新庄・最上ってどこ?
山形県内陸部の一番北、秋田と宮城、岩手の県境あたりにあります。
中心に新庄市があり、それを取り囲む七つの町村を最上郡といいます。
積雪が多く春がおそい、梅雨が長いかと思えば夏はクソ暑い(失礼)。そして秋の訪れがはやく、冬は寒いといった気候変化の激しい土地柄。
農業は稲作中心で、フルーツ王国・山形において、唯一フルーツ不毛の地。その代わり山菜やキノコ類、川魚など季節の恵みが豊富。
こんなところです。
新庄・最上で作られているお米
・あきたこまち
お隣秋田県生まれ。コシヒカリの子供で、粘りが強くコシヒカリによく似た食味特性。
新庄・最上は秋田県のすぐ南でバリバリ栽培適地。作付け面積もはえぬきに次いで二番目に多い。
多肥栽培や出穂後の高温などで品質が低下しやすく、肥沃な土壌を好むので、作る田んぼや作り方、その年の気候で食味もずいぶん変わってくる。そういった意味では店頭で買うより産直で手に入れた方がよいかも。
うちの田んぼは火山灰土壌なので、このお米をおいしく作るにはまったく気が抜けない。
・はえぬき
山形県の「ユメのコメ」として登場した新品種。日本穀物検定協会の食味ランキングで10年以上連続「特A」に輝いたおいしいお米。
当初、新庄・最上は栽培に適さないといわれたが、現在はあきたこまちを抜き一番栽培面積が多い。うちでも数年前、何も考えずに教科書通り栽培してみたら、そこそこ収量が獲れ、食味も大変良かったのでビックリ。たぶんどこで買っても当たりはずれがないのでは。(ブレンドされてなきゃね)
ただこの品種、肥料をガバガバ食うので有機栽培するのは大変かな?
・どまんなか
はえぬきと一緒にデビューした期待の品種だったが、平成5年の大冷害に遭遇。イモチ病が大発生した上に穂に実が入らなかった。というわけで、食味はいいけど作り手からは見放されつつあり、作付けが激減している。
・ひとめぼれ
お隣宮城県でササニシキに代わるお米として作られた品種。
新庄・最上でも最近作付けがふえてきている。
コシヒカリ系で粘りが強く、冷めてもおいしいという話。まだ作ったことも食べたこともないのでよくわからん。今年作ってみます。
→で、作ってみました。確かに粘りは強め、でもあきたこまちほどではなく、ほんの少しあっさりした面もあり、ちょっといい風味があります。さすがササニシキのふるさとで作られたお米って感じ。
・ササニシキ
味の良さでコシヒカリと肩を並べる人気品種だったが、病気や冷害に弱く、夏に高温がつづくと品質が低下しやすい、肥料にも敏感で倒れやすいという、とても作るのが難しい品種で、産地やその年の気候によって品質にむらがあり評価を落としてしまった。購入先を吟味して買うべし。
味はあっさりしていて、粘りの強いコシヒカリ系の品種とはまた違った味わい。出来のいい年のササニシキは香り、風味が抜群!!
・はなの舞
千葉などで早場米用に栽培されるが、元々は山形の中山間地用に作られた品種。
コシヒカリ系で食味はいいが、価格が下がったうえ、多収しにくいため、作付け面積が減ってきている。ただ当地で栽培した場合、あきたこまちよりも食味値が高く、病気や冷害に強いので、有機栽培向けの品種としての可能性を秘めているのではないだろうか。
・コシヒカリ
いわずとしれた現在人気ナンバー1のお米。
機械植えに向き、栽培適地が広く、品質が安定しているので、どこで作ってもそこそこいい物ができる。
新庄・最上でもささやかながら作られているが、気候的にはほぼ北限で、天気の悪い年は実が入らないといったうわさも聞く。地球温暖化が進めば新潟よりいい物ができたりして。
・さわのはな
昭和35年に新庄・最上のすぐ南、尾花沢で作られた品種。
昔は県内全域で作られていたが、乳白米が出やすく、多肥栽培に向かず、また知名度の低さなどからササニシキにとって代わられ、幻の米となった。
しかし、非常に食味がよく、冷えたごはんの粘りは特に優れ、他の米の味が落ちる夏場でも味が落ちないということで、農家の飯米用として細々と作られていた。
最近一部で復活させようという動きがある。
http://www.denkinojo.com/