競輪一発勝負

立川 KEIRINグランプリ98


立川 KEIRINグランプリ98 98年12月30日

1小橋正義 岡山 59期差脚
2神山雄一郎栃木 61期逃捲
  3山田裕仁 岐阜 61期逃捲
4本田晴美 岡山 51期自在
  5高木隆弘 神奈川64期差捲
 6加倉正義 福岡 68期差脚
×7児玉広志 香川 66期差捲
  8山口幸二 岐阜 62期差脚
9吉岡稔真 福岡 65期逃捲

山田先行で夢心地の山口が優勝、神山4年連続ヒモ、児玉は落車。

 周回は、神山−高木−児玉、山田−山口、吉岡−加倉−本田−小橋、と予想通りの並びで静かに回を重ねる。 神山ラインが前受けしたことにより、最後方で4車と長くなった吉岡ラインが主導権を取る展開と思えた。
 赤板で後方吉岡が動くが、先に山田が上昇して吉岡ラインが続き、神山ラインを押さえる。 ペースが緩んで山田は吉岡の先行を待っている。吉岡は山田番手の山口の横で、神山の動きが気になり動けない。 中途半端な吉岡の動きに、本田が焦れて鐘を聞くと、インを切るように先頭に躍り出た。 これで私の車券はただの紙切れになった、全ては吉岡の先行と読んでの車券であったからね。 山田がインを掬って、本田−小橋を捕らえて先頭に出る、神山ラインは内に包み込まれたままになる。
 山田が残り1周の最終ホームから、時を捕らえて発進する、小橋が本田から山口マークに切り替えた。 第1センターは、山田−山口−小橋−(イン神山、アウト児玉)−本田−高木、吉岡−加倉、で通過する。 第2コーナーで児玉は小橋とハウスして落車、また今年も落車になった。
 最終バックは、山田−山口−小橋−神山−本田−高木 吉岡−加倉、で吉岡が猛烈な勢いで捲り発進すると加倉はどんどん千切れていく。 しかし、児玉の落車で万事が遅く、手遅れ、山田の掛かりも良かった。最終コーナーを回ると山口が山田を差し込んで初出場初優勝を飾った。 神山が強襲して4年連続2着に入った。
 本田は何故にイン切りをしてしまったのか、吉岡が逃げると相談が出来ていてのイン切りではなかったのか。 やはり自分で競争を作った山田が一番ストレス無く、残り1周で逃げることが出来たようである。そこから逃げれば番手山口が絶好の展開であたろう。 誰が、山田の先行を予想したのだろうか。少し私も考えたが、否定してしまった。
 今年も惨敗の競輪納めになってしまいました。この教訓を元に来年も頑張りたいと思います。 皆様のご声援ありがとう御座いました。今後とも「競輪一発勝負」をよろしくお願いいたします。

山口−神山の車連(8-2)は8,350円、枠連(6-2)は1,480円で取りたい車券でした。



がんばれ! 本田晴美の優勝だ!

 東日本勢は今年タイトルを取れなかった神山と高松宮杯(6月)覇者の高木の2車と寂しい風が吹く。 中部勢は岐阜両車で全日本選抜(8月)覇者の山田とオールスター(9月)覇者の山口である。 中国勢は岡山両車で寛仁親王稗(10月)覇者の小橋と悲願賞金ランク6位の本田である。 四国からタイトルは逃がしたが賞金ランク5位の児玉である。 九州勢は福岡両車で日本選手権(3月)覇者の吉岡と競輪祭(11月)覇者の加倉である。
 周回予想は誰が考えても同様であり、児玉が何処のラインを狙うか問題で、おそらく道中は神山ラインに行きそうである。
並びは、吉岡−加倉、本田−小橋、山田−山口、神山−高木−児玉、と想定した。
先行するのは吉岡か神山の何れかであり、本田は吉岡ライン3番手で周回するだろう。山田は地元岐阜記念優勝で前回と同じ状態で仕上がっている。 吉岡は門司記念では優勝出来ずに力の衰えを感じるが小倉の恩返しで加倉が捨て身の番手師宣言をしているので、先行するだろう。 すれば捲り好位置3番手に付ける本田晴美の悲願の優勝が生まれる。マーク小橋も交わす事の出来ない、捲り一発勝負になる。 中段山田が加倉の牽制で飛んで、神山は大外に飛んで、加倉の牽制で大きく外に膨らんだ内から本田晴美がゴール線で吉岡を捕らえる。 マーク小橋が流れ込むか、吉岡が残るか、神山を捨てた児玉が中を割って強襲する。
 狙い目は、本田晴美からマーク小橋、前残り吉岡、中割り児玉、大外神山へ流し込んで完璧である。裏は不要だ。

