シドニーの宿選びはなかなか楽しいものがあります。個性的なホテルが一杯あるし、値段もみんなリーズナブル。無理なく良い宿に泊まることが出来ます。

　前に来たときはホリデイインパークスウィーツだったのですが、今回はもう少し幅広に検討した結果、やっぱりアパートメント形式が楽しいしゆったり出来るし、やはりいいのです。アパートメント形式の最高峰はＡＮＡホテルとリージェントホテルの間に位置するキーウェストなのですが、どう探しても３万円前後するし、ハーバービューは４万近い値段だし、でもよくロケーションを見ると、高層階に行かないとリージェントが邪魔して多分オペラハウスは見えないのではないか、そういうところは常連が押さえているのではないか、ということで見送り、ここダーリングハーバーのグランドメルキュールアパートメンツにしました。利用したエージェントは、久しぶりのasia-hotelsでして、相変わらず安く提供してくれます。
　予約方法は以前と同じ、メールで予約して、カード番号をファックスで香港に送るというシステムでした。（既に懐かしい）

　で、ここはモノレールの駅（ハーバーサイド）からデッキで渡ると直接ホテルに入れるというロケーションでして、まあ申し分ありません。広さ、設備も文句なしです。でも基本的にホテルではありませんからホテルのサービスを期待されると当てが外れます。ポーターがいるはずもない、コンセルジュも同じ。ルームサービスもない（でも外部のデリバリーサービスが受けられます）レストランも地下に入っている高級先端日本料理店「Yoshii」は、単なるテナントで、アパートとは直接の関係はない・・・
　そういうことを分かって利用すれば、実に快適なアパートメント暮らしが出来ます。

　なおセキュリティもなかなかしっかりしていた。キーと一緒にカードも渡してくれたのですが、そのカードをエレベーターのセンサー部にかざしてフロアボタンを押さないとその階に止まってくれない仕組みなのです。（ＩＣチップが入っているようにも見えませんでしたが）（この方法はモノレール駅からの入り口を入る時も同じでした。）まあ、エグゼクティブフロアの方式だしセキュリティ上はとても安心なのですが、今回のようにグループで行くとなかなか大変。要は別の階の人の部屋に行こうとすると、連絡を取り合ってロビーフロアで待ち合わせるとか、エレベーターホールでボタンを押してもらうとかしないといけません。チェックインの時、スタッフが誰と誰を同じフロアにする？としつこく聞いてきた意味がその時分かった次第です。