競輪一発勝負



寛仁親王稗 前橋 特優 09R 98年10月27日

1金子真也 群馬 69期逃捲
2新田康仁 静岡 74期逃脚
3山口幸二 岐阜 62期差脚
  4滝澤正光 千葉 43期自在
5馬渕紀明 愛知 68期逃捲
 6大竹慎吾 大分 55期差脚
7太田真一 埼玉 75期逃捲
  8會田正一 千葉 68期差捲
  9菊池仁志 愛媛 47期差脚

大荒れの4車が落車して、後方の馬渕が楽勝だった。

 周回は、新田−會田−滝沢、馬渕−山口−菊池、太田−金子−大竹、で青板を通過する、並びは予想通りになった。 7番手太田が上昇すると、4番手馬渕も併せるが、牽制し合っい、そのままの並びで赤板を通過する。 新田もペースを緩めると、太田が発進し馬渕を捕らえて滝沢と並んで打鐘になる。新田も踏み込んでいる。
 最終ホームでも新田を太田は捕らえることが出来ない、會田にブロックされて失速すると、金子が太田を切り捨てて捲りを打つ。 尽かさず會田が金子をブロックした時に會田が転けて落車、金子も落車、山口と大竹が巻き込まれて落車してしまった。 最後方にいた馬渕が切り抜けて1着、大外から菊池が2着に入った。
 太田は新田との先行争いに外外と回されて破れた、それが幸いして落車から逃れて5着に入った。

馬渕−菊池の車連(5-9)は13,140円、枠連(4-6)は2,780円で落落車券でした。



太田VS馬渕VS新田、太田真一の先行に期待する。

 機関車が関東の太田、中部の馬渕、南関の新田と強力先行が揃って、太田の奮起1勝に期待を込める。 太田には地元金子で関東ラインを結成する。新田には會田と滝沢で南関ラインを結成、千葉両車の前後は微妙だが會田に滝沢が前を譲るのではないかと考えた。 馬渕には山口で中部ラインを結成する。西国勢の菊池と大竹は別れて戦いそうである。
 並びは、太田−金子−大竹、新田−會田−滝沢、馬渕−山口−菊池、と考えた。 ローズカップ、準決と共倒れになった太田−金子であるが、ここは3度目の正直で決めて貰いたい。 新田マークの千葉両車、馬渕マークの山口、太田マークの金子と誰がもが最終バック先頭を狙って作戦を立てているのではないだろうか。 ここは負け戦で気楽に先手を取って戦えるのは誰なのであろうか。太田よ気楽に流れを読んでがんばってくれるだろう。
 狙い目は、太田から、ラインで金子、格から中部勢の馬渕と山口、そして逃げ残った新田に流して見たい。

太田−金子(7-1)、太田−馬渕(7-5)、太田−山口(7-3)、太田−新田(7-2)の4点で勝負する。


寛仁親王稗 前橋 決勝 98年10月27日

1神山雄一郎栃木 61期逃捲
  2山田裕仁 岐阜 61期逃捲
3児玉広志 香川 66期差捲
4内林久徳 滋賀 62期差脚
  5東出剛 千葉 54期差脚
6伏見俊昭 福島 75期逃脚
 7小橋正義 岡山 59期差脚
  8高谷雅彦 青森 67期逃捲
9高橋光宏 群馬 56期差脚

神山捲り不発、伏見の番手をキープした小橋が優勝。

 周回は、神山−高橋、山田−内林−小橋、伏見−高谷−東出−児玉、で並んで淡々と重ね青板を通過していく。 伏見が番手を上げていく、山田もつられて上げていく、神山も一旦踏み込んでいく。
 赤板で伏見が神山を捕らえ先頭に出ると小橋が高谷を退かして伏見番手に入り込んだ。 高谷は踏み直すが、伏見−小橋−高谷−東出−児玉−神山−高橋−山田−内林、と一列棒状になって打鐘になる。 伏見の先行が掛かっているので後方の神山は動かない、山田は8番手で圏外に消え、最終ホームを通過する。
 高谷が最終バックで伏見を捲り上げるが不発で、児玉はインを突いてくる。神山は3角捲りを討つが高谷が前を塞いで不発、高橋はインを突いて追い上げていく。 直線で小橋が伏見を抜いて優勝、2着には地元高橋が根性で強襲してきた、3着には児玉が入った。
 神山が飛んで大波乱になった。これが前橋33ドームの万車券なのであろう。私も沈没してしまった。
 神山の3日間の競争を見ていて死角が無いほどの仕上がりを見せていたが、東北勢の2段かけ作戦に破れた。 それを分断したのが、捲り山田ライン3番手の小橋で、グランプリ出場を賭けて勝負に出たのが勝因であろう。 高谷の出来も良かったが、伏見と同じ脚質で番手の競争が出来なかった。伏見が75期の意地を見せてくれた。 結果枠連は伏見−高谷の東北ライン車券で代換えとも思えない選手の車連になった。強く33バンクの予想の難しさを味わった。