本田−小橋(4-1)、本田−児玉(4-7)、本田−神山(4-2)、本田−吉岡(4-9)の4点で勝負する。

皆様の予想をお待ちしています。


九州4番手さんの予想 12/29

 予想 位置取り熾烈! 波乱の目は児玉? ってザ・ホットラインに書いてあったよ。
 並び予想 ←吉岡−加倉、 本田−小橋、 山田−山口、 神山−高木−児玉
   私も目の前で見た。競輪祭決勝、逃げる先輩吉岡、番手に後輩加倉、最終2センター捲ってきた神山、加倉は何もせず横を素通り、 止む無く吉岡が失格ブロック、加倉二着入線優勝の瞬間を。そのせいで私の周りではこんな噂が流れている。 今年のグランプリは、加倉が吉岡を引っ張って青板から玉砕先行二段がけ、吉岡一人旅、二着は加倉を除いた7人から探せ!、、、 勿論こんな噂は無視して本題に入る。
 まず目が行くのは吉岡、神山だが、確かに現在の調子では神山が上。 番手の高木も最近では 追い込み屋の仕事をするようになったのでしっかりとしたラインと考えてよい。 神山から売れるのは間違いないだろう。普通に考えればスジで神山=高木、力で神山=吉岡 といったところか。
 しかし、今更言うまでもないがグランプリは他のレースとは違う。全員が頭をねらう一発勝負である。 何が起こるか分からない。二年連続の落車アクシデント、5年連続のスジ違い高配当がそれを証明している。
 ところが今年は一人だけ着を考えないとコメントした選手がいる。吉岡を心から崇拝し、義理堅く、(児玉が大嫌いな←どうでもいいか?)加倉正義! 彼は、競輪祭決勝を喜ぶどころか神山の捲りに何も出来な かった不甲斐なさを心から後悔し吉岡援護に燃えている。加倉のコメントは本音である。 それならば吉岡先行、加倉が後方からの神山、山田の捲りを失格覚悟の捨て身のブロック。 空いたインを 本田強襲。吉岡=本田。このケースも考えられなくも無いが本田に直線の伸びはない。 この線で狙うなら立川の長い直線、本田を小橋が差し、吉岡=小橋の方が面白い。
 以上8点を予想として挙げたが、私はこれらの全てを狙い下げる。
 私は、吉岡の人間性を信じる。彼は競輪祭での失格を全く後悔していない。 むしろ自分の失格により、最愛の弟分加倉が優勝できた事を喜んでいる。 どんなに有利であろうと、加倉を犠牲にしてまでの勝利など 吉岡は考えていない。 吉岡の目標は勿論優勝だが、あくまで加倉とのワンツーが前提である。それなら吉岡の戦法は捲り一本。 先行は神山ラインと考える。つまりこのレースは、吉岡の気合VS神山の脚力。 しかし、前述した通り現在の力は神山が上。吉岡の捲りは届いて神山の横までが良いところ。 神山、もしくは 高木に張られて終わり、空いたインを加倉強襲。加倉に神山ラインの三人を絡めて狙いたい。 道中脚をためて周ってくれば岐阜コンビと絡めるのも面白い。点数は多くなるがいずれも高配当。
 今年でグランプリは7回目、暖かい懐で年を越した事は無いが今年こそ!

