旅日記パート1

2002 9.19〜9.21

ローマ
 ローマは不思議な街である。
 色々な時代の痕跡を一つの場所でこんなに見られる場所は他にないのではないか?
 例えば何段にも重なったケーキをところどころつまみ食いをし、穴があいて下のスポンジがはっきり見えてしまっている感じ。そしてそのてっぺんにはバロックが美しくデコレーションされている。
 ローマは1日にしてならず。
 ・・・納得。

 【目的が違うからたいへ〜ん】
 妹は古代ローマ好き。私は中世以降の建築大好き。こんな二人だから計画はもう大変。
 結局少しづつ妥協して可能な限り詰め込んでローマへと乗り込んだ。
 フィレンツェ11時30分発のESに乗る。約1時間半でローマに着く。ほぉこれが有名なテルミニ駅か〜、などど感傷にひたってもいられない。今日はぎゅうぎゅうに予定がつまっているのだ。足早に駅を抜ける。

古代ローマ

教会
バチカン
広場
 
9月19日のルート
14時半すぎホテル出発→フォロロマーノ→パラティーノの丘→フォロロマーノ→カピトリーノの丘→アラコエリ教会→フォロロマーノ→コロッセオ→サンクレメンテ教会→(バス)ミネルヴァ教会→パンテオン→ナヴォーナ広場→夕食→ホテル 
 

 【フォロロマーノをうろうろ】
 ホテルはフォロロマーノに歩いていける距離のところを選んだ。カヴール通りをまっすぐ歩いて20分くらいだろうか?ちょろいと思ったのがまずかった。
 入り口がみつからん!!
 あっちうろうろ、こっちうろうろ、ええ〜いい、どうして中に入れない!人が入っていったのでこっちか!と中に入ると教会だ、違う。何故だ?誰も入り口が見つからないなんて言ってなかった。
 実は私達が目指していた入り口は閉鎖されていたのだった。
 とほほ、しょうがないのでもう一方のコロッセオ方面の入り口に向かう。この間なんと40分。このロスがのちのちひびくのだ。

 フォロロマーノは無料だがその上にあるパラティーノの丘は有料である。お金を払って丘を登っていく。妹はパラティーノから見下ろすフォロをそれは楽しみにしていた。
 そしてまた柵が。
 ・・・閉鎖されている。うぎゃ〜(妹の心の声)
 古い街はいつもどこか修復中だ。しかたない。ましてや遺跡だ。どこが閉鎖されていても文句もいえない。そしてしだいにいらだち無口になる私。ああ時間がない。そして広い。

 そして上から眺めるためにフォロロマーノをつっきってカピトリーノの丘へと登る。
ここはミケランジェロが設計した、カンピドーリオ広場がある。幾何学模様が実に美しい。そしてまたフォロロマーノをつっきって、コロッセオへ。もうどうにでもなれ。
 はぁはぁ。

 【読みを間違える】
 コロッセオを見た私達は今度はサンクレメンテ教会へと急ぐ。コロッセオからは地図でみたら5分だった。(実際は15分?)時間は6時、ああ、なんとかまにあった。ここの目当ては地下である。さて下に いくにはどこだろう・・・・?と、横で扉が静かにしまった。
 おや?まさか・・・?
 そう、私が時間を間違えていて6時が終了だったのだ。ぼんやりと扉が閉められるを見ていたなんて、ショック。


 【そしてバスに乗る】
 もう時間がない!ということで、バスに乗る事にした。バスのチケットを売っているタバッキを探す。
 タバッキは地下鉄コロッセオの駅の改札の横ににあった。網の目のように路線バスが沢山走っていて初めてではかなり不安だった。行き先はパンテオン、何度かバスを見過ごしてようやく意をけっして乗り込む。バス路線図は友人のお土産でもらっていたのでそれが役に立った。バスはスリが多いと聞いていたのでちょっと緊張しながら乗る。乗ったらすぐチケットに刻印する。
 しかし、刻印機がこわれてる〜。ちっとも刻印されない。いいのか〜それで〜、ローマよ。
 ちなみに次からは乗ったバスではちゃんと刻印出来た。

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旅日記パート2つづく

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