石北本線(後編)&釧網本線(前編)

歩行区間:遠軽−知床斜里間
歩行日:2010年9月5日〜9月9日
歩行距離:165km(鉄道営業キロ:150.5km)
 
 

 石北本線は、新旭川から上川・遠軽・北見を経由し、網走まで結ぶ234.0kmの路線です。
 現在の石北本線は、まず北見(野付牛)−網走間が1912年に開通し、
 続いて北見から西へと線路が延び、1915年には遠軽までの区間が湧別軽便線として開通しました。
 札幌との行き来を考えると、西側から開通を重ねていくように思われますが、
 当時の札幌とオホーツク海側とを結ぶ鉄道幹線は「網走本線」回りで建設されていました。
 この網走本線は、根室本線の池田を起点とし、ふるさと銀河線(現在廃止)を経由し、網走に向かいました。
 そのため、今の感覚からすると違和感のある順番で開通を重ねることになりました。

 釧網本線は、東釧路から標茶・川湯温泉・知床斜里を経由し、網走までを結ぶ166.2kmの路線です。
 今回歩く区間は、網走本線の延伸ルートとして建設され、1925年には知床斜里まで開業しました。
 1931年には東釧路−網走間が全通し、現在の区間を指して「釧網線」と呼ぶようになりました。


 今回は、前年歩いた石北本線全駅間歩きの続きです。
 石北本線の終点は網走ですが、線路はそのまま東へ向かっているので、釧網本線の知床斜里駅を目指しました。
 前半は北見盆地を横断し、後半はオホーツク海側の平野部を進みます。
 目立ったアップダウンは1日目の金華峠くらいで、高低差に苦しむことはありませんでしたが、
 前半は悪天候(と雨上がり後の日差し、気温上昇)、後半は強い日差しに悩まされました。
 終盤に歩いた農地を貫く直線道路は、北海道のスケールの大きさを実感させるものでした。

 各駅のデータはこちら  行程の記録はこちら

石北本線各駅紹介(安国〜端野)
石北本線・釧網本線各駅紹介(緋牛内〜知床斜里) 
1日目(遠軽〜金華)
2日目(金華〜北見)
3日目(北見〜美幌)
4日目(美幌〜藻琴)
5日目(藻琴〜知床斜里)
 
TOPに戻る