小橋−高橋の車連(7-9)は53,830円、枠連(5-6)は6,710円で根性車券でした。



神山の頭鉄板だと読むが、神山−高橋は買いたいが買えぬ。

 先行車は関東の神山、中部の山田、北日本の高谷と伏見である。 マーク屋は関東で地元高橋、南関の東出、近畿の内林、中国の小橋。残る1車はゲリラ戦法は四国の児玉である。
 勝手に並びを考えた、神山−高橋−東出、伏見−高谷−児玉、山田−内林−小橋、脚見せを参考にして決めよう。 東北勢が同じ脚質で並ぶと思うが、短走路で番手の無い選手には願っても欲しい位置である。
 東北勢が逃げる逃げると山田が早めに巻き返すが神山の捲りで地元高橋がキッチリと流れ込む。つまらないつまらない。 「競輪に絶対は無い」と自負しているのである。此処は動ける児玉、内林の頭を考えている。 また東北勢のどちらかというと伏見の勝負強さにかけたい、75期で決勝に勝ち上がり太田、十文字と同期として頑張って貰いたい。 それに75期で伏見が特別競輪を真っ先に優勝したように75期からの初めての特別優勝もあるのではないだろうか。
 狙い目は、神山が早めに仕掛けた時のマーク地元高橋の交わし、児玉と内林の冴え渡る展開の読みで神山を2着に沈める。 そして75期伏見の優勝で全て神山のヒモ流しで遊んでみたい。

高橋−神山(9-1)、児玉−神山(3-1)、内林−神山(4-1)、伏見−神山(6-1)の4点で勝負する。



山口@富山さんの予想

 神山−高橋、山田−内林、伏見−小橋−児玉、高谷−東出の並びではないかと思います。 児玉は小橋の後ろを回るというのではなく。初手は先行する可能性の強いラインの3番手でしょう。 切替え多用で高谷がいきそうなら高谷の3番手伏見なら伏見の3番手。 先行は高谷が3割、伏見5割、山田、神山が1割ずつと言ったところでしょうか? 山田は神山より前で先捲くり、児玉は捲くりが来る前に先行の3番手から先捲くりでしょう。神山は最低でも6番手はありそうです。
   山田がうまくやって
      伏見−小橋−児玉、山田−内林、神山−高橋
      高谷−東出−児玉、山田−内林、神山−高橋
   下手すると
      伏見−小橋−児玉、神山−高橋、山田−内林
      高谷−東出−児玉、神山−高橋、山田−内林
   で4番手児玉の先行選手に対する嗅覚も大きく影響しそうです。
 初日から気になる選手がいます。高谷です。2日目もそうなんですが、ドームの走り方を知っている今回レースが見えている感じです。 2日目なんか、岡崎と馬渕の赤版前からの主導権争いに眺めながら、一番いい仕掛けどころで岡崎をたたき、タイヤ差2着。 今日は分かりませんが、きっと波乱が起こるとすればこいつしかいない。
 神山・山田も伏見の先行を警戒しているのでここはチャンスかと思います。 出切れば粘れる脚もあるし、ドームは先行が案外もつ(展開に助けられるケースが多い)そして後方がもつれれば高谷の初タイトル。
   高谷から勝負
      高谷−山田、高谷−児玉、高谷−内林、高谷−小橋、高谷−東出で勝負したい。オッズ次第では総流し。
   後、ラインを良く組むが組むとこない、けど、筋違いで高配当をたたき出す。
      山田=小橋は押さえる。
 また、耳鳴りがしそうです。神山−高橋で700円か、買えたなと・・・(去年も、神山−遠沢で700円台)



森永さんの予想

 今回はちょうど明日まで11日間の出張中。結果をHPで知るのみ。 なんか、神山がダントツに良さそうだ、ってのも映像を見てないので・・・ 吉岡だけじゃなく、密かに期待していた田中弘章や加倉も準決止り、九州人の私にとっちゃ寂しいっす。
 神山-高橋-東出、伏見-高谷-(児玉)、山田-内林-(小橋)
ふつ〜に考えれば神山=高橋で堅いだろうけど、配当的にはちょっと・・・ 伏見が逃げる、中団の取合い捲り合い、う〜やっぱ神山有利は変わらんな。 敢えて言うなら、前橋って333の割には直線が長いってことで、ラインの3番手からでも意外と伸びるということ。
 あとは〜、あ〜と〜は〜、 同志三浦&鈴木尚横浜の優勝で、nWo山田の奮起に期待か???
 結論 私の買い目は、児玉=小橋、児玉-内林、内林=小橋を薄めで遊ぶ程度。
でも、10倍切らなかったら高橋-神山1点勝負も面白いっす。