6=2(加倉=神山)、6=5(加倉=高木)、6−7(加倉−児玉)、{穴} 6−8(加倉−山口), 6−3(加倉−山田)

 神山が逃げて、吉岡が捲る展開も考えられるが、神山も頭狙いで2着から脱したいと力が入ろう。ただアジア大会の影響があるのかであろう。 優勝宣言をしていない加倉に無欲の幸運の女神が微笑んでいるようである。競輪祭では加倉◎にして的中させたが、一度有ることは二度有る。 ライン的に結びが強いのは吉岡−加倉の福岡コンビに間違いはない、点と点の勝負になるGPで岡山コンビ、岐阜コンビと同県コンビが結束するだろうか。 もしかして、山田が捨て身の逃げを打ったりしたら、背筋が寒くなる万車券が、「競輪道」を極めるのは誰なのだ。


山口@富山さんの予想 12/28

 出場選手が決まってから色々と検討を続けてきました。
1.出目予想、2.パターン予想、3.自分なりの予想、と3種類考えてみました。 多分、3.自分なりの予想で勝負するとは思います。

1.出目的にいうとここ6年間
   1着は7が3回、1が1回、2が1回、5が1回
   2着は9が3回、1が1回、2が1回、5が1回
   出てない目は3です。山田の裏表総流しで勝負か?

2.パターン予想
   最近5年間はその年無冠の人物が優勝している。
   また、4・6・8は優勝してない(このジンクスは第1回から)
   となると、神山か児玉更に準特別をその年とった人物も優勝してないとなると児玉の裏表総流しで勝負?

3.自分なりの予想
 今回のキーマンは高木ではないかと思います。後閑の落選で神山の番手が回ってきた。 今年1年で2回ほど、吉岡は高木の仕事でタイトルを2つ程損をしている特に全日本選抜は吉岡の脳裏に残っているだろう。 今回は高木はどうするのであろうか、神山先行なら仕事をするのか? それとも、縦に踏み込み、優勝を狙うか?  多分後者のような気がする。高木のようなタイプは事故点の絡みで来年もタイトルが獲れるとは思ってないでしょう。 となると、ここで一発決め手、来年の出場決め手おきたいでしょう。特に神山という選手の番手に無風でつけれるのはチャンスですし、 更に後ろが児玉なので、全日本のように仕事すると、後ろからインを衝かれるのが分かっているの踏み込むでしょう。
 吉岡がそれを考えれて捲くり勝負なら吉岡からと考えれるのですが、多分、吉岡は加倉の仕事と本田のライン参加があるので先行でしょう。 しかもかなりゆっくりしかけれるのではないかと思います。
 神山が今日の新聞で作戦は言えないといってました。 これは、自分なりに考えると、必殺の3角捲くり、若しくは吉岡の番手でイン粘り、ではないかと思います。 先行だと7割高木が差します。もう2着は結構と考えていると思いますし、2億円も去年達成済み、更に1着じゃないと賞金王は無理。 確実に頭ねらいでしょう。加倉が神山を持っていった隙にインに切り込み直線踏み込む。
 吉岡=高木を本線、高木から小橋、山口、本田、山田、加倉の順、そして、山田=小橋、高木−神山を押さえ。
 本当は吉岡の復活を信じているのだが、今回は割と人気になりそうなのでさける。けど、吉岡に優勝して欲しい。

吉岡=高木を本線、高木から小橋、山口、本田、山田、加倉。そして、山田=小橋、高木−神山を押さえ。

 有馬記念を的中した、山口@富山さんの予想に乗りたい気持ちも有りますが、5番車高木と私の本命4番車が同枠となって妙味です。 そう言えば有馬記念も1番人気セイウンスカイと私の本命ユーセイトップランが同枠でした。3−11で一本勝負した馬券師もいました。
 出目から山田狙いも面白そうですが、7番車の優勝が3回で児玉が7番車になりますね。其れを嫌って一度も出ていない確率論から山田狙いでしょうか。 すれば、ヨーロッパの優勝が無いので、本田4番車が大きく狙い目にならないでしょうね。 自力もある高木の縦脚に期待したいものです。


