新!北限の温泉

 この度は、やたら揺れる。酔い止めを飲んでおいてよかったな、と心底思うかづよであった。
 40〜50分ぐらいで、利尻に着いた。これ以上長かったら、……(-_-;)。

 着いてすぐ、お風呂とビバークするところの確認。

 …なんと!記録更新です。「北海道の渓流釣り」(山谷 正著、(株)千早書房、平成2年初版)によると、稚内が温泉の北限となっていたのですが、平成10年5月に利尻島に温泉施設が出来、記録は破られたのでした。

 しばらくのお風呂屋を確保。


 でも、ここからが、大変。

 利尻のキャンプ場って、えらい辺鄙なところか、虫が多くて、外に出たらえらい目に遭う(すごく虫の少なかった礼文でさえ、私はアブに4カ所も刺されてしまったのだ!)様な所にしかない。
 したがって、正規のキャンプ場ではない、パーキングスペースと、トイレがある高台(津波が来ても大丈夫そうな所)で、ビバークすることになる。

 今回は、そういうところを見つけて何とか一安心。前回来たときは、そういうところが見つからなくて、役所の駐車場で一夜を明かしたのだ。


 一安心したところで、ノブは早速釣りに出掛けた。

 夏休みということもあり、先行者がどこにでもいて、思ったように釣りが出来なくて、イライラなさってるご様子。結局、今日は1匹も釣れませんでした。

 元々、利尻は水無川(地図上は川として表記されているが、普段は地下に水が流れている。大水の時だけ地表にも水が流れる。)が多く、釣りが出来そうな川を見つけるので一苦労なのだ。

 そういったわけで、晩ご飯はものすごいささやかなものでした。…あ、そういえば、2品、リッチなものがあった!

 礼文を出るときに、野崎水産で、生ウニ(100g位の)と瓶詰めのウニ(一塩してある)を買ったんです。
 朝の残りの岩魚ごはんとウニ!それと、豆腐、牛乳、野菜ジュース(笑)。
 …なんて取り合わせなんだろ。

 それらを、もそもそと食べてから「利尻富士温泉」に入る。
 温泉入って、寝床まで帰って寝た…。


 こんにちは。
 本日は、利尻富士温泉内から電源供給を受けながらお送りいたします。
 …つまり、電力泥棒(笑)。

 全国の温泉ファンのみなさん!…ここの温泉はなかなかいいですよ。こじんまりしていて。最北端の湯として申し分ない。

 まず第1に新しくて、綺麗!!今んとここまめに掃除しているし。
 第2に、お風呂が4つに、サウナもあるということ。
 それから、露天風呂(打たせ湯付き)が1つと、室内にちょっと熱めのお風呂と、泡風呂、水風呂、サウナがある。

 洗い場には、独自のボディーソープ(白樺エキス配合らしい)とリンス・イン・シャンプー(利尻昆布エキス配合らしい)が鎮座ましましている。

 泉質は、低張性弱アルカリ性温泉。重曹を含んだちょっとしょっぱい温泉だと思って下さい。飲用可。…飲んでみたけど、何だかどぶ臭くて、まずい。身体に良いのかも知れないけど、あまりお勧めできない(笑)。

 …そんなに広くないけど、これだけの施設(無料休憩所、ちょっとした食事処もある)が付いていて、400円って、良心的な値段だと思う。コストパフォーマンスは◎ですね。
 その中で、私のお薦めは何といっても露天風呂。
 外気温が20℃強なので、顔がひんやり、身体ほかほか。気持ちいいです。

 …で、今日はノブが釣りに行っている間、この温泉でのんびりしているわけです…。

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☆ 第2部地図
  1 長袖がお似合い   2 牛乳鍋      3 愛とロマン
  4 カルチョな武ちゃん 5 新!北限の温泉  6 予定変更