い状態への置き替えを繰り返すわけである。」その
結果、常に健康で、良好な心の状態を実現できるというものです。そして、私がそうなったわけです。(詳しくは「10.実践の為の知識」「12.段階的に治してゆくと」を読んで下さい。)
完全に治しましょう。
人間には心を形成する感情「心のエネルギ一」が十二種類くらいあります。
人によって量といいますか、強さといいますか、そういうものがそれぞれ違います。神経質の感情を
、非常に強くもっている人は、先天的に神経症になりやすいと言えるでしょう。そういう人が神経症に
なった場合、きっちり治し、再発や転移がおきないようにしなくてはいけません、そうしないと、再び
苦しむことになる可能性があります。(詳しくは「12.段階的に治してゆくと」と「15.他の療法との比較」を読んで下さい。)
感情の開放と噴出
感情「心の工ネルギー」の開放と噴出ということについて、考えてみましょう。
心の悪癖やノイローゼの各症状は、心が不活発の時に出やすい、それは感情が溜まって、噴出しやす
くなるからである。そして、他の溜まっている感情とからみあって、症状が出てくる場合が多い。(詳しくは「6.人によってなぜ性格が違う」と「7.神経症にどうしてなるのか」を読んで下さい。)
忙しいと心が活動的になり、各症状が出にくい、感情の流れは良くなり、全体的に開放されるからで
ある。感情を開放するということが心の健康に大切な事なのです。そして、感情が開放されている状態
というのが、私達にとって、心の最良の状態・良好な状態なのです。
そして、私達は誰でも、心の最良の状態・良好な状態を、つくりだすことができるのです。(詳しくは「8.正常な状態、9.私の方法」を読んで下さい。)
心の最良・良好な状態を創り出すことについて
心の最良・良好な状態をつくりだすことについて考えてみましょう。
たとえば、禅僧が座禅に没入している時、芸術家が創作活動に没頭している時、また、一般の人でも
、我を忘れて何かに熱中している時、これらいずれの場合も、心が最良・良好な状態です。共通してい
るのは精神集中している時です。
悪い心の状態の時、心を切り替えて精神集中を行うのは、その瞬間・瞬間に、最良・良好な状態を、
つくりだす行為なのです。(詳しくは「8.正常な状態」を読んで下さい。)
心の切り替え精神集中法の実践の意義について
実践の意味を、手順に述べてみると、神経症者は、はからいやすい感情をもっています。そして、は
からいが起きている時、心の切り替えを行うのは、はからいをきっぱりたちきるわけです。
さらに、神経症者やよく悩む人などは、症状が出るような心の流れの悪い回路ができてしまっているので、心の切り替え精神集中をすることによって心の流れを変え、正常な回路に戻して、さらに勢いよく流れるようにするのである。心の流れがよいということが、感情が開放されているということなのです。(詳しくは「10.実践の為の知識」を読んで下さい。)
創造の喜び
そして、この方法は極めて創造的な方法なのです、というのは、実践するたびに創造の喜びを体験す
るということなのです。(例として「5.「心のクセ」からの方法の実践体験など」の「「心のクセ」の本の方法の最初の実践」を読んで下さい。)
その体験が、私に進んでいる道が正しいことを、教えてくれたような気がします。