Soccer Boyさんの予想 12/27

 最近予想がまったく当たらないのですが、年末最大のお祭りなので予想を送りたいと思います。
 まず並びは皆さんも言われているとおり、神山ー高木ー児玉 吉岡ー加倉 本田ー小橋 山田ー山口 の4分戦でしょう。
この中で、絶対に逃げたいラインはないでしょうが、加倉の覚悟を考えると吉岡がその援護を期待して、 先手をとる可能性が高いと思われます。
 問題は加倉の後ろを誰が取るかということですが、この展開を予想した児玉の切り替えと見ます。 3コーナー、神山他のまくりを失格覚悟の加倉が持ち上げる。その内をすくった児玉が直線吉岡の後ろから見事抜け出し優勝。
 2着は、中を割り頭を振って小橋。加倉のブロックに耐えて伸びた神山。俊敏に伸びた山口。といったところでしょうか。

児玉=小橋  児玉=神山  児玉ー山口で勝負しようと思います。

 誰もが、誰が逃げるかと言うと吉岡と予想を立てているようです。 その番手は加倉で番手仕事をすると考えているようです。以前の吉岡ならば番手が誰であろうと逃げたら逃げ切り、 捲りならばダッシュ良く番手が千切れるので加倉はただ後輪を見て付いて行くだけが一杯なのでしょう。 それだけ吉岡も脚力が衰えたと言えるようです。もしも加倉が仕事をしなければ、加倉の突き抜け、捲る神山ラインで決まったりしたら大変ですね。 そこに不気味な児玉が浮上してくるのでしょう。展開を読んで動けるのが児玉でしょうから、でも前が、コースが空いているという条件が付きます。 自分でコースを空けられる脚を持っているのは運の恵まれた奴なのでしょうか。


森永さんの予想 12/26

KEIRINグランプリ’98

小橋 正義 31岡山 59競艇選手の奥さんと別れたらしい
神山 雄一郎30栃木 61爽やかに話しても北関東訛り
山田 裕仁 30岐阜 61nWo 競輪部門のこれでもエース?
本田 晴美 35岡山 51げんかつぎで唇いっぱいに塩
高木 隆弘 29神奈川64平塚のトカちゃん(渡嘉敷勝男)
加倉 正義 27福岡 68中田英寿を金髪丸顔にしたら
児玉 広志 29香川 66小豆島の牛若丸またはゲリラ
山口 幸二 30岐阜 62nWo なのに猪木信者
吉岡 稔真 28福岡 65髪型まで中野の後継者

 周回中は神山-高木-児玉、山田-山口、吉岡-加倉、本田-小橋 岡山勢の動向は悩んだが初手は吉岡3番手、そうすると児玉は捲りの 山田より先行する可能性がまだある神山3番手・・・但し切り替え含み。
 だ〜れも逃げたがらない中で可能性が1番高いのは周回中最後方から攻め、 かつラインが長くなりそうな吉岡か?
 本田は吉岡が動けばそのまま3番手、もし吉岡が動かず前の山田が動けば、 そのままついて行き中団キープし一発狙いといった戦法。それが解らない 吉岡でも無いだろうし、競輪祭の時の神山の捲るスピードと自分の末脚の粘り を考えれば先行が無難と考える・・・はず。
 本田晴美にゃ取らせたいけど、3番手から捲り追い込みなら、小橋の中割りも 視野に入れなきゃいけないし、今回はオミット。

 吉岡=加倉を厚めに、押えで吉岡−小橋、吉岡−児玉、吉岡−山口、

 加倉−本田、加倉=小橋、加倉=児玉、加倉=山口        

・・・10点以上も買うとるぎんた、当たったっちゃ威張れんばい。当日までには絞らんばねぇ。

 吉岡ラインと心中する決意に感動です。本命は東日本ラインの神山−高木でしょうが、人気は割れそうです。 「本田晴美にゃ取らせたいけど、」その通りです。10年降りの登場で穴目は此処からと考えています。 最近の成績が思わしく有りませんが、一発勝負でやってくれると信じていきたい。


