【生活習慣病】
生活習慣病とは、 日常の食事や生活様式に起因するメタボリック(肥満)症候群を代表とする病気です。 肥満に高血圧や高脂血症、 糖尿病が合併し、 日本人の3大疾病である脳卒中や心臓病を誘発します。 生活習慣病自体は症状が無く、そのまま年を経れば動脈硬化が進行し、ある日突然に脳梗塞等を発症し、 最悪の場合はそれにより命を落としたり、重度な後遺症を残すこととなります。もし、健康診断等で生活習慣病を指摘された場合は、 将来起こり得る脳疾患や心疾患の予防をしなければなりません。
☆当院では、脳卒中予防の観点から、生活習慣病(高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満)も治療します。
(1)高血圧症
高血圧とは、血圧が高い(150/90 mmHg)状態が続くことですが、自覚症状が無いのが問題です。 長年に渡り高血圧が続くと脳や心臓の血管に負荷をかけることにより動脈硬化を誘発、最終的に循環障害を来します。
(原因)
生活習慣病と遺伝的体質による
(治療)
①生活習慣の改善(運動、禁煙、減塩、ストレス回避)が大事
②薬物療法(降圧剤、漢方薬)(生活習慣の見直しで血圧が下がらない場合)
(2)高脂血症
血液中のコレステロール(特にLDLコレステロール)、中性脂肪が過剰な状態です。 高血圧と同様に自覚症状はありませんが、動脈硬化を誘発します。
(原因)
生活習慣病と遺伝的体質による代謝異常
(治療)
①生活習慣の改善(運動、食事改善など)
②薬物療法(生活習慣の見直しで改善しない場合)
(3)糖尿病
血液中のグルコースが高い状態です。 高血圧・高脂血症同様に動脈硬化を誘発しますが、前記の2疾患つよりも全身血管に及ぼす影響が強く、 目や腎臓の血管障害も来しやすい疾患です。
(原因)
生活習慣病と遺伝的体質による代謝異常
(治療)
①生活習慣の改善(運動、食事改善など)
②薬物療法(厳重な管理が必要です)(生活習慣の見直しで改善しない場合)