長袖がお似合い

 あー、みなさんこんにちは。お昼のニュースです。ってな感じになってきましたね、私にとっては。毎日の日課。…いい迷惑?あははは。(*^_^*)

 さてさて。ただ今礼文島におります。
 12日は、メールを送った直後に船に乗った。

 北海道は、アイヌ語に漢字を当てはめた、変わった地名の多いところです。礼文島もまた然り。
 礼文のフェリーターミナルは「香深(かふか)」という所にあります。…なかなかかっこいいでしょ?そもそも、島の名前がかっこいいじゃないですか。「礼文(れぶん)」ですよ。

 しかし、「利尻(りしり)」は、いただけませんねぇ。なんだって「」なんて付けなきゃいけないんだろう…。いつもそう思う。

 まぁ、何はともあれ、香深にPM5:00過ぎについて、それから、キャンプ場巡り。


 礼文には、2カ所のキャンプ場があります。
 「香深井」と「船泊(ふなどまり)」。…今回は、リニューアルされたばかりの「船泊」の方にビバーク。
 このキャンプ場は、久種湖(くしゅこ)という湖の湖畔にある。

 荷下ろししていて、ふと、気がついた。
 …さ、寒い…。
 それもそのはず。外気温は19℃!ようやく長袖の出番になりました。…何か、少し嬉しい。

 どうやら、北海道本土とは、また少し気候帯が違うらしい。
 この島には、高山植物(しかも、その殆どが固有種)しか生えていないんですねぇぇ。
 う〜ん。涼しくっていいなぁ。(^-^)


 ともあれ、野営準備が終わってから、お風呂。

 この島には、温泉がない。仕方なく、島に2軒しかないお風呂屋さんのうちの1つに行く。

 360円と、まぁまぁそれなりのお金を取るわりに、男湯からは覗かれ放題(昔ながらの番台方式なのだ)だし、シャンプーとか石鹸もない、湯船には垢がごまんと浮いている。しかも、女将は不愛想、と、きたもんだ。

 船泊湯(…と、いうのがその銭湯の名前だ。安直である)には、毎度お世話になってるけど、ほんと参っちゃうよなぁ…(-_-;)。

 お風呂上がってから、夕御飯。


 本日は野炊きではなく、ごはん屋さんでのごはん。
 香深港の近くの「ちどり」という炭火焼きのお店まで(船泊から15キロくらい。車で20分)行く。

 この島には、まともなものを食べさせてくれる所は、2軒しかない。1つは、この「ちどり」。もうひとつは「武ちゃん寿司」だ。
 武ちゃん寿司のことは、またいずれ…。

 ちどりの名物は「ちゃんちゃん焼き」。
 これは、生のほっけを開いて上にネギみそを置き、炭火で焼いた物。

 この味噌が美味しい。この店の特製の物と思われるのですが、調味料など入っていて、なかなかなめらか。隠し味は、ぴりっと利かせた一味という代物である。
 これに、刻みネギが散らしてあるんだな。


 ところで、生(干したり、ぬか漬けになっていない物、という意味で)のほっけを食べたことがありますか?
 私も、礼文に来るようになって初めて食べたのですが、こぉぉぉれは美味しいですよぉっ!

 東京の居酒屋とか魚屋で売っているのは、みんな油焼けした、まずい物なんだなぁ、と、身をもって感じることが出来ます。

 とにかく、新鮮なほっけのちゃんちゃん焼きが、私たちにとっての「礼文の味」なわけです。美味しいっ。(^_-)

 あとは、歯ぁ磨いて寝ました。
 面白いことはなかったと思う。

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☆ 第2部地図
  1 長袖がお似合い   2 牛乳鍋      3 愛とロマン
  4 カルチョな武ちゃん 5 新!北限の温泉  6 予定変更

  ※ 礼文島詳細地図