佐藤さんの予想 12/26

 まだ、競輪に関しては素人な者で、大した展開予想は出来ませんが・・・  笑わないで見て下さい。
 私の展開予想は 吉岡-加倉-小橋 本田-児玉 神山-高木 山田-山口の4分戦だと思います。
 まず考えたのは、誰が残り1周で先頭に立つかです。ここで先頭に立つ逃げ切りをはかる、と考えました。 そこで1番はじめに考えたのは吉岡の逃げです。番手には「吉岡さん。優勝して下さい」宣言(?)をした加倉がいます。 小倉では自分で精いっぱいって感じがありましたが、今回は入着よりも吉岡の援護射撃のために出てくるようなものと考えました。 加倉が他のまくりを防げたとき、有利になるのは3番手を回る小橋だと思います。
 次に、吉岡が逃げなかったとき。その時は誰が逃げても神山には勝てないと思います。逃げれば強いし。 まくってもすごいし・・・今年こそ勝つでしょう。2着は、今の高木じゃ千切れると思いますし、 この時は2着は何が来てもおかしくないので、児玉の長い直線の差し足に期待します。

吉岡-小橋を本線に、神山-児玉を買います。

 吉岡−加倉−小橋と並んでも並ばなくとも小橋が首を振り振り直線強襲で突っ込んでくる可能性は大きいと思います。 特に吉岡が先行して、加倉が捨て身のブロックをすると外に膨れて内がスッポリ空き、コース取りの巧い小橋が本田を退けて来るでしょう。 小橋と本田の結束次第かな。
 神山が逃げた時はどうでしょうか、マーク高木が千切れる時は恐らく前回のように山田が神山の番手に納まったりして、神山2着もあり得そうです。 昨年同様に山田は地元岐阜記念優勝で気合いが乗ってきています。神山はアジア大会落車の影響が無いともいえません。 そう言えばアジア大会2着の積極的な馬渕が良い走りをしています。神山も刺激されていると、重いプレッシャーがのしかかりそうです。 長い直線と言われる立川バンクでも神山は苦にしない走りを見せてくれるでしょう。


桃太郎さんの予想 12/20

KEIRINグランプリ'98 戦況リポート
 
小橋 正義岡山51期6回目寛仁親王牌優勝        
神山雄一郎栃木61期8回目賞金獲得1位         
山田 裕仁岐阜61期4回目前年度優勝、全日本選抜競輪優勝
本田 晴美岡山51期4回目賞金獲得7位         
高木 隆弘神奈64期3回目高松宮記念杯競輪優勝     
加倉 正義福岡68期初  競輪祭優勝          
児玉 広志香川66期4回目賞金獲得5位         
山口 幸二岐阜62期初  オールスター競輪優勝     
吉岡 稔真福岡65期7回目日本選手権競輪優勝      

 逃げ屋のいないグランプリ'98
 前売りオッズの人気順 2-5 9-6 9-7 5-2 7-9 2-9 2-7 9-2 で10倍以下は2-5の9.2倍だけ。 3万8千人の大観衆で膨らんだ師走の大一番。定刻より4分遅れて4時29分発走となるも、中段の欲しい捲り屋が4人の4分戦。 ピストルが鳴っても睨み合いのまま発走機から離れない9人。再度ピストルが鳴り再発走となる。 2回目、しぶしぶ9人がてんでバラバラに発走機を離れる。最も展開に左右されない神山が正攻法の構え。

