旅日記パート2

2002 9.19〜9.21

ローマ  
9月21日のルート:マッジョーレ大聖堂→(バス)ポポロ広場→ポポロ教会→(地下鉄)ヴァチカン博物館→サンピエトロ寺院→アウグストゥス帝の廟→コルソ教会→スペイン広場→(地下鉄)デラヴィットリア教会→サンカルロクアトロフォンターネ教会→サンタンドレアクイリナーレ教会→クイリナーレ広場→トレビの泉→アナスタシオ教会→サンイグナツィオ教会→フランチャージ教会→(バス)フォルトゥーナとヴェスタの神殿→トラステヴェレ→アリーパ教会→夕食→(バス)ヴェネツィア広場→カンピトリーノ広場→カエサルのフォロ→トライアーノ、アウグストゥスのフォロ→ホテル
 

古代ローマ

教会
バチカン
広場


 【ヴァチカンへ】
 今日の午前中のメインイヴェントはヴァチカン博物館だ。しかし、ここで私の貧乏根性がむくむく。
 行きたい教会をむりやり入れるとしたらこの日の朝しかない。と言う事で7時過ぎにホテルを出て早朝教会めぐりをすることに。最初の行き先はホテルから歩いて5分としないところにあるマッジョーレ教会。その後ポポロ教会へと向かう。
 少し歩いたバス停からポポロ広場まで小型電気バスが走っているはずなのでそれに乗っていこう。
・・・・・バスが来ない。
バス停で確認すると「運行時間8時より」と無情にも書かれている。
ガーン!
まだ7時30分過ぎである。またも読みがはずれる。あんなに下調べしたつもりなのに???
しょうがないのでとにかく歩く事にする。こうして私達はクィリナーレ宮殿の下を走る地下道路をもてくてく歩くはめとなる。(クィリナーレ宮殿とは現大統領官邸である)

 ポポロ教会もふたご教会も無事に見て、ようやく8時30分ころヴァチカンに辿り着く。
ごえ〜
やはりすごい人だ。写真を見てほしい。この城壁がヴァチカンの国境だ。この行列のずっと先を左に折れて更に行列は続いている。入れたのは9時40分であった。

 

 【もう限界である。でもがんばる】
 私はイタリアに来て風邪を引いた。最終日とうとう限界となる。
 サンピエトロ寺院に入った直後から熱と体のふしぶしの痛みが全身にまわり、歩くのがやっとの状態になる。
 手足はぶるぶる震えが止まらず、鼻水は滝のように流れるままだ。目ははれて半目。足取りも千鳥足のその姿はよぼよぼのお婆さんのようである。ああ、私はカトリック教徒ではないがここで死んでしまうかも。
 世界最大の教会。何もかもが巨大。ああ、すばらしい装飾。ピエタ、見た。聖ペテロの足に触った。はい、次、次、と朦朧とし ながら進み地下遺跡(墓地?)に入り込み出口から外に出てしまったらもう戻る気力はなくなっていた。
 上のルートを見てほしい。その後薬を飲んで復活した私はその後も歩き続ける。人間てしぶといのである。執念とは恐いものだ。結局ホテルに戻ったのは夜9時は過ぎていた。(おいおい)

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