 2周回目バック
←神山・高木 / 本田・小橋/ 山田・山口 / 吉岡・加倉・児玉 で落ち着く。

 児玉はとりあえず九州勢の3番手へ。 小橋は本田を信頼するふりをして、吉岡の番手奪取の気構え。5周回までは水を打ったように静かに進む。

 いよいよ6周回(赤板)からドラマの幕開け。ホームから吉岡が外に持ち出してややスピードアップ。 9戦士の中でただ一人勝負を捨てている加倉を引き連れてジャン先行の構えか。 岡山ラインと中部ラインが交互に牽制しながらスピードを上げ、1センター外側から吉岡を押さえにかかる。
 一旦引いた吉岡はバックから再度発進。山田が絶好の4番手を確保、本田6番手、神山は地獄の8番手。 ジャンが鳴り響く。吉岡の掛かりがいい。
 一本棒で最終ホームを通過。
高木・神山・小橋・本田・山口・山田・児玉・加倉・吉岡→(ホーム通過)

 1センターから本田が早めに捲って出ると、外から神山も仕掛ける。
                             神山・高木
                         本田・小橋
(バック通過)←吉岡・加倉・児玉・山田・山口

 あと200メートル、吉岡は必死にもがく。山田が本田に合わせるように発進。本田は外に振られ、神山も煽りを受けるがひるまない。 2センター入り口で捲ってきた山田を加倉が失格覚悟で必死のブロック。大きく外に膨らむみ、あいたインを神山・高木が突く。 山口・本田は持ちこたえるが、加倉と山田は圏外へ。必死で逃げる吉岡の番手は児玉が確保して直線に向かう。

                       児玉・吉岡→
             小橋・高木・神山
      本田・山口
山田・加倉

 立川の直線は長い。追い込んできた神山を児玉が外に張って出てゴールを目指す。 高木は児玉と吉岡の隙間を見逃さず突っ込み、児玉と高木が競り合い、更に小橋が外から追い込む。

                        山口    吉岡→
                          高木
             加倉         児玉
                         小橋
              山田     本田 神山

 大外から踏み直した神山の伸びがいい。高木・小橋・児玉も横一線でゴールを目指す。 神山・児玉両者が並ぶようにゴールライン到達。 その1/8輪先にはガス欠吉岡の前輪が。

優勝:9番吉岡稔真 2着:7番児玉広志(1/8輪) 3着:2番神山雄一郎(微差)

連勝単式9と2の組 1,880円  上がり12秒6(1周23秒7)
平成2年の坂本勉優勝を彷彿させるヘロヘロの逃げ切り勝ちである。

(参考)重大走行注意11条1 9人全員 過度の牽制
    重大走行注意14条1 加倉 押上げ
    重大走行注意14条3 高木 中割り
    走行注意  14条2 山田 斜行
    走行注意  14条2 児玉 斜行


 まるで実況中継を見ているような予想展開に感激します。展開図はプラウザによって正しく表示されないかも知れません。 吉岡に勝たせたいと言う力が入った予想、そして児玉の2着、神山3着、上がりタイムまで恐れ入りました。 まだまだ審判の事故点まで予想するのですから、凄い。今まで、こんなに懇切丁寧な予想を私はたてた事はありません。 コンピュータによるシュミレーションをしているようです。競輪予想の楽しさが倍増されます。ありがとう御座いました。


Yoshikawaさんの予想 12/12

 いよいよ競輪グランプリが近づいてきました。競輪ファンにとって12月30日、立川競輪の11レースは、今年最後の大勝負であり今年一年の総決算のレースなのです。 だから参加選手は、まじめに競争してほしい。昨年の後閑のようなレースだけはやめてほしい。これは競輪ファン全員の願いだと思います。 グランプリの予想ですが、自分は神山の頭から狙います。
 並びは、本田−小橋・吉岡−加倉・神山−高木−児玉・山田−山口、だと思います。児玉の位置が微妙なのですが、位置取りのうまい神山の3番手が狙い頃かと思うしだいです。
 レース展開ですが、おそらくスプリント競争のようなレースになると思うけど、もし、先行するような選手がいるならば、それは多分、本田晴美。 本田は吉岡と仲良しらしいから吉岡にグランプリをプレゼントするぐらいの気持ちで吉岡の前まわりをするような気がする(その逆パターンもあるが)。 本田がジャンから出る、3番手は吉岡。しかし、その3番手に競りかけてくる選手がいる。それが元祖吉岡キラーの山田だ。最終ホームで内に吉岡、外に山田で大競りだ。 それを第2コーナーから捲ってくるのが神山雄一郎。綺麗に捲りきってゴール前は、神山ラインと、切り替えた小橋あたりかと思います。  したがって自分の勝負車券は、神山=高木、神山−児玉、神山−小橋。この4点です。ちょっと気になるのが加倉の動き。競輪祭の借りを返すため頑張ってしまう可能性がある。
これは、ある意味ちょっと怖い。去年の悪夢の再現にならないことを心から願うしだいだ。

勝負車券は、神山=高木、神山−児玉、神山−小橋の4点です。

 やはり神山が良いですね。98年の賞金ランキング1位です。しかしタイトルが一つも取れなかったのが不思議なくらいです。 今年最初の1月大宮記念でAAAが神山の成績でした。その記憶が大宮をホームバンクにしている私にとって狙い損ねている結果になっています。 児玉が「神山ライン3番手」とコメントしているようです。聞いた話なので解りませんが、神山ラインが長く成るようです。 東日本勢は神山と高木の2車なので頑張ってもらいましょう。


とりがみの兄貴の予想 12/01

 早速ですが私は児玉を軸にします。
 メンバを見渡すと誰からでも買えるとは、もっともな言い分ですけど、やはり格差がある様に思えます。
        S級S班    神山、吉岡、児玉
        S級1班 高木、小橋、山田
        S級1.5班 本田、山口、加倉
こんな感じですかね。
 ここで優勝者となると、やはりS級S班の3人ですが、神山、吉岡とも脚はともかく結構肝心なツキが落ちてます。 S級1班 、 S級1.5班の6人はなんだか 神山、吉岡に脱帽してしまっている様で覇気が感じられません。 そんな訳で、体調、並び、展開不問で児玉からオモテウラ総流しの16点で勝負します!!(情けない勝負ですけど)

児玉からオモテウラ総流しの16点で勝負します!!

 私も児玉にはガッツを感じています、「競輪祭」でも調子が良いと思い本命加倉に対抗児玉で張りましたが、失格覚悟の吉岡の勝負根性には参りました。 グランプリは加倉が恩返しで番手の仕事師になるでしょう。児玉は点になり不気味な存在感があります。 まだ、グランプリまでは時間があり、選手の調子を把握できれば、良いのですが。一発勝負ですから選手の仕上がりを信じたい。



競輪一発勝負 本田−小橋、本田−児玉、本田−神山、本田−吉岡
九州4番手さん加倉=神山、加倉=高木、加倉−児玉、{穴} 加倉−山口、加倉−山田
山口@富山さん吉岡=高木、高木から小橋、山口、本田、山田、加倉、山田=小橋、高木−神山
Soccer Boyさん児玉=小橋、児玉=神山、児玉ー山口
森永さん   吉岡=加倉を厚めに、押えで吉岡−小橋、吉岡−児玉、吉岡−山口
森永さん   加倉−本田、加倉=小橋、加倉=児玉、加倉=山口
佐藤さん   吉岡-小橋を本線に、神山-児玉
桃太郎さん  優勝:9番吉岡稔真 2着:7番児玉広志
Yoshikawaさん 神山=高木、神山−児玉、神山−小橋
とりがみの兄貴児玉からオモテウラ総流しの16点


98グランプリ 参考レース結果

レース名開催 年月日競輪場優勝2着3着結果配当
97グランプリ97年12月30日立川山田裕仁神山雄一郎濱口高彰7-56,240
日本選手権98年03月26日西武園吉岡稔真神山雄一郎稲村成浩3-1880
高松宮杯98年06月06日大津高木隆弘後閑信一内林久徳3-1880
全日本選抜98年08月04日青森山田裕仁児玉広志戸邉英雄4-73,120
オールスター98年09月29日一宮山口幸二本田晴美馬渕紀明1-55,770
寛仁親王稗98年10月27日前橋小橋正義高橋光宏児玉広志7-953,830
競輪祭98年11月25日小倉加倉正義大里一将児玉広志